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2015年11月27日金曜日

Martin D-18GE 到着!

細かな話しは後日として、とりあえず到着のご報告いたします


D-28GEの兄弟をずっとさがしていまして・・・・
なんと恐ろしいことにオークションでゲットしてしまいました
試奏もせず、現物も見ず、しかもかなり高価なギターということで
本来は絶対に落札したりはしないのですが
2000年のニアミントなどと言う個体は、この先出会える保証もなく
もう正真正銘の大ばくちという覚悟で落札に至りました

心配したのは「本物のかどうか」ということと「説明どおりの新古品かどうか」でした

「本物?」
まあ基本的に18GEのフェイクはあまり聞いたことがありませんでしたが
以下の点で本物と考えています
 ■トップが間違いなく極上のアディロンだと目視確認できたこと
 ■その他の基本仕様に関しても一応納得できたこと
 

「新古品?」
傷はおろか米粒以下の打痕すら見あたりません
ピックガードにスクラッチがあると思ったのですが、それも拭き痕でした
積年の汚れはけっこうありましたが、時間かけて磨き上げたのでもう輝いております(笑)
ただ、フレット金具には弾き痕がはっきり確認できるので
出品者が調整に出した楽器店のスタッフがこれ幸いと弾きまくったのかもしれません
(それが悪いと言うことではありませんのでOKですけど)
指板はローフレットでかすかに弾き痕がわかるくらいです
見た限りでは十分に「新古品」ということで納得できる状態です

以上、取り急ぎご報告です!!

なお、今回の落札にあたり、ネット情報を収集しまくったのですが、
なかでも、丸に橘さんのサイトで見させていただいた18GE情報はとても貴重でした
この場を借りて御礼申し上げます


一応の確認もすんだので、これから弦を張ります(爆)

あ、それと皆様には釈迦に説法だとは思いますが
今回のように輸送されてきたギターは、今の時期だと外気温並みに冷えてます
一気に室温の中に開放すると、ダメージが生じる場合があるので
可能ならば数時間かけてなじませてからケースから出すようにすると安心です

私、今回は喜びのあまり、すぐにケースから出しちゃいました(笑)
大事はありませんでしたが、それでも弦を張るのは出してから3時間以上は待ちました
その間はお掃除に専念しておりました・・・



10 件のコメント:

  1. こんばんは。

    D-18GEゲットおめでとうございます。

    トップは内側から外側へ広がっていく理想の杢目ですね。

    いいな~~~。。。

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  2. しばしばさん、こんばんは

    早速のコメントありがとうございました
    トップはこれまで見たことがないアディロンで驚いてます
    独特のくっきりと濃い縦の木目が無ければ一瞬シトカ?の雰囲気もあるし
    写真では映りにくいですけどびっしりと横筋も入ってます

    賭け事は一切やりませんが、今回は賭けて良かった1台だと思います

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  3. ziziさん、おはようございます。

    昨日のコメが拒否されて、今朝まで待っておりました。
    いやーヒントの写真でマーチンはわかってましたが、D-18GEとは!
    このD-18のアディロン見て、家のD-50くんもやっぱりそうだと思いました。
    もちろん、このD-18GEほど綺麗で良い材ではないですが、よく似ている感じです。
    それにしてもおめでとうございます。
    弾き込んで弾き込んで、今よりいい音で奏でて下さい。
    また、宝物の1器が出来ましたね!

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  4. D-18GE。
    ついに!
    すばらしいですね。ほぼ新品状態で、しかもマホガニーネック。
    D-18GEも、初期の頃はシトカ・スプルースですが、2000年代からはアディロンダック・スプルースになっていますから、バッチリですね。
    しかし、GE兄弟所有者というのはすごいことです。
    おめでとうございます!

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  5. がめラさんおはようございます

    答えは18GEでした(笑)
    コメント拒否はなぜか時々起こるんですが、すいませんでした
    このギターのアディロンは私も見たことのないもので
    最初は?ト?と思ったほどです
    状態は最高ですが、なにぶん音が若い若い(^_^;)
    堅さがある程度とれるまで、しばらくはメインで弾き込んでみますが
    フィンガーがほとんどなんで、時間はかかるかもしれません
    でも試しに数回ピックでジャ~~ンとやったら
    本人が驚く音量でしたから冬眠からさめるだけなら
    そんなに時間かからないかもですね
    また詳しいご紹介をしたいと思います!

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  6. 丸に橘さん、おはようございます

    本文にも書きましたが、
    18GEとは?という勉強をサイトの方でさせていただきました
    本当に貴重な情報で、落札に踏み切れたのも
    丸に橘さんのサイト情報のおかげだと思ってます
    本当にありがとうございました

    どうにか離ればなれの兄弟が一つ屋根の下に暮らすことになりました(笑)
    ですが、入札ボタンを押してからの数日は
    正直、生きた心地もせず(^_^;)
    昨日の午後到着してケースの蓋を開けるときには
    冗談ではなく、両手を合わせて拝みました
    「どーか、まともなものが入ってますように」

    検品し、お掃除を超念入りにやったあげくに
    これはすごいコンディションだなと思うに至り
    出品者にも再度お礼の連絡を差し上げたところ
    このギターは、出品者のご主人(楽器制作者)が
    東京の楽器店12軒を行脚して18GEのみを弾き比べて選んだ
    2本のうちの一本だったそうです
    2本とも出品し、もう一本の2002年製は
    私の落札前に売れてしまっていたらしいのですが
    購入後はコレクションと数ヶ月おきの楽器店調整のみだったと言うことで
    このミントコンディションにも納得がいきます

    でも今回は本当に幸運でしたが
    田崎ギターで懲りたはずのオークション
    今後はもう絶対に高額落札はしないと誓いを立てましたです(笑)

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  7. キャプテンチュウハイ2015年11月28日 23:51

    おおお、オークションで購入されたんですね。凄い勇気です。
    その甲斐あって良い雰囲気のギターにのようですね。音が楽しみです。

    ところで、極上のアディロンとのことですが、アディロンの質を
    見分けるポイントはどんなところなのでしょう?
    安物ばかりでアディロンに触れる機会がないもので…

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  8. キャプテンチュウハイさん、こんばんは

    これはまた痛いところをご指摘いただき、もう逃げ出したいです(笑)

    アディロンの善し悪しというのは、私にも良くはわかっておりません
    ただ、「これまで見たことのない」という意味で極上と表現してますのと
    あくまで自分にとっての「極上」判断なのでその旨、まずはお断りしておきたいと思います
    ただ、長い言い訳に入ります前に(^_^;)
    とりあえず私の「極上」は「超美しい」とそう変わらない程度の表現であることも
    一応申し上げておきたいと思います

    手持ちでは今回含めて3本のアディロンがあります
    D-28GE:木目はかなり開き気味ですが音は手持ちの中でも最高に好きです
         (バックはハカランダ)
    宇坂ギター:外側の木目は広いですが中心に向かってものすごく密になります
          音は良く伸びますがやや硬めです
         (バックはココボロ)
    D-18GE:木目は外側からサウンドホールに向かって粗密粗密粗と変化します
         音についてはまだこれからな部分が大きいですが
         からっと乾いたマホガニーと言うよりはちょっと重量感がある気がします
         (バックはマホガニー)
    三者三様のアディロンな訳ですが、ここで少しシトカに寄り道します

    良いシトカというのは目が詰んでいて、木目に直交したさざ波のような目があるものと
    例の押尾さんタカミネ工場訪問動画でも言ってましたが
    わたしも、そのように思ってます
    ただし、音との関連はあまりよくわかりませんから、
    「美しいから」および「高いギターにはそう言うものが多いから」
    と言う2点において「さざ波=良い材」と考えていました

    ここでアディロンに戻ります
    これまであったD-28GEにも宇坂ギターにも実はこのさざ波はありません
    また、あまりネットでもはっきりとそう言う材は見たことがありませんでした
    なので、逆にアディロンというのを見てわかるためには
    やや目が開き加減でしかも縦線が割とくっきり濃い、で目立ったさざ波はない
    と言う見極めで概ね大丈夫と考えていたわけです

    しかし、先日このブログのお客様の所有ギターを写真で拝見する機会があったのですが
    アディロンでもびっしりと美しいさざ波が出ており
    ちょっとカルチャーショックを受けました(笑)
    そうか、超のつくくらいの高級ギターのアディロンって
    目も詰んでさざ波の出るものもあるのかと、感心したのがつい半月くらい?前のことです

    やっと18GEに戻ります
    このアディロンは木目の間隔は粗密を繰り返して変化しますが
    写真には写りにくいですけど、ほぼ全面にびっしりとさざ波があります
    もう本当に抱いて寝たいくらいに美しい(笑)
    と言うわけで、手持ちにはなかったさざ波紋様のアディロンに感動して
    「極上」と申し上げました

    なんて、一生懸命説明するとこんな風になりますけど
    「極上」などと言い放つのは「うれしいから」に決まっておるではありませんか
    あんまりいじめないで下さいマシです(笑)

    それと、このギターは楽器製作者の方が12軒の楽器店の12本の18GEの中から
    選び抜かれた2本のうちの1本だそうです
    楽器製作に携わった方が選んだギターと聞いただけで
    私のような素人は、もう無条件に「極上」とすり込まれた部分も
    それは相当にございますです

    以上のようなご説明でよろしかったでしょうか?

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  9. キャプテンチュウハイ2015年11月29日 21:03

    丁寧な解説、有難う御座います。
    素朴な疑問のつもりでしたが、意図せず厳しいツッコミになってしまいました…
    良いギターへの私の嫉妬心が意地悪したのかも知れません(笑)

    製作家さんだと音響的にどうこうというのが有るんでしょうけど、そうでない我々には結局難しい話ですよね。
    結局、弾き手としては木が美しい、それに尽きるような気もします。
    美しい木のギターは持ってるだけで嬉しいですし、弾きたくなりますよね。

    という情緒的な話ばかりでもアレですね。
    私が勝手に師匠と呼んでいるクラギの製作家さんによると、やはり木目を横断する杢には意味があるようです。
    横向きの杢でなければ出来ない音の広がり方があるそうです(音としては良し悪しというか好み、だそうですが)。
    という情報を踏まえ、今回のGEがどういう響きなのか気になって仕方がないです。

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  10. キャプテンチュウハイさん、こんばんは~~

    はい、超難問でございました(笑)
    しかし、思うところを文章にすると言うのもなかなかに難しいもので
    あのお返事も何度も書き換えながら、
    伝わるかな~~、伝わりにくいかな~~などと
    もうはらはらどきどきだったんですが
    今読み返すと、だらだらと長いくせに、言いたいことはといえば
    「きれいだから」
    自分の文章ながらあきれてしまいました(^_^;)
    的を得ないお話で申し訳なかったです

    横方向の木目、そうですか、美しさ以外の意味もあるのですね
    それをお聞きできただけでも嬉しいです
    シトカだとよく見られるさざ波ですが
    光の加減で見えたり見えなかったり、輝いたり
    実にきれいですね
    それが音への影響もある・・また一つ勉強になりました!
    ありがとうございました

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