ここからは「ちょっと良いものが欲しくなった時期」の収集品w
中古とは言え5000円しないようなリバーブでもそこそこ使えるんだから、もう少し高い機材なら、「それはもう、気を失うほど良いのでは無いか」と、とても素直に考えた
・・・のであったw
④YAMAHA REV-100
2001年頃の発売で、もう20年前の機材です
AD変換もDA変換も16ビット、44.1kHzと、年代としてはやや非力ですが、
・MIDI制御可能
・選択したプリデットを番号で表示
・プリセットのエディット結果を保存可能
と、機能的にはちょっとだけ進歩的な香りのするマシンです
プリセット数は99、ただしメモリにユーザーエリアは存在せず、プリセットの変更と保存は、元々のプリセットに上書きされます
これくらいの機能&プリセット数になるとやはりマニュアルは必須です
前面パネルの構成はかなり単純ですが、プリセットによってつまみの役割が異なる等はマニュアルが無いとわからないです
【サンプル音源】♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬
「37:String Ensemble」(弦楽器等に適した広がるプレートリバーブ)を使用しています
⑤TC Electronic M350
もう少し新しいと思ってましたが、2007年発売とのことで、すでに15年経過するんですね
それでも、A/D 変換、D/A 変換ともに24 ビット、44.1kHz128倍オーバーサンプリングであり、低ノイズで透明感のある処理を可能としています
「デュアル・エフェクト・プロセッサー」との呼び名は、リバーブエンジンとディレイ&モジュレーションエンジンによるエフェクトをそれぞれ独立してルーティング出来るところからきており、2 つのエンジンは、別途に、または組み合わせて使用できる・・・・
とのことですが(笑)、私の場合は単純なギターエフェクトとして使えれば良いので、基本的にはシリアルルーティングでしか使っていません
多機能ゆえ使いにくいのでは?との懸念ももっともですが、前面パネルをご覧いただきたい
IOセクション、ディレイ&エフェクトセクション、リバーブセクションの3セクションに綺麗に別れており、リバーブだけならほぼ説明書無しでも使える簡潔さです
ディレイ&エフェクトセクションでもわかりにくいのは、「DELAY/TIMING」「FEEDBACK/DEPTH」の小さなつまみ2つだけです(ここは説明書読みましょうw)
【サンプル音源】♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬
本機のみコーラス+リバーブの複合エフェクトとしてみました
コーラスは「SMOOTH CHORUS」で間違い無いのですが、どうやらうちのM350のリバーブセレクターは「白い筋」の位置がずれているみたいで、自分でも何を選んだのかが判然としません(笑)
中古だったからなあ・・・しかたないか
この時代のコーラスになると、ZOOM STUDIO 1201のような「なにこれ~変~!」なんてこともなく、普通に綺麗に聞こえますね
⑥Lxicon MX300
2010年発売、外観もスマートで現代的なので、これもまだ新しい製品と勝手に思っていたのにもう10年以上前の製品です
しかし、付属ソフトの使用環境がWindows8まで等々、落ち着いて考えればそこそこ昔の製品なんだと納得ですw
処理能力は、A/D 変換、D/A 変換ともに24 ビット、44.1kHz128倍オーバーサンプリングと、前出のM350とほぼ同じです
オーバーサンプリングのおかげかノイズもほとんど聞き取れません
まず、前面パネルにDRY/WETのミックスつまみが無いことにお気づきだろうか
これは私の想像ですが、このマシンはどうやらミキサーのセンドリターンを基本としているように思えます
その場合、エフェクター側はWET100%で良く、DRYとのミックスはミキサーで行うため、頻繁にエフェクター側でミックスを調整することはありません
しかし、MX300を単品で使用する場合は、DRY/WETバランスがとても大事で、そのためにはいちいちエフェクト調整画面に移動し、調整、保存しなければならない・・・これがとても面倒です
※出荷時はほとんどのプリセットがWET99%となっています
センドリターンならOKですが、単品使用の場合だと「めちゃくちゃな音」
しかでません・・・これは要注意!!
もう一つは各エフェクトのパラメータ調整です
これはわかりやすく説明するのが難しいのですが、例えばリバーブで調整可能なパラメーターは10近くあるのに、MX300本体で調整できるのは3つ、それ以外のパラメーター調整のためにはノブアサインの変更が必要になる・・って具合です
実質的には制御ソフトである「MX-EDIT」が必須になると思います
【サンプル音源】♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬
⑦Lxicon MPX110
2002年発売・・・そうか、もう20年前なんだ~
それでも、24bit、44.1kHz、自然でなめらかなリバーブです
操作性・・・あはは、LEXICONに「わかりやすく、使いやすく」との意識は希薄なのでしょうか(笑)
マニュアル無しでの使用は、まず不可能です
最大の要素は「ADJUST」ノブ、PROGRAMとVARIATIONの組み合わせによって「役割と動作が異なる」という凶悪な仕様で、マニュアル片手か頑張って暗記するかしかないですw
【サンプル音源】♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬
残念ながら、これは別のラックに組んであるので他機種と同一条件のサンプル音源が作成できません
以前に作成した動画があるので参考までにご紹介しておきます
まとめ
超高額なリバーブ機材のことは知らないので、そこは割愛しますが(笑)
ラックリバーブは年代が新しくなるほどに多機能となったり調整幅がひろがったりと「音作りの自由度」が広がってきます
そこで大事になるのが「明確な音のイメージ」と「調整能力」だとおもうのです
先に言っておきますが、私自身はその両方とも十分「へなちょこ」であります(笑)
ただ、自分の中で一番大事なのは「原音が遠くならないこと」、もっと具体的に言えば「明瞭なアタック感があること」です
そこが十分確保できていれば、残響自体は「濃厚で絡みつくような」でも「すっきりさわやか」でも、その時々に移ろう好みの中でどちらでも良いかなと思います
もう一つ重視するのは、残響の消え際が自然であること
これはパラメータで調整って訳にもいかないのでメーカーの考え方次第なのかも知れませんが、ラックリバーブでは「これ、あかん!」って思ったことはあまりありません
低価格のペダルリバーブでは残響時間を長くしたときに「あれ??」と思うものもありました
さて、ラックリバーブも最近はペダル型の高音質化や出来の良いプラグインの登場などでどんどん活躍の場が減っています
プロ用の高級機はいざ知らず、M350やMX300のような低価格の一般向けラックリバーブが軒並み販売終了となっているのも時代の流れと言えそうです
しかし、宅録はもちろん、ホームユースで可搬性や省スペースにこだわらないのであれば、逆に良い時代の到来なのかもしれません
以前は少しお高くて躊躇していたリバーブも中古で手に入れやすくなるかもです
リバーブの比較ができるのはZiZiさんならではですね。
返信削除単身赴任の究極か?
いわゆるトランスガットギターを買っちゃいました。
ギターアンプが無くてもリバーブとディレイが
かけれるやつです。
近未来はもはやヤマハの特許が花をさかせるのでしょうか
ちなみに私が購入したのは、
マルチネスMP-14
スプルース&ジリコテです。
>bs-guitar-funnypage さん
返信削除コメントありがとうございます
おおトランスギターご購入ですか!!!
一時期とてもも欲しかったのですが
マルチネスからもでていたのは知りませんでした
とはいえ、未だ買えず・・なんですが(笑)
いつか音源聴かせてくださいね!!