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2021年2月24日水曜日

弦・指板クリーナー

 弦の裏側って意外に汚れてるってご存じでしたでしょうか?

弦はけっこう汚れてます


弦も指板も見えてる範囲の汚れというのは気になるから拭き取ったりもしますが
見えない部分の汚れ(主に手垢です)もあります

そう、これです、弦の裏側!


弦交換を短期間で行う人だと軽微ですが、比較的張り替えスパンの長いナイロン弦や、
鉄弦でも夏場の手汗の多い時期だと短時間で汚れることもあります
私の場合は主にエリクサー弦を使うので、数ヶ月使っていると
汚れにくいエリクサーでもかなり汚れることがあります
 
ナイロン弦の場合が最もわかりやすいので一例をw
写真でナイロンのプレーン弦が 白と透明のまだら模様になっていますが、
この白い部分が裏側の汚れです
鉄弦ではこのように見ることは出来ませんが
ナイロンに比べて弦が細い分汚れも付きやすいです


で、裏側に汚れが付くと何が問題かというと「音が微妙に濁ることがある」ということです
(特に鉄弦ですが・・・)
もちろん汚れの程度にもよるし、気になるかならないかという部分では微妙な話です
生音だとほとんど気にならないかも知れません
しかしライン録音で「あれ?なんかへんだなあ、この濁りはなんだ?」ってときがあれば、
弦裏のお掃除をしてみることで、もしかすると・・・・
解決することがあるかも知れません(絶対じゃないけどw)

弦・指板クリーナー
amazonで2個1080円です
写真のように弦と指板の間に挟んで、パチンとふたを閉じ、あとは数回スライドするだけ
写真には写ってませんが指板側にも緑の コットンパッドが貼ってあり
指板クリーニングも可能となってます

使ってみた
先ほどのナイロン弦で試してみました
結果は弦裏もすっかり綺麗に!プレーン弦のまだら模様はすっかりなくなりました


そして、クリーナーはというと、こんな感じ
プレーン弦側と言うよりも巻き弦のさびや汚れの方が目立ってますねw
ちなみにこれが初めての使用です

ただ、使用上の注意が1点!!
「弦を緩めないと1フレットまでお掃除できません!」

あとは耐久性ってところですが
基本的に弦を挟む部分はかなり長期間使えそうな雰囲気です
ただ指板側のパッド(弦と指板の間に挟まる部分)は
フレット金具との摩擦で少し消耗します
しかし指板側は指板クリーナーとしてよりも指板保護って意味の方が大きいので
少々へたっても大丈夫かも知れません


別商品との比較

ちなみにうり二つで、少しだけお高い商品も存在します
1フレットまで届かないのは今回ご紹介した商品だけの問題で、
もしかすると別のなら大丈夫かも・・・とおもったのでしたが

本記事のクリーナー】amazon価格 2個1080円(送料込み)

クリーニングパッドがフェルト状なのが分かります

別商品のクリーナー】amazon価格 2個1400円(送料込み)
クリーニングパッドが布、というかタオル状なのが分かります
購入してないので確実なことは言えないのですが、
レビューを見る限り概ね好感触な評価が多い一方で
 ・弦を緩めないと1フレットまで届かない
 ・クリーニングパッドのほつれた繊維が気になる(弦に絡む)ことがある
といった否定的意見もあります
どのみち1フレットまで届かないのであれば、
少し安い今回ご紹介品でも良いかなとも思います

まとめ
調弦したままでは1フレットまで届かないのは少々誤算でしたが
十分使える商品だと思います
弦裏の汚れまで気にする方がどれほどいらっしゃるかは??ですけど
当然弦の表側、目に見える汚れも取れますので試しに買ってみるのも良いかもしれません

実は、これまで弦裏の汚れ、針金でひっかいたりツメでひっかいたりと
けっこう苦労した割にそれほど綺麗にはならなかったw
私にとっては、「買って良かった」と思える商品でした

ちなみに1フレットのふき残しはどうする?
布や薄手のタオル・・・何でも良いけど、出来ればマイクロファイバークロスを
弦下に潜り込ませて拭けば良いです
でもそれなら今回のような商品を買わなくても・・・
はいはい、当然の疑問です(笑)、はっきり言えばそれでもいいです
ただし1,6弦は良いのですが、3,4弦等内側の弦ほど拭き取り力は弱くなるので
ふき残しが発生します
また布の素材やギターのフレットの浮き具合によっては
繊維がフレットに引っかかって残ることもあります

またひとつ、お道具が増えたぜ~~~w


2 件のコメント:

  1. コレは興味があるアイテムですね!
    弦の裏ってなかなかメンテが行き届かないですからね…
    ぶっちゃけギターを弾き終わったあと「指板クリーナーを使う」「ギタークロスを使う」どっちが楽ですか?

    また個人的には毎日弾く出しっ放しのギターはクロスでササっと!
    ケースにしまうギターは指板クリーナーで確実に拭き取り!
    と言った所でしょうか?
    毎日弾くギターだからこそ指板クリーナーで確実に!と言った考えもありますね…
    どちらにしても使ってみたいです(^ ^)

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  2. >もりそうさん

    おっしゃるとおり、日々はクロスで
    しばらく弾かない時にはこのクリーナーでというのが
    現実的ですね
    簡単!・・・とはいえクロスに比べれば手間だしw

    ただ、弦裏はクロスでは拭き取れないので
    自分の場合ですがツメで弦裏をなぞると汚れがこそげ落ちるという事態もw
    そんなときには使用中のギターでも出番があるかもですね
    まあ、転ばぬ先の杖と言いますか(笑)
    いざ使いたいときには手元にあるという安心感が
    精神安定剤的に働いている部分もあるのですが・・・

    というわけで自作の弦高測定器よりは出番が多いかもと思ってます(笑)

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