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2022年9月29日木曜日

AKG C214 バーサス AKG C414XLS

先日のAKG C214の記事で「アコギの宅録ならC214で十分じゃないかな」的な話をしました


スペックの違い


両者の最も大きな違いは、
 ・C414XLSには指向性切替スイッチ、パッド切替スイッチがある
 ・等価雑音レベルはC414XLSの方が7dB小さい(S/Nがよい)
ということになります
下表では出力値がわかりにくいですが、C214の「20 mV/Pa」をデシベル換算すると-34dB/paとなりますから、概ね同じと考えて良さそうです
あと、C214の方は12-52vと幅広い電圧に対応してる点も特徴的です

見た目の違いは、指向性切替スイッチの有無が大きいですが、タッパは両者とも160mmで同じ、それなのに妙にC214のほうが貫禄たっぷりに見えてしまうのは、横幅がC214の方が5mm広いためと、グリルの面積が広いためなのでしょう

また、重量はC414XLSが300gでC214より20g重くなっていて、「重いものを尊ぶ」という昭和人間の嗜好をくすぐります
いや~~C214の「貫禄」をとるべきか、C414XLSの「昭和的価値観」をとるべきか、悩ましい~~~!!!
え?「悩むとこはそこじゃない!?」わはは、確かにそうでござった!(笑)



音の違い


録音条件は先日のC214と全く同じですが、微妙なマイクセッティングや弾き方は全く同じとすることが難しかったので、そこを踏まえつつ両者を聞き比べてみてください

【録音条件】
 ・ギター:S.yairi YD-42
 ・マイク:両者ともローカット&パッド無し、単一指向性で使用
 ・マイクプリ:WARM AUDIO WA273(160Hzローカット)
 ・オーディオインターフェイス:STEINBERG UR816c
 ・アプリ:Audacity
 ・音質調整&エフェクト無し

【AKG C414XLS】

【AKG C214】

まず、僅かですがC414XLSの方がノイズレベルが低いようです
ギターを弾いていない無音部がほとんど無いのでわかりにくいですが、最後のサスティンの部分で少しわかるかも知れません
以前、C214の紹介では「PCノイズを拾ってるだけでセルフノイズはほとんど感じない」と書きましたが、こうして比較してみるとC414XLSのほうが「より静か」な感じがします

音色としては、C214のほうがやや高音寄りできらびやかですが、いやらしいほどではなく「メリハリがきいてる」といった感じでしょうか
一方のC414XLSは、キラキラも十分残しつつ「艶っぽく厚い」印象をうけます
ただし、そういった音色の違いは僅かで、基本的には「よく似た系統の音」となっています

「どちらが良い??」
当然、C414XLSに大枚はたいた身からすればそちらに軍配を上げたくなりますが(笑)
C214も十分使える音で、優劣というよりは「音源の用途と嗜好の問題」と考えるよりなさそうです
ソロギターの宅録という用途に限るならば、
 ・C214のメリハリ感(僅かな違いですが)
 ・C414XLSの静粛性
のどちらに重きを置くかということと、2倍以上という価格差がそれに見合うかという判断ではないかと思います

あえて個人的意見を述べるとすれば・・・
PCや空調を止めて可能な限りの静音環境を作る前提ならソロギの宅録はC214で十分楽しめるんじゃないかと考えます


2022年9月23日金曜日

PositiveGrid Spark mini(退院&アコギでOVERDRIVE)

「USB録音の音が小音量でも歪んでしまう」の不具合で入院中だったSpark mini
結局「交換対応」と言うことで無事に戻って参りました
それはそれで「めでたし、めでたし!」なのですが、
PositiveGridの日本ディーラーとなるMedia Integration, Inc様のご対応が
なかなかに素晴らしいものでありました!

不具合の内容


以下は最初の問い合わせ内容です
---------------------------------
先日Spark mini購入しましたがUSBオーディオI/Fによる「録音」が上手くいきません

・WINDOWS10パソコン
・USB2.0接続(3.0も試しました、ハブは使用せず)
・ファームウェア&ドライバは最新のを使用
・AUDACITYとOBSで試しました
・ギターはアコギLR.baggsM1パッシブ使用
・スピーカーアウト、ヘッドホンアウト、USB再生は正常です

■オーディオI/Fでの録音自体は可能ですがビビりまくりの音しか録れません(添付ファイルのとおりです)※本記事では省略
■オーディオI/Fでの録音がモノラルになってしまう
■ASIO4ALLが必要という情報は把握していますが、現在未導入です
■不具合でしょうか?仕様でしょうか
■今後、ファームアップやドライバの更新でASIO4ALL無しでも録音可能になるでしょうか
---------------------------------
このあと、数度の連絡の後、ASIO4ALLも試してみたのですが
結局上手くいかず、Media Integration様に送って確認してもらうことになりました
なお「オーディオI/Fでの録音がモノラル」については製品仕様ということでした

その後の経過等


2022.8.25 上記不具合の連絡
2022.8.31 いろいろ確認後にディーラー送付
2022.9.06 USB録音での症状はディーラーでも確認出来たので「交換対応」となる
      ただし、メーカーへの確認事項もあるので少し時間が必要との連絡あり
2022.9.12 交換品の発送連絡をもらう
2022.9.14 交換品の到着

流れ的には上記の通りですが、この間、質問への回答や状況連絡など
10回以上の丁寧なメール連絡をいただきました
私としてはちょっと感動的なご対応でありました(笑)


アコギでドライブ!!


退院記念ということで、サンプル音源を1つ
前半はクリーン&リバーブ、後半はオーバードライブです
といっても「ただコード弾いてるだけ」なんですが・・・

音はSpark miniのヘッドホン端子からライン録りしています
せっかくUSB録音の不具合が解消したからUSB経由でとも思いましたが
USB録音はモノラルなのでちょっとつまんないかなとw

ギターはMARTIN OOO-15、バリバリのアコギですけど、エエ感じに歪みます(笑)
ひずみはほぼオーバードライブのみでかけていて、アンプゲインは最小限です
完全にエレキって感じでもない、ちょっと不思議な雰囲気も残りますけど
これはこれでありな気もしています




PositiveGrid Spark mini・・・私はこれをアンプと言うよりは
「音の出るマルチエフェクター」
と考えております


巨大なエフェクターボードやマルチじゃ無く
Spark miniを1つだけ持ってヘッドホンアウトからPA渡し!なんて
ちょっと格好よくないですか(笑)


もちろん、スピーカーからの音も極上だから
練習の励みにもなりますよ~~!!

2022年9月17日土曜日

やっぱりな、超大容量30TBSSD!

AliExpressの地雷・・といって良いのだろうか
でも30TBのSSDが4600円って時点で「覚悟のポチ」だったのだけれどw
結果??、まあ皆様のご想像通りです

30TBポータブルSSD


いや~~よほどのことが無ければ使い切れる容量では無いのですが、動画収集がシュミとかであれば必要もあるのでしょうか
もちろん私自身には必要の無い大容量なのですが、AliExpressでお散歩してたら遭遇、しかも4600円というあり得ないお値段です
怪しい!!と私の大脳が警鐘を発し続けたのですが、「怖いもの見たさ」って気持ち、きっと皆様にもご理解、ご共感いただけるのでは無いかと(笑)

さて、発注から11日間で到着、これは予定よりも10日ほど早く、まずそこは褒めとく
そして見た目は、そんなに安っぽくも無く、これも良い感じ


ただ、私の思うSSDよりなんとなく小さい
測ってみるとPC内蔵用のSSDよりかなり小さいことがわかりましたが、「SSDといってもいろんな形があるんだな」くらいの認識で、特に問題なし


PCに接続してもあっさり認識
30TBのワンドライブではなく、15TB×2ドライブとなっていましたが、もちろんそこに異論はありませんし、試しに数ファイコピーしてみましたが、これも問題なし

「な~んだ、これって大丈夫かも」
と思うのはまだ早かったw


しかし、恐ろしく遅~い
ここで、「CrystalDiskMark 8」登場、遅いと感じたなら計測しないと・・・

パーティションが2つに別れているので、それぞれで計測してみましたが
2ドライブとも無事に計測できたものの・・・もう笑ってしまうほど、遅い
SSDなんておこがましい・・質の悪いUSBメモリか、10年以上前の化石USBメモリ程度


参考までに、パソコン用の内蔵SSD、内蔵HDを測ってみました
いつも安物買ってるのでSSD、HDとも高速ってわけではありませんが、それでも桁違い!


内蔵SSD

内蔵HD

「遅いのは我慢できる、やっぱり大丈夫なんじゃね?」
と思うのはまだまだ早かったw


コピーしたはずが・・・
ここまでで、ちょっとだけ気を許してしまったわたし
100GB程度のファイルをコピーしてみたのでした

しかし、コピーは出来ても、SSD内にあるはずのファイルがない・・え~~~?
にもかかわらず、100GB分容量は減っているのでありました
不可解と言うより、ファイルシステム自体が壊れているとしか思えない


「でも再フォーマットすれば、きっと大丈夫よね?」
と思ってからが長かったw


延々とフォーマット

【1:exFATでクイックフォーマット】
 まずはクイックフォーマットを試して、一応成功
 しかしながら、「コピーしたファイルが見えなくなる症状」は改善せず

【2:exFATで物理フォーマット】
 意を決して物理フォーマットを敢行!!!!
 15TBのフォーマットには15時間を要したが、完了の直前になって
「windowsはフォーマットを完了できませんでした」
 しばし言葉を失う・・・

【3:NTFSで物理フォーマット】
 今度はいったい何時間かかるんだろうと、おそるおそる開始
 しかし大量の不良セクタの発生で10分ほどで停止w
 この時点で「何も受け付けない状態」になってしまったので、この日の作業は終了

【4:exFATでクイックフォーマット】
 前日とは違うPCで実行すると、あっさり成功
  ・10GBのデータコピー:なんか成功っぽい
  ・20GBのデータコピー:見えないファイルあり、見えていてもファイル破損

【5:ボリューム削除して1TB程度の小領域を確保】
 「ディスクの管理」から「ボリュームの削除」を実行しても失敗

【6:チェックディスクで修復】
 AOMEI(パーティション管理ソフト)経由でチェックディスクを実行
 2ドライブとも要修正ということで修復を行う
 修復後は今まで見えてたファイルもすべて見えなくなってしまったが
 全フォルダを削除して再度データコピーにチャレンジ
  ・コピー中のエラーは無し
  ・なんだかよくわからないが「ファイルが見えない」状態にはならない
 ってことで、一応「普通に使えるドライブ」という体を装っているが・・・(笑)
 「データ、普通に壊れてるし!!!」

さてさて、そろそろ「あきらめどき」ってことでしょうか・・・(^0^;)
「まだなんか出来ることはあるんじゃ?」
「たまたまダメ個体に当たっただけ?もう一度買ってみれば?」
まだいろんな気持ちが渦巻いておりますが、
「4600円でいろいろ楽しめたから良かったんじゃないの?」と結論づけます(笑)

全部がダメとは言いませんが
Aliexpressで30TBSSDの購入は
「絶対にやめておきましょう!!」
と申し上げたい


「怖い目に遭ってみたい」という方はお止めしませんがw

2022年9月11日日曜日

アンプ台にマウステーブルを!

意味があるのかないのか(笑)
もちろん私には大きな意味があるのだ!

材料調達


材料は「板材」と「折りたたみ式ブラケット」
【板材】
家に余ってた端材なので調達費はゼロ
アンプ台の幅とマウスパッドの大きさにあわせて60cm×22cmにカット
多少曲がりはありますが・・・用途がマウステーブルなので問題なしです

【折りたたみ式ブラケット】
amazonで995円で調達
まあ安いから許すけど「ついてるはずのネジ類が入ってなかった」のはいただけません


組み立て


ネジが入ってないので、適当なのを探して・・・

【板とブラケットをネジ止め】
板には予め、アンプ台の板の厚みとかをケがいておくと安心です
もちろんですが木ねじが板を突き抜けないよう注意してねじ長を選びます
本来ブラケット1個に付き3箇所止めですが、特に力はかからない予定なので2箇所止めで済ませました


【アンプ台に固定】
適当にアンプ台にねじどめします
特に注意点はないですが、出来るだけ水平に・・くらいでしょうか
アンプ台の天板にそろえるのが簡単だし、見た目も綺麗に収まります


【完成!!w】
板のカットが終わっていれば所要時間は30分以内かな
総費用1000円としては、まあまあな感じだけど、これ以上板がたわまないことを祈りますw

マウステーブル使用時
折りたたみ時

なぜ必要だったのか


先日組み上がった新しいマイク録音システムですが、
写真のように、マイクスタンド設置の関係からちょっとPCからの距離が遠い
PCに近寄って「録音ボタンをクリック」、席に戻って録音し、終わればまたPCに近寄って「終了ボタンをクリック」なんてことを何度もやってれば、そのうちマイク転倒とか、何かやらかしそうな予感がするわけです
せめて、マウスだけでも手元にあればずいぶんリスク軽減できるのに!というのが今回の工作の目的でありました



蛇足動画w


どんな感じで折りたたむのか、動画撮ってみた(笑)
折りたたみ時にやや「建て付けの悪さ」を感じますけど、まあこんなものでしょう



2022年9月5日月曜日

PositiveGrid Spark mini(2/2)

いよいよPositiveGrid Spark miniの「操作&音」編です
かわいいだけじゃ無いってとこ、お伝えできれば良いのですが(笑)
あと、私の用途はアコギで、エレキは全く意図していないことをお断りしておきます

まずは「音」聴いてみましょう
以下動画は、前回ご紹介したものですが、正直、「悪くない」と思います

写真のとおりSpark miniの前にZOOM Q4というビデオを置いて録っただけのものですが、抜けの良いすっきりとした音です
ドーンという身体に響くような重低音は望めませんが、アコギの6弦程度なら十分な迫力も感じられます
サイズからすればちょっと想像できない感じの音です

動画では音量感はよくわかりませんが、10~15畳程度の部屋サイズなら十分アンプとしての役目を果たしてくれそうな音量があります
ちなみに最新のファームウェアで、ヘッドホン&USB出力の音量アップがされたとのことですが、スピーカーからの出力も少し大きくなったような気がしています

かなり大きな音量にしても、スピーカーからの音がビビったりせず、そこも好印象です
 ※特定の周波数で共鳴してビビる現象はまれに発生することがあります


音作り
では、上の動画の音をどのように作っているかをご紹介します
まず、音作りは「専用アプリを使わなければ何も出来ない」ので、前回記事でご紹介のように必ずインストールしておきましょう

今回使用しているエフェクトは3種類です
写真はスクショでは無く、webカメラで普通に写したものなので、ガラス面に反射していろいろ映り込んでますがご容赦を(笑)

【コンプ】
特にコンプレッサーの必要は無かったのですが、単純に音量アップのために入れています
GAINの正確な意味がわからないのですが、私としてはメイクアップゲインのことだろうと勝手に判断してマックス設定です


【アンプ】
アンプの種類、めちゃくちゃ多いので、どれを選んで良いか迷います
ただ、私は一応アコギ用途なので「ピュアアコースティック」というのを選んでいますが、目的は音量調整と簡易なEQのみです
GAINはアコースティックとは言え上げすぎると多少歪んでしまいそうと思ったので真ん中ぐらい、そのかわりVOLUMEはマックスです
EQは、未調整だと基本的に高音がやかましいのでTrebleをやや下げ、Bassを上げています
ちなみに、EQはAMPの右に「MOD/EQ」というセクションがあるのでそこでも調整可能ですが、「そこまでしなくてもとりあえずこれでいい」ということでアンプのEQのみを使っています


【リバーブ】
これも「何選べば???」って感じですが、今回は「ホールアンビエント」を選択
ここで問題は「レベル」と「タイム」です
レベルは、原音とのミックスレベル、タイムはディケイタイム(残響の長さ)と解釈していますが、両方ともマックス設定になっています
あとで詳しく説明しますが、この設定だと上の動画のとおりスピーカーアウトだとまあまあいけてるんですが、ヘッドホンアウトやUSB出力だとちょっと過剰なのです


ヘッドフォンアウトの音
以下は、上記と同じ設定でヘッドフォンからの出力を録音したものです
お聴きのとおり、とても綺麗にステレオ録音されていますがリバーブがやや過剰ですね


しかしまあ、これは「仕方ない」ともいえます
スピーカーだと数m離れた人にも音を届ける必要があるので、少し過剰にリバーブかけないといけませんが、ヘッドフォンではその必要が無いですから・・・

アコギ的にこの問題に対処するとすれば、4つあるプリセットを活用するくらいでしょうか
 ・RHYTHM:ヘッドホンアウト用(リバーブ控えめ、コーラス無し)
 ・LEAD:ヘッドホンアウト用(リバーブ控えめ、コーラスあり)
 ・SOLO:スピーカーアウト用(リバーブ強め、コーラス無し)
 ・CUSTOM:スピーカーアウト用(リバーブ強め、コーラスあり)
こんな感じにしておけばいちいち専用アプリを起動しなくてもなんとかなりそうです

USBオーディオインターフェイスの音
これ、未だ上手くいってません(^0^;)
■PCの音声再生は問題ありません
■PCでの録音は可能ですが、以下の問題があります
 ・音がビリビリ歪む(音量過多とは異なります)
 ・モノラルでしか録音できない

もちろん、PCとの接続自体は問題なく出来るのですが録音音声がひどいw
販売元サイトではこんな記事があるので参考にしてみたのですが、ダメ
Spark MINIでギターをコンピュータで録音する
ただ、この記事内には以下の記載がありまして・・・・
-----------以下引用--------------
   ※Windowsをご利用の場合は、ご利用いただく前にASIOドライバの
    インストールが必要です。
    Spark MINIには現在、専用のASIOドライバがリリースされていない
    ため ASIO4ALL 等を別途ご用意いただく必要がございます。
-----------以下おわり--------------
まあダメ元でASIO4ALLもインストールしてみましたが、そもそもASIO4ALLそのものを上手く使えないという事態に陥ったり・・・

サウンドハウスに質問しても
「当社ではわかりかねますので、販売元に質問してね」との返事、聞くだけ無駄w

そこでしかたなく販売元(Media Integration Customer Care)に現在質問中です
ただ、この質問の時、「国内サポートID」「製品シリアル番号」の2つが必要になるので
参考までに、どこをみれば良いのかを書いておきます
「国内サポートID」
箱に入ってる以下の書類の赤枠内に記載
「製品シリアル番号」
SPARK MINI底面の赤枠内に記載

まあ、USBオーディオインターフェイスで録音できなくても、ヘッドフォンアウトから綺麗に録音できるので、何も問題ないのでありますが、せめて不具合なのか使用なのかぐらいは把握しておきたいです

その他
3万3千円に見合うかどうかはとりあえずおいとくとしてw
基本的な音質は「とても良い」と思います
少なくとも安っぽいとは感じないのは中低域の充実感によるものでしょうが、実際、底面のパッシブラジエターはかなり良い仕事をしているようです

USB接続での出音やBluetooth接続での出音で大音量にすると、低音と同時にSPARK MINIが激しく振動するのを感じられます
SPARK MINIとBluetooth接続したIpad miniの音量を最大にし、SPARK MINIの音量も最大にすると、手で耳を覆いたくなるほどの爆音も可能です

さらに、その爆音状態でもスピーカー自体がビビるなどの破綻がおきない点は、驚愕に値します、きっとよほど作りが良いのでしょう

価格の話に戻りますが、
 ・基本音質の良さ
 ・高品質で使いやすい内蔵エフェクタ
 ・爆音にも耐える作りの良さ
 ・携帯性に最大限配慮した機能性(小さい、軽い、充電式等)
 ・USBやBluetooth接続での出音も可能
 ・などなど
また、説明書には明記されていませんが、「モバイルバッテリー給電(充電?)」も、もしかすると可能かも知れません
写真は、Bluetooth接続で出音中のSPARK MINIにモバイルバッテリーを接続したときの電力消費を示したものですが、5v、0.8Aが供給されているようです
 ※マニュアルに記載が無いので試行の場合は自己責任でお願いします
  またこの状況が給電なのか充電なのかは不明です(電流が時間とともに小さくなるので
  充電の可能性が高いです)

こうした諸々を考えると、「上記の特徴を必要とする理由があるなら」私には十分3万3千円に見合うのではないかと思えます

もちろん、価格半分でVOX MINI GO 10のような多機能ミニアンプも存在しますが、サイズも重さも約4倍・・・このあたりは、優劣と言うより「何を必要とするか」によって選択が異なるのでしょう

SPARK MINI、アリです!!

【2022.9.7追記】
USB録音については、メールでのやりとりを経て
販売元まで送り返しとなりました
その結果「不具合です」との回答を得て
現在、代替品の返送待ちです
詳細は後日ご報告したいと思います

2022年9月3日土曜日

緊急覚書 OBSアップデートとStickam配信不可

2022.8.31にOBSの大型アップデート(28.0)がありました
いつも、即時アップデートを実行する私・・・しかしアップデート後に
  ・Stickam:配信不可
  ・Twicas:配信可      という事態に陥ってしまった


【2022.9.4】OBS28.0.1がリリースされました
このバージョンだと問題なくStickam配信出来ています
以下の記事は「こんなこともあった」という
単なる騒動記としてお読みいただければ・・・(笑)

原因が定かじゃ無い、のが悔しいw


思いつく原因は以下のとおり
 ①OBS27.2.4からOBS28.0へのアップデート
 ②アップデートに伴い、よりよい音質を目指して音声ビットレートを256に変更
定かでは無いのは、①だけなのか①,②両方なのかという点です

後で書きますが、Stickam側の制限で②は確実にアウトです
ただ、アップデート後すぐに②をしてしまったならともかく、
②を実行せず①だけの状態で配信不可となったのならアップデートが原因となります
残念ながら、どっちの状況だったのか記憶に無いのが、悔しいw

【Stickam配信不可以外の不具合】
もともとOBSの映像エンコーダを「ハードウェアエンコード(NVIDIA NVENC H.264)」としていてOBS27.2.4までは問題なかったのですがOBS28.0では「使えません」となってしまいました
グラフィックボードのドライバを最新にすることでハードウェアエンコードを使用することは可能になりましたが、この時点ではまだStickam配信不可は回避できませんでした
   ※windowsのドライバ更新では最新にはなりません
    ボードの製造元(うちの場合はNVIDIA)のHP等で
    最新ドライバを入手する必要があります

とりあえずOBS27.2.4に戻す
OBSのダウンロードサイトから「OBS Studio 27.2.4」をダウンロードします
このとき、以下に注意してください
 ・かなり下の方にあること
 ・「Assets」をクリックしないとダウンロードファイルが表示されないこと
自分の環境に合うファイル、私の場合だと「OBS-Studio-27.2.4-Full-Installer-x64.exe 」
をダウンロードし実行します


【ちょっと注意 その1】
インストール中にWindowsだと「マイクロソフトエッジがファイルを使用中なのでエッジを終了してから再度実行してね」とメッセージが出ることがあります
しかし、エッジを終了してもなぜか処理が進まない・・・・
これはエッジがバックグラウンド動作している可能性があるためです

この場合、OBSインストーラーを終了せず、
CTRL+ALT+DELでタスクマネージャーを呼び出し、プロセスの「バックグラウンドプロセス」で「Microsoft Edge」が稼働していないか調べます


稼働中の「Microsoft Edge」をすべて「タスクの終了」しますが、いくつかは残ります
「タスクの終了」をしてもこれ以上は「Microsoft Edge」が減らない状態になったら、OBSインストーラーの「再試行」をクリックします
一度では上手くいかないこともありますが、その場合は再度「タスクの終了」を何度かやってはOBSインストーラーの「再試行」を繰り返すと、突然インストーラーの処理が進む場合があるのでお試しください

【ちょっと注意 その2】
OBS28.0がインストールされた状態でOBS27.2.4のインストール処理を行う場合、クリーンインストールになって配信設定やシーン情報が失われるのが心配です
しかし私の場合は、すべての設定情報を残したままOBS27.2.4に戻すことが可能でした

OBS27.2.4に戻すだけではNG
OBS28.0がStickamで配信不能となって以降、原因究明のために設定を見直したり変更したりして、その過程で確実に「音声ビットレートを256に変更」しており、OBS27.2.4にロールバックした時点でもその設定が生きていました

Stickamにおける配信制限を満たしてなかったわけです

Stickamにおける配信制限
Stickamには「無料会員」と「プレミアム会員」があります
私は「無料会員」ですがプレミアム会員より厳しい配信制限があります

【映像ビットレート】
映像ビットレートの上限値は「1000kbps」です
 ※プレミアム会員は1000以上もOK
これを1kbps超えても配信できなくなります


【音声ビットレート】
映像ビットレートの上限値は「192」です
 ※プレミアム会員は上限値320
これを「256」とかに設定してしまうと配信できなくなります


【出力(スケーリング)解像度】
出力解像度の上限値は「854×480」(縦幅最大480)です
 ※プレミアム会員は縦幅最大720
実験では481だと配信できましたが、490では配信不可でしたw


まとめ
【原因候補】
 ・OBS28.0へのアップデート自体が問題という可能性
 ・アップデートに伴い設定値がStickamの配信制限範囲外に変わってしまった可能性
 ・OBS28.0で映像のハードウェアエンコードが出来なくなったのに気づかず配信して
  「あ~~アップデートのせい??」と勘違いしてしまった可能性
 ・もしかしたらアップデートと同時に音声ビットレートを256にてしまった可能性

【対処】
 ・OBS27.2.4へのロールバック
 ・グラフィックドライバの更新
   ※これはStickam配信不可の回避には影響しなかった
 ・Stickamの配信制限の確認と整合性の確保

【結果】
まあめでたくStickam配信可となったわけですが、結局OBS28.0が直接原因だったのかどうかが今ひとつ不明のままです
とはいえ、もう一度OBS28.0に戻すのは・・・めんどくさすぎる(笑)

皆様の参考になったかどうかは不安が残りますが、以上「緊急覚書」であります