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2015年8月25日火曜日

Taylor 814CE

2014年の春頃、年度末の繁忙期を乗り切った喜びで、ついつい買ってしまったギターです
「ついつい」とは言っても、テイラーにはとても興味がありました
動画サイトでハズレの音が少なかったのもあるし、
エクスプレッションシステムに機材フェチ魂が揺さぶられたというのもありました
某氏が作業服姿でyoutubeにアップされていたいくつかの動画にも多いに刺激されました
(その後、ギターではなくやっぱり演奏技術なんだと思い知ることになるのですが・・)

とにかく、私の目にはこのギターは「カッコイイいい!」と映っていました


Shape Grand Auditorium
Back/Side Wood Indian Rosewood
Scale length 25-1/2"
Top Wood Sitka Spruce
Body Length 20"
Electronics Expression System®
Body Width 16"
Cutaway Venetian
Body Depth 4 5/8"
Nut & Saddle Tusq
Neck Width 1-3/4"
Neck/Heel Tropical Mahogany
Bracing CV Bracing with Relief Rout
Fretboard Wood Ebony
Fretboard Inlay 800 Series
Headstock Overlay Indian Rosewood
Binding Curly Maple
Bridge Inlay None
Bridge Pins Ebony with Abalone Dots
Tuners Taylor Gold
Truss Rod Cover Indian Rosewood
Back/Side Finish Gloss
Top Finish Gloss
Neck Finish Satin
Pickguard Tortoise
Case Taylor Deluxe Hardshell Brown
Number of Frets 20
Back Config 2-piece No Wedge
Buttons Gold
Fretboard Binding Curly Maple
Heel Cap Binding Curly Maple
Heel length 3-1/2"

【音とか】
まず生音に関して一言で言えば「隙のないオールマイティなギター」です
そこそこ鳴って、音量も音のきらびやかさもありますし、深いサスティンも感じられます
ストロークでもまとまりのあるきれいな音を出します
もう本当に優等生なギター、オールマイティ、隙無し!、そんな形容がよく似合うギターです
国産車にたとえればトヨタでしょうか(笑)
私の思う「良い音のギター」の上位には十分入る実力は持っていると感じられますし、
弾き語りからインストまで何でもそつなくこなしてしまうように思います
ただ、その分、少々おもしろみにかけると感じる方もいらっしゃるかもしれません

ジャンルを選ばず幅広く使えるギターを探している人か、
はじめてか2台目くらいのギターを買う人で「ちょっと良いギターが欲しい」と思っている人、
そしてもちろんテイラーファンの人にはお勧めなギターです

ライン音もとても優秀です
テイラー独自のエクスプレッションシステムは、マグネットとコンタクトのミックスのシステムです
ミックスバランスの調整はできません、3つあるつまみは、ハイ、ロー、ボリュームです
しかしながら、これは想像ですが、
このシステム、ロー側を主にマグネット、ハイ側を主にコンタクトで拾っていて、
たとえば「ローを上げる」と電気的なイコライジングだけではなくて、
マグネットのウェイトを大きくしてロー側を出しているような気がします
音の変化がイコライジングだけではないように思うのです
ミックスバランスの調整はできないといっても、本当によいバランスの音で鳴ってくれますし、
マグネットの太い音のおかげかエフェクタのノリも良いです
生音感も十分にまとった秀逸なライン音を吐き出します
ちなみにこのエクスプレッションシステム
去年から500番以上のシリーズでエクスプレッションシステム2に変更になりました

【ヘッド】
ヘッドはおなじみテイラーシェイプでシンプルなインレイです
つや消し塗装の雰囲気と相まってちょっとさりげなさ過ぎ?と感じる人もいるかも・・
でも自分はこういうのもぜんぜんアリです
チューナーは、グローバータイプで、メカメカしいのが好きな僕にはちょっと物足りない(笑)
しかし品の良いゴールドで美しい仕上がりです

【指板】
エボニーの指板は、中古ながらまだまだきれい、フレットの摩耗もほとんどありません。
独特なポジションインレイが800シリーズの特徴ですが
とても美しく、ギター全体の「ルックスレベル」を大幅に引き上げてくれています


【トップ・サイド・バック】
トップのシトカは、素晴らしい。目も詰んでいますし直角方向の縞模様もきれいにでています。
このギターのもっとも豪華に見えるところがサウンドホール周りのインレイです
ちょっと太めのインレイがとてもきれいです。
サイド・バックは、インディアンローズです


【テイラーの電池問題】
テイラーは、駆動のために9v電池を使います(006P)
この電池は一応規格化されてるのですが、テイラーは「デュラセル」を使うように指定しています
これは、デュラセルが通常の006P電池より、長辺で1mm程度短く、
国内流通の006P電池の多くが、「テイラーの電池ボックスに入らない!」というのが理由です。
ふむ、確かに入りません・・・
入らないのに、このギターを売ってくれた店は、国産の006P電池を無理矢理突っ込んでいて(怒)
この電池がどうしても取り出せない
あげくにトンカチでたたき出して取り出しました。

代わりに入れたのは充電式の006P電池
デュラセルって結構高額なので、最初から選択肢にはありませんでした
充電式を選んだのは、外側がプラスチックでできていて「削れる」というのが理由です
結局ヤスリでおしりを1mm弱削って無事に電池ボックスに収まりました(笑)


【サンプル音源】
去年の録音なんですが、いつもサンプルで弾いているWATER IS WIDEの
フルバージョンが見つかったので、これを今回の音源とさせてもらいました
残念ながら、生音は入っていません








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