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2018年9月21日金曜日

続・tc electronic G-natural「インピーダンス」

仕様書によるとtc electronic G-naturalはローインピーダンス専用マシン
しかし世の中にはハイインピーダンス仕様のアコギ用のパッシブPUは山とあるので
どのくらい影響を受けるのか検証してみた(笑)
ほんとはバッファアンプかDIをギターとG-naturalの間に挿入するのが正攻法ですが
そこはへそ曲がりのワタクシ・・・ワイヤレスシステムだけでなんとかならんか?
という視点で検証してみた

検証モデル


使用機材は以下のとおりです
  ・ギター:LOEDEN O-32
   タッチの差を最小限にするためピックを使って開放音のみを弾いています
  ・ピックアップ:SUNRIZE S-2
   (詳細なデータはないが数千k~1MOhm程度のハイインピーダンスと仮定)
  ・G-naturalはEQも含めて全エフェクトをオフの状態

【CASE1】 ハイインピーダンス(ギター)→有線シールド→ローインピーダンス(G-natural)
  いわゆる「ハイ出しロー受け」というインピーダンスの不整合状態です
  本来は音やせ等の不具合を生じるとされています

【CASE2】 ハイインピーダンス(ギター)→ワイヤレスシステム→ローインピーダンス(G-natural)
  BOSS WL-50が「入力インピーダンス1MOhm、出力インピーダンス1kOhm」
  であることを利用してインピーダンスの不整合を回避した(と思われる)状態です
  (BOSS WL-50の仕様はこちら



聴感上の差


以下のとおり、ですが聞き分けはほぼ不可能・・(笑)
まあ、CASE2が思惑通り機能していない可能性は十分ありますけど
SUNRIZE S-2のハイインピーダンス出力のままでも、なんとかなりそうな音です
でもまあ、相当にマグネットくさい音ではありますが(^_^;)

【CASE1:ハイ出しロー受け・・ダメなヤツ】


【CASE2:ワイヤレスでインピーダンスを整合・・いいヤツ】



データ上の差


スペクトラム解析を見てもやはりほとんど差は無い感じですね
一般にはインピーダンスの不整合で低域が失われ「シャリシャリしやすい」といわれますが
低域もほとんど差がありません
ギターを2回とも全く同じに弾くのは至難の業なので、それに起因する誤差はありえます
10000Hz以上の超高域で若干の差異があるのはそうした誤差の範囲かも知れません

【CASE1:ハイ出しロー受け・・ダメなヤツ】


【CASE2:ワイヤレスでインピーダンスを整合・・いいヤツ】


おわりに


さながら、「大山鳴動して鼠一匹」(爆)
検証の結果は、どっちでもええやんか~という、情けないものでしたが
まあ、トライすることに意味があるのでして(^_^;)
今回の検証で気になるのは、
BOSS WL-50の使用で本当にローインピーダンス化ができているのかということですが
もし、誤りということであれば、どなたかご教示ください

パッシブPUにも出力差はあるので、
G-naturalのゲイン調整でも過小な音量しか得られない場合は
使えないこともあるかもしれませんが、
とりあえずG-naturalにつないでみてあからさまなシャリシャリ感がなければ
なんとか使えるかも知れないですね(無責任な結論ですいませ~んw)



2 件のコメント:

  1. なるほど。
    優先でも無線でも、たいして変わりはないと。
    聞き分けは不可能であると。
    まあ、マイクもそうですよね。
    歌手の皆さん、今時有線マイクで歌っている人はいないですもんね。
    森進一さんも、五木ひろしさんもワイヤレスです。
    先日、カールコードを買って喜んでいたのですが、ワイヤレス、買っちゃおうかな。すぐに人に流されるタイプなのです。(笑)

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  2. >丸に橘さん

    コメントありがとうございます
    そうですね~~、多少主旨は異なるのですが(笑)
    まあ「変わりない」という結論は、その通りかもです

    ワイヤレスシステムは
    シールドの束縛から逃れる快感がやはり素晴らしいです
    最近のワイヤレス機器は音質も良く
    ネット上でそこそこの評価があればどれを使っても
    それほど大きな失敗にはならない・・良い時代になりました(笑)
    もし買われたら、またレビューなど読ませてくださいね!!
    楽しみにしています

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