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2018年1月19日金曜日

イルカの誘惑 (1/4) ~序章~

このところ、あまりギターに食指が動かない
一番最近はというと昨年の4月にしばしばさんから譲ってもらったYokoyama君
もちろん絶妙な弾きやすさに惚れ込んで、日々大事に弾き込んではいるのであるが
あれからもう9か月もの間、ギター買ってない(笑)
とはいえ、なぜか「欲しいと思えるギターが現れない」のだから
買ってないというのも当然と言えば当然ではある

不思議なもので

ソロギターを始めてタブ譜の読み方もわからんという状況から
少しずつ弾けだして、弾ける曲も増えてきてって時は、弾くのも楽しかったが
「もっと良いギターなら、もっと上手く、もっといい音が出せる」って思い込みも強く(^_^;)
頭の中の「欲しいギターランキング」が日々書き換えられるほど
たくさんの「憧れギター」が存在した

でも、ここ最近はといえば、妙に「先が見えた感」にとらわれてしまうことが多い
いえそれは決してあるレベルに到達したとかそういったことではなく
どんだけ練習しても、この先もうあまり伸びしろもなく
はじめた頃の「できなかったことができるようになった喜び」なんて
感じることなんてあるんだろうかという、そこそこダークな感覚である(笑)

そして、それこそがギターという楽器に興味がむかない、
欲しいと思えるギターがないことの根っこにあるのだなと、
まあ、私自身もうすうすは気付いていた

ギターはコレクションではない

私にとってのギターとは、あくまで良い曲を良い音で奏でるための道具であって
決して収集対象ではない
手に入れたものを売ることに慣れていないこともあって、自然と本数が増えるので
コレクターなどと揶揄されることも多いが
飾って楽しむ趣味もなければ、たくさん持ってて所有感が満たされることもない
弾くからこそ欲しくなる
逆に言えば、ソロギターの情熱がそのままギターへの探究心&物欲なのだから
今のモチベーションだと「欲しいと思えるギターがない」というのも納得ではある

それでも、もちろんソロギターの情熱がなくなったわけではない
こからも体の状態が許す限り弾き続けたい
が、上に書いたとおり、それほどの上達も望めない中では
まだ見ぬ新しいギターを求めるほどの欲求にはつながらないと
手持ちのギターで十二分であると
まあ、そういうことである

ギターの価格に見合う価値って

また、これまで自分なりの「良い音」を求めて
メーカー、シェイプ、年代、価格にこだわらず40本近くのギターを購入して、弾いてきた
そのことで、価格という評価の目安が一定の確かさを持つのは間違いないと思う反面、
2倍の価格差が2倍の上質さ、音の良さにつながるかと言えば
それは多いに疑問であるし、
ギターが高額なものになればなるほど、価格と音の相関性は曖昧になる気がする
100万円を越えてしまうと、音や演奏性といった要素もあるとは言え
希少性とか何らかのプレミアムとか、そういった部分が多くを占めると思った方が良い
そう思うと
今所有する以上の「良いギター」を手に入れるのに
「いったい、なんぼ払えばええねん」と、「キリ無いやん」と(^_^;)
怖じ気づくのも無理なからん(笑)

ギターの中には、単音を弾いただけで、コードをならしただけで
脳内にエンドルフィンが満ち渡るような幸福感をもたらすものもきっとあるにちがいない
しかし、田舎暮らしで「良いギター探し」はJ-Guitar頼み(爆)
当たりを引くまで買い続けるというは、・・・
それは無理な相談というものだ、と通帳が言っている

されど、さりとて、さりながら・・・

まあ、理屈では説明しきれない心情というものも、人にはあるものだ

それに・・・・1年近くも新しいギターに触れないでいると、
上に書いたような「正論もどき」が頭からふっと飛んでしまう瞬間も多くなる
その無防備な脳を「イルカの誘惑」が襲った(笑)


次回に続く・・・・

6 件のコメント:

  1. ziziさん、こんにちは。

    遂に出ましたね、イルカの誘惑!

    にしても、1/4 とは!
    まるで鎌倉の還暦オヤジのような引っ張り方ですね(爆)。

    > ギターはコレクションではない
    > ギターの価格に見合う価値って

    よく分かります。確かに100万超えるようなものになると、最早音がどうの・・・というより、希少性とか何らかのプレミアムがメインになってしまいますよね。

    「さりとて」やっぱり正論もどきが頭からふっと飛んでしまう瞬間も多くなる・・・。
    それが今回の快挙(?)につながったわけですね。

    いずれにしても、何を買ったのか、それをどう評価したのか、気になります!

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  2. にゃんと・・・
    1/4つーことは、最低でも4回は続くわけですね。
    それはそれはどんなギターか、楽しみです。
    あれあれ?イルカさんの画像まで出してるなんて
    バレバレじゃないですか!(◎_◎;)

    それに新しいギターに食指が動かないとは、
    ご老体に鞭打ってでも動かしてやりたくなります( ̄∀ ̄)

    真面目な話しになりますが、
    自分が思うに優秀なルシアーさんは、
    倍の時間や材を使って、今のギターより
    1%でもよくなればと思って頑張っていると思うので
    ある程度の水準を超えると倍の値段で
    数パーセントでも音や弾きやすさがよくなれば
    凄いことだと思っています。
    なーんて、まあ同じ値段でも
    おおっと思うギターとなんじゃこりゃと思うギターが
    あることも確かなので難しいところですが。
    世の中には師匠みたいなギターの本質を見抜ける人もいれば
    死んだ音のギターをよく鳴っているとか
    ピッチが合わないギターをメンテもしないで
    平気で弾いてる人も多くいると思います。
    と言うか、いっぱいいるかな・・

    話しは真面目じゃない方に戻りますが
    イルカさんの画像はソモギに見えないのですが
    どうしたことでしょう???


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  3. >J minorさん

    そうですね、まだ実機来てないですけど(笑)
    でも、この4部作はあと1週間ちょっとで出し切ります
    なんと言ってもまだギター紹介までの「前座」ですので

    快挙とはね、思えないッス
    むしろどっちかというと暴挙w
    だけど、まあええかって、思ってるです
    これも人生、そして残りが日々貴重さを増す人生であります
    こんな暴挙も許される・・・はずです(笑)

    明日の到着を楽しみに待ちます!!

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  4. >しばしばさん

    今回の件では大変お世話になりました
    おかげで安心して取引ができました

    価格と価値の話にはいろんなことが関係するし
    考え方もありますよね
    しばしばさんの言われるのも良く分かります
    実際、一定以上の価格のギターを買う時って
    結局のところはいつも弾いてるギターから劇的な音の向上を期待すると言うよりも
    ほんの数パーセントの変化、しかも自分の琴線に触れた僅かな部分に
    大金を払うわけです
    一方で、いつものギターとは全く音色のギターを求めたり
    演奏性を求めたりと
    価値の基準というものも人により場合により異なるので
    話はいっそうややこしくなってしまいますね(笑)
    しかし、そこがそもそもギターという楽器の奥深さでもあり魅力でもある・・
    まことに罪な楽器ですね~

    でもどんな時にも共通するのが「なんぼ払えばええねん???」(爆)
    ルシアーの方々のご苦労は察してあまりありますが
    うちの家計も悲鳴です

    ソモギはやっぱり欲しい
    でも、想像なんですが手に入れるときは
    おそらくうちのギター何台かとの物々交換かなって思います
    ってことは・・・多分ほんとの最後の最後
    ということになりそうな気がします
    それまでは、今回みたいにギター経験値を少しでも高めて
    ソモギのお迎え準備をいたしましょう(笑)

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  5. 明けましておめでとうございます
    本年もよろしくお願いいたします
    仕事が一段落して見てみると凄いことになってますね(笑)続編が楽しみです。
    鳴り過ぎは録音難しいですよ、きっと

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  6. >Akiramanさん

    はい、えらいことに(笑)
    今現在、1台到着してまして・・・
    すんごい音にもうメロメロです
    どうすればこの音と感激をブログでお伝えできるのか
    色々思案中であります
    お楽しみに!!!

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