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2016年9月29日木曜日

「歌ってみた」作りかた4(オーディオIFを使う)

いつまでやるねん!(怒)

お怒りごもっともでございます・・・・、しかし「毒をくらわば皿まで」とも申します
可能な限り安価に、そして伴奏と歌の別録りをパソコンでやりたいということで

 ・USBマイクを使う(遅延の問題あり)
 ・USBミキサーを使う(遅延無し)
 ・パソコンのLINE INを使う(遅延の問題あり)

の3回にわたってお送りしてきましたが、ここまで来て「オーディオIF」をやらないと
もう未消化感が半端ないのであります(^_^;)
正真正銘の最終回ですので、おつきあいいただければ幸甚でございます

今回は先に結論書きますが

  伴奏と歌を別録りしてPC上でミックスダウンするなら、今回が最も「まっとうな方法」です


【①オーディオインターフェイスとは】

以下の2つが可能な機器で、パソコンと外部機器や楽器との橋渡しをしてくれます
 ・マイク、ギター、外部機器(レコーダー等)の音をパソコンに渡す
    =アナログ/デジタル変換
 ・パソコンの音を外部機器(スピーカーやアンプなど)に渡す
    =デジタル/アナログ変換
こうした基本機能に加え、伴奏と歌を別録りで、オーディオIFを使う最も大きなメリットは
「遅延のないモニター音を聞きながら録音が可能」と言うことです

しかし、この商品というのは本当に種類が多く、入出力の仕様や音質なども様々です


最低限の条件としては
 ・マイク入力が可能(できれば48vのファンタム電源付き)
 ・ギター入力が可能(できればHi-zにも対応)
 ・USB接続
 ・モニター用のヘッドフォン端子がある
ということですが、あとはデザインや音質や操作性、そして価格などを
商品説明やレビューを参考に自分で調べて決めるしかありません

ですが、本当に最低限でということなら、こんな商品でかまわない気がします
2inなのでギター&マイクの同時録音も可能ということです


   ※)BEHRINGER UM2の使用可否については、以下の記事をご参照ください
     全くダメと言うこともないですけど、かなり微妙な感じです
      「オーディオIF BEHRINGER UM2は使える?」

 
【②録音手順】

手順的には、これまでの記事と同じです(ただし、細かな操作は商品固有の仕様に準じます)

 1.オーディオIFをパソコンにUSB接続
 2.必要があればドライバーをインストール
 3.Audacityの起動
 4.録音デバイス、再生デバイスともオーディオIFをターゲットとする
 5.ヘッドフォンでモニターしつつ録音開始
    ※)このときヘッドフォンはオーディオIFにさしてね~(ここちょっと重要)


【③事務所にあるもので試してみた】

TASCAM US-100
 
ドライバー不要という不思議な仕様のおかげで、
2009.10の発売から7年経過するのにWINDOWS10でも問題なく作動します
もちろん遅延のないモニターも可能で、問題なく使えました
残念なのはファンタム電源の供給がないことで、
コンデンサーマイクを使うには別途ファンタム電源供給装置が必要になります
ダイナミックマイクは問題なく使用可能です
また、マイク、LINE、ギター(Hi-zもOK)の3種類の入力が可能ですが
ギターを入力すると他の入力はつかえなくなるため、
「ギターと歌の別録り」は可能ですが「ギターとマイクの同時録音」はできません


SHURE SM58-X2u

ボーカルマイクのド定番SM58とオーディオインターフェイスX2uのセット販売ですが
サクラ山楽器で15800円とえらく安くなっていたので、ついついポチってしまいました

X2uというのは、どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIFです
                  ※)XLR(キャノン)端子のマイクのみです
基本的にはマイクにしか対応しないということで以下の制限があります
 ・「ギターとマイクの同時録音」はできません
 ・ギター録音はマイク録りのみ可能です
もちろん、以下の画像のヘッドフォン端子を利用すれば遅延無しにモニターすることが可能です



音はそこそこ良い(16bit/48kHz)と感じますし、コンデンサーマイクなどにも使えて便利なんですが
単品で買うと1万円超というかなりなお値段です
それだけ出すならもっと多機能なオーディオインターフェイスが買えてしまうことを考えると
この商品の存在意義というのはどこにあるのだろうと考えてしまいます(^_^;)

それと、コンデンサーマイクの場合は大丈夫ですが
SM58のようなダイナミックマイクだとやや音量が不足すると感じることがあります
ゲインや録音レベル最大でも小さいと感じるときは、
「マイクに口を近づける」しか方法がないかもしれません

以下音源は、いつもの激安コンデンサーマイクBM-800を接続してギターと歌を別録りし、
Audacityでミックスしたもので、歌の方にだけリバーブをかけています
マイクの特性もあるかもしれませんが、
十分な密度感と、もやもやしないすっきり感があって、自分としては好きな部類の音です


「歌ってみた」作りかた(USBマイクを使う)
と何が違うんだべ?・・と思われた方もいらっしゃると思います
確かにこの商品は「どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIF」ですが
ヘッドフォン端子がついていて遅延無しのモニターが可能な点が決定的に異なります





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2016年9月28日水曜日

「歌ってみた」作りかた3(LINE INを使う)

もう、ひつこいわ!

ごもっともでございます・・・・、でもね
「USBとか使わんでも、パソコンにも入力端子があるんじゃない?」
と、きわめて素朴なことを言う人がおるので、敢えての3回目です


【①パソコンの入力端子】

このブログもWINやMACのパソコンで見に来られる方は約4割しかおらず
パソコンの背面にオーディオI/O用の端子があるでしょといっても通じるか不安になりますが(笑)
デスクトップPCの背面には普通こんな端子(もしくは下3つのみ)があると思います


このうちの水色の端子(右下)がLINE IN端子です
ただし、ノートパソコンの場合はこの水色端子がない場合が多いので
その場合は今日の記事はあまりお役に立てません


【②LINE INを使った音声入力】

3.5mmのステレオミニジャックでアナログ音声を出力できる機器があるなら録音可能です
例えば、いろんな音響機器のヘッドホン端子からの出力をPCで録音する等です
ギターの弾き語り録音の場合であれば
「ギター入力もマイク入力も可能なアンプを持ってる」のであれば、この方法が可能となります


【③Audacityの設定】

録音デバイスを適切に設定するだけですが、
これは個々の環境によって選ぶべきデバイスの名前が異なります
画像のように、私のPCだと「ライン入力(Realtek High Definition)」となりますが
皆さんの環境では異なる場合もあるかと思います
「ライン入力(○○○○○○○○○)」の○○部分に「USB」とかが入ってないものの中から
適切なものを選んでください(^_^;)



【④アンプの設定】

実験に使ってみたのは、先日紹介した「VOX MINI5 RM」ですので
それで簡単に説明すると下図のとおりです




【⑤録音及び遅延の問題】

これはUSBマイク編でお話しした内容と全く同じです
歌入れ時の「歌声モニター遅延問題」もUSBマイク同様発生しますので、回避のためには
 ・ギター伴奏を聴きながら歌入れするときに歌のモニター音を出力しない
ことくらいしか無いです

でも伴奏と歌の別録りではなく、
ごく普通の弾き語りを録音(歌と伴奏の同時録音)したいのであれば十分使える
と思います
特に高音質ってわけでもないですが、十分使えそうな音で録音することは可能です





あ~~つかれた、こんな真剣にPC録音のことを考えたのは何年ぶりだろ
 
あ、それと、ワタクシ決してヒマではありませんのであしからず(笑)




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2016年9月27日火曜日

「歌ってみた」作りかた2(Behringer ZENYX 302USB)

前回の方法はUSBマイクの入手という、
多分最小出費で伴奏に歌を重ねる方法を紹介したものでしたが
歌入れ時に「ヘッドホンから伴奏しか聞こえない」という弱点がありました
(両方聞こえるようにすると歌の音声が遅延してしまう)

今回は伴奏も自分の歌声も同時に聞きながら歌えないものかと考えた方法です
USBマイクは3000円台(ソニー)でしたが、今回はもう少しだけ出費が増えます(^_^;)
でも、使い慣れたマイクが使えるというメリットもあるので・・・ご勘弁を
それと前回も同様ですが、
 
基本的に「ギター伴奏」と「歌」を別録りして最後にMIXする方法の紹介です

弾き語りの一発録りとかの方法ではありませんのでご了解ください


【①BERINGER XENYX 302USB】

USBミキサー兼オーディオインターフェイスといった感じの商品です
昔は安かったんですが、ベリの製品全般に値上がりしていて現在5378円です


普通のミキサーに比べると入力数も少ない(MONO×1、STEREO×1)し、機能も制限的ですが
コンパクトさとUSBのバスパワーで動作するという取り回しの良さで
目的に合いさえすれば、使えるお道具だと私は感じております(笑)


【②ギター伴奏音源を作る】

最終の完成形が「動画」なのか「音声のみ」なのかで異なります
動画の場合は以下の手順の方が最後の同期がやりやすいです
 ・伴奏を動画で撮る
 ・音声のみを切り出す
 ・Audacityで歌とMIX&マスタリング
 ・動画編集ソフトで動画と音声を合成(こうすることで同期の手間はほとんどかかりません)
ここでは、音声のみの作成を目指して302USBを使った伴奏音源の作成方法を書きます
下図のようにセッティングしてみてください
ギターを生音録音の場合はマイクを繋ぎ、ライン録音する場合はPU出力を繋ぎます
PU出力を入れるときには、PUの種類によって少し注意が必要です
302USBのマイク端子入力インピーダンスは2kΩで、
PUの出力インピーダンスがそれ以下なら問題ありません
このとき、ものすごくおおざっぱに言ってしまえば、
 ・電池を使うピックアップなら「まあ大丈夫」(Activeタイプと言います)
 ・電池を使わないピックアップの場合はエフェクターやDI経由が無難(Passiveタイプと言います)
後者の場合は、「ギターPU」→「プリアンプorエフェクターorDI」→302USBとする方が良いです
直結だと「インピーダンスの不整合」とか「ハイ出しロー受け」とかいわれる問題を生じて
音が細くやせてしまう事があるためです

さて、ややこしい話はおいといて、302USBの状態と接続を下図を参照に行ってください
つまみの目盛りは環境に応じて良いところを選んでください
もちろん302USBとパソコンはUSB接続されているのが前提です


次にAudactyの録音デバイスを以下のように設定します
このときAudacityの起動は必ず302USBの接続後に行ってください
 ・マイクアイコンの右に「ライン(USB AUDIO CODEC)」
 ・スピーカーアイコンの右に「スピーカー(USB AUDIO CODEC)」
と表示されているのが正しいので、そうなっていない場合は適宜変更してください
なお、これらのドライバは302USBを接続すれば自動的にインストールされる標準ドライバです

    ※)お使いのパソコンによっては上記のドライバーがインストされない場合も考えられます
      その場合は、本記事の記載は当てはまらない(記載どおり動作しない)ことも
      十分あり得ますので、ご注意ください!
      ちなみに、上記の結果はWindows10のV1511で得られています
      V1607にバージョンアップしている場合は記載どおりのドライバ設定にならない
      可能性が高いと思われます


次にヘッドフォンをつけ、音量の確認を兼ねて試し録りしてみましょう
赤丸ボタンをクリックすると録音開始します
青の波形(下図)が1.0~-1.0の間におさまり、かつ最大の振れ幅の時に1.0の付近になるように
302USBのゲインつまみとマイクつまみを調節します
下図の雰囲気だとまあ合格ですが、もう少し音量が大きくてもかまいません
音量のセッティングが済めば、伴奏の録音を開始してください
失敗した場合は青の波形が表示されている「波形ウインド」の左上にある「×」をクリックして
録音結果を破棄し、またもう一度録りなおしてください


気に入った録音が録れたら「メニュー>オーディオの書き出し」で念のため保存しておきましょう


【③ギター伴奏を聴きながら歌入れする】

302USBの設定は、ほとんど変わりません
ギターをマイク録りしたのであればマイクを差し替える必要も無いですが
PUを使っていた場合は歌録り用のマイクに換えます
なお下図青色の部分に書きましたが今度はPCから伴奏音が聞こえてくるので
その音量を適当に設定してください


Audacityの設定も全く変わりません
ただ、ギターの時と同様、音量確認のために試し録りをした方が確実です
赤丸ボタンをクリックすると下図のようにギター伴奏の下に歌の録音結果が示されます
音量の決め方、やり直しの仕方はギター伴奏の録音時と同じです
また、この302USBを使った方法では
 ・前回紹介したUSBマイクのときのような遅延は全くない
 ・うた声も伴奏も同時にヘッドホンから流れてくるので段違いに歌いやすい
というメリットがあります


    ※)モノラルマイクなのにステレオ録音することの意味
   本来は全く意味が無いのですが、リバーブを付加をする場合には
   残響に多少のステレオ感が出てきます、そのためのステレオ録音です

【④お好みで歌声にリバーブ】

下図のように、リバーブをかけたい範囲を選択します
マウスで開始から終了までドラッグするだけです


次にメニューから「エフェクト>リバーブ」を選択して適当に数値を設定します(笑)
今回の音源ではこのくらいの設定にしてあります、よろしければご参考にしてください
Audacityの標準リバーブは設定がちょっと特殊でわかりにくいのですが(^_^;)
見方的にはこんな感じでしょうか
  ・残響はリバーブのかかり具合の強弱??
  ・プリディレイはほんとは100msくらいのほうがもやもやしなくて良い
  ・ウェットゲインは少なめにした方がツユダクになりにくくて良い



【⑤完成音源を保存
メニューの「ファイル>オーディオの書き出し」で完成音源を保存しておきます
ギターと歌の合成音源が作成されます

以下は上で説明した手順で作成した参考音源です
ぜんそくの薬のせいでのどがかれてしまってて申し訳ないです
  ・ギター:GODIN ACS SLIM SA(ナイロン)のPU出力を302USBに直結して録音
  ・歌:ちまたで話題の激安コンデンサマイクBM-800を使用


ここで保存時の注意事項を一つ、Audacityの保存方法は
「オーディオの書き出し」「選択したオーディオの書き出し」「複数ファイルの書き出し」
の3種類があります、本当はこのどれを使ってもOKなはずですが
「オーディオの書き出し」以外を使用して保存すると、
Audacityを終了後に再度起動し「伴奏ファイル」「歌ファイル」を読み込んで再生したとき
音ずれが発生することがあります(WINDOWS7の頃はなかったと思うのですが・・・)
このため今のところ「オーディオの書き出し」で保存することが無難です
なので、保存は以下の手順を基本としてください
 ①伴奏ファイル完成時に「オーディオの書き出し」
 ②歌入れ完成時、伴奏の波形ウィンドを×で閉じたあとに歌ファイルを「オーディオの書き出し」
 ③再度、伴奏ファイルを読み込み
 ④歌にリバーブ付加などして完成したら伴奏&歌を「オーディオの書き出し」
このようにしておくと、あとで歌と伴奏の音量バランスを変更したり
リバーブのかけ方を変えたりすることが可能になります


【⑥録音するときに歌声にリバーブをかける場合】

302USBに入る前にリバーブエフェクターをかければ良いだけですが
この場合は、録音後にリバーブを調整するというのはちょっと難しくなります
めぐみ姫の場合を例にしますと(笑)
 ・いつも使ってるマイクをAC-40に接続
 ・リバーブを調整(このときコーラスは必ずオフに)
 ・ギター用のシールドをAC-40背面のラインアウト(L/MONO)端子に差す
 ・302USBは下図のとおり(グレーの部分以外は変わりません)
注意点はAC-40のラインアウト音量はアンプのボリュームをどう設定していても一定ですので
録音の音量決定は302USBでやる必要があると言うことです

 
 
【⑦ちょっと便利な使い方

大昔のカセットテープをデジタル化したい!そんな需要はありませんでしょうか?
そんなときにも302USBはおやくにたてます(笑)

カセットテープデッキと302USBのLINE(赤白のRCA端子)を繋いで
302USBを以下のように設定します


あとはカセットをplay状態にして、Audacityでギターや歌と同じように操作するだけです
ただし、私感ですが「良い音質」ってふうにはちょっと思えないですが
まあそこそこ使えます(笑)

【まとめ

前回のUSBマイクを使う方法より、圧倒的に優れていそうです
投資額も、すでにマイクを持っていればUSBマイクの値段+2000円くらいで済みます
ただ、302USBが16bit/44.1kHzにしか対応していないと言うことで
超高音質というのは望めません
そこまでの音質を求める場合は24bit/96kHzとかの
高音質オーディオインターフェイスか高音質ミキサーを買う必要がありますが
そこまでしなくても、302USBで十分に遊べそうな気がします

というわけでめぐみ姫、ziziはこちらの方法を推奨します!





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2016年9月25日日曜日

「歌ってみた」作りかた(USBマイクを使う)

「歌ってみた」を作成するには、当然ですが「①バッキング(伴奏)音源」、「②歌音源」
の2つの音源が必要になります
通常はまず①を録り、その音源に重ねて②を録音します
このときMTRのような専用のレコーダーがあれば話は簡単なのですが、
今日のお話は、「それがないときどうする?」というお題であります
ただし、パソコンは必要です、スマホアプリのみでなんとかする方法ではありません

なお、本記事内の商品リンクはアフェリエイトではありません
どれだけクリックしてもziziさんには1円も入りませんので安心して閲覧してください(笑)

【①伴奏音源の録音】

これは極論すればどういう作り方でもよいです
ICレコーダーでもZOOM Q8でも、コンデジの録画から音声のみ切り出してもかまいません
ほんとに何でも良いのでデジタルソースが作れるものならOKです
もちろんマイク録りでもライン録りでもかまいません
ということで伴奏音源は作れたものとします(なんかお料理番組のノリみたい)


     ※)伴奏音源にCDのカラオケトラックなどを使う場合は著作権侵害に当たらないか
       十分に注意してくださいね

【②Audacity(録音ソフト)の用意】

フリーの音楽編集ソフトです、以下からダウンロードできます


インストールが済んだら、伴奏音源をAudacityにドラッグ&ドロップします


こんな画面になって、「歌入れ」の準備ができたわけですが
ここで超重要な話があります

【③Audacityの録音デバイスについて】

上の画をちょっと拡大します


録音デバイスというのはマイク(UAB-80)と表示されている部分です
Audacityで「パソコンのどこから入ってきた音を記録するかを設定」する部分ですが
この画像の場合のUAB-80というのはUSBマイクというものになります


こんなものを使わなくてもパソコンにはマイク端子があるからそれでいいのでは?
もっともな疑問です
マイク端子にプラグインパワー対応のマイクを刺せば、音は拾います
しかし、それでは音量が全く不足する(場合が多い)のです
このための対応で私はUSBマイクを使います
このほかにもオーディオインターフェイスを使っても可能ですが話がややこしくなるので
ここでは割愛いたします
そんなわけで、MTRもミキサーも無しでと題しましたけど、
このUSBマイクだけはなんとか入手をお願いします(^_^;)

ちなみに上記のソニー製USBマイク・・・・
お世辞にも良い音とは言えず、声量あげるとすぐ割れるし、フカレにも超弱いのですが、
私はこれしか持ってませんので(^_^;)・・・・話はこれで進めさせてください

【④歌入れしましょう】

赤丸のボタンをクリックすれば録音開始です

このときの注意点ですが、もちろん伴奏音源を聴きながらでなければ歌えないのですが
できるだけPCスピーカーの音は切ってヘッドホンを使用してください
マイクがスピーカーの音を拾ってしまうのを避けるためです
基本的にはヘッドホンからは伴奏音源のみが聞こえ、歌声は出てきません
録音時の歌声もヘッドホンから出す設定はできますけど
発声から耳に届くまでの時間差(レイテンシー)がかなり大きく、むしろ歌いにくいです

逆にヘッドホンからの伴奏音が大きすぎると自分の声が聞こえづらくなるので
このあたりは自分で良いところを探す必要があります
上手く録音できるとこんな画面になります(下の段が歌の音源です)


       ※)レイテンシー(遅延)の回避について
         USBマイクを使ってのPC録音では、一般にレイテンシーの回避は困難なのですが
         実は回避可能なUSBマイクも存在します
         詳細は本記事下部の「【参考②:遅延のないUSBマイク】」をご参照ください

【⑤リバーブなどでお化粧】

すっぴんでお出かけなんてできないわ!
という人はすキナだけお化粧して最後の仕上をしましょう(笑)





少し走りすぎて、良く分からない部分もあるかもしれませんが
これが「歌ってみた」や「弾き語り録音」の基本ラインです
MTRを使えばもう少し楽に作成できるのですが、
逆にこういう方法だと、MTRを持っていない人同士のコラボ制作とかにはいいかもしれませんね

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【参考①:USBマイク】

上で紹介したUSBマイク(ECM-PCV80U)は、フカレに弱いという欠点があります
ちょっと息がかかると「ゴ~~」って音が入るので、私はポップガードを使います
多少でもフカレ対策になるのと、マイクと口の距離感を一定に保つのにも役立ちます
このマイクを使う場合は、よほど声量が無い限りは10cm以内でないと音量不足になります
(ということでフカレ対策も必要と・・・そういう関係です)


あと、USBマイクにも激安中華製を含めてピンからキリまであります
ただし、どのタイプでも同程度の音量が得られる保証がないので、
どれでもおすすめというわけではありません、ご興味のある方は人柱に立候補お願いします(笑)

  ・激安版(なんとマイクにエコー付き):Tonor 高音質 コンデンサーマイク
  ・中程度のUSBマイク:MXL TEMPO KR
  ・割と上等なUSBマイク:BLUE Yeti

また、ごく普通のマイクをUSBマイクにしてしまおうという製品もあります
使い慣れたマイクをUSBに、という場合は良いですね

  ・SHURE USBインターフェース X2U
  ・Blue Micro Icicle XLRマイクロフォン用USBアダプタ


【参考②:遅延のないUSBマイク】

最近はUSBマイクの種類や機能も実に豊富で「遅延無しにモニタリング可能なUSBマイク」
というものが存在します(ややこしいですね、私も混乱中です(笑))
例えば、こんな商品
  ・RODE NT-USB
マイクにモニター用のヘッドフォン端子がついていて、
これを利用することでモニター時の遅延を回避できます
実は上で紹介した
  ・SHURE USBインターフェース X2U
これにもモニター用のヘッドフォン端子があり、モニター時の遅延を回避可能です


【参考③:USBマイク以外の方法について】

 ■PCのマイク端子を使う

  記事の中では「音量不足で無理!」と書きましたが方法が無いわけではありません
  要は「大きい音でPCに入れてやれば良い」のですがそのためにはマイクプリアンプが必要です
  最もポピュラーでPC向きなのは、やっぱりこれでしょうか

  ・audio-technica マイクロフォンアンプ AT-MA2   

 ■オーディオインターフェイスを使う

  ギターやマイクとパソコンの橋渡しをしてくれる機械です
  これはもう星の数ほどの製品があり、それぞれ一長一短と言うことで
  ひとくくりに説明するというのがとても困難です
  以下を参考に研究してみてください

  ・USB接続オーディオインターフェイス一覧(サウンドハウス)

 ■USB接続ミキサーを使う

  オーディオインターフェイスの一種とも言えるのですが、
  例えばこの商品は、歌ってみた、やポッドキャストでは定番とも言える安価なUSBミキサーです
  マイク音声をパソコン入力するという目的以外にも
  PAに使ったり、古いカセットテープをデジタル化したりと、応用範囲が広いのが魅力です

  ・BEHRINGER XENYX 302USB


【参考④:理想を言えば・・・】

 ここまで書いといて申し上げにくいですが、やっぱりPCではなくMTRを使うことです
 代表選手はZOOM R8でしょうか
 何が違うのかといえば、まあいろいろとあるのですが最大の理由は
 「歌入れ時のモニター環境」にあります
 伴奏を聴きながら歌入れするときにヘッドホンからは伴奏音だけでなく
 自分の声も聞こえてきて欲しいのですが
 これをPC録音で実現するためにはレイテンシー(遅延)の問題を解決する必要があり
 ソフトや機器のセッティングなど、そこそこハードルが高いです
 MTRであれば、それが簡単にできてしまうと言う部分だけでも価値があります
 また、失敗した部分だけの歌い直しとかも簡単にできますので
 私自身はどうよ?と聞かれれば・・・・

 PCは使わん!と小さい声でお答えいたします(爆)



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2016年9月24日土曜日

タイムカプセル?

すでに、いつから放置してたかも定かでなかったレターケース
今朝起きたらなぜか、目が合ったような気がして「整理しよう!」と思い立ったのでしたが(笑)
さながらタイムカプセルのような中身に驚いた・・・・


【①オベーションのチューナー】

OVATION6868を購入したときだから、21年前(1995頃)のもの
うす~~い記憶では壊れてて使えないはずだったのだが、電池を入れると動き出しました
今のようなクロマチックチューナーでは無く、レギュラー限定チューナーですし
クリップチューナーが山ほどあるのでもう使うことはないのだけど・・・・
いっそ壊れていて欲しかった、これはビミョ~~に捨てづらいです(笑)


【②資格試験時の録音テープ】

とある資格取得に6年もかかった、その最終年に作成した20年前のテープです
最近はこの試験も様変わりしておりますが、当時は今思い出しても過酷な試験でした
 午前 : 経験論文を800字詰め原稿用紙に5枚記述
 午後 : 一般論文を800字詰め原稿用紙に4枚記述+
      専門課題を800字詰め原稿用紙に3枚記述×2題
ということで普通の400字詰め原稿用紙に換算すると30枚を7時間で回答・記載するというもの
単純に「字を書く」という作業自体が大変(というかほぼ無理に近い)なので
午後の試験に対応するには、数パターンの論文を準備していかないと間に合いません
というわけで試験までに400字詰め原稿用紙で50枚位は丸暗記します
(ヤマは概ね外れるので、当日はこの記憶を組み替えながら回答します)
何度かの試験失敗の末、暗記には「耳から入れるのが楽」と言うことに気がつきました
そのために作成した録音テープです
これを1ヶ月毎日通勤途中に聞いて論文を覚えました


【③博士後期の入試合格証】

自慢のように思われると困るのでおことわりしておきますが、これは挫折の苦い思い出です
この通知から4年後には諸事情により卒業を断念、博士にもなり損ねました
入学1年後に勤務先を辞職して無収入になってしまったのが大きな原因でしたが
同時に研究の計画も見通しも甘かったと、今にして思います
博士になれず、なんの成果も無く、入学金やら授業料やらで○百万が消えました・・・・
今から16年前の出来事です
自分の論文は書けなかったけど、学部生の卒論とかはずいぶん書き手伝いました(爆)


 【④PLチェッカー】

その昔、写真を結構まじめに撮っていた頃の遺物(^_^;)
いつ頃買ったものかはちょっと定かではないですが概ね15、6年くらい前のものです
PLフィルター(偏光フィルター)の効果確認用のお道具ですが
今ネットで調べてみるとコンデジのPLフィルター替わりにも使えるらしいことがわかりました
うまくいけば、花を色鮮やかに撮ったり、
水面やガラスの反射を抑えた写真が撮れるかもしれませんので、今度試してみます


 【⑤カシオのポケコン】

だんだん、ドラえもんの四次元ポケットのような感じになってきました(笑)
CASIO FX-860P 30年前、発売と同時に購入したポケコンでした
今回発掘した物のなかでは最も古いブツですが、
なんと電池を入れ替えるとなにごともなく復活、すばらしい!
この機械の発売前まではSHARPのポケコンを使ってましたが、
ちょっと次元の違う使いやすさで、感動したものです
かなり複雑なプログラムも組めたので、
方程式の解では得られない曲線交点の収束演算プログラムとかも作ったりしてました
もっと便利だったのは簡易数式演算で、例えば
「L=A+B:P=L*3」と打ち込んで「IN」ボタンを押し、続いて「CALC」ボタンを押すと
A?と聞いてくるので例えば1と入力、次にB?と聞かれるので例えば5と入力すると
L=6、P=18と答えを返してくれます、この機械にはほんとに助けられました


 【⑥その他こまごまと】

このほかにも、いろんな機器の保証書の束とか筆記具とか出てきました
保証書はすでに廃棄した機器のものがほとんどで捨てましたが
20年近く前の蛍光ペンがまだ使用可能だったのにはちょっと驚きました

レターケースの中身はおおかた捨てましたけど
20年くらいとはいえちょっとしたタイムカプセル気分が味わえて楽しかったです

2016年9月21日水曜日

エフェクターをモバイルバッテリー駆動

【2017.11.16注記】
以下の記事については、当方の機材環境の中での実験結果です
実際の運用については以下の2点によりエフェクターを駆動できないケースもあるので
その旨十分ご留意ください
  ①最近のモバイルバッテリーは高速充電への対応等でかなりハイテクな場合があって
    条件によっては本ブログの記載どおり動作しない事も考えられます
  ②エフェクター側でも特定の条件を満たさないと給電を受け付けないケースがあります
以上により、駆動可能かどうかは運任せな部分も多いにありますし、
エフェクターの故障につながる可能性も否定できませんので、その旨ご了解ください

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ごく一般的なアコギ用のエフェクター(リバーブとかプリアンプとか)の電源をちょっと整理すると

 ①内部に006p電池
 ②ACアダプター
 ③外部の006p電池(本ブログ記事「エフェクターを電池駆動」参照)
 ④モバイルバッテリーで駆動

あまりなじみの無いのが③と④ですが、どちらもエフェクターを持ち出した先(ライブとか)で
「AC電源(コンセント)に頼りたくない」という発想からくるものです



さて、昨今ポケモンGo!の関係で品薄?とかいわれるモバイルバッテリーですが
これをエフェクターの電源とするためにはいくつか解決しないといけない事があります

 ・モバイルバッテリーからの給電は通常「USB端子」から行われること
 ・モバイルバッテリーからの出力電圧は5vであること(エフェクターは通常9v駆動)

左から25000mA、20000mA、13000mAのモバイルバッテリー
災害時対応もあっていくつかそろえています

要するに「5vのUSB出力」を「9vのDCプラグ出力」に換える必要があるわけです



この変換のためには、「USB-DCコンバーターケーブル」が必要になります
そして、ここで重要な注意点はコンバーターケーブルのDCプラグの極性です

家電をACアダプターで動かす場合、DCプラグの極性は概ね「センタープラス」ですが
エフェクターの場合はほとんどが「センターマイナス」となっています
このため、コンバーターケーブルの出力がセンタープラスであったときには
極性変換ケーブル」が必要になります

今回、共立エレショップで、「USB-DCコンバーターケーブル」を購入しましたが
DCプラグの極性に関しては記載が無かったため、極性変換ケーブルも念のため購入しました

 ・USB-DCコンバーターケーブル:http://eleshop.jp/shop/g/gG1M116/
 ・ACアダプタ用DCプラグ極性変換ケーブル:http://eleshop.jp/shop/g/gDC6362/

結果的には「念のため」が大正解で、コンバーターケーブルの極性は「センタープラス」
極性変換ケーブルは必須!でありました





使い方は簡単です、USB-DCコンバーターケーブルに極性変換ケーブルを繋いで、
モバイルバッテリーとエフェクターを接続するだけです


ところで、エフェクターをこのような形で駆動するうえで想定されるトラブルとしては以下があります

 ★電源由来のノイズが乗るケースがある
 ★エフェクター駆動のための電力が確保できない

【電源由来のノイズの有無】

電源といっても、モバイルバッテリーに由来するノイズというのは考えにくいので
ここでは、USB-DCコンバーターケーブルの品質によるノイズの有無と言うことになりますが
手持ちのエフェクターでいくつか試した結果、どれもノイズの発生はありませんでした


【十分な電力の供給が可能か】

USB-DCコンバーターケーブルのweb上の説明では以下のような説明があります

  ●出力電流:
   ・50mA(9.0V出力):100mA入力時、変換効率90%
   ・100mA(8.95V出力):205mA入力時、変換効率87%
   ・200mA(8.9V出力):410mA入力時、変換効率86%
   ・300mA(8.8V出力):620mA入力時、変換効率85%
   ・500mA(8.8V出力):1060mA入力時、変換効率83%
   ・700mA(8.8V出力):1550mA入力時、変換効率80%

エフェクター単体で考えれば、消費電流は多くても500mA前後くらいですから
モバイルバッテリーの1A出力から給電すれば十分なはずです

しかし、複数のエフェクターを一つのモバイルバッテリーで駆動する場合を考えると
モバイルバッテリーの2.1A出力に繋いだときでも9v、900mAくらいしか得られませんので
エフェクターの合計消費電流には注意が必要です

【パワーサプライ経由で給電の場合の注意点】

エフェクターボードなどで、パワーサプライを経由して電源供給する場合はさらに注意が必要です
私が使用しているパワーサプライは次の2つですが

 ①MAXON ( マクソン )  / PS2 Power Supply
 ②CUSTOM AUDIO JAPAN ( カスタムオーディオジャパン )  / PBHUB6-C

このうち、①はNG、②は使用可能でした
おそらく②はごく単純な分配のみをしてるのでOK、
①は少し手の込んだ保護回路が入ってるのでNGとか、そういった関係じゃないかと思います
もしも複数のエフェクターに電源供給する場合は、たこ足配線の方が無難かもしれません


【エフェクターボードにセットアップ】

といっても、パワーサプライとテーブルタップを取り除いて、
上の写真の分岐ケーブルに差し替えただけだけなんですが、えらくすっきりしました(笑)
このとき、各機器の消費電流(カタログ値)は以下のとおりです
  ・tc-electronic-bodyrez:100mA
  ・Digitech Supernatural:75mA
  ・BOSS AD-5:300mA
合計でも475mAですから、エフェクター3台のモバイルバッテリー駆動は問題ありませんでした

     ※)実際の消費電流は写真のとおり780mA(5v)、これを8.8v出力(85%効率)で
       換算すると約380mAですからカタログ値より実際の消費電流は少ないようです(^_^;)

駆動可能な時間に関しては、消費電流とモバイルバッテリーの容量次第ですが
写真(下)の20000mAhモバイルバッテリーで消費500mAなら計算上は17時間くらい
実使用でも10時間くらいは大丈夫だと思われます
(実際に試した結果では8時間稼働させてバッテリー残量は30~40%くらいでした)






以上、エフェクターをモバイルバッテリーで駆動する方法を書きましたが
ここで記載したことによって生じたいかなるトラブルも当方では責任を負いません

もしも、ここの記載を参考にご自身でもやってみる場合は、
 
くれぐれも自己責任においてチャレンジしてみてください!

2016年9月18日日曜日

楽譜 押尾コータロー「Tussiemussie」

押尾さんの楽譜で初めて購入した本でした





もう2年以上も前でしょうか
このころはソロギの曲をyoutubeから選ぶのがほとんどで、この曲もyoutube起源です
ただ、この本の場合は「FirstLove」も弾きたいと思って購入したのでしたが
そちらの方はまだ手つかずのままです(笑)

初めてyoutubeで聞いたときに「なんてきれいな曲だろう」と感動したものです
で、動画のコメントで素晴らしい演奏であることを伝えるとともに、
何というギターかとお聞きしたところ「MORRIS S-101という安物です」とご返答いただきました
「お~これを安物というのか、ギターの世界は恐ろしい!」
と思ったことは、ずっと前にどこかの記事に書いたとおりですが
本の購入とともに、しばらくはその動画をお手本にして練習していました

それでも、なにせソロギターを初めて3曲目に取り組んだ曲です
なんとか通せるまでに1ヶ月以上かかりました
それにリピートが多いとはいえ5分超の曲で、
今でも引き続けていますが、なかなかノーミスというのは難しいです
以下は、初めて弾いてから半年以上あとに録音したものですけど・・・
それでも当然のようにミスミスです





2016年9月15日木曜日

著作権保護されたコンテンツが含まれています

無料で使える動画投稿サイトyoutube
便利に使わせていただいてひたすら感謝なのでありますが・・・・

表題のような警告が自分の動画についた経験は皆さんおありだろうと思います
私もこれまで10件前後の警告がありました
最初のころ、まだ私にも純粋さが残るころは
「そ~~っか、私の歌が本人の歌と間違われるほど上手かったんだ~~」
などと、どこか喜んでもいたのですが(アホッ!)
いろいろからくりを知り、またこれまでの警告がどう考えても問題ない動画だった事を思うと
ただただ迷惑な警告だと思うようになりました

       注)youtubeでの弾き語り動画配信は、youtubeとJASRACの包括利用許諾契約
         にもとづきJASRACの管理楽曲であれば合法です。(歌詞のテロップもOK)
         また公衆の前でカバー曲を演奏することについても、「非営利」「無料」「無報酬」
         の原則を満たす限り合法です。

【警告がキタ~】

最近きた警告としては
 ・慰問ライブの川の流れのように
 ・Noaさんライブのカントリーロード
ですが、警告が来るとyoutubeの動画の管理画面でこのような表示が現れます

青字の部分をクリックするとこのような説明を見ることができます
 
動画に広告が表示されることがあります。

動画には著作権で保護されたコンテンツが使用されています。
申立人は YouTube 動画でのコンテンツの使用を許可していますが、
広告が表示されることがあります。

  ・視聴制限:なし
  ・収益受け取り: 申立人によって収益化されています

これらの条件に同意する場合は、何もする必要はありません。

また、もう少し詳しい説明は以下をご覧ください


ちょっとややこしそうなこの警告をもう少し簡単に書けばこうなります

あなたの動画に申立人がいちゃもんつけて来たので、
この動画を収益化してその収益は申立人に渡すようにするよ

なんだかなあ・・・結局、私には大きな不利益は無いとしても(多少はあるのですが)
どこかの「申立人」という誰かが、世界中の動画に著作権を主張することで収益を得ているのです
この状況、さしも温厚な私でも、ちょっぴり「ムカッと」くるわけであります(笑)

【対処の仕方】

以下くれぐれも自己責任でお願いいたします!
まず、以下の画面で「異議を申し立てる」をクリックします


次に、「この動画は・・・」にチェックしてから「次へ」


以下のようにチェックして「進む」
 

以下の画面で「簡単な説明」と署名を記入して「進む」
「簡単な説明」はかなり前にmssumasumさんに教えていただいた文章を私も使用しています

    ・「川の流れのように」の異議申し立て時

JASRACが管理する「川の流れのように(作品コード020-9620-0)」を
私本人が演奏したものであり、youtubeとJASRACの包括契約に基づき
当該動画は問題ないものと考えます 

    ・「カントリーロード」の異議申し立て時

この動画は私のオリジナルであり、他の動画からの流用はありません。
また動画の演奏曲はJASRACの管理楽曲であり、
youtubeとJASRACの包括契約にもとづき問題ないものと考えます。


最後は、以下画面で「異議申し立てを送信」をクリックします


【異議申し立てのその後】

★川の流れのようにの異議申し立て
 9月9日に無事に認められ、youtubeから以下のメールが届きました
 申し立てから概ね30日後の事です
 ただ、私は経験無いですが「申立人」によっては
 「かかってこいや~~~」という逆ギレ的返事が来ることもあるそうですが・・・(^_^;)


★カントリーロードの異議申し立て
 現在進行形であります。あと二十数日後に結果が出ます、と書いてたそのとき・・・・
 異議申し立てから概ね半日で、朗報が届きました(爆)
 このように、「申立人」の対応によって、異議申し立てから取り下げまでの時間は大きく異なります
 多少間違ってるかもしれませんがおそらく次のような形だと思います
   ・私の異議申し立てに対して「申立人」が無反応だった場合:30日経過後に取り下げ
   ・私の異議申し立てに対して「申立人」が反応した場合:問題が無ければ即時取り下げ


【ま・と・め】

いちおう「めでたしめでたし」なワケではありますが、よく考えてみれば
  「どこの誰かもわからない輩にいちゃもんつけられ」
  「いろいろ調べながら異議申し立てし」
  「30日待ってようやく解除された」
という、こちら側の手間や心的ストレスに対してなんの説明も無く、誰からの「ごめんね」も無い
こうして無事に異議申し立てが通っても、
なんか釈然としないものが微妙に残ったように思うのは私だけでしょうか(笑)

2016年9月12日月曜日

楽譜 岸部眞明「奇跡の山」

倫典ショックから立ち直るため、リハビリのため「易しいバラード」を求めて購入(笑)
この楽譜、たしかしばしばさんも先日買っておられましたね
あの楽譜です



リハビリとしてまず弾いてみたのが「里山の夏」です
優しい癒やし力満点の曲で、しかもそれほど難しくないということで
倫典ショックからなんとか立ち直れたものです(笑)




次に弾いたのが「奇跡の山」
出だしのフォームがかなり難しくて苦労しましたが、そこをなんとかできればこれも易しい曲です
残念ながら動画は撮っていなかったのですが当時の音源は残ってましたので
良ければ聞いてください




この楽譜には他にも弾きやすい曲がそろっています
岸部眞明さんと言えば、皆さん「花」とか「ノーベンバー」が入門編になることが多いと思うのですが
難易度的にはこの「奇跡の山」の1冊を岸辺エントリーとするのも悪くないと思います



2016年9月9日金曜日

気管支ぜんそく・・

あまりにひどい咳が長くつづき、咳くと腹筋が痛いわ、頭痛はしてくるわで、体力を削られ
さしも病院嫌いの私もついに内科で検査を受けることとなりました

結果は「気管支ぜんそく」
それとあわせて、もう少し危険度の高いのが2つほどみつかり・・・・
意気消沈でありますが、その2つはまあおいといて(^_^;)
これ言うと笑う人もいますけど、「もともとのどの弱い人」でした
居酒屋でオンステージの翌日熱を出したりはしょっちゅうでしたし
今考えれば20年前の感染症も気管支の炎症に細菌がとりついたのではないかとも思えます

薬が効けば気管支の炎症もじきに治ると思うのですが
なんか今の気分としては、また歌えるんだろうかみたいな(笑)
かなりブラックな気分であります
普段病気慣れしていない人なので、ちょっと躓くと結構脆いです(^_^;)

2年ちょっと前、居酒屋のカラオケを録音するのマイブームになっておりまして
その録音をがあるのを思いだして聴きながら、
「またこんなに元気に声が出せるかなあ」などと思ってますと、
「元気なうちにこの音源も日の目を見させてあげようね~~」
と、まあそんなところにたどり着くわけですな(爆)

そんなわけで今日は「居酒屋録音<演歌・懐メロ編>」でありまする
居酒屋カラオケということは、相当の酔っぱでもあるわけでして、
録音も「いわずもがな」なワケですが、もうかまわん~~~みたいな
まあ、ziziさんと居酒屋に行くとこんなことになるという雰囲気でもお楽しみください!!
(ただし、○作権的には限りなくグレーなので、問題があり次第に削除いたします)
以下すべて行きつけの居酒屋「紀ノ川」での現場録音(2014.5~6)です

では、一杯飲まなきゃ聞いてられない、オンステ~ジ開演!!!


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★★☆
 

というわけで、一部の皆さんにはお楽しみいただきましたが
 
上記のとおり、限りなくグレー、というより限りなくアウトの音源でしたので
 
削除させていただきました!!
 
 
 聴いていただいた方々、ありがとうございました

 

2016年9月8日木曜日

Noaさんのユニット「Simple」のライブへ

9月4日(日)のこと、台風12号の来襲にほんの少しビビりつつ、
本ブログのお客様でもあるNoaさんのユニット「Simple」のライブを聴きに
神戸市北区のショッピングセンター「エコール・リラ」まで行ってきました


見たいって人もいないと思いますけど(笑)
家から会場まで時速450km超、マッハ0.36
爆速プリウスの映像をご覧くださいませ~~!
5倍速ですので17分ほどで到着ですが、乗り物酔い注意です
音声はミュートしています
最初の大きな橋が「大鳴門橋」、次の大きな橋が「明石海峡大橋」です
 

神戸までは距離にして115km、所要時間は1時間20分ほどでした
どうも「海を渡って四国島外へ」というだけで遠いイメージが先行するのですが
実際に行ってみると「え、もうついた?」的に、あっさり到着してしまいました

【11:11AM】
自宅出発です
朝から猛烈な雨が断続的に降っていて、大丈夫か?とちょっと心配にもなりましたけど
淡路島に渡ったあたりからは快晴と言っても良いお天気で、快適ドライブになりました

【12:40PM】
ショッピングセンター「エコール・リラ」に無事到着です
行程の9割以上は高速道路ですから、ナビなんかいらんわ!とか思っていたのですが
垂水を過ぎてからの高速道路網は思った以上に複雑で
ナビ無しではどうなっていたことやら、やはり文明の利器は偉大でありました

【12:43PM】
巨大ショッピングセンターですし、駐車場も何カ所かにわかれていると言うことで
ライブ会場まで結構迷うかと思ったのですが、奇跡的にすぐたどり着きました
すでに大音量で音楽も流れていたのでしたが
13:00の開始までについて、ちょっとご挨拶をとの予定が果たせませんでした
(多分、台風接近の関係で開始を早められたのだと思います)

【セットリスト】
到着してからの曲順は次のとおりです
 1.「17才」南さおり
 2.(英語の歌をちょっとだけ、聞き覚えはあるんだけど曲名はわからない)
 3.「糸」中島みゆき
 4.「わらぶきの屋根」ナターシャセブン(ここから本番開始だったみたいです)
 5.「初恋」村下孝蔵
 6.「戦争を知らない子供たち」ジローズ
 7.「あの素晴らしい愛をもう一度」加藤和彦と北山修
 8.「まぼろしの翼とともに」五つの赤い風船
 9.「生活の柄」高田 渡
 10.「イムジン河」フォーク・クルセイダーズ
 11.「案山子」さだまさし
 12.「カントリーロード」ジョンデンバー
 13.「加茂の流れに」かぐや姫
 14.「妹」かぐや姫
 15.「赤ちょうちん」かぐや姫
 16.「22才の別れ」かぐや姫
 17.「神田川」かぐや姫
 18.「うちのお父さん」かぐや姫
 19.「置手紙」かぐや姫(伊勢正三)
  20.「秋桜」さだまさし
 21.「二十歳のめぐり逢い」シグナル(この曲で私は退場です)

仕事の関係で最後までいられませんでしたが、実に1時間40分で21曲
しかも、Noaさんも相方のボーカル氏も譜面無しで演奏します、これには本当に驚きました
ギターもボーカルも素晴らしくて、かなり感動でした
Noaさん、かっこよすぎ!、相方さん歌うますぎです~~
残念だったのは、途中休憩がカットになって、結局ご挨拶をすること無く帰宅となったことですが
またいつかきっとお会いしましょう!!



【14:24PM】
ライブの余韻に浸りつつ、帰宅の途につきました
自宅へは15:45PMに到着です、時間は往路より10分ほど短縮でした
帰ってからも、何度もビデオを聞いて浸っておりました(笑)

【ライブ音源】
Noaさんのご了解が得られましたので何曲か音源をご紹介したいと思います
ただし、元々公開を想定して撮っておりませんでしたので以下の点をご了解ください
 ・30mほど離れた位置からZOOM Q4の拡大モードで撮ってます
  電子ズームなので画質が極端に甘くなってます
 ・当日は台風の影響で時折強風が吹きました
  風切り音のましなものを選びましたが一部激しく風の音が入ることがあります
 ・ziziはもう何ヶ月か咳が続いていて、動画にもそれがゴホゴホと入ってます
  お聞き苦しいですがご容赦ください
 ・各タイトルをクリックしていただくとyoutube動画が見られます

  ①「わらぶきの屋根」ナターシャセブン
    ZOOM Q4のマイクを立てた状態だったこともあってかなり風の音が強いです
    でも、聞いた中では私の一番のお気に入り!!

  ②「生活の柄」高田 渡
    この曲あたりで、「距離離れてるから、私もちょいフンフン言っても大丈夫かも」
    って気付いてしまって鼻歌&手拍子入ります(爆)

  ③「案山子」さだまさし
    歌ってみれば意外に歌詞も出てくるものでして、しだいに鼻歌も調子に乗ってきます
    Noaさんのリードもそれまでの曲より前に出てきて「お~~」って感じました

  ④「カントリーロード」ジョンデンバー
    やめときゃいいのに、わからない英語の歌詞をなんちゃって的についていき撃沈する私
    でもこのノリってほんとに気持ちよくて、ついつい歌わずにはいられません

  ⑤「加茂の流れに」かぐや姫
    Noaさんリードの最初の見せ場です!
    なんだか聞いてるうちにかなりオリジナルに近いコピーかなって感心してしまいました

  ⑥「赤ちょうちん」かぐや姫
    かぐや姫を弾き語る人は多いのですけど、「赤ちょうちん」は聞くことが少ない曲です
    風の影響が一番少ない録画です

  ⑦「22才の別れ」かぐや姫
    言わずもがなの名曲、咳き込みがひどいのはご勘弁ください
    Noaさんのリードが素晴らしくて聞き入ってしまい、鼻歌も少しお休みしてますね~~
 
  ⑧「神田川」かぐや姫
    鼻歌もしだいに鼻歌の域を脱して、ちょっと図に乗りつつあります(爆)
    ご想像通り、この後の曲からは調子に乗りすぎたziziさんステージになるのでカットです


Noaさんのギター、相方様の素晴らしい歌声、堪能させていただきました
春まではもう行けないかもしれませんけど、
次に行くときは本気の録音モードで臨みたいと思います
それと、思わぬ展開でまさかのzizi鼻歌流出・・・邪魔するつもりは毛頭無かったのですが(笑)
次回は聴衆に徹します~~~!


「Simple」様、楽しい時間をありがとうございました!

2016年9月5日月曜日

エレキ用ミニアンプ VOX MINI5 RM

※2019.11ヤフオクで売却

過去の歌ネタも尽きちゃったので、過去の機材ネタです(^_^;)

2年くらい前かな、THR5Aより大音量で使えるミニアンプが欲しくて「VOX MINI5 RM」を購入
一応まだ現行品で、SH価格は9990円です

先に結論書いときますが
「音を気にするアコギ弾きの方は買わない方がシアワセかもしれません」
元々エレキ用のアンプですからね、しかたがないです
ただ、リズムボックス機能とかマイクもつなげられるとか遊べる要素は満載!!
音だけじゃ無く、気軽に遊び倒したいということなら、どんぴしゃなアンプかもしれません

THR5Aと並べてみると大きさはひとまわり大きいです

 
上部にはつまみがたくさん、でも、用途によっては、使うつまみは限られてきます(爆)

 
裏ぶたを開けると電池ボックスがあります
単3電池6本で駆動できるので、これはTHR5Aの8本と比べると有利ですね
結構空間もあるので「小物入れ」としても活用できます(嘘です・・・)

 
さて、使用感ですが、電池6本でも「爆音」です、もちろんビビリもないです(笑)
エレキだと相当面白そう!!
AMPシミュレータを使えばアコギでも結構歪みます・・・が、それはさておき

【音の感想】

 ①マグネットPUを使うとどうにもエレキ臭くてあまり好みではありません
 ②アンダーサドルピエゾはなんかはまだマシな感じがします
 ③リバーブを全開にしても効きは弱いみたいですが、ディケイタイムを長めにとると
  ちょっとリバーブらしくなります

全体の印象としてはやはりエレキ寄りの設定と感じます
エレキも使うしアコギも使うという方ならアリな選択ですけど、
アコギオンリーの場合は少し悩ましいかもしれません

【ディケイタイムの設定】

残響系エフェクト(ディレイやリバーブ)の残響時間は、右隣のTAPボタンで調整可能です
出荷時設定では短めに設定されていますが、
長めに設定するとサンプル音源よりは少しリバーブっぽくなります
ただし際限なく長くできるという訳では無く、最長にしても酔いしれるほどのリバーブにはなりません

【電池駆動時の音量】

電池でも爆音・・・とは書きましたが
エレキやアコギでもパッシブのピックアップだと最大出力にしても「爆音」にはなりません
「部屋弾きでうるさくない程度の音量」という感じです
プリアンプを使用するか、アクティブピックアップを使えばかなりな音量になります

【リズムセクション】

当初は使わないと思っていたリズムセクションですが、
いろいろと音を確認しているとなんかちょっと使えそうなのもあって、
結構気持ちよく使えたりします(^◇^;)
基本パターン11種類のそれぞれに9つのバリエーションがあって、
全部で99パターンのリズムがあるものですから、
気に入ったものを探すというのもなかなか大変な仕事になってしまいますが
これはこれで使えそうな機能だなと再認識しました

で調子に乗ってリズムを使ってサンプル撮ってみたのが下の動画
リバーブは「スプリング」を残響時間最長で使ってます
このアンプではこれより深くはリバーブはかかりませんが、まあ十二分ではないでしょうか
   ※)ただしライン出力では無くアンプからの出音だとこれほど深い感じではないです


ギターのライン出力はパラアコDI経由でMINI5に入力
録音はMINI5のヘッドフォン出力からZOOM Q4の外部入力に入れています
MINI5のヘッドフォン出力は3.5mmのミニジャック仕様ですから、
普通に両端ミニプラグのコードがあれば接続可能です
個人的感想ですが、ヘッドフォン端子からの録音音質だけを言えば、
THR5Aよりもほんの少しクリアで、好印象です

【電池駆動】

エネループ6本で動作します
このアンプは「0.5w、1.5w、5w」という3種類の出力切り替えがあって、
電池での使用時間は

「0.5w→19時間 5w→10時間(リズム機能を使用しない場合)」

とのことですが、あながち誇大広告でもないようです
エネループでフルパワー5時間もってくれれば、僕としては上出来です!

【総評】

エレキっぽい感じで最初あまり良い印象では無かったmini5ですが、そこそこ良い仕事します
 ■まずは音量で音割れしたりという心配がほとんど無いこと、
 ■エネループ6本でかなりの時間持つこと、
 ■リズムやエフェクトなどオマケで結構遊べること
 ■軽くて小さいこと・・・
なんか10人くらいのライブならこれだけでできそうな気がします
9千円の価値は大いにあるかもと、見直しております