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2018年6月6日水曜日

Yokoyama Guitars AR-SC

3月の購入からもう3ヶ月近く経過・・・ご紹介が遅くなりました
それにしても、S様からYokoyama譲ってもらったのに、なぜにまた2台目のYokoyama?

これには深~い事情が・・・ってほど深いわけでは無い(笑)
先日ご紹介したM-factory #202とセットものだったということであります
加えて、カマティロという材にも興味があったと、まあそんなことで購入にいたりました


トップ:シトカスプルース
サイドバック:カマティロ(バック3P)
ネック:アフリカンマホガニー2P
指板・ブリッジ:エボニー
ネックシェイプ:三角
ブレイシング:スキャロップドラティス
製造年:2013.6

【ヘッド】

天神板はサップ入りのカマティロ、チューナーはおなじみゴトーの510です
特別な装飾はありませんが、サップが良いアクセントとなっています
黒のペグもヘッド全体の上品さに貢献しています



【ネック・指板】

ネックはアフリカンマホガニーの2ピース、指板はエボニーです
ネックヒールは変形のホームベース型でヒールキャップは付いていません
結構でかいストラップピンが打ってあります
自分はストラップを使いませんが、ピンが打ってあるのは特に気になりません(笑)

仕様では「三角ネック」と言うことですが、極端なものでは無く、特に違和感もありません
基本的には薄めで握りやすいネックです



【トップ】

トップはシトカスプルースです
目が細かく、さざ波模様もはっきりした良材だと思います
ロゼッタはアバロン(多分)のサークルにハカランダ材のPG風パーツが埋め込まれています
Yokoyama Guitarではよく見るスタイルです
ブリッジはエボニー、弦の保持はピン式です
Yokoyama のスルーブリッジにも興味あったんですが、そこはちょっとだけ残念かもw



【サイド】

サイドはサップ入りのカマティロ、バインディングはコア材となります 
カマティロはメキシコ原産の木で「メキシカンキングウッド」とも言われますが
美しい木目、重い比重というくらいの情報しかありません



【バック】

バックは、サップ入りのカマティロ(3ピース)です
カマティロは一時期、Yokoyama Guitarsでも受注停止となっていたのですが
最近では再開しているようです
ただし、2ピースのカマティロはオーダーシートには無く、3、4、5ピースのみの受注です

バックには結構傷もありますが、目立って大きなものは無く綺麗な状態と言えます
カマティロのエキゾチックな木目に白いサップが良いアクセントとなって、大変美しいバックです




【オーダーシート】

このギターは中古購入ですので、私がオーダーしたわけでは無いのですが
2018.3現在のYokoyama Guitarsオーダーシートにあてはめると以下のようになります
もしかすると、これにアバロンロゼッタが追加になるかもしれませんが
現在のオーダー価格は44~45(税抜き)という感じでしょうか
しかし、この個体はもともとS村楽器のショップオーダー品で、
当時の店頭価格は42万(税込みか税抜きかは不明)だったようです

自分はとてもこれだけ出せないので、中古で見つかって良かった~と思います(笑)

Yokoyama Guitars FaceBookより

【サンプル音源】

いつものWater is wideなんですが、ひさしぶりに弾いたこともあって
思い出すのに必死で、カポを付け忘れました
ま、でもギター紹介でカポ無しで弾いてたのみ何本かあるので、もうこのままで良し!
弾き直し面倒くさいし(爆)

ZOOM Q8の内蔵マイクで録った生音だけです







10 件のコメント:

  1. こんばんは
    カマティロ材は初めて聞いたので凄く興味があります。
    良い木目ですね(^_^)
    またバインディングがコア材とは良いですね!
    こういう細かい所のこだわりが好きなんです 笑
    もし自分がギターをオーダーすことを考えた時に、バインディングはコアかメイプルで作りたいんですよね。

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  2. >もりそうさん

    こんばんは~~!
    Yokoyamaをよくご存じの方だとカマティは比較的ポピュラーなんですが
    どういう性質のものかといった情報があまりない材です
    トーンウッドとしてどういう位置づけなのかも良く分からないですが
    ローズをやや硬質にした感じの音というのは
    僕の頼りない耳の感想です(笑)

    メイプルやコアのバインディングは
    そこはかとない品があって良いものですよね!

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  3. 師匠
    こんちはー。。。

    自分もカマは弾いたことがありますが
    2本ともふわっとした感じで硬質な音とは無縁な音でした。
    その時に弾いたのは、トップがジャーマンとホワイトスプルースだったので
    シトカとは違うかもしれませんが・・・

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  4. >しばしばさん

    コメント、ありがとうございます

    そうですね~、しばしばさんの耳の方が確かですから
    きっとそうなのでしょう(笑)
    私の耳ももう少し鍛えないとなあ・・・
    とは思うのですが、
    年相応に可聴帯域も年々狭まる(^_^;)
    最近試してないけど12000Hzもちと怪しいんかも(笑)
    というのはさておき
    貴重な情報をありがとうございました~~!

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  5. ユーチューブを視聴しました。
    良い響きですね。
    テクニックも音響・ギターも相まって
    素晴らしい音を醸し出していますね。
    ピックガードを見ると、ピックで
    ガシャガシャとコードストローク
    で鳴らすイメージがありませんね。

    先日、ハンドクラフトで見た、スギタ
    ケンジさんのギターヘッドやピックガード
    も同じように思えましたが、
    音が違うのでしょうね。

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  6. >風の又三郎さん

    いや~~~、風の又三郎さん、お褒めいただいて恐縮です
    できれば、弾いてるときに自分が感じるままの音を録りたいと
    いつも思ってるのですが
    なにぶん、そのための機材と言うより環境が無いので
    「録って出し」ばかりです(^_^;)
    もうちょっと気合い入れた録音もやってみようかと思うんですが
    その「ちょっとの気合い」がなかなか・・・(笑)

    sugitakenjiは、私も興味あるんですが
    うかつに手の出せないお値段ですし、田舎で見かけることも無く
    実はいまだ見たことも触ったことも無いんです(^_^;)
    でもきっと音はずいぶん違うんだと思いますよ
    今度何かのショーでお見かけになったら是非手に取ってみてください!!

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  7. 良い買い物をしてますね
    横山と言えばカマティロ
    やはり見栄えがします・カッコいいです!

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  8. >Akiramanさん

    たしかにカマティロ、良い材ですよね~
    でも不思議と他のルシアーさんやメーカーでは聞かないですね
    よほど特殊なルートでしか入らないということなんでしょうか

    さて、ギターもさすがに減していかないと思う昨今(笑)
    真剣に終活考えないといけません

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  9. Yokoyama Guitarって、いつも思うんですが、あのピックガードは何ですかね。
    ぶっちゃけ、「ガード」になってないですよね。
    要するに、飾りなんでしょうか。
    つまりは、「ストロークしちゃあきまへんで~」と。
    でも、チョビ髭つけるぐらいなら、いっその事ない方がスッキリするようにも思えます。
    デザイン的には、バックの模様とヘッドの模様を合わせているところがニクい。
    制作家の皆さん、いろいろ工夫してますね。

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  10. >丸に橘さん

    オーダーシートにもありますが
    あくまでピックガード風の装飾ですので
    ご容赦のほど・・・(笑)

    もちろんですが、「ストロークしちゃあきまへんで~」
    というわけでもありませんのです
    逆に私に言わせれば
    ストロークで「なんでギターに傷が付く?」って感じ
    ピックも使わないフィンガー主体の僕のストロークでは
    とても傷を付けるようなことになならないのですけどね~

    時々トップが削れてるようなギターも見かけますけど
    ストロークってそんなに強く弾かないといけないもんなんでしょうか
    僕の素朴な疑問です(笑)

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