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2022年11月4日金曜日

Strymon BlueSky V2

ストライモンフリークでは無いはずなんだけど、なぜか手を出してしまう魔性のペダルw

Strymon BlueSky V2


今年7月にリリースされたStrymon BlueSkyの後継機です
しかしながら、初代BlueSkyもBigSkyもすでに持ってるのに「なぜにまた?」
まあ、興味本位の部分も否定はしませんが、SHIMMERが「独立コントロール」になったことが最も大きな理由であります


 【主な特徴】
  ■3種類のリバーブタイプ(plate、room、spring )搭載
  ■モジュレーションは light、deep、off に切り替え可能
  ■SHIMMER ノブではリバーブ音に1オクターブ上の音を、
   roomリバーブでは 1オクターブ上と5度上の音を、
   springリバーブでは1オクターブ下の音をそれぞれ追加可能

  ■ハイインピーダンス超低ノイズClassA JFETプリアンプ入力
  ■ローインピーダンスステレオ出力
  ■TRSエクスプレッションペダル、Strymon MiniSwitch、MultiSwitch Plus、
  ■TRS MIDIが接続可能なエクスプレッション入力
  ■USB-C対応(MIDI接続、ファームウエアアップデート用)

  ■独立した2つのOn/Offフットスイッチ
  ■高品質JFET入力
  ■超低ノイズ、ハイパフォーマンスな24-bit 96kHz A/D&D/Aコンバータ
  ■ハイパフォーマンス520MHz ARMスーパースカラープロセッサー
  ■32-bit浮遊演算プロセッシング
  ■20Hzから20kHzのフリーケンシーレスポンス
  ■入力インピーダンス: 1M Ohm
  ■出力インピーダンス: 100 Ohm
  ■牢性と軽量性を兼ね備えたダークグレーのアルミボディ
  ■最大9V DC(センターマイナス)、最小300mA
  ■サイズ:114mm(幅)× 102mm(縦)× 44 mm(高)
  ■Designed and built in the USA

初代とV2

上記赤文字の部分が、初代とV2の違いとなりますが、もう少し単純に比較すると以下のようになります

【音作り上の進化】
  SHIMMERが「独立コントロール」になったこと
  モジュレーションのレベル設定が2段階になったこと
【操作性上の進化】
  エクスプレッションペダルの使用が可能になったこと
  MIDIコントロールが可能となったこと

音作り上の進化について


SHIMMERリバーブは、美しく幻想的な雰囲気を作り出す上で大変有効なエフェクトです
しかし、その反面「飛び道具」的なイメージもあって、アコギのソロギターではやや使いにくいエフェクトでもありました

【SHIMMER】
実際、初代BlueSkyでは、私自身「綺麗だけど使えないわ~」と使用をあきらめていたのでしたが、これが独立コントロール化したことで・・「かすかにかける」って使い方が出来るようになりました\(^o^)/
スローバラードなら1曲通して使ってもいけそうな気もしていて、SHIMMERリバーブの使用範囲が劇的に広がったと感じます

【MOD】
モジュレーションは、残響にコーラスのような効果を与えるエフェクトです
初代では有りか無しかの2択でしたが、V2では「Off」「Light」「Deep」の三択となりました
「Light」でも十分にリッチな感じになりますし、しかも割と自然なかかり具合です
モジュレーションも初代では使いづらい硬化でしたが、V2では十分使えます


【変わらなくて良かったと思うこと】
そもそも、初代BlueSkyの魅力は「澄み渡る青空のような、そよぐ風のような透明感のあるリバーブ」でありました
もう少し具体的に言えば「深くかけても音が遠くならない」ということです
その意味では初代、V2ともにリバーブの種類が「plate」「room」「spring」の3つで、あえて空間規模の大きい「hall」を無しとしたのは正解のようにおもいます
ただ、BlueSky以外のエフェクターでは「room」でDECAY(残響時間)をあまり長くとれないものが多く、私には使いづらかったのですが、初代BlueSkyではじめて「深くかけられるroomリバーブ」に出会って感動した記憶があります
V2でもそれは健在!!、ほっと胸をなで下ろしました(笑)

操作性上の進化について
【エクスプレッションペダル】
接続することで、パネル上の6つのノブのうち1つのコントロールが可能となります
とはいえ、大きな効果が望めるのはやはり「MIX」か「SHIMMER」でしょう
演奏中、ここぞの時にリバーブを深めたり、SHIMMERを効かせたりと使えそうです

【MIDI制御】
StrymonがV2でここに注力したのは明らかですが・・・
様々な設定を瞬時に切り替えたいライブならともかく、基本的に宅録使用の私にはあまり必要が無いかなということで今はスルーしていますw
また、ちょっと設定もややこしく、MIDI端子もフォン仕様、泥沼にはまらないためにも、エクスプレッションペダルの仕様くらいにとどめておく方が平和かなって(笑)


ちょっと注意
さて、入力端子の仕様が初代とは異なることにちょっとだけ注意が必要です
V2では入力端子が1つしか無く、ステレオ入力かモノラル入力かを選択するスイッチがあります
モノラル入力の場合は、一般的なパッチケーブル1本でOKなのですが、ステレオ入力の場合
 ・初代ではパッチケーブル2本を使用
 ・V2ではインサーションケーブルを使用
となり、V2ではパッチケーブルでのは接続できません


インサーションケーブルというのは、
 ・片側がTRSフォン×1
 ・片側がTSフォン×2
という2またになったケーブルです、ステレオ入力をしたい場合は必要となるので注意してください
音について
V2になって、音に関しても様々なブラッシュアップが行われていることとは思いますが、聴感上、基本的な音質にそれほどの差は無いと感じます
なので、すでに初代を持ってるのであれば、SHIMMERの微調整やEXP/MIDI操作の必要性が無ければ買い換えの必要性は低いと思われます

とりあえず、ROOMにSHIMMERをほんのり~とかけた感じで「赤とんぼ」弾いてみました



2 件のコメント:

  1. おはようございますziziさん
    今日は4回目のワクチン接種の副反応で休んでおります。
    どんどんリバーブが進化をすると、シンプルなものに戻りたくなります。
    ソロギターにはもうこれ以上のスペックはいらないと思うのですが、歳を取った証拠ですね。
    いつもレポートありがとうございます。

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  2. >bs-guitar-funnypage さん

    コメントありがとうございます!

    たしかにスペック的には来るとこまで来た感じがありますね
    私もシンプルなものは好きですが
    こうしてたまにはちょっと冒険もしてみたくなります(笑)

    ちなみに私の4回目ワクチン・・・
    「どうしよう~~~」って未だ迷ってます

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