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2019年11月2日土曜日

BOSS RC-10R ルーパーです

性懲りも無く・・・と自戒の念に堪えませぬが
使えないくせに、妙にハートをくすぐるのがルーパーの魔性なのでありましょう・・・

しかしながら、欲しいとはいえ、懐は寂しい
軍資金捻出のため手持ちのルーパーやリズムマシンなど数台が尊い犠牲となりました


BOSS RC-10R ※BOSSのHPより



【製品の特徴】

  • 曲の進行にあわせて演奏を展開できるルーパーと、躍動感あふれるリズムを組合せた次世代のパフォーマンス・ツール
  • 2つのソング・ディビジョンとイントロ、エンディング、フィルから構成されるリズム・パターンを280種類以上内蔵
  • リズム・パターンは、ロック、ポップ、フォークからラテン、ジャズ、エレクトロニカ他、あらゆる音楽ジャンルをカバー
  • BOSS/Roland音色ライブラリーをルーツとした、高品位な16種類のドラム・キットを内蔵
  • 最大6時間録音可能なステレオ・ルーパー。AD/DA変換32bit、内部演算32bit float(浮動小数点)処理の高音質なルーパー・エンジンを搭載
  • 2系統のループ・トラックにより、2つのソング・ディビジョンと同期したループ・パフォーマンスが可能
  • 視認性に優れた2つのサークル・インジケーターにより、ループとリズムのステータスを即座に確認可能
  • セッティングの確認に便利なLCDと直感的なインターフェースにより、シンプルな操作性を実現
  • フレーズ・メモリーは最大99保存可能。リズムは50まで追加可能
  • 出力先に合わせてギターとリズムのサウンドを最適化するアウトプット・フィルターを搭載
  • 外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDIによるコントロールが可能
  • ステレオ・ミニ端子によるMIDI制御が可能(別売BMIDI-5-35ケーブルを使用)
  • BOSS TONE CENTRALより、追加コンテンツをダウンロード可能
  • SMFのリズム・パターンとWAVのループ素材をインポートするためのMac/Windowsソフトウエアを提供

  • 【スペック】

    ■主な仕様(ルーパー)
    ・サンプリング周波数 44.1kHz
    ・ADDA変換 32ビット
    ・内部演算 32ビット浮動小数点
    ・録音/再生 最大録音時間:約6時間(ステレオ) 最大保存フレーズ・メモリー数:99
           トラック数:2 データ形式:WAV(44.1kHz、ステレオ32ビット浮動小数点)
    ■主な仕様(リズム)
    ・リズム・タイプ 280種類以上
    ・リズム・コントロール イントロ、パターン1、パターン1フィル、パターン2、パターン2フィル
                  エンディング
    ・リズム・キット 16種類
    ・最大同時発音数 24音
    ・エフェク トリバーブ(リズム・パートのみ)
    ■主な仕様(共通)
    ・メモリー 99
    ・規定入力レベル INPUT A/MONO、B:-10dBu
    ・最大入力レベル INPUT A/MONO、B:+8dBu
    ・入力インピーダンス INPUT A/MONO、B:1MΩ
    ・規定出力レベル OUTPUT A/MONO、B:-10dBu
    ・最大出力レベル OUTPUT A/MONO、B:+8dBu
    ・出力インピーダンス OUTPUT A/MONO、B:1kΩ
    ・推奨負荷インピーダンス OUTPUT A/MONO、B:10kΩ以上
    ・バイパス バッファード
    ・コントロール RHYTHMスイッチ、LOOPスイッチ
            VALUEつまみ、RHYTHM LEVELつまみ、LOOP LEVELつまみ
            MENUボタン、EXITボタン
    ・ディスプレイ 16文字2行キャラクターLCD(バックライト付き)
    ・インジケーター RHYTHMインジケーター、LOOPインジケーター
    ・接続端子 INPUT(A/MONO、B)、OUTPUT(A/MONO、B)端子:標準タイプ
          CTL 1, 2/EXP端子:TRS標準タイプ
          MIDI(IN、OUT)端子:ステレオ・ミニ・タイプ
          DC IN端子
          USB端子:USBマイクロBタイプ
    ・電源 ACアダプター
    ・消費電流 250mA
    ・付属品 取扱説明書、安全上のご注意チラシ、ACアダプター、ゴム足×4、保証書
         ローランド ユーザー登録カード
    ・別売品 フットスイッチ:FS-5U、デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7
         エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5
         TRS/MIDIコネクティング・ケーブル:BMIDI-5-35
    ■外形寸法/質量
    ・幅 (W)101 mm 奥行き (D)138 mm 高さ (H)63 mm(ゴム足除く)65 mm(ゴム足含む)
    ・質量(ACアダプターを除く)620g


    本機に期待したポイントと結果 BOSS RC-3と比べて


    (1)音質劣化の改善

    私の場合、ルーパーは以下のように接続しています

    【ボーカルエフェクター】→【ルーパー】→【レコーダー】→【オーディオインターフェイス】

    このときルーパーはこれまでBOSS RC-3を使用していましたが、
    いわゆる「ハイ落ち」が激しく、驚くほど曇った音に変化してしまいました
    「ルーパーをよう使わん」という以前に、この音質劣化がRC-3を使わなくなった原因でもあります

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    この件に関してBOSS RC-10R では明らかに音質改善が感じられます
    「どんよりとした曇り空」から「光のさす薄曇り」へ!!、
    ある程度は内部処理を行う以上仕方が無いかもしれませんが
    RC-3のときのように「もうやだ~何これ~~」ってことはなく
    私にとっての使えるレベルにはきたと感じます
    まあ、ルーパーとしては相変わらず「ようつかわん」のでありますが(笑)

    ただし・・・
    入力端子から入った音声は、RC-10Rをスルーして出力端子から出て行くとき
    若干の音量レベル低下が起きます
    このレベル低下を音質劣化と感じることもあり得ますが、
    周波数特性は大きく変化しておらず、RC-10R内部で音質劣化しているわけではありません
    (と思いますw)
    また30ms程度ですが立ち上がり遅延も生じます
     しかしこのことで特にアタックが弱くなるなどの感じは私は受けませんでした

    (2)リズムマシンとしての機能強化

    BOSS RC-3にもリズム機能はついていて、そこそこ遊べたのですが
    フィルもなくエンディングもない、パターンも10種類のみということで、飽きるのも早かった

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    280種類という豊富なパターンがあるだけでなく、そのそれぞれに
    イントロ、パターン1、パターン1フィル、パターン2、パターン2フィル、エンディングという
    パートがあらかじめ用意されていて、フットスイッチで操作が可能です
    フィルとエンディングだけでもあればと思ったのに、本当にこれは嬉しい
    私はBEATBADYminiというリズムマシンを持ってますが
    機能的にはほぼ同等と言って良いのではないかとさえ思えます

    (3)リズムパターンの保存

    BOSS RC-3でのリズムパターンはフレーズデータとしては保存されず、
    使用するたびに設定する必要がありました
    ただ、そもそも10パターンしかないので、そんなに手間だとは思いませんでしたが
    BOSS RC-10R では280種以上のリズムパターンがあるので見つけるのが大変です

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    リズムパターンとテンポ(BPM)をフレーズデータとして保存することが可能となっています
    ですから、気に入ったリズムパターンとテンポを任意のフレーズデータ(01~99)に
    保存しておけばいつでも呼び出すことが可能です

    そしてこれはループフレーズを全く設定していない場合でも保存可能というのが大きい
    ルーパーとしては少々お門違いな使い方のようにも思いますが
    たとえばフレーズメモリーの90~99までをリズム専用のメモリーとして
    たとえば90にはボサノバのBPM100、91には8ビートのBPM120といったように
    リズムパターンのみを登録しておけば、使い勝手の良いリズムマシンに変身するワケです

    (4)録音機能の強化

    BOSS RC-3の録音時間は最長3時間、それでも十二分でした
    ただ、なんというか私はルーパとしてではなくレコーダーとして見ているのでしょうか・・・
    上記の通りRC-3は経由しただけで音質がアレになってしまうと言うのもあって
    当然録音音質も満足できなかったのだけど

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    録音時間は2倍の6時間に、そして音質も随分良くなりました
    もうこれ以上望むのならMTRを使いなさいって話ですw
    はい、十分満足でございます

    (5)ソフトウェアの活用

    BOSS RC-3でのPC連携はデータ送受信程度だったので、
    特別なアプリケーションも不要だったわけですが・・・・・

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    「BOSS_TONE_STUDIO」「RC-10R_Rhythm_Converter」という
    2つのアプリケーションが用意されています
    【BOSS_TONE_STUDIO】
    以下の4つを行うことができます
     (1)BOSSサイトからのト ラック・セットを取得する
       用意されたトラックセット(フレーズ+リズム)をBOSSサイトからダウンロードして
       RC-10Rの任意のメモリーに保存できます
       ただ、私はこのアプリで「新たなリズムパターンを取得できる」ものと思い込んでましたが
       実際には「ループフレーズ+RC-10Rのリズムパターン」の取得であって
       RC-10Rのデフォルトにはなかった新たなリズムパターンを取得できるものでは
       ありませんでした
       セッションプレイの好きな方には良いと思いますが、自分には・・・あまり用がなさそうですw
     (2)パソコンからのWAVファイルの取り込み
       パソコンからループフレーズのインポートが可能です
        ⚫ データ形式:  WAVデータ((ステレオ、PCM)
        ⚫ ビット数:  16 ビット、 24 ビット、 32 ビット浮動小数点
        ⚫ サンプリグ周波数: 44.1kHz
        ⚫ データ長:  0.35 秒~ 101 分
     (3)パソコンへのフレーズデータの保存
       パソコンにループフレーズのエクスポートが可能です
     (4)RC -10R10R に保存されているフレーズの拍子と小節数を編集する
       RC -10R10R に保存されているフレーズの拍子と小節数を 編集することができま。
       ま た、フレーズ・メモリのテンポをオジナル(が録音されとき)に戻すことができます
    【RC-10R_Rhythm_Converter】
       SMF(Standard MIDI File)を読み込み、リズムパターン(USERジャンル)として
       RC-10Rに保存します
       これはある意味私の望んだ「新たなリズムパターンの取得」に近い物ですが
       今のところBOSSからのSMF配布もなく、自分のようにスキルのない者が、
       簡単に新たなリズムパターンを得られるというものではありません

    (6)「WRITE」のスピードアップ

    フレーズを保存する「WRITE」は、BOSS RC-3ではあくびが出るほど時間がかかったが・・・・・

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  RC-10Cでは ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    正確な比較はできてませんけど体感的にはかなり速くなった気がします
    すくなくとも、あくびは・・・でません(笑)


    多少残念かも


    ループフレーズを録音後にテンポを変更すると
    ループフレーズの速度も追従して変化してくれるのはありがたいです
    ただ、音声にプップップップッというノイズが入ります
    普通はあまりこんなことはしないだろうから問題ないとは思いますがw


    いったいルーパーに何を期待してるのか


    そうそう、そこが一番重要!
    結局の話、BOSS RC-3でルーパー本来の使い方は自分には無理と知ったくせに
    何を期待して新製品を買ったのか、それはRC-10Rが私には、

    録音機能付きリズムマシン!

    に見えたからにほかならないのであります、そして

    ついでにループパフォーマンスも可能!

    おお、なんと便利なリズムマシンでしょうw
    しかもリズム機能はBEATBADYminiとほぼ同じ・・・・イッツ パーフェクト!!!(笑)


    購入を祝して設置台を製作


    できるだけきれいに保ちたいので、床に置くなどとんでもないw
    机上に置き、フットスイッチを接続して足で操作しますが
    置き場所が目線のすぐ下くらいでやや表示が見にくいので
    見やすくなるように、設置台を作成してみました

    材料は段ボール(笑)、だけどおかげで使いやすくなりました




    2 件のコメント:

    1. お久しぶりです
      ルーパーにまで手を出しているとは思いませんでした。
      エレキ弾いてたときはTCのDITTOが欲しかった時期もありました。
      ルーパーも日々進化してますね

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    2. >bs-guitar-funnypage さん

      いえいえ、これはルーパーじゃなく「録音機能付きリズムマシン」ですから~w
      正直、自分にはループパフォーマンスなんてとてもできません
      でも、弾き語りとかしてれば時々リズムマシンが欲しくなるし
      録音しておいた歌にハモリを重ねたりって遊びもしたくなります
      この機種になってリズムも豊富になったし音質も向上したし
      僕の用途には十分な性能になったので買い換えを決意した次第です~(笑)

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