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2018年8月6日月曜日

西日本豪雨 被災日誌(7)

週末ごとの復旧作業、慣れたつもりではいたけど
回を重ねるごとに疲労はたまっているようです
今朝久しぶりにJ-GUITARを眺めていて「ハニカンダ」という文字が目に入りました
何という奥ゆかしいギター・・・と思いきや
もう想像付くかもしれませんが、それは「ハカランダ」(笑)
脳もかなりお疲れのようです

平成30年7月28日(土曜日)~平成30年8月3日(金曜日)

  |基本的に徳島で過ごす
  |母の転院先を決めたり、こんな時に限って調子悪くなるエアコンの修理を頼んだり
  |電話で家の修繕関係の手配をしたり
  |そんなコマゴマなことをやってるだけで時間が過ぎていく
  |
  |正直、1ヶ月も仕事をしていないことの焦りも尋常では無いのだが
  |週のなかば、仕事先から小さないながら仕事の依頼
  |ああ、忘れられてないんだ、まだ僕もやれることあるんだと
  |かなり嬉しかった、F社A様ほんとにありがとう!!

平成30年8月4日(土曜日)

  |さて、実家にGO!、往復520kmの旅の始まり
  |今回もまた高知の知人が応援に駆けつけてくれ、
  |午前10時頃到着したときには、すでに作業を始めてくれていた
  |彼は、この日流し台の取り外しや玄関の洗い流しを担当してくれた、ひたすら感謝!
  |
  |また、この日の午後から吉田町の水道が再開されたとのこと
  |実家の周囲のごく狭い範囲では発災後1週間程度で再開されていたのだったが
  |これで町内の生活もずいぶん楽になったことと思う
  |
  |■仏壇を移動して清掃
  | 唐木仏壇の重量半端ない・・・持ち上がらないのでとにかくズリズリと引っ張り出す
  | 清掃と消毒を完了
  |■タンスで唯一移動できてなかったものを移動して清掃
  | 引き出しを全て取り外すとなんとか一人でも移動できたので、清掃&消毒を完了
  |■靴箱を清掃
  | 玄関土間においていたため、60cm程度水に浸かってしまってどろどろ
  | かつ、材が水を吸ってふやけてしまったので使えるかどうか不安だったが
  | なんとかなりそうなので清掃、消毒を実施
  |■宇和島市から消毒作業に来宅
  | 市の職員さんと消毒の委託業者さんが来宅
  | 屋内外、及び床下消毒をやってもらった
  | 屋内からは届かない位置の床下も、屋外の床下換気口から消毒
  | さすがは業務用の噴霧器、なんとか床下の大部分に薬液が届いた模様
  | これで十分かどうかは良く分からないが、
  | 実家の消毒作業はある程度完了と考えることにした
  |■畳屋さんが採寸に来宅
  | 畳の採寸って「尺寸」だったのねと妙に感心
  | 四隅の長さと歪み具合、対角線の長さを採寸したが、部屋には重量物も残っていて
  | 採寸の邪魔になるたび移動
  | 畳代の見積もりを依頼して作業完了
  |■工務店さんが家屋修理の見積もりのために来宅
  | 破損したボイラーの取り替えが主目的だが、その他土壁の崩落等についても見積もり依頼
  |
  |この日は、近所の住人から、いろんな支援措置がすでに始まっている旨教えてもらう
  |ただし、詳細が今ひとつ不明なので支所に聞きに行ってみた
  |
  |◆被災住宅の応急修理制度
  |半壊以上の被災家屋について、宇和島市が災害救助法の適用を受けて行う制度
  |被災者にその資力が無いことや、応急仮設住宅を使わない等の規定や
  |修理対象物にも細かな制限はあるものの、
  |認定がもらえれば最大58万4千円の補助がいただける
  |実家の場合で言えば、大物はボイラーの取り替えなのだが、それだけでも十分ありがたい
  |そんなわけで、畳屋さん、工務店さんに見積もり依頼をした次第である
  |
  |◆被災見舞金(宇和島市、愛媛県)
  |被害の程度によっていただける見舞金
  |額は多くないけど、この際100円だろうが助かる
  |この中に「重傷者(入院14日以上)見舞金」という項目もあるのだが
  |対象は外傷者であり、うちのような内臓疾患には適用されない
  |いただけるのは、半壊被災に対する見舞金のみである(とはいえ、大変ありがたい)
  |
  |◆被災者生活再建支援金(愛媛県)
  |愛媛県、宇和島市が共同で行う生活再建制度
  |実家は半壊の罹災証明を受けているので支給額は37.5万円
  |ただし、世帯人員が1人であるため実際の支給はその3/4となる
  |
  |罹災証明書を徳島においてきてしまったので、申請そのものはできなかったが
  |次回にでも申請をしてみようと思う
  |長かった一日もなんとか終わり、いつものソファーで就寝
  |しかし、日中窓を開け放っていたためか、けっこうでかい「アブ」が侵入していた
  |死闘に勝利し、敵の死亡を確認するまで寝れなかった

平成30年8月5日(日曜日)

  |今日は母の友人が畑の世話をしてくれに来宅
  |なんか、見る間に草ボウボウ、収穫せず腐れていた野菜の畑が綺麗になっていった
  |かっちゃん、ありがとうね!
  |
  |しかし自分はと言うとなかなか体が思うように動かない
  |靴箱の靴を洗っただけで息が切れる
  |それでも台風13号対策で戸締まりをし、電気を落として
  |午後2時くらいには実家をあとにした
  |疲労のためか「眠気」がものすごい・・・徳島道に入ってピークとなった
  |気がつくと、真後ろにいた後続車が、100m以上車間を開けてついてきていた
  |きっと、フラフラ運転していた私の車が怖くなったためだろうと思う
  |慌てて直近の阿波PAで休憩、なんとか無事にたどり着く
  |午後7時には就寝・・・そして気がつけば朝の8時半、13時間眠り続けた

かっちゃんが綺麗にしてくれた畑、ありがと~!

平成30年8月6日(月曜日)

  |ちょっと調子悪い、と訴える母を連れて病院へ
  |
  |少し前にわかっていたことだが、母の健康保険証が先月末で切り替わって
  |旧保険証では保険治療が受けられなくなっている
  |ところが、高齢者の保険というのは、なんだか保険証もどきもたくさんあって
  |今ひとつ、ようわからん
  |
  |①後期高齢者医療被保険者証(名刺サイズ)
  |②後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減免認定証(ピンク、昔の保険証サイズ)
  |③重度心身障害者医療費受給者証(薄緑、昔の保険証サイズ)
  |④介護保険被保険者証(ピンク、昔の保険証サイズ)
  |⑤介護保険負担割合証
  |
  |このうち①、②が先月末で失効している
  |新保険証は郵便物として送付されてくるので、実家に届いている可能性は高いが
  |実家はカオス状態で、それが発見できる確率は極めて少ないため、
  |宇和島市市民保健係で再発行手続きが必要
  |
  |  【再発行に必要なもの(本人)】
  |   ・旧保険証
  |   ・印鑑(認め印)
  |   ・罹災証明書(原本)
  |   ・住民票とその取得のための委任状(書式は特になし)
  |   ・本人確認できるもの(その他の保険証、障害者手帳等)
  |
  |  【再発行に必要なもの(代理人=私)】
  |   ・免許証
  |   ・印鑑(認め印)
  |
  |このような事情で、今日も病院で保健医療はできない旨窓口で言われたのだったが
  |実は厚生労働省から以下のような通達がでている
  |

  |「こんなこともシランのか~」と穏やか~に指摘してあげた・・・
  |まあ、まさか他県の被災者が受診に来ると思ってなかったのだろうが、納得いただき
  |本日の窓口負担はゼロ、前回支払った440円も返金してくれた



2 件のコメント:

  1. 自由人59号2018年8月11日 9:23

    お疲れ様です。

    病院の件は、まぁありがちと言いますか、公的機関にありがちなルーチンワーク慣れなんですよね。日々情報をチェックして関係あるものは更新すると言うことが出来ない。強く指示されればやるけれど的な。
    それにしても運転は気をつけてください。このご時勢報道ネタになるのは悲しいです。休息をとるのは損ではなく楽しみくらいな気持ちが良いです。売店で何か買おうか的な気持ちで。

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  2. >自由人59号 さん

    コメントありがとうございます
    自動車の運転自体はわりと好きな方で
    長距離ドライブも割と苦になら無いのですが
    睡魔だけはどうにもならないです(笑)
    いつも、ブラックブラックを常備しているので
    それに頼っていますが
    今回ばかりは、あまり効き目も無く、少し危ない目に遭いました
    自分の限界を知るのも大事なことだと、ちょっと反省です

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