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2017年11月22日水曜日
ワイヤレスシステム ROWIN GOLDEN PLUG WS-20
ギターと機材を接続するワイヤレスシステム
もう半年も気になっとった、長~いこと我慢しとったんやが、
イケベ楽器のタイムセールが最後の理性を消し去った
ROWINといえばずいぶん前にチューナーをご紹介しましたが
今でも「箱が豪華なこと」が印象に残ってます
今回のWS-20も立派な箱に入っております、ROWIN・・ブレません(笑)
そして、箱の中もとっても豪華(に見える)!
WS-20は、TRANSMITTER(楽器側)とRECEIVER(機器側、例えばアンプ)の2つで機能します
要は「無線のシールド」といった商品です
同じようなものはネットを探せば結構みつかるんですが
・同様の商品の中ではそこそこ安いこと
・評価もそこそこであること
・TRANSMITTER側にAUX入力があること(当然モノラル仕様ですが)
・30mほど離れても通信可能なこと(あくまでカタログ仕様ですが)
・デザインが微妙に欲望をくすぐることw
といった部分が気に入りました
もちろん常用する予定はないのですが、
最近、「(仮称)アコギの会」に参加してて、ふた月に1回程度の練習会をスタジオでやっております
そのおり、各自のシールドが狭いスタジオの中で錯綜したりするので
そのときだけでも使ってみるか、というのが購入動機です
参考までにマニュアルから仕様の部分を抜粋すると以下のとおりです
1.High-quality transmit with 48k-24bit sampling.
2.2.4G uncompressed transmit.
3.About 30 meters transmit of outdoors.
4.180゜rotatable head,available for most music instruments.
5.Fit for all the electronic music instruments
6.1100mAh lithium battery,USB port for charging
7.It is easy to use,plug and play.
8.Support 6sets of devices working at the same time,one-one
9. Ultrashort delay.
10.105db dynamic range.
11.Dimensions:134(D) 43.5(W) 17(H) mm
12.Weight: 240g(with box)
【ペアリング】
イケベさんからの到着時点で電池はほぼフル充電の状態でしたので
早速ペアリングから開始します
WS-20は2.4GHzワイヤレス通信でペアリングされますが
1:1では無く1台のレシーバーで6台までのトランスミッターと接続できるので
最初に1度だけペアリング作業が必要となります
説明書通りの操作をしてみたのですが、数回失敗(^_^;)
でも何度目かのトライで無事にペアリング完了しました
ぺアリングの方法は以下のとおりです
【使い方】
といってもTRANSMITTERをギターのエンドピンジャックに
RECEIVERをつなげたい機器(例えばアンプ)に差し込んで電源を入れるだけです
下の写真でも分かるように、ちょっと大きいかなとも感じましたが
付け根の部分が180度折れ曲がりますので、邪魔になることはありません
もちろん折り曲げた状態なら、ギタースタンドに立てても特に問題ないです
(ただし、コンパクトな折りたたみスタンドの場合は注意が必要)
写真で青く点灯してるのは電池の残量表示です
上の写真では4つ点灯してますが満充電状態は5つ点灯となります
電池容量は1100mA、カタログ的には4時間の充電で8時間使用可能らしいです
充電はUSBから行います
ペアの機器だけにちょっとユニークなUSB充電ケーブルが付属しています
そう、1つのUSB端子から同時に2台に充電できるように「二股のケーブル」になっているのです
【使用可能時間について】
電源オン後に放置して、6時間でTRANSMITTER側の電池が切れてペアリングが途切れました
この間、合計1時間ぐらいギターの練習をしています
6時間経過時の電池残量は
・TRANSMITTER:電池切れ
・RECEIVER:残量表示ランプ2個点灯(5つ中)
この結果からすると、継続使用可能な時間の安全圏は5時間程度と考えて良さそうです
ただし、演奏時間が長くなるともう少し短くなることも十分考えられます
充電ですが、残量無しの状態から2時間程度で5つ点灯となります
ネット情報では
「USBケーブルを使用した約4〜5時間の充電で約8時間の使用することが出来ます。(ご使用状況により変動します)」
とありますので、5つ点灯しても4時間程度は充電しておくのがよさそうです
【使用感】
ネット評価ではボロクソなものも見かけましたが、いまのところ悪くないです
音質に関してはほぼ文句ないです
また、遅延に関しても自分には全く感じられません
だだちょっとだけ困ったことも・・・(^_^;)
まず一つめは、やや接続が不安定になることがあること
これは個体差もあるかもしれませんがとりあえず確認できた事象は以下のとおりです
・【初回起動時】WS-20の起動直後に2、3回、その後の10分間で5、6回「音切れ」発生
・【初回起動時】その後2、3時間の使用では音切れなし
・【2回目起動時】2、3時間の使用中音切れは無し、ただし一度だけ一瞬音量低下
・【3日目】6時間駆動中の1時間演奏で1秒程度音が変になる現象
このまま、無事に使っていけるのかやや不透明ですが
いずれにせよ大事な場面で使う前には十分なランニングテストが必要そうです
ライブで「今日初めて使います~~」というのは・・・・無謀かと(笑)
もう一つは電源オンの時のポップノイズです
特にレシーバー側が顕著で、アンプの音量が上がってると
WS-20の電源オンでかなり大きな「バチッ!」というノイズが発生します
レシーバーほどではありませんがトランスミッター側でも同様です
WS-20の電源操作時はアンプやPAの音量を絞っておく必要がありそうです
さて以下は普通のシールドとWS-20の比較音源です
どちらもプリアンプに入力しただけのエフェクト無しです
シールドの方が僅かにレンジが広い気もしますが、ほぼ差が無いといって良さそうです
正直、ブラインドで聞き分ける自信は・・・ありません(笑)
気になるようなノイズもなく、レイテンシーも体感的には無し・・・
実売1万円前後という微妙なお値段だし、全く不具合がないというわけでもないですが
まずまず良い製品じゃないでしょうか
なにより、シールドに気を遣わずにギターの取り回しができるというのは
思った以上に快適なことでありました
私も言われなければ違いがわかりません。録音時は無難にシールドでしょうが、普段使いには費用対効果はありますね。
返信削除私のガットはノイズ対策がもっと必要かもしれませんが、良いもの見せてもらいました。
>Akiramanさん
返信削除昨日のスタジオ練習会では気になるような音切れとかは発生しませんでした
それに、
数人いる中で各自がミキサーにシールドを繋ぐ状況では
これはもう、本当に便利です
たしかに録音のような場面では怖すぎて使えないですが
特定の状況下では代えがたい便利さと
「どうどう、すごいでしょう」というささやかな優越感に浸れます(笑)
ガットのノイズって
「サー」または「シャー」でしょうか
それとも低周波の「ブーン」でしょうか
前者の対処は難しいですが、
後者だとエンドピンジャックからアースをとることでなんとかなる場合があります
一度お試しくださいませ!