お怒りごもっともでございます・・・・、しかし「毒をくらわば皿まで」とも申します
可能な限り安価に、そして伴奏と歌の別録りをパソコンでやりたいということで
・USBマイクを使う(遅延の問題あり)
・USBミキサーを使う(遅延無し)
・パソコンのLINE INを使う(遅延の問題あり)
の3回にわたってお送りしてきましたが、ここまで来て「オーディオIF」をやらないと
もう未消化感が半端ないのであります(^_^;)
正真正銘の最終回ですので、おつきあいいただければ幸甚でございます
今回は先に結論書きますが
伴奏と歌を別録りしてPC上でミックスダウンするなら、今回が最も「まっとうな方法」です
【①オーディオインターフェイスとは】
以下の2つが可能な機器で、パソコンと外部機器や楽器との橋渡しをしてくれます
・マイク、ギター、外部機器(レコーダー等)の音をパソコンに渡す
=アナログ/デジタル変換
・パソコンの音を外部機器(スピーカーやアンプなど)に渡す
=デジタル/アナログ変換
こうした基本機能に加え、伴奏と歌を別録りで、オーディオIFを使う最も大きなメリットは
「遅延のないモニター音を聞きながら録音が可能」と言うことです
しかし、この商品というのは本当に種類が多く、入出力の仕様や音質なども様々です
最低限の条件としては
・マイク入力が可能(できれば48vのファンタム電源付き)
・ギター入力が可能(できればHi-zにも対応)
・USB接続
・モニター用のヘッドフォン端子がある
ということですが、あとはデザインや音質や操作性、そして価格などを
商品説明やレビューを参考に自分で調べて決めるしかありません
ですが、本当に最低限でということなら、こんな商品でかまわない気がします
2inなのでギター&マイクの同時録音も可能ということです
【②録音手順】
手順的には、これまでの記事と同じです(ただし、細かな操作は商品固有の仕様に準じます)
1.オーディオIFをパソコンにUSB接続
2.必要があればドライバーをインストール
3.Audacityの起動
4.録音デバイス、再生デバイスともオーディオIFをターゲットとする
5.ヘッドフォンでモニターしつつ録音開始
※)このときヘッドフォンはオーディオIFにさしてね~(ここちょっと重要)
【③事務所にあるもので試してみた】
TASCAM US-100
ドライバー不要という不思議な仕様のおかげで、
2009.10の発売から7年経過するのにWINDOWS10でも問題なく作動します
もちろん遅延のないモニターも可能で、問題なく使えました
残念なのはファンタム電源の供給がないことで、
コンデンサーマイクを使うには別途ファンタム電源供給装置が必要になります
ダイナミックマイクは問題なく使用可能です
また、マイク、LINE、ギター(Hi-zもOK)の3種類の入力が可能ですが
ギターを入力すると他の入力はつかえなくなるため、
「ギターと歌の別録り」は可能ですが「ギターとマイクの同時録音」はできません
SHURE SM58-X2u
ボーカルマイクのド定番SM58とオーディオインターフェイスX2uのセット販売ですが
サクラ山楽器で15800円とえらく安くなっていたので、ついついポチってしまいました
X2uというのは、どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIFです
※)XLR(キャノン)端子のマイクのみです
基本的にはマイクにしか対応しないということで以下の制限があります
・「ギターとマイクの同時録音」はできません
・ギター録音はマイク録りのみ可能です
もちろん、以下の画像のヘッドフォン端子を利用すれば遅延無しにモニターすることが可能です
音はそこそこ良い(16bit/48kHz)と感じますし、コンデンサーマイクなどにも使えて便利なんですが
単品で買うと1万円超というかなりなお値段です
それだけ出すならもっと多機能なオーディオインターフェイスが買えてしまうことを考えると
この商品の存在意義というのはどこにあるのだろうと考えてしまいます(^_^;)
それと、コンデンサーマイクの場合は大丈夫ですが
SM58のようなダイナミックマイクだとやや音量が不足すると感じることがあります
ゲインや録音レベル最大でも小さいと感じるときは、
「マイクに口を近づける」しか方法がないかもしれません
以下音源は、いつもの激安コンデンサーマイクBM-800を接続してギターと歌を別録りし、
Audacityでミックスしたもので、歌の方にだけリバーブをかけています
マイクの特性もあるかもしれませんが、
十分な密度感と、もやもやしないすっきり感があって、自分としては好きな部類の音です
「歌ってみた」作りかた(USBマイクを使う)
と何が違うんだべ?・・と思われた方もいらっしゃると思います
確かにこの商品は「どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIF」ですが
ヘッドフォン端子がついていて遅延無しのモニターが可能な点が決定的に異なります
関連記事
「歌ってみた」作りかた(USBマイクを使う)
「歌ってみた」作りかた2(Behringer ZENYX 302USB)
「歌ってみた」作りかた3(LINE INを使う)
「歌ってみた」作りかた4(オーディオIFを使う)
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もちろん遅延のないモニターも可能で、問題なく使えました
残念なのはファンタム電源の供給がないことで、
コンデンサーマイクを使うには別途ファンタム電源供給装置が必要になります
ダイナミックマイクは問題なく使用可能です
また、マイク、LINE、ギター(Hi-zもOK)の3種類の入力が可能ですが
ギターを入力すると他の入力はつかえなくなるため、
「ギターと歌の別録り」は可能ですが「ギターとマイクの同時録音」はできません
SHURE SM58-X2u
ボーカルマイクのド定番SM58とオーディオインターフェイスX2uのセット販売ですが
サクラ山楽器で15800円とえらく安くなっていたので、ついついポチってしまいました
X2uというのは、どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIFです
※)XLR(キャノン)端子のマイクのみです
基本的にはマイクにしか対応しないということで以下の制限があります
・「ギターとマイクの同時録音」はできません
・ギター録音はマイク録りのみ可能です
もちろん、以下の画像のヘッドフォン端子を利用すれば遅延無しにモニターすることが可能です
音はそこそこ良い(16bit/48kHz)と感じますし、コンデンサーマイクなどにも使えて便利なんですが
単品で買うと1万円超というかなりなお値段です
それだけ出すならもっと多機能なオーディオインターフェイスが買えてしまうことを考えると
この商品の存在意義というのはどこにあるのだろうと考えてしまいます(^_^;)
それと、コンデンサーマイクの場合は大丈夫ですが
SM58のようなダイナミックマイクだとやや音量が不足すると感じることがあります
ゲインや録音レベル最大でも小さいと感じるときは、
「マイクに口を近づける」しか方法がないかもしれません
以下音源は、いつもの激安コンデンサーマイクBM-800を接続してギターと歌を別録りし、
Audacityでミックスしたもので、歌の方にだけリバーブをかけています
マイクの特性もあるかもしれませんが、
十分な密度感と、もやもやしないすっきり感があって、自分としては好きな部類の音です
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と何が違うんだべ?・・と思われた方もいらっしゃると思います
確かにこの商品は「どんなマイクもUSBマイクにしてしまいます的なオーディオIF」ですが
ヘッドフォン端子がついていて遅延無しのモニターが可能な点が決定的に異なります
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