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2017年9月7日木曜日

リバーブの好み、うつろう男心・・

ギターに限らずリバーブやプリアンプの音の好みも時間経過とともに変化するものです
特にリバーブは機種による違いもそこそこ大きいので
好みが変わるたんび、「良い!」という噂を聞くたび、財布が軽くなっていくのですが
恐ろしいことに、好みがまた回帰するということも十分にあるわけでして
古い機材も手放せずにいるという、この優柔不断さ・・・・(笑)

【ごく初期】
さて、ソロギをはじめた当初は、そもそも「好み」などと言うものはなく
とにかくカラオケエコーのような残響がギターの音につけられると言うだけで喜んでいました
それに、まさか自分がライブのようなことをするとは思いもしなかったので
最初に買ったのは全てラックリバーブ
でも「好みを探そうとしていた」ということはTCやLexiconをまぜてみたりということでも
良く分かります、暗中模索の時期でした

   BOSS RV-1000
   KORG DRV-1000
   Lexicon MPX110
   TC_electronic_M350
   YAMAHA REV-100
   ZOOM STUDIO_1201

【Lexicon命!期】
大好きな岸部眞明さんが使ってるということもありましたが
基本的に太くて優しいリバーブが好きだと感じていました
それにネット情報を漁るたびに「世界中のスタジオで使われてる」なんてのを目にして
リバーブと言えばLexiconだろ!って(笑)
いえ、でも本当に素晴らしいリバーブで、アタックやリリースの自然さ、優しさは秀逸です
この時期にNova Reverbも買ってます、
これはもう、比べてみたいという欲求が勝った結果でしたが、
Nova Reverbのすっきりさも、なかなか小気味の良いもので、いい気分転換になってました

   Lexicon LXP-1
   Lexicon LXP-5
   Digitech RV-7
   Digitech SUPERNATURAL
   Digitech iStomp(Lexicon Hall reverb)
   TC_electronic_NR-1 Nova Reverb

【マルチってなんじゃラホイ期】
時期的にはLexiconと並行しますが、
複数のエフェクトを同時に使えるという機能性に興味を引かれた時期です
さすがに個々のエフェクトの質というのはそこそこレベルで
濃密感などはあまり感じたことがないのですが、
それでも録音じゃなく現場使用なら十分かもと思います
A3はプリアンプとしてもなかなか使えるやつでして結構重宝しております
ただこの手の機種をリバーブとして使うには、かなりの慣れと音の作り込みを要すると感じました

   ZOOM A3
   ZOOM MS-70CDR

【芯のあるリバーブは無いかいな期】
ここ1年くらいの好みです
ずっとLexiconメインでつかってきたリバーブでしたが、なんとなくピンとこなくなり
好きだったHallリバーブからPlateリバーブに切り替えて少しましに感じていたのでしたが
どうにもアタックが物足りないのです
で、そう感じてしまうとアタックだけで無く全体的な原音感の薄さも気になり始め
「芯のあるリバーブは無いものか」ってことに・・・・
リバーブに芯を作るにはいくつかやり方があると思うのですが

一つ目はミキシングによる方法で
原音のチャンネルとリバーブのチャンネルの2ラインを最終の出力前にミックスします
ただこれだと単にリバーブのMIXつまみとおんなじじゃん!ってことになるのですが
ミキサーだとリバーブのMIXとはちょっと違った感じの出音にすることができます
また、PAの場合だとスピーカーの例えばRにWET、LにDRYを出してやると
結構威力を発揮することもあります

二つ目は基本的に「すっきりさわやか系」のリバーブを使うことじゃないかと思ってます
ただこのさわやか系リバーブは残響の癖とかが出やすい、というかわかりやすい
ちょっとしたざらつきとかも好みの分かれる部分になりそうです

   LINE6 HD500X
   tc electronic HALL of FAME2
   Strymon BigSky
   Boss RV-500
   Strymon BlueSky

【リバーブ探しは果てしない・・】
ソロギターを初めて5年だというのに、上に書いたリバーブだけで概ね20個
他にミキサーやアンプに付いてるリバーブもあるし・・・(^_^;)
「そんなにちょろちょろ買わんと、最高の一台を買ったらええのに」
そりゃまあそうですけど、

「好みが変わるんだから、最高の1台は無い!!、残念!!」

ってわけですね、悲しいことに・・・そして、好みだけの問題じゃ無くて、
実はギターやピックアップやプリアンプとの相性の問題もあります
使うギター、PU、プリアンプが1種類ならまだリバーブも決めやすいのですが
それが複数となると・・・もしかして好み以上にややこしい話になりそう(^_^;)

でもいまのところStrymonで一応の満足には達してますし
万一好みが元に戻ったとしても、気分転換が欲しくなったとしても
たんまり在庫がありますから(笑)

怖いのはめちゃくちゃ高評価な新製品の出現でしょうか
くわばらくわばら・・・


4 件のコメント:

  1. こんばんは。

    ラインではどうしても必要な機材で、、それにしても
    スゴイ数ですね!!

    僕の感じ方ではありますが、、
    リバーブはPA機材にかなり左右されるのではと思っています。
    良い(或は相性のよい)PAに例のアレを繋げると至福の時が。。笑
    ziziさんならもうお分かりでしょう^^

    で、、最近気になってるモノがあります。
    「Free The Tone AS-1R AMBI SPACE DIGITAL REVERB」
    ご感想お願いしますー^^

    返信削除
  2. >Tokiさん

    う~~ん、Tokiさんって鬼ですか、あくまですか(笑)
    「Free The Tone AS-1R AMBI SPACE DIGITAL REVERB」
    ノーマークでした
    アコギを使ったPVがないのでなんとも言えないですが
    エレキのデモだと質の高さを感じますね
    まあケイブとかの飛び道具は別として
    プレートやホールといったベーシックなものは素晴らしい
    特にホールの音が遠くへいってしまわない感じがいいです
    まあ実機を触ってみないと細かなことはわからないですが
    よいリバーブだと思います

    リバーブって確かにPAとの相性もありますよね
    自分はもうPAのお世話にはならないので
    録音の方向ばかり考えてました(笑)
    ところで「例のアレ」・・・わからないです~~
    ポラーラのことですか??
    教えてください、気になります~~~~(^_^;)

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  3. ソロギの人達はほんとリバーブフェチが多いですよね
    そして新製品
    終わりのない世界にどう終止符を打つかでしょうか

    返信削除
  4. >Akiramanさん

    そうですね~~みんな大好きリバーブ(笑)

    ソロギに限らないのでしょうけど
    「少し上手に聞こえる」ポイントの一つに「音を途切れささない」というのがあります
    一音一音をうまく繋いでぶつぶつと途切れたような音にさせないことが
    とても大事だと思うのですが
    リバーブの残響はこれを強力に助けてくれます
    リバーブをかけると気持ちよさとともに
    「ちょっと上手くなった?」と感じる原因はこの辺にあるのではと思ってます

    自分はその「上手くなった?」が半分は錯覚なのは良く自覚してるんですが(笑)
    でもたとえ錯覚でも気持ちの良いのは確かで
    そのことが練習のモチベーションにもなってるので、とても大事な「錯覚」です

    終止符・・・もう何度も打ったつもりなんですけどね~~(爆)
    今年はあまりギターを買ってないので
    機材に走っちゃってます
    でもSTRYMONのリバーブは一つの完成形かなって思うので
    しばらくは買わなくて大丈夫だなと、思ってますが・・・

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