2015年6月26日金曜日

Morris SS-101Ⅲ

ソロギターをはじめたきっかけが、南澤大介さんの「君をのせて」だったこともあって
氏と関連の深いモーリスギターには、強い関心がありました
というよりむしろ「ソロギター=モーリスSシリーズ」と思い込んでいたのでしょう
いつかは欲しいと思っていたギターです

そんなおり、youtubeで押尾コータローの「君がくれた時間」のカバー演奏にいたく感動し
コメントで機種をおたずねしたら「Morris S-101」だと返答があり
これをきっかけに猛烈に欲しくなってしまったというわけです


ボディスタイル: オーケストラ
カッタウェイ形状: ベネチアン
表甲: スプルース単板 表甲ブレイシング スキャロップドXX(HT)
裏甲/側板: ローズウッド単板ラウンドバック/ローズウッド単板 裏甲ブレイシング X
指板: エボニー
指板幅(ナット部): 44.0mm
ネック材: マホガニー
ヘッドインレイ: Bird
ペグ: GOTOH/SG381-B20CR
ポジションマーク: 12Fワンポント(リンドウ)
弦長: 652mm
出荷時標準弦: GHS/LJ-30L
ナット材: TUSQ
サドル材: TUSQ
フォークピン: TUSQ
ブリッジ: エボニー
搭載ピックアップシステム: B.BAND/A-1M&UST-29R
フィニッシュ/カラー: グロス/NAT

上記仕様のとおり、オリジナルはアンダーサドルのPUが付いているのですが、
アンダーサドルは、素子の劣化に伴いハムノイズが出ることが多く
実際、購入のきっかけになったyoutubeのカバー演奏でも、激しいハムノイズが出ていました
たまたまオークションで見かけたこの個体は、PUがアンセムSLに換装されており
SではなくSSだったということにやや抵抗感はありましたが
そのせいか価格も安く「これ幸い」とばかりに購入に至ったのでした

S-101に比べるとSS-101はひとまわり小さいわけですが、とにかくよく鳴ります
フィンガーピッカー用ということでやや広い指板ですが
薄いネックのおかげで握りやすく、弾きやすい
たまたまいろんな条件が重なってSSになったのですが、おそらく幸運だったと思います
小振りなボディも右腕の疲労度がグッと少なくなる気がします
ミーハーな私ですから
きっとこういう事情がなければSSではなくSをひたすら追いかけていた気もします

アンセムSLも期待通りの音を出してくれました、極めて生音チックな出力です
ただマイクのブレンド量の調整がなかなかに難しく
好みの音にするには結構試行錯誤が必要です
基本的にピエゾが低音部、マイクが高音部を受け持っているPUですので
マイクをブレンドしすぎるとキンキンして耳障り、少なすぎるとこもった感じの音になります
この調整がダイヤルとかじゃなく、極小のプラスねじなものですから
どっちに回せばどうなるのかもよくわからず
そのうちボディーの中にドライバを落っことしたりと、苦労しました
あげくに「よっしゃーー!」と思ってたら、途中にEQを組んでいてがっくり・・・とか(笑)
音はともかく、いろいろやらかしてくれたPUでした

サンプル音源です
前半が生音、後半はライン音(リバーブ付加)になります




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