2020年5月28日木曜日

コンデンサーマイク AKG C414 XLS

アコギのライン音は好きだし、美しいとも思います
また、特に高級なギターを使わなくてもある程度良い音が作れるという利点もあります
しかし、それはそれとして「アコギらしい音」が欲しいときや
アコギの個体による音の違いを記録したいときには「マイク録り」が必要になることもあります

アコギのマイク録音には「コンデンサーマイクが適している」と言われますが、
アコギの倍音を拾う繊細さや深みと密度のある音はコンデンサーマイクならではと思えますし
基本的には私もコンデンサーマイクが適していると思っています
しかし、ダイナミックマイクが一概にダメというわけではありません
むしろダイナミックマイクの整理された力強い音が好みという方もいらっしゃるでしょう
これはもう良いか悪いかではなく、好きか嫌いかの世界ですが
どちらかといえばコンデンサーマイクが無難・・・とは言えるかも知れませんね

さて、当ブログでは機材系の記事が圧倒的に多く、
私が「ライン音しか愛せない男」といったイメージが固まりつつあるかもですが(笑)
別にマイク録りが嫌いなワケでも否定するわけでもなく、
どちらもありだし、気分と目的で使い分けたい人でもあります
で、録るからには良い音で!とついつい考えてしまうタイプでもあるので
気がつけば、そんな音を求めてコンデンサーマイクだけで20本以上も「お試し」してしまってます
もうこれ以上は必要ないと思ってはおるのですが
なぜか新しいマイクを買うと心が豊かになる病に罹っており(笑)
まあ、今後も増える可能性は否めません


超絶長い前置きとなりましたが、
手持ちのマイクでまだご紹介できていないものをこの記事から3本連続でご紹介し
その後、コンデンサーマイクの選択について少し思うところを書いてみようかという
4連投記事の本日が第1回目であります


AKG C414 XLS



コンデンサーマイクも数千円から百万オーバーまでまさにピンキリですが
宅録用途のちょっと高級なマイクとしては定番といっても良いかも知れません
AKGはオーストリアのメーカーで日本では「アカゲ」と呼ばれることも多いですが
私は「アーカーゲー」と呼んでますw

フラットな特性ということもあって、ボーカルでも楽器でも何でもござれという万能タイプですが
フラットなだけではない妙な艶も感じられる良いマイクです
現在C414にはXLSとXLⅡがありますが
サウンドハウス価格で3万円近い価格差があるにもかかわらず、違いがよくわかりませんw
このXLSはお安い方ですが、私には十分です
また、ショックマウントやポップフィルターまで付属してるというちょっとしたお得感も見逃せません
特に付属のH85ショックマウントはオーテクのAT4040にも使用可能ということで
私には嬉しいオマケでした


■指向特性:9段階
(無指向性/ ワイドカーディオイド/ カーディオイド/ ハイパーカーディオイド/ 双指向性と、各々の間)
■周波数特性:20Hz ~ 20kHz
■開回路感度:-34dB( ± 0.5dB) re 1V/Pa
■最大音圧レベル:140dB SPL (パッドOFF、THD 0.5%)
■等価雑音レベル:6dB SPL(Aウェイト)
■インピーダンス:200Ω以下
■電源:ファンタム DC48V/ 約4.5mA
■コネクター:XLR 3 ピン
■寸法:幅50 ×高160 ×奥行38mm
■重量:300g
■付属品:サスペンション付ホルダー(H85、3/8-5/8インチ)、ポップ・スクリーン(PF 80)、
   ウインドスクリーン(W 414 X)、特性データシート、布製ポーチ、キャリングハードケース


サウンドサンプル


さて、いつもながらサンプル作りに悩むのですが
今回は比較用音源として、
 ・AudioTechnica AT4040:国産フラットマイクの雄!
 ・RODE NT3:お手頃なギター録音マイクとしては定番!
の二つもあわせて聴いていただくこととしました

【録音条件】
 ・マイクセッティングは14~15フレット前約20cm
 ・マイクのローカットやパッドスイッチは全てオフ
 ・マイクプリアンプはオーディオインターフェイスZOOM UAC-8を使用し
  どのマイクの場合もゲインは同一にセッティング、80Hzのローカットスイッチオン
 ・エフェクト、EQ処理は一切使用しない、また音量調整も一切無し

【AKG C414 XLS】




【比較音源】






【私の感想】

なにぶん、サンプル全てを同じに弾くということ自体が難しいし
各マイク共通のマイクセッティングがそのマイクの特性に対して最適かという問題もあるので
比較といってもかなりアバウトなものですが・・・・

C414 XLSとAT4040を比較すると
AT4040は十分な情報量はあるもののややドライな雰囲気を感じるのに対し
C414 XLSは艶感があるというか、抜けが良いというか
ラージダイヤフラムのモッサリ感があまりなくとても音楽的にきこえます
ただし、モニター環境が異なれば結果も変わるかもという程度の差です
特性上フラットなマイクは、そのままの音、原音に忠実な音、とか言われますが
単純な特性値だけでは測れない違いがあるのも音響機器の面白さかも知れません

さて、どちらを選ぶかということになると、
どちらもフラットが売りのマイクで、音の違いもわずか・・・33k円と58k円の価格差・・・
正直とても悩ましいですw

その点、NT3はわかりやすくスモールダイヤフラムの音、そしてRODEの音
高域のキラキラした、よく言えば「贅肉のない音」、悪くいえば「固めの音」で、
こうして聞き比べるとややゴージャスさに欠けるようにも聞こえますが
スッキリとして、ことアコギ録音に関しては本当に無難なマイクで、私は好きです
今回は他のマイクと同じセッティングとしてますが
もちろん、セッティングを変えることでもう少し低域を豊かに録ることも可能です

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、皆さんはどうお感じになったでしょうか
少しでもマイク選びのご参考になれば幸いです!!

それにしても、今回使用したのは、すりあわせ以来1年半ぶり登場のGREVEN
というか、ちゃんと弾くのは購入後はじめてなので実に2年半ぶり(笑)
冬眠から覚めるのにかなり時間が必要かとも思いましたが
そこはさすがのビンテージ!調弦後すぐに良い音で鳴ってくれました

今宵のGREVENは血に飢えておる!
(意味不明だが、妙にそんな気分w)

2020年5月22日金曜日

ヘッドフォン AKG K271mk2

ちょっと、モニター環境に迷いが生じた・・・


AKG K271mk2



AKGスタジオモニターシリーズK271 MKIIです
しっかりとした遮音性と低域の再現性を高めるオーバーイヤータイプの密閉型ハウジングを採用。正確な原音再生力と高い解像度で、
レコーディングやライブモニターなどで活躍する高音質モニターヘッドホンです
着脱式イヤーパッドとケーブルを採用しているので、メンテナンスのしやすさもポイントです

【特徴】

■低域の膨らみを抑えることで全帯域バランスを整える「バスチューブ機能」を搭載。
 音の見通しをすっきりとさせることで、音の解像度がアップし、
 繊細な音もクリアに聞き分けることができます。
■ハウジングは耳をすっぽりと覆うアラウンドイヤータイプ。
 遮音性に優れている他、ヘッドホンからの音漏れを防ぎ、
 レコーディングなどでマイクロフォンがヘッドホンの再生音を拾ってしまうことがありません。
■ヘッドバンドは、頭から外すと自動的に再生音がミュートされる「ミュートスイッチ機構」を搭載。
 レコーディング現場での不要な音漏れを防止します。
■AKGヘッドホン独自の音響テクノロジー「バリモーションテクノロジー」と
 「Two-Layerダイアフラム」を採用しています。

【仕様】

■ヘッドホン
■タイプ:ダイナミック密閉型
■再生周波数特性:16~28,000Hz
■インピーダンス:55Ω
■感度:91dB/mW
■最大許容入力:200mW
■重量:約240g
■ケーブル:着脱式、3.0m片出しストレートケーブル、カールケーブル(引き伸ばし時最大5.0m)、
■付属品:6.3mmステレオ変換プラグ、ベロア製イヤーパッド


使用感


【音場は広く感じるが、やや固めで高音寄りな音】

常用しているSONY CD900STに比べると、 
 ・シャリッとした固めの音
 ・音場の広がり方がCD900STよりも広く感じる
まだ20時間程度の使用なので、エイジングが不十分な可能性はありますが
一言で言えば、「かなり違う」といえます
音場に関しては「広いという表現」が正しいかどうかはわかりませんが
まさに耳元できこえるCD900STに対して、
1~2m離れたスピーカーからきこえるようなK271mk2という感じでしょうか
イヤーパッド内容積の違いが影響しているのかもしれません

【ミュートスイッチはエイジングの敵】

特徴の一つである「ミュートスイッチ機構」ですが
これは、使用環境によっては便利なのでしょうが、私には「エイジングの敵」でしかありませんw
なんとか常時音が出るようにしたいのですが、今のところいい手がありません

【音は小さめ】

あと、感度といいますか出力と言いますか
上記の通り91dBという数値はあまり大きな値では無く、
CD900STの106dBとくらべると明らかに「音が小さい」と感じます
使用環境によってはヘッドホンアンプが必要となる場合もあると思いますが
うちではオーテクのヘッドホンアンプを使用しています

【豊富な付属品】

交換部品としてカールコードとベロア調のイヤーパッドが付属します
私は、カールコードがあまり好きではないし、
最初から装着されているイヤーパッドもそうそう劣化しそうな雰囲気では無いので
そのまま使用していますが、こうした交換部品が最初から付属してるのは
大変心強いです


モニター環境と音質調整


プロが使用すればまた違う話になるとは思うのですが
私のような者が、ヘッドホンでモニターしながら音質調整をする上で、陥りやすいのは

ドンシャリ系ヘッドホン使用の場合▶マイルドに仕上がりがち
 
マイルド系ヘッドホン使用の場合▶ドンシャリに仕上がりがち

ってことでしょうか

さて、これまで5年以上CD900STを浮気もせずメインモニターとして使用してきたわけですが
最近どうも、「かなりマイルドにきこえてないか?」との懸念・・・
ということは、調整傾向が「ドンシャリ」に偏ってる可能性があるわけで
何か急に不安になってきた(笑)

でも、そうはいっても世の中に「正しいヘッドホン」など無いわけで
用途に応じて使い分けたり、特徴を知って上手く使ったりというのが普通なのですが
一度常用ヘッドホンに不安を感じてしまうと妙に落ち着かない
世にあふれる「モニター用ヘッドホン」の中で
いったいCD900STの音というのはどういった位置づけなんだろう?
何に気をつけて使うと良いのだろうと
これまで思いもしなかった疑問というか不安があふれてきます(^0^;)

うちにももう一つSONY MDR-7506というモニターヘッドホンがあるのですが
これはめちゃめちゃ音の固い(ある意味解像感が高い)ヘッドホンで
CD900STと比べようが無いほど性格が異なります
なので、もう一つ定番と呼ばれるモニターヘッドホンを入手して
CD900STの位置づけを実感してみたいというのが今回の購入動機でした


上記のとおり「ミュートスイッチ機能」のおかげでエイジングが進まないなかですのでw
まだ結論とまでいってませんが
最初あまりにもシャリシャリしてチープ感一杯だったK271mk2もやや落ち着いてきました
いまのところCD900STと7506のちょうど中間的な感じの音といった雰囲気ですが
なんとか聴ける音になってきたので、しばらくはK271mk2を使ってみた上で
CD900STとK271mk2の使い方を、再度考えてみたいと思います


2020年5月16日土曜日

ベース用マルチ ZOOM B9.1ut

アコギ弾き、それもソロギターをやる人間が
何をとち狂って、ベース用マルチなど・・・さてはこいつベースでも買いやがったか

さてさて、真相はともかく、我ながら近年まれに見るおバカな買い物のお話をどうぞ!(笑)
 

ZOOM B9.1ut


2008年頃に発売されたベース用マルチエフェクターです


● 時代の最先端を行くハイパフォーマンス
96kHz/24bit サンプリング(内部プロセッシングは32bit)による高音質処理を実現。
40kHz までフラットな周波数特性、入力換算ノイズは120dB 以上という驚異的なスペックを誇ります。

● 即戦力のパッチ
エフェクトの組み合わせや設定内容を“パッチ”として保存/読み込みが可能。
読み込み専用のプリセットグループのパッチ80 と、書き換え可能なユーザーグループのパッチ80 の合計160 パッチが利用できます。

● 真空管を使用したアクセラレーターを搭載
真空管で増幅した信号とソリッドステート回路で増幅した信号を自由にミックスできるアクセラレーターをアナログ入力部に内蔵。
クリーンなサウンドに真空管独特のコンプレッション効果を加えることができます。

● 多彩なエフェクトを搭載
112 種類のエフェクトの中から、最大10 系統のエフェクト(ZNR を含む)を同時使用可能。
名機と呼ばれた往年のアンプ/コンパクトエフェクターをモデリングした歪み系エフェクトをはじめ、音色にパンチを効かせるコンプレッサー系エフェクト、細かい音作りにかかせない6 バンドEQ、ディレイ系エフェクト、変調系エフェクトなど、クラスを越えた高品位なエフェクトが網羅されています。
また、ベース音色をシンセベースやフレットレスベースの音色に変化させる特殊なエフェクトも利用できます。

● 2 種類の動作モード(マニュアルモード/プレイモード)を選択可能
フットスイッチを使ってパッチに含まれる各種エフェクトのオン/オフ切り替えが可能な“マニュアルモード”と、フットスイッチを使ってパッチを素早く切り替える“プレイモード”を搭載。特にマニュアルモードでは、コンパクトエフェクターのオン/オフを足元で切り替える感覚で操作が行えます。

● ダイレクト出力用のXLR 端子を装備

OUTPUT 端子とは別に、PA ミキサーやレコーディングミキサーにラインレベルのバランス信号を出力するXLR 端子を装備。
B9.1ut をダイレクトボックスとして利用できます。信号の送出位置は、エフェクト通過前または通過後が選択できます。
ダイレクト出力用端子からハムノイズが発生したときに、グランドを切り離すスイッチも搭載しています。

● 垂直/水平の両方向に稼働する“Z ペダル”を標準装備

エフェクトの音色やボリュームをリアルタイムでコントロールするエクスプレッションペダルを標準搭載。従来の垂直方向に加えて水平方向にも稼動するZ ペダルを採用し、表現力豊かな演奏が行えます。
また、リアパネルのCONTROL IN 端子にオプションの外付けエクスプレッションペダル(FP01/FP02)を接続すれば、ボリューム専用ペダルとして利用できます。

● 機能を選択可能なファンクションフットスイッチ
お客様ご自身が機能を指定できる3 つのファンクションフットスイッチを搭載。ディレイタイムの指定、ホールドディレイのオン/オフなどの機能に利用できます。


ベース買ったん?


まさか(笑)
これね、MIDI送信が可能なマルチエフェクタでして・・・・そうなんです、

ROLAND GR-55のコントローラーにならないものかと

入手した次第であります

なので、エフェクターとしては使わないのです
あくまで「MIDIの勉強材料」なのであります

MIDIといっても最近は無線形式であったり、USB接続であったりと、いろんな進化をしてます
旧式の5ピンMIDIコネクタを持った機材、しかもエクスプレッションペダルを持ったもので
CC送信が可能なもの・・・となると、旧世代のフロアマルチくらいしか無い

ベース用のZOOM B9.1utとエレキギター用のZOOM G7.1ut、
この2機種がなんとかGR-55のコントローラーとして使えそうだったわけですが
需要の少ないZOOM B9.1utに比べてZOOM G7.1utはまだ1万円前後と高かったので
5000円程度で入手可能なZOOM B9.1utに狙いを絞ったわけです

ちなみに、5000円であれば中古のMIDIフットコントローラーよりも安いくらいで
先日紹介したROLAND FC-200よりもまだ安い
マルチエフェクターをフットコントローラーとしてしか使わないのはちょっともったいないけど
値段を考えれば惜しくないと判断しました

とはいいながら、このところ
なんだかとっても違った方向に走ってるかも・・

ではなぜROLAND FC-200があるのに、別途コントローラーを要したかと言えば
それは、サイズであります
ROLAND FC-200があまりに巨大で邪魔だから・・・w

ただ、ROLAND FC-200に比べZOOM B9.1utは、横幅が10cm程度小さいだけです
もっとコンパクトにしたい場合はZOOM G7.1utの方が良い選択だったのですが
いまはちょっとお財布が軽いので・・・
とにかく安い方という思考しか働きませんでした

ZOOM B9.1utをMIDIコントローラーとして使う上で
一つ難点があるとすれば

プログラムチェンジ(PC送信)とコントロールチェンジ(CC送信)が同時には出来ない点です
どちらも可能だけど同時にはできない・・・・
この点、ROLAND FC-200はプログラムチェンジモードで
エクスプレッションペダルとコントロールペダルだけはCC送信可能という仕様が便利でしたが
そこはもう、どちらかをあきらめるしか無い
というわけでZOOM B9.1utではCC送信のみを生かし
GR-55のプログラムチェンジに関してはギター側のコントローラーで行うこととしました


ちゃんとMIDIコントローラーになった?


はい、なんとか(笑)
でもいまのところはエクスプレッションペダルだけしか使えてません
ところで、ZOOM B9.1utのエクスプレッションペダルはちょっと変わった構造をしていて
上下方向にも左右方向にも動かすことができ、それぞれにCC番号が設定されています


これを利用して、Roland GR-55を制御することとしました
 ・エクスプレッションペダル上下方向→GR-55のPCM1音量制御
 ・エクスプレッションペダル左右方向→GR-55のPCM2音量制御

例えばGR-55のパッチでPCM1がピアノ、PCM2がストリングスであったとき
ZOOM B9.1utのペダル操作で、ピアノ音量、ストリングス音量を独立して制御可能となります


一応マルチとしての音も・・・


もちろんZOOM B9.1utはアコギ用マルチではないし、購入目的もその用途では無いので
「音を出す」ということは全く考えてないのですが
機能豊富なマルチでもあるし、オーディオインターフェイス機能もあるし
一度くらいは音出ししてみようかと(笑)

以下は、なんとかアコギっぽい音に調整した上で、
オーディオインターフェイス機能を使ってパソコン録音したものです

一言で言えば、「アコギには使いたくない!」とw
この時期のZOOMのマルチは機能的には申し分ないものの
「デジタル臭い」とか「作り物感満点」とか結構言われたものです
その評価そのままって感じの音しかつくれませんでした(笑)




 

2020年5月10日日曜日

ソロギター 下山亮平「街灯」

取りかかってからすでに1年半w
難しい曲ではないので、すぐに弾けると言えば弾けるんだけど・・・
なぜにここまで引っ張った??

下山亮平「街灯」


下山さんの3rdアルバム「Philosopher's Stone」に収録されている曲です
ちょっとおしゃれな曲調が気に入って弾いてみたくなりました


霧の中のガス灯を思わせるような幻想的なイントロ
朝の柔らかな光でしだいに明るくなる街角、光り始める石畳
そんな風景が描かれている、とても絵画的な曲だと感じました


よもやま


なかなか練習期間が終わらなかったのには色々理由がありますw
 
★音が上手く出せなかった押弦フォーム
  写真のような3弦3F、2弦5F、1弦7Fの指がなかなか開かず
  綺麗な音がなかなか出なかった
  下山さんからは「別のポジションで弾くと簡単になります」とか教えてもらったが
  楽譜と違うのはいやだった(笑)


  また、この関連でカポ位置やギターの選定にもかなり迷った
  要はフレット間隔が短かければ357Fを同時押さえしやすいわけだから
  カポ位置を上げるかスケールの短いギターを使えば良いはず
  結局630mmスケールのギターでカポ無しで弾くことに落ち着いたけど
  その選択まで1ヶ月以上かかった(^0^;)

 ★無理な押弦で親指負傷
  ほんとは親指押弦しなくてもいいはずなんだけど
  その方が弾きやすかったのでずっと親指で6弦1Fをおさえてたら
  第1関節に激痛・・・・でももうクセになってたので今更止められない
  結局、3ヶ月以上練習を封印することに


 ★テンポのキープがメチャ難しかった
  スローで弾き始めても途中で走ってしまう→曲の雰囲気台無しじゃ!
  ってことはわかってるんだけど、なぜか上手くいかない
  曲中にあるやや速い指使いのパートでアクセル踏んでるらしいことは
  途中で気がついたけど、最後まで克服できなかったw

 ★ゴーストノートで悩んだ
  下山さんの音源を聴きながら練習はしたのだけど「何かが違う」
  明瞭な「親指チャッ」以外にもリズムを刻むゴーストノートが入ってるようだ
  これも最後までなんだかよくわからないままになったが
  アキラメルまでかなりの時間を要した(^0^;)

 ★録音すんだら弾かなくなるよね、アナタ
  いつものことだけど、録音がすむとほとんど弾かなくなってすぐに弾けなくなる
  だから気に入ってる曲は録音に踏み切らず、いつまでも練習してることが多い
  「街灯」は弾いてて楽しかったし、上のようないろんな事情も重なったりで
  録音ということ自体、練習開始から1年以上やらなかった
  

とりあえずけりをつけよう


最近になって、「このままだと録音もせずうやむやになりそう」という
危機感をいだくようになってきました(笑)
なので、出来の善し悪しにかかわらず一度けりをつけておこうとw
それに、このままじゃうちで唯一の630mmスケールHAEDWAYを
いつまでも手元に置いておかないといけないので、他のギターとローテ出来ない
  ※スケールのこともあるが、DGDGADという変わったチューニングなので
   HEADWAYが「街灯」専用ギターとなっていた

先日ご紹介したAKG P220の試運転ということもあって
実は私のソロギター録音の中では、はじめてかも知れない生音録音です

 ・ギター:HEADWAY F-410(カポ無し)
 ・弦:エリクサー#16052(3年ものw)
 ・マイク:AKG P220
 ・マイクプリ:ZOOM UAC-8
 ・録音ソフト:Cakewalk by BandLab
 ・加工:録音後に音量、EQ調整及びPLATEリバーブ付加

録音後に気づきましたが、自動車の音がぁ~~~~!・・・もう、ユルス(笑)



2020年5月4日月曜日

サイドアドレス・コンデンサーマイク2種

安物マイクコレクターとなりつつあるのか、それともすでにそうなのか(笑)

以前記事にした「コンデンサーマイク比較 サイドアドレス編 」のあとで増えた3本
 1.sE Electronics sE2200a II
 2.BEHRINGER B-1
 3.AKG P220

このうち、sE Electronics sE2200a IIは以前ご紹介したので、今日は他の2本のお話です

なお、以下の音源における録音条件は、2本とも全く同条件です

【録音条件】
 ・ギター:マーチン00-15(弦は3年もののエリクサーw)
 ・マイクプリ&オーディオI/F:ZOOM UAC-8
 ・マイク位置:14フレット前方20cm
 ・マイクに付属のローカットスイッチ:ON
 ・録音後の加工:音量増幅のみ
 ・録音ソフト:Cakewalk by BandLab

BEHRINGER B-1



SH価格は約12000円です
ただし、中古市場の球数が豊富なので、程度の良い中古でも5000円前後で入手可能です

解像感もそこそこ高く、適度に密度感もあります
ローカットONのせいか若干高域にピークがあり派手な感じもありますが、
ボーカルでもギターでもそつなく拾ってくれるという、
価格の割によく出来たマイクです(ややRODEに似てる??)

ちょっとカリッとした音にも大きな不満がなく、
加えて、安価に入手出来るので万一故障してもあきらめがつくことで
ワタクシのB-1愛は膨らみ続け、ついに3本を所有するまでになってしまいました
うち1本は一時期ノイズが発生しましたが、防湿庫に放り込んでたら「治った」という
わりと頑丈で打たれ強い印象もありますw

現在は常用マイクとして室内に出しっぱなしで、主に弾き語りのボーカル用として使用してます
録音に使ったのはノイズから謎の復活を遂げた1本であります(笑)



AKG P220



SH価格は約13000円です、中古市場はB-1ほど豊富なワケではありません
B-1よりも一回り大きく重いです
ごくごく一般的なショックマウントにはセットできないほど太いので
付属のショックマウントを使う必要があります(今回はRycoteで対応)
また重さも相当なので、かなりしっかりしたマイクスタンドが必要です

音は、柔らかいと言いますか、B-1のあとで聞くとややぼやけた感じもありますが
こちらの柔らかな音の方が好みの方もいらっしゃるのではないでしょうか
ただ、P220は新品開封直後ということで、まだ本領発揮となっていない可能性もあります
 


ショックマウント RYCOTE RY-INVUSM


おおかたのマイク径にはコレで対応可能という便利なショックマウントです
それに、ゴムを使用しないので、ゴムの劣化の心配も無いという優れもの
いろんなマイクをテストしたいときなどには本当に重宝します