あはは、すでにオーディオI/Fコレクターと化したとしか思えぬ
とはいえ、高級品を買う財力はナシ
Steinberg UR816C
Steinberg製品のうち、UR-Cシリーズの中ではフラグシップとなる機種
もちろん、製品群の中にはAXR4Uなんて高級機もあるので、Steinbergの中で一番!って訳ではありません
発売からすでに3年ほど経過するので、最新機種とも言えませんし、サウンドハウスでは販売終了となっていますが、まだ現行機種です
もう、オーディオI/Fも「取り付けるPCがない」って事態となってますので、
「興味」以外の購入動機はないのですが、とりあえず買ってみましたw
■最大32bit録音再生可能
32bit整数の圧倒的な情報量により演奏を正確に捉え音のディテールを再現します。
また、32bit/192kHz録音再生に対応したCubase AIが付属(ダウンロード)
していますので、購入してすぐにハイレゾの音源制作を始められます。
■USB 3.0(USB Type-C)対応
USB Type-C端子を装備するだけでなく、USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1)
SuperSpeedモードに対応。転送速度や電源供給量が増すUSB 3.0(Type-C)は
高音質や高機能を実現するUR-Cの原動力となっています。
■dspMixFxテクノロジー対応
レイテンシーフリーのモニタリング環境やDSPエフェクト処理を実現する
dspMixFxテクノロジーが利用できます。
CubaseでのDSPの操作は、最も頻繁にアクセスするプロジェクトウィンドウの
インスペクターから行え、Cubase起動時にdspMixFxミキサーアプリケーション
での操作も可能です。
■その他特長
・新開発のカスタムチップ「SSP3」によりDSP処理能力アップ
・「SSP3」と最新ドライバーの組み合わせによりレイテンシーを低減、また安定性も向上
・ヘッドホンアンプの出力向上
・ダークグレーと黒のツートンで落ち着いた雰囲気に仕上げた外観
・大型化、周りにLEDを採用で、暗い空間でも音量調整がしやすいボリュームノブ
◇『UR816C』
・奥行きがコンパクトになり、モバイル性が向上
(「UR824」:275mm →『UR816C』:225.8mm)
(「UR824」:275mm →『UR816C』:225.8mm)
・デジタル入力段に、独自のジッターリダクション機能「SSPLL」搭載
・デジタル出力の8chマイクプリとして使用できる「HAモード」搭載
ドライバ&ツールのインストール
Steinbergのサイトからダウンロード、インストールします
ダウンロード | Steinberg
このサイトにはいろいろダウンロードできるものがありますがWindows10,11なら
とりあえず「TOOLS for UR-C」のみでいいでしょう
ドライバもツールもオールインワンとなっています
ドライバ&ツールのインストール
Steinbergのサイトからダウンロード、インストールします
ダウンロード | Steinberg
このサイトにはいろいろダウンロードできるものがありますがWindows10,11なら
とりあえず「TOOLS for UR-C」のみでいいでしょう
ドライバもツールもオールインワンとなっています
基本的な使い方は・・・
外国製品じゃないし、日本語マニュアル有るし・・・・(笑)
そこら辺は自力でなんとかしてみましょう
ただ、基本とはいいつつ、本体だけではできない操作もあるので、上記でインストールした「Steinberg dspMixFx UR-C V1.5.0」は必須であると、とりあえず言っておきます
本体ではできない操作・・それは
・各種エフェクトの使用
・全チャンネルのミキシング操作(パンやミュート、ソロを含む)
・背面のラインアウトへのルーティング
・隣り合うチャンネルのステレオリンク
・ループバックの有効/無効切替 等々
ついでに、逆に本体でしかできないことをあげれば、以下のとおりです
・ファンタム電源のオンオフ
・各チャンネルのゲイン操作
・ヘッドホン出力の調整
・背面のメインアウトのミュート 等々
Steinbergの「ループバック」の怪
いえ、けっして悪口ではないのですが、ライブ配信をする人には特に知っておいてもらいたいお話で、このことを知らないと、
「マイクの音が片耳からしか聞こえない」とか・・・
「マイクの音が出ない」やら・・・
という事態に遭遇して下手すると「これじゃ使えないよ」ってことになってしまいます
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さて、どこからお話しすれば良いか、これがなかなか難しいのだけれど・・・
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ライブ配信サイトは、ツイキャス、spoon、17LIVE等々、最近では本当に多いのですが
話をパソコン配信に絞るとするなら、方法は以下の2つに大別されます
①サイトが用意した配信ページから配信を行う
②OBS等の外部配信ツールを使う
話をパソコン配信に絞るとするなら、方法は以下の2つに大別されます
①サイトが用意した配信ページから配信を行う
②OBS等の外部配信ツールを使う
ただ、どちらにしても音声デバイスを設定する必要があります
このときMOTUのようにドライバ選択で「MIXアウト」を選択できれば問題ないのですが、SteingbergのURシリーズやUR-Cシリーズのように「ライン(Steinberg UR816C)」といった選択肢しか選べない場合、基本的に①であれ②であれ、
多チャンネルのオーディオインターフェイスを使っても1,2chしか利用できません
例えば、1chにだけマイクをつないだ場合は左側からしか音の聞こえない配信になるし、3chにマイクをつないでいれば音そのものが配信に乗らないことになります
ライブ配信では実によく見かけるシーンです
※)多チャンネルのオーディオインターフェイスの音を各チャンネル個別に扱えるのは
cubase等のDAWソフトウェアだけ、と考えておいた方が無難です
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で、ここからは私の購入動機にもつながる話ですが、
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SteinbergのURシリーズではUR242とUR44、UR-Cシリーズでは全機種で
上記の「dspMixFx」が使用可能です
上記の「dspMixFx」が使用可能です
「ソフトウェアミキサー使えるなら何も問題ないよね!!」
とは思えど、なにぶんこの手の機材は実機を使ってみないとわからないことが多い
ってことで、購入してみたわけですが・・・・え゛~~~~?
ってことで、購入してみたわけですが・・・・え゛~~~~?
dspMixFx使っても1,2chしかOBSで音声が使えないじゃ、あ~りませんか
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さてここで、よい子はマニュアルをちゃんと読んでみるわけであります
さてここで、よい子はマニュアルをちゃんと読んでみるわけであります
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でもね、まあ当たり前ですが「OBSで全チャンネル使う方法」なんて有るわけがない(笑)
しか~し、こんな説明書の中でこんな簡易版ブロックダイヤフラムもどきが目に入った
※赤、青、緑の着色は私がしたものです
マイク等からの入力信号の流れは基本的に赤着色です
当然ながらOBSのように基本的に1,2チャンネルしか扱えないソフトウェアでは、1chにマイクをつないだだけなら左側からだけの音声配信となります
しかし、USB経由でPCに音声を渡す前に、青着色ブロックからの線が来てます
そしてその交点には「LOOP BACK」の文字・・もしかしてループバックを有効にすれば全チャンネルのミックスアウトがOBSでも使えるのかもです
案の定・・・でありましたしか~し、こんな説明書の中でこんな簡易版ブロックダイヤフラムもどきが目に入った
※赤、青、緑の着色は私がしたものです
マイク等からの入力信号の流れは基本的に赤着色です
当然ながらOBSのように基本的に1,2チャンネルしか扱えないソフトウェアでは、1chにマイクをつないだだけなら左側からだけの音声配信となります
しかし、USB経由でPCに音声を渡す前に、青着色ブロックからの線が来てます
そしてその交点には「LOOP BACK」の文字・・もしかしてループバックを有効にすれば全チャンネルのミックスアウトがOBSでも使えるのかもです
ループバックモードを「Live Cast」に変更するだけでOBSでもミックスアウトが使用可能、かつエフェクトも有効となりました
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さてしかし、どうも釈然としないのが「ループバックの怪」なのです
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世間のおおかたが理解する「ループバック」とは
上記、簡易版ブロックダイヤフラムの緑着色部分なのでありまして、「PCの音声を配信にのせるための機能」です
それが、Steinbergでは、以下を「ループバック」と呼んでるみたい
上記、簡易版ブロックダイヤフラムの緑着色部分なのでありまして、「PCの音声を配信にのせるための機能」です
それが、Steinbergでは、以下を「ループバック」と呼んでるみたい
「PCからのループバック音声とdspMixFxの全機能をステレオミックスする」
そんなことは取扱説明書のどこにも書いてないし!💢
まあこの辺はメーケーの考え方次第でしょうけど・・・ちなみに取説の記載は以下のとおり、これではわかるわけないよねえ
■ループバックとは(取説P.11)
|インターネットの映像配信などに便利な機能です。本体の
|入力端子に入力されているオーディオ信号(ギター、マイ
|クなど)と、コンピューター内で使用中のソフトウェアか
|ら再生されているオーディオ信号を本体内で2チャンネル
|にミックスし、コンピューターに戻します。
ループバックの注意点
これはUR816Cに限った話ではないのですが
例えばOBSでオーディオインターフェイスの信号を「モニターする」としていた場合は、ループバックの有効化で無限ループが発生することがあります
まあこの辺はメーケーの考え方次第でしょうけど・・・ちなみに取説の記載は以下のとおり、これではわかるわけないよねえ
■ループバックとは(取説P.11)
|インターネットの映像配信などに便利な機能です。本体の
|入力端子に入力されているオーディオ信号(ギター、マイ
|クなど)と、コンピューター内で使用中のソフトウェアか
|ら再生されているオーディオ信号を本体内で2チャンネル
|にミックスし、コンピューターに戻します。
ループバックの注意点
これはUR816Cに限った話ではないのですが
例えばOBSでオーディオインターフェイスの信号を「モニターする」としていた場合は、ループバックの有効化で無限ループが発生することがあります
またシンクルームのような参加者間の双方向通信環境では、ループバックが有効な状態で入室すると他の参加者に盛大な「山びこ」をプレゼントすることになります
このことには十分な注意が必要です
使い勝手
欲を言えば、ゲイン調整等本体パネルでしか操作できないことも含めて、すべての操作をdspMixFxから設定できれば良かったかな
でも、背面メインアウトのミュートスイッチが前面パネルにあるのはすごく嬉しかった
総合的には、使いやすいといって良いと思います
少し不満なのはファンタム電源の供給が、1~4ch、5~8chの2系統でオンオフされることです
1chにコンデンサーマイクを使ってしまうと、2~4chにダイナミックは接続しない方が良いのでちょっと不便!できれば各チャンネルごとのオンオフが良かった
それともう一つ、付属のUSB3.0ケーブル・・・1mは短すぎ!!w
音の感想
ループバックのことで力を使い果たしてしまったw
簡単に言えば、入門用のAGシリーズ、ミキサーのMGシリーズ、音楽製作&配信用のUR-Cシリーズを通して似た系統の音と感じます
悪い印象はないのですが、あえて書けば「上品」w
ややすっきりと線の細い印象はあるものの帯域的な欠落感も盛り過ぎ感もなく、聞きやすい音と言えば良いのでしょうか、まあそんな感じです
でも、以下の2つは「かなり良い!」と感じたので一応書いておきます
■PC音声の再生音
■ヘッドホン出力の音
まとめ
意外に用途を選ばずオールマイティに使える!という印象です
ただ、「ループバック」の機能を正しく理解しないと、
一気に「DAWによる音楽制作用」って用途に限られてしまいそうなので要注意です
ライブ配信にも十分使えます!w
ミキサーやエフェクトが使用可能なこともあわせて
「音質や機能が上手くマッチして総合的に使いやすいオーディオインターフェイス」
と思っています
ちなみに「dspMixFx」で行った設定は、
ソフトウェアを落とした後も、UR816C内に保存されていて有効ですので
ずっと起動しておく必要はありません
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