AKG K271mk2
AKGスタジオモニターシリーズK271 MKIIです
しっかりとした遮音性と低域の再現性を高めるオーバーイヤータイプの密閉型ハウジングを採用。正確な原音再生力と高い解像度で、
レコーディングやライブモニターなどで活躍する高音質モニターヘッドホンです
着脱式イヤーパッドとケーブルを採用しているので、メンテナンスのしやすさもポイントです
【特徴】
■低域の膨らみを抑えることで全帯域バランスを整える「バスチューブ機能」を搭載。
音の見通しをすっきりとさせることで、音の解像度がアップし、
繊細な音もクリアに聞き分けることができます。
■ハウジングは耳をすっぽりと覆うアラウンドイヤータイプ。
遮音性に優れている他、ヘッドホンからの音漏れを防ぎ、
レコーディングなどでマイクロフォンがヘッドホンの再生音を拾ってしまうことがありません。
■ヘッドバンドは、頭から外すと自動的に再生音がミュートされる「ミュートスイッチ機構」を搭載。
レコーディング現場での不要な音漏れを防止します。
■AKGヘッドホン独自の音響テクノロジー「バリモーションテクノロジー」と
「Two-Layerダイアフラム」を採用しています。
【仕様】
■ヘッドホン
■タイプ:ダイナミック密閉型
■再生周波数特性:16~28,000Hz
■インピーダンス:55Ω
■感度:91dB/mW
■最大許容入力:200mW
■重量:約240g
■ケーブル:着脱式、3.0m片出しストレートケーブル、カールケーブル(引き伸ばし時最大5.0m)、
■付属品:6.3mmステレオ変換プラグ、ベロア製イヤーパッド
使用感
【音場は広く感じるが、やや固めで高音寄りな音】
常用しているSONY CD900STに比べると、
・シャリッとした固めの音
・音場の広がり方がCD900STよりも広く感じる
まだ20時間程度の使用なので、エイジングが不十分な可能性はありますが
一言で言えば、「かなり違う」といえます
音場に関しては「広いという表現」が正しいかどうかはわかりませんが
まさに耳元できこえるCD900STに対して、
1~2m離れたスピーカーからきこえるようなK271mk2という感じでしょうか
イヤーパッド内容積の違いが影響しているのかもしれません
【ミュートスイッチはエイジングの敵】
特徴の一つである「ミュートスイッチ機構」ですが
これは、使用環境によっては便利なのでしょうが、私には「エイジングの敵」でしかありませんw
なんとか常時音が出るようにしたいのですが、今のところいい手がありません
【音は小さめ】
あと、感度といいますか出力と言いますか
上記の通り91dBという数値はあまり大きな値では無く、
CD900STの106dBとくらべると明らかに「音が小さい」と感じます
使用環境によってはヘッドホンアンプが必要となる場合もあると思いますが
うちではオーテクのヘッドホンアンプを使用しています
【豊富な付属品】
交換部品としてカールコードとベロア調のイヤーパッドが付属します
私は、カールコードがあまり好きではないし、
最初から装着されているイヤーパッドもそうそう劣化しそうな雰囲気では無いので
そのまま使用していますが、こうした交換部品が最初から付属してるのは
大変心強いです
モニター環境と音質調整
プロが使用すればまた違う話になるとは思うのですが
私のような者が、ヘッドホンでモニターしながら音質調整をする上で、陥りやすいのは
ドンシャリ系ヘッドホン使用の場合▶マイルドに仕上がりがち
マイルド系ヘッドホン使用の場合▶ドンシャリに仕上がりがち
ってことでしょうか
さて、これまで5年以上CD900STを浮気もせずメインモニターとして使用してきたわけですが
最近どうも、「かなりマイルドにきこえてないか?」との懸念・・・
ということは、調整傾向が「ドンシャリ」に偏ってる可能性があるわけで
何か急に不安になってきた(笑)
でも、そうはいっても世の中に「正しいヘッドホン」など無いわけで
用途に応じて使い分けたり、特徴を知って上手く使ったりというのが普通なのですが
一度常用ヘッドホンに不安を感じてしまうと妙に落ち着かない
世にあふれる「モニター用ヘッドホン」の中で
いったいCD900STの音というのはどういった位置づけなんだろう?
何に気をつけて使うと良いのだろうと
これまで思いもしなかった疑問というか不安があふれてきます(^0^;)
うちにももう一つSONY MDR-7506というモニターヘッドホンがあるのですが
これはめちゃめちゃ音の固い(ある意味解像感が高い)ヘッドホンで
CD900STと比べようが無いほど性格が異なります
なので、もう一つ定番と呼ばれるモニターヘッドホンを入手して
CD900STの位置づけを実感してみたいというのが今回の購入動機でした
上記のとおり「ミュートスイッチ機能」のおかげでエイジングが進まないなかですのでw
まだ結論とまでいってませんが
最初あまりにもシャリシャリしてチープ感一杯だったK271mk2もやや落ち着いてきました
いまのところCD900STと7506のちょうど中間的な感じの音といった雰囲気ですが
なんとか聴ける音になってきたので、しばらくはK271mk2を使ってみた上で
CD900STとK271mk2の使い方を、再度考えてみたいと思います
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