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2022年10月5日水曜日

いまさら感動、エクセルは進化していた・・w

この1ヶ月ほど「とある」エクセルの開発に取り組んでおります
VBAとかはまあいつも通りで何も変わった感じはしないのですが、
今まで知らなかったエクセルシート上の機能や関数にちょっと感動したお話であります

名前付き範囲のスピル


「名前付き範囲」というのは今までも便利に使わせていただいてました
しかし、その値をそっくり他所に貼り付けることが出来る・・・というのにはじめて気づいた

【名前付き範囲の設定と貼り付け】
まず、適当な範囲に名前を設定します(ここでは「範囲1」と設定)


次に任意のコピーしたい場所に算式「=範囲1」と入力すると、「範囲1」のすべての数値が貼り付けられる


単純な値貼り付けと異なるのはここからですw
元範囲内の値変更は貼り付け先にも自動的に反映されるという・・・素晴らしいw


MINIFS関数


MIN関数は「範囲内における最小値を求める」関数です
しかし、「0(ゼロ)」の取り扱い方法によっては結構ややこしい関数でした

【MIN関数で空白は無視されるが・・】
MIN関数において範囲内に空白がある場合は無視されます


【MIN関数で「0」は無視されない】
しかし、範囲内の「0(ゼロ)」は無視されないので戻り値は「0」となります


【しかし「0」を無視したい場合もある】
場合によっては上記で良い場合もあるのですが・・・
空白や「0」が単に欠損値である場合には「0」を除いた最小値を得たい場合があります
これまでは、SMALL関数とCOUNTIF関数の組み合わせなどで対応しましたが、
MINIFS関数が登場して、やたらと簡単明快になりました
MINIFS関数は「条件付き最小値」を求めるものです
「範囲内のゼロでは無い値の最小値」が簡単に求められます


【複数条件の設定も可能】
A列の値が「徳島」の場合で、かつ「0を除いた」最小値という複数条件設定も簡単!!


ちょっと問題も


とっても便利なんですが、上記は両者とも「新しい機能」らしい
便利な一方で「旧版エクセルでは使えない」というデメリットもあるわけです

今日紹介した機能は基本的にWindows版ではExcel 2021/2019とMicrosoft 365のExcelのみの対応となっているようで、今になってちょっとドキドキしてきたのは・・・

喜んで使ってみたものの
発注者に「新しいエクセル買ってくれ!」と
いつ言ったものか

ってことであります(^0^;)
自分用のエクセルならどんな新機能を使おうがかまいませんが、
委託開発の場合は、旧エクセルとの互換性に十分注意が必要だなと
そのためには「使いたい機能や関数がいつ時点で追加されたのか知っておかないと」という
反省材料にもなったのでありました


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