2025年4月11日金曜日

断捨離の道、17歩目

 うんうん、がんばってる!!

 BEHRINGER XENYX Q1202USB


オーディオインターフェイス機能付きミキサー
エフェクトなどの特別な機能は無かったのだけど、なんだかんだで便利に使っていました
また、PCとの接続については、特にドライバーを用意しなくてもwindowsの標準ドライバーで動作するというなかなか行儀のよい子でありましたw



 JUG BeatBox JB-105


リズムマシンが好きです(笑)
一体いくつ買ったことかと思う、その中の1台ですが、あまり使うことはなかった
理由はいくつかあるんだけど、まず「微妙に大きい」ことかな
それでなくてもごちゃごちゃしたデスク回りをいっそう手狭にする・・かといって毎回片付けもめんどくさい
もう一つは「勝手にフィルが入る」ってありがた迷惑な機能ww
ぴったりはまるとかっこいいんですが、1小節でもずれると違和感がすごいことになります


 LEXICON LXP-1


ソロギター弾きにはもう説明の必要もないほど有名なリバーブ
岸部さんや西村さんのライブに行くたびにつまみの設定を写真に撮っては参考にさせてもらっておりました
最近多い「すっきり系リバーブ」に比べると、もう少し濃厚というか「ねっとり系」といえるでしょうか、しかしそれでいてもっさりしないのはさすがのLexiconでした
「リバーブって消え際が大事なんだ」と初めて気づかされたのもこのLXP-1でした


 ROLAND Acoustic chorus 100


初めて買ったアコースティックアンプ
100wをフルに体験したことはさすがにありませんが、小音量でもわかる音の良さ、リバーブの美しさにギターつないで音を出すだけで夢見心地でありましたw
それゆえ出品に至る気持ちの整理も大変でしたが、30kg弱という重さからこれまでの断捨離物品中で最高難度の出品となりました
 ・2階に設置していたので狭く急な階段を下すのが命がけ
 ・ロールのプチプチを4mも消費、包むだけで疲労困憊
 ・運送会社への持ち込みでヘトヘト・・
そんな中奇跡的だったのは、この輸送のためにあったとしか思えないドンピシャサイズの段ボール箱が手持ちにあったこと、おかげで梱包頑張ろうって気持ちをかろうじて維持できました



これまでの成果


ようやく「100点到達」が見えてきました
しかしあらためて「ようこんだけ買ったもんやね~」と思う
これだけ処分が大変なことに気づいていれば、もう少し自重したものを・・・(笑)




2025年4月7日月曜日

断捨離の道、16歩目

今回で、整理予定のラック機材が概ね片付いた感じです
それはいいのですが、抜け殻と化したラック、これもいずれ処分しないといけません
しかしバラすのも、梱包するのも大変なので、いつになることやら・・
買ったときはもうめちゃくちゃうれしかったんだけどなあ



Behringer FB1502


2チャンネルのグラフィックイコライザーです
初めての使用が出品前の動作チェックだったという・・・何とも言えない哀愁感よw



 Behringer MDX2000


ドイツ生産期の2チャンネルコンプレッサー
これもほとんど使ってなくて、上記同様ちゃんと使ったのは出品前の動作チェックでありました、とさ


Behringer MIC2200


2チャンネルマイクプリで、いくつか持ってたMIC2200のうち最後の1台
よくBehringer =安物って言われますが、これでも有ると無いでは大違い
一時期、アウトボードのマイクプリを使わず、オーディオインターフェイスのみで録音してたこともあったけど、深みがないというかスカスカというか・・なんだか変って感じたときに、そういえば昔はMIC2200使ってたことを思い出して納戸から引っ張り出して使ってみるとやっぱり良かった
BEHRINGER、安いけど悪いものばかりじゃないよ!


ほんのり~~と超控えめな真空管窓の照明も、結構好きでした(笑)

SONY HDR-MV1


ソニーが「ミュージックビデオレコーダー」として販売したビデオカメラ
音はもちろん画もなかなか良かったのですが、液晶が固定式だったことですごく使いづらかった
予備電池も別途購入したりしたのだけど、予備電池が必要なほど使った記憶がない


ZOOM H4n


ZOOMの誇るハンディレコーダーの名機であります
言葉ではうまく言い表せないのですが、H4nの音は本当に好きでした
後発のZOOM H6とかも持ってますが、音に限ればH4nのほうが好きだったかもしれません



これまでの成果


まだ、予定の1/4・・・頑張るしかない
余談だが、最近オークションで終活に向けた機材整理だろうなあと思える出品者を時々見かける・・・
お互い頑張りましょう~~!!


2025年3月22日土曜日

能ないタカも爪は磨く

ダイソーと並ぶ百均ショップの雄「seria」
ぶっちゃけダイソーの品ぞろえのほうが私としてはありがたいのだが、最近妻の買い物送迎の際、スーパーに隣接する「seria」に入り浸っている

そこで見つけた「爪とぎグッズ」
爪を削るのではない、それはガラス製爪やすりの役割
発見したのは爪の先端を滑らかに出来ればつるつるにするための目の細かなやすりだが、爪の整形後にこれをするとしないでは音が天地ほど違うのである

スポンジやすり


Seriaのスポンジやすりは以下の2パッケージがある
  細 目:#600、#800、#1000
  仕上げ:#1200、#1500、#2000
まあどれでも使えるのだけど私としてはなんとなく#1000前後が使いやすいと思う


ただ、このままでは爪の先端磨きには使えないので、ちょっと工作が必要
1枚を縦に2分割し、それを細い角材に張り付けているだけだが、我ながらめっちゃ使いやすい(笑)
やすりが役に立たなくなったとき、簡単にはがせて角材を再利用できるか・・ていう懸念はあるけど、まあ今後の課題ということでww


クッションやすり


これも何種類かあるが、最も目が細かいのが#1000なので、私はそれを使っている
割としっかりした芯材が使われているので、工作無しで使うことができる


工作は不要だけどいちいち袋から出すのも面倒なので、取り出しやすいように容器(紙コップ)にまとめていれている
黒で色を付けているのは「使いかけ」を区別するため





使いやすさからいえば、後者の「クッションやすり#1000」がお勧めだ
買ってきてそのまま使えるし、8本も入ってるので、100円で半年以上は使えると思う
きっとダイソーにも似たようなものはあると思うけど、私はもうこれで満足している

2025年3月17日月曜日

断捨離の道、15歩目

今回は2品のみの「小さな一歩」ではありますが・・

Martin D-28GE


2014.2の購入から11年がたちますが、あまりにももったいなくて弾くことができず、ほとんどの時間をケースの中で過ごしてきたかわいそうな子です
ただ、私にとってはこのギターこそがステータスそのものであり、所有しているというだけで満たされた気持ちになったのもので、弾きはしないけど私にとって大きな存在であったことは間違いありません
振り返れば、ギターリペア中村さんで初めて触った日から半年の間寝ても覚めてもこのギターが頭から離れず、ついに購入を決意してお店に出向いたのでしたが近所のATMで出金額を打ち込む指が震えていたのを思い出します
そして、この購入を機になんだかタガが外れたようにいろいろなギターに手を出すことになったことも含めて私のギター史に燦然と輝く1本でありました


左サイドのくびれ部にバインディングの剥がれがみられます
大事に保管していても剥がれるときは剥がれるのですね
アメリカと日本の気候の違いが原因とよく言われますが・・・
いざこうして直面してみると、かなり残念です

Steinberg UR44


このオーディオインターフェイス、私は大好きな機種で予備も含めて同じものを3台も所有していたのですが、不要と思われた予備機が必要な事態となってしまいました
今回出品の一台は、ファンタム電源の供給がとても不安定、コンデンサーマイクが使えたり使えなかったりというのを数回繰り返していたのですが、この度どうやら本格的にダメな状況となってしまいました
もちろんダイナミックマイクでの使用には問題ないので捨てるのももったいないということで「訳アリ品」としてオークションに出品していたのでしたが、幸いにも落札してくれる方がいらっしゃいました


これまでの成果


売却済みはまだやっと80点、当面の目標は100点となりそうだけど、夏くらいまでには達成したい
でもギター本体の売却を始めたことで、ある意味「ブレーキが外れた」ようにも「聖域はなくなった」ようにも思え、今後の機材整理での心のハードルはかなり下がったと言えそうです



さて、28GEいくらで売れたのでしょう?

オークションの開催中、135万まで値がついていたのでしたが、可能な限りスムーズな取引かつ国内のプレーヤーの方に使ってもらいたいという思いから、「新規の方」「悪い評価の多い方」「仲介業者と思える方」等の入札を軒並み取り消していったのでした
その結果落札価格はだいぶん下がってしまいましたが、近年のギター価格の高騰のおかげか「がっかり!、とは思わない程度」で終了しました
ニアミントと言える程度に極美品ではありましたけどバインディング剥がれのこともありましたので私としてはまあまあ妥当かなと思えます
とはいえ、ヤフーオークションが10%の手数料をもってくので痛いは痛いですが、委託に出せば最低でも手数料20%(+場合によっては調整費や修理費)は必要なので、それを思えば仕方ないなと納得していますw

アコースティックギターの輸送て、大変??

まあ、大変です(笑)
まずサイズの問題があります
 ・ゆうパック:最大サイズ170まで
 ・佐川急便:最大サイズ260まで
 ・クロネコ宅急便:最大サイズ200まで
今回のD28はハードケースをプチプチ保護して180サイズでしたので、まずゆうパックは脱落・・・佐川かクロネコになるのですが料金はほぼほぼかわりません
Dサイズのアコースティックギターをハードケース+プチプチ」で梱包するとまず170では送れません
段ボールに入れるとなると・・200サイズかそれ以上を覚悟しないといけません(笑)

つぎに梱包方法です
【ゆうパック】
 数年前だとソフトケースにプチプチ保護で170以内なら発送できました
 現状の取り扱いは不明ですが、ハードケースはあったほうが無難と思います
【佐川急便】
 ハードケースありの場合はプチプチ保護のみでOK
 ソフトケースの場合だとケース内及びケースを保護したうえで、段ボール箱に入れ
 箱の中でギターが動かないようにした状態でかつ200サイズ内なら取扱可能
【クロネコ宅急便】
 ハードケースのみでも取扱可能、ただしハードケースを梱包資材とみなすため、
 傷・汚れが付くことがあるのでプチプチ保護が好ましい
 楽器店で取り扱いがある専用のダンボールでも取扱可能
 ただし、梱包状態によっては、取扱不可の場合がある

高額商品だと輸送保険も・・・
各社ともその会社の責任で紛失・破損した場合、1個あたり30万円を限度として損害の程度に応じた補償金額が支払われます(責任限度額)
【ゆうパック】
 通常は30万円までの保険付きだが50万円にするにはセキュリティ便を使用する
【佐川急便】
 30万円以上の場合は包括運送保険に加入することで補償可能
 上限額は不明だが100万円程度なら問題なくOK(今回はこれを使用) 
【クロネコ宅急便】
 30万円以上の保険の場合はクロネコと要相談

まあいずれにせよ、輸送事故が起こらないように十分注意して丁寧な梱包を心がけることが基本中の基本であります
私、これまでプチプチは「取り置いて再利用」をしておりましたが、今後のギター輸送に備えて十分な量を確保いたしました
1ロール42mで10~11本を梱包できる(ハードケース二重巻きとして)のでギター送付1回あたり300円程度の費用になります


さて、今回の28GEは無事に到着、輸送にも特に問題なかったようで胸をなでおろしております
頑張って梱包した買いがありました(笑)



2025年3月5日水曜日

ついに決断!Martin D-28GEを出品

ながらく大事に保管していたMartin D-28GEですが、放出を決意!
次の日曜(3/9)までオークションに出品しています

(無事終了いたしました)

一抹の寂しさはありますが、所有機材の整理が目下の大命題でありますし、このままコレクションしているよりも弾いてくださる人の手に渡る方が28くんの幸せにもなると自らに言い聞かせての出品であります
購入から11年が経過しますが、弾いた時間はトータルで数時間・・私はたまに眺めるだけで幸せでしたけど、ほとんど弾いてあげられなかったことは28くんに申し訳なくも思っています



どうか、良い方の手に渡りますように
そして
幸せな余生を過ごしてください!



2025年2月28日金曜日

断捨離の道、14歩目

今回はかなり頑張った!
主にラック機材&初のギター放出!!

BEHRINGER FBQ1502


15バンド2チャンネルのグラフィックイコライザー
中古で入手したものだけど、一度だけテストしたくらいでほとんど使った記憶もない


BEHRINGER MDX4600


4チャンネルのコンプレッサー
「いつか使うかも」と思ってたがその「いつか」はとうとう来ませんでした
購入後一度も使うことなく、初めての使用は出品前の動作テストだったという何とも言えないことになってしまった
ちなみに「いつか使うかも」は、ため込み魔の常套句、私の脳内を常に占拠している免罪符でもあるよ


LEXICON MX300


ステレオリバーブ
新品で購入したが・・・何度かテストしただけで常用したことは一度もなかった
今更だが私、収集癖とともに温存癖もあるようだ
「大事なものだから大切に保管しておこう」・・まあ悪いことではないのだけど・・
ちなみに私、好きなものは最後に食べる派である


TASCAM MX-4


4チャンネルのマイクプリアンプ兼ミキサー
多チャンネルのマイクプリというのは珍しくないが、各チャンネルにPANが設定できてミックスアウト可能なものというのはそれほど多くない
これは便利そう!って飛びついたのだけど、これも中古購入後一度テストしたのみであった


T.C. ELECTRONIC M350


ステレオリバーブ(空間系のマルチ)
わりとお安く、操作も簡単、しかも空間系では定評のあるTCの製品ということで、人気のあったリバーブだ
LEXICON MX300に比べればまだ使った方ではあるけど、常用と言えるほどには使えていなかった


BEHRINGER MDX2100


2チャンネルコンプレッサー
BEHRINGERのコンプレッサー、MDXシリーズは、この2100と2000までがドイツ生産であり、その後の製品とは一線を画すといわれる
単にドイツ生産というだけでなく、内部回路も異なるということで、このレトロなコンプをたたえる声も多いようだ


BEHRINGER PX2000


パッチベイ
いつも「パッチベイ」(半濁音)なのか「バッチベイ」(濁音)なのか迷うのだけど「パッチベイ」(半濁音)が正解みたい
ケーブルの中継器のような働きをするがその中継方法がなかなか多彩で便利な反面、どういう接続設定をしているかすぐに忘れてしまうのでメモ必須という困った子でもある
ずっとラックに居座っていたが、眺めるだけの存在だった


TEAC AV-P15


パワーディストリビューター、まあラック用の電源タップである
ラック機材をアッ使うとよくわかるが、意外にもラックには必須の機材
いくつもの機材を一度にオンオフ可能なのはとても便利・・
というか、機材によってオンオフスイッチの位置が様々だったり、中にはスイッチがないものも存在したりで、やはりラックを組むうえでは「必須」である


ROLAND GR-20


ギターシンセサイザー
下のGODIN MULTIAC STEELとセットで売却したものだが、もともとセット売りを念頭にして購入していたものだった
歴代のGRシリーズ中最もシンプルな操作性で使い勝手の良いギターシンセだが、これも当然ながらテストだけして保管しておいたものである


GODIN MULTIAC STEEL SA


ギターシンセサイザー用のギター、一般的なエレアコとしても使用可
初めて購入したGODINだったし、その後ギターシンセに興味を持ったきっかけともなったということで、思い入れもひとしおなギターである
ひとしおではあるが・・そんなこと言ってては断捨離は進まないw
最近ではナイロンのGODINしか弾かなくなったこともあって、30本の最初の1本として先陣を切っていただくこととなった


新たな相棒様と仲良く暮らすのだよ!!


これまでの成果


断捨離開始から約500日の成果である
ようやく売却予定の1/4が完了したが、残りの売却には単純計算で1500日(4年ちょっと)かかることになる
まあ想定内ともいえるのだけど、なんとも果てしない



2025年1月31日金曜日

PDトリガーケーブル

先日のこと、ブログの読者様から頂いたコメントの中に「PDトリガーケーブル」という初見ワードがありました・・いや全く青天の霹靂でありますよ(笑)
Amazonで探してみると、概ね千円前後と結構お安く手に入ることが分かったので、注文してみました

PDトリガーケーブルとは


今どきの皆様ですので、スマホやノートPCなどの急速充電規格に「PD(POWER DELIVERY)」とか「QC(QUICK CHARGE)」といったものがあることはご存じのことと思います
両者で多少の相違はありますが、ものすごく簡単に言えば「給電側と受電側の会話に基づいて5v以上の電圧で高速充電する」というものになります
 ・受電側:「バッテリーだいぶ減ってるので9v、2Aで送ってよ」
 ・給電側:「りょうか~い」
 ・受電側:「そろそろ満タン近いから9v、0.4Aくらいに落として」
 ・給電側:「りょうか~い」
みたいなやり取りに基づいて無理のない高速充電を行う規格であります

PDトリガーケーブルとは、ケーブルが受電側に「なりすまして」給電側にリクエストを送ることで、
本来5v出力であるUSB-C端子から、
9vや12vという高い電圧を搾り取るという商品
(UCB-CがPDに対応している場合に限る)

で、ほとんどの機材が9vで稼働するギターエフェクターなどとはとても相性が良いと言えます


活躍しそうなシーンとしては、ライブ現場でエフェクターボードの電源供給をモバイルバッテリーで行う等でしょうか
AC電源ではノイズ発生のリスクがありますが、モバイルバッテリーのDC電源であればその心配は最小限で済みます

種類も豊富


今回私が購入したのは電圧可変タイプですが、それ以外にも様々なPDトリガーケーブルが存在します
 ・9v固定タイプ
 ・12v固定タイプ
 ・15v固定タイプ
 ・20v固定タイプ
 ・電圧可変タイプ
また、それらに加えて
 ・極性がセンタープラスやセンターマイナスのもの
 ・さらにはDCプラグの形状が5.5*2.5、5.5*2.1、5.5*2.5(2.1共用) 等々
と意外に種類が多いので、選択には少し注意が必要です

ギターエフェクター単体への電源供給であれば
 ・9v、センターマイナス、5.5*2.1プラグ
が基本となりますが、完全一致しなくても
 ・極性が異なる→上の写真のように極性変換コードを使用する
 ・プラグが異なる→変換プラグを使用する
という風に購入後の対応も可能な場合があります
ただ電圧に関しては固定タイプを選ぶとそれ以外の電圧は得られないので、必要な電圧に関しては購入前によく考えて決めておく必要があります

電圧可変タイプ(今回購入品)


5v、9v、12v、15v、20vの5種類の電圧を切り替えることができます
これを選択したのは、所有エフェクターに12vを要するものがあったことや一部のパワーサプライで12vが必要なものがあったためです
用途としては室内でエフェクターのテストを行う程度のものでしたので、電源としてはモバイルバッテリーではなくコンセントにさして使用するUSB充電器を対象としています

【極性】
購入品をテスターで確認したところ「センタープラス」でした
極性変換ケーブルは「たくさんw」持ってるのでセンターマイナスへの変換は問題ないのですが、Amazonで見る限り、商品説明に極性が明記されているものが意外に少ないのは気になります
手元に届かないとはっきりしない場合も、届いても記載がないなどもあるので、エフェクターの故障を招かないためにも、極性不明のまま使用することは絶対に避けてください

【電圧】
「これで9vも12vも15vもどんとこい!」って思ったのですが・・・
給電側のパワーによっては取り出せない電圧があるのです
以下、テスト状況動画です


PD65wでの動作状況

PD20wでの動作状況

動画のように、PD20wでは15v以上の電圧は取り出せないことがわかります
ただ、どちらの動画でもPDトリガーケーブルで設定した電圧に対してUSB充電器からはほぼ正確に設定どおりの電圧が取り出せていることも確認できます
 ※設定電圧はPDトリガーケーブルのボタンを押すたびに変わる

手持ちのUSB充電器を使って実験したところ以下のことがわかりましたが、これはUSB-Cポートを一つのみ使用した場合ですので、同時に複数ポートを使用(例えばスマホ充電ながら等)した場合にはこの限りではありません


「なるほど、そういうものなのか・・」とある程度は納得したのですが、さらにネットを調べてみるとMarubun様のHP、
に「USB PD規格、Power Rule」という項目があり、そこでは給電側のワット数によって、出力しなければいけない電圧・電流が決まっているとあります
あくまでPD規格上の「義務」を示しているのであって、それ以外の電圧・電流を出力してはいけないということではありませんが、なんとなく理解の一助にはなりそうです

【負荷耐性】
あまり高負荷なエフェクターは持ち合わせないのですがwこんな実験をしてみました
 ・PD20wのUSB充電器
     ↓
 ・PDトリガーケーブル(12v設定)+極性変換ケーブル
     ↓
 ・Vital Audio/POWER CARRIER VA-08 MKII(パワーサプライ)
     ↓
 ・STRYMON TIMELINE:必要電流300mA以上
 ・STRYMON BLUESKY v2:必要電流300mA以上
 ・BOSS EQ-200:必要電流170mA 合計770mA以上

結果的にはすべてのエフェクターが正常稼働し、ノイズもない出音状況でした
なおこの時の出力電流は、写真のとおり0.864Aです、ここでは確認のしようがありませんが、20wでも12v、1~1.5A程度までは大丈夫と考えてよいのではないでしょうか


今回はパワーサプライ経由での実験で、分配ケーブルや分岐ケーブルでの使用については確認できておりません
おそらく大丈夫では?とは思いますが・・・どうなんでしょうか

まとめ


いやはや、便利な時代になったものだと喜ぶやらあきれるやら(笑)

実はこれまでUSBで12vや9vを得るためには、USB5v→DC9v(12v)昇圧ケーブルというものを使っておりました
しかし、昇圧コンバーターを使っているため、場合によっては盛大なノイズを見舞われるといったこともあり、(恐怖から)次第に使用しなくなったという経緯があります
トリガーケーブルは(今のところですが)その心配もなく、「便利な時代」を実感できております


昇圧ケーブル


さて、PDトリガーケーブルいかがでしたでしょうか
実はもう一つの高速充電規格「QC」についてもQCトリガーケーブルが存在します
私の興味はもうPDトリガーケーブルで満たされたので、レポートする機会はもうないと思いますが、ご興味があれば探してみてください

最後になりましたが、PDトリガーケーブルについて情報提供いただいたBe-m.Rさんに深く深く感謝申し上げます!


2025年1月25日土曜日

お勧めはしませんが・・USBパワーサプライ

ちまたで安いと話題??のTemu
正直言うとサ〇サイトではないかと疑わないでもなかったのだけど、ものは試しと万一があっても惜しくない程度のものを注文してみた
そして今こうしてレビューをかけているのは・・・無事に届いたからにほかならないわけですが、果たして使えるのでしょうか??

USBパワーサプライ PW-1


USB5V2.1Aを電源とするエフェクター用パワーサプライです
DCアウト8系統(100mA×4、300mA×4、すべてセンターマイナス)とUSB-A5V出力を1系統持ちます
元がDC電源だけにACアダプターが不要できわめて小さな筐体となっています
これに充電用ケーブルとエフェクター用のDCケーブルが8本ついて1400円(税、送料込)という価格に驚かされます

商品構成

サイズ

出力構成

出力電圧は8.8V


1~8までの出力ポートすべてで出力電圧は8.8vでした
写真ではモバイルバッテリーを使っていますが、一般的なUSB充電器でも同じ電圧です

参考までに、うちでよく使ってるパワーサプライで計測すると以下のとおりです
 ・CAJ POWER BLOCKs HUB 6:9.13V
 ・Vital Audio/POWER CARRIER VA-08 MKII:9.03V

エフェクターにとっての電圧は、動作するかどうかということも重要ですが、音にも影響するとされており、エフェクターにもよりますが9.3~9.4V程度あったほうが良いといった意見もあるようです
8.8V・・エフェクターの起動自体はすると思いますが、う~~ん微妙ですね~~(笑)


ただ、そもそも論として100mA×4+300mA×4=1.6Aなわけでして、5V2.1Aを昇圧してるとするなら、効率を無視したとしても1.6Aとれるわけがない
そのあたりを加味して可能な限り電流稼ごうとしたうえでの8.8Vなのかしら?と、まあいらん想像を掻き立ててくれるのですが、安全側に見積もるなら合計電流1Aまでに抑えておいた方がよさそうです

使ってみた


常用しているエフェクターを実際につないでみました
 ・STRYMON TIMELINE:必要電流300mA以上
 ・STRYMON BLUESKY v2:必要電流300mA以上
 ・BOSS EQ-200:必要電流170mA 合計770mA以上


とりあえず、STRYMONの2台は300mAポート、BOSS EQ-200は100mAポートにつないでみました
30分程度の短い時間の使用ですが、各エフェクターの動作状況は以下のとおりです
 ・STRYMON TIMELINE:割と安定して動作
 ・STRYMON BLUESKY v2:通電時にオンオフを繰り返すなどやや不安定、その後安定
 ・BOSS EQ-200:必要電流に満たないポートからの給電だが安定して動作
まあ結果的には「使えました」ということになるのですが、今回は通電&出音確認をしただけですので、何らかの操作をした場合にどう挙動するかまでは確認できておりません

出音状況は、ノイズもなくいたって普通であります
うちにはアナログ系のエフェクターがないので、「デジアナ混在ノイズ」の確認はできませんが、少なくともデジタル系エフェクターだけであればノイズはほぼ感じられませんでした
音質については、Vital Audio/POWER CARRIER VA-08 MKIIと比較してみましたが、もうほんの気持ちですが「やや厚みがない」と感じるかどうか・・・程度の差です

注意点


このUSBパワーサプライは、USB充電器はもちろんモバイルバッテリーでも使用可能ですが、最近では、USB充電器もモバイルバッテリーも様々な急速充電に対応している場合があります
中にはこのパワーサプライに給電不可のケースがありますのでうちで確認できた可否を整理しておきます

■USB充電器やモバイルバッテリーの出力端子がtype-Aの場合
 ・QC規格準拠のA端子
   一般ケーブルでもQC対応ケーブルでも給電可能
 ・一般的なA端子
   一般ケーブルでもQC対応ケーブルでも給電可能

■USB充電器やモバイルバッテリーの出力端子がtype-Cの場合
 ・PD規格準拠のC端子
   一般ケーブルでは給電可能、PD対応ケーブルでは給電不可
 ・一般的なC端子
   一般ケーブルでは給電可能、PD対応ケーブルでは給電不可

早い話PD対応のtypeC-typeCケーブルではこのパワーサプライに給電できないようです


まとめ


機能面だけで見れば本当に便利で安価です
 ・モバイルバッテリーでも動作
 ・100mA×4+300mA×4と出力も十分(疑問はあるけど)
 ・デジアナ混在は未検証だがデジタルオンリーならノイズは感じられない
 ・金属筐体でしっかりしたつくり
 ・コード類も付属してなおかつ1400円(税、送料込)
しかしながら、大いに懸念もあります
 ・8.8Vという微妙な出力電圧
 ・300mAのSTRYMON Bluesky v2が少し不安定(その後安定)
 ・説明書に合計許容電流の記載がない
 ・一般に直流昇圧コンバーターは高周波ノイズを発生することが多いが
  今回はそのあたりの検証まで至っていない
 ・耐久性が不明 等々
  
便利な機材であることは確かだし、ある程度の動作確認もできました
しかし、大切なエフェクターの電源として激安品を常用するのはたとえ決定的な不良がないとしても、「一抹の不安」がぬぐい切れないのも正直なところです

本記事のタイトルを「お勧めはしませんが・・」としたのもそういったところが理由なわけですが、ご使用の場合は十分なランニングテストや出音確認等ののちに実戦投入するのが安全と考えられます
私自身は常用ではなく、エフェクターの簡単なテストなどに使う程度かなと考えています


2025年1月24日金曜日

【息抜き】無線シールドスタンド

 無線シールドのスタンドを作ってみた
自分でもバカバカしいと思ってますけど、
どうか一緒に笑ってやってください


作成意図?あえて語るとするなら・・

無線シールドなんてめったに使うこともないので充電を忘れがち
目につくところにおいておけば完全放電も回避できるのでは??
てことですが、
「めったに使わないのに何で3組も??」とは無粋でありますよ
予備とその予備・・に決まっております(笑)

・・にしても
百均のジュエルシールを張り付けてみたのだけど
これが「デコる」ということなのかと
意外に楽しいものです

いやいや、みなの心の声は届いておるよ
センスはないとの自覚は・・ちゃんとある😿


2025年1月20日月曜日

安くて便利 LEKATO wireless turner

amazonで発見、2025.01.14現在で3980円×80%=3200円です
  Amazonの販売ページ
BOSS FS-6の売却に伴い2ボタンのフットスイッチが手元になくなってしまったので、何か代わりになるものは無いかと探してたところ、「今一つよくわからんがなんだか便利そうなもの」を見つけてしまいました
これはちょっと試してみないと・・・ね


基本的な機能


Amazon販売ページのタイトルは、
「ループステーション用外部フットペダルループページターナー 9ループUSBケーブルでトラックを切り替えるすべての進むボタン、戻るボタンの機能を置き換え、ルーパーステーションのチューナー機能を制御する」
となっていますが、どうやらLEKATOのルーパーを意識したタイトルのようで、私を含め多くの方には意味不明だと思われます
この機材の機能は大きく2つあります

【Bluetooth接続でのアプリ操作】
 ios、android、PCとBluetooth接続してアプリをコントロールします
 イメージしやすい操作としてはPDF閲覧時のページ送りなどが可能です

【ギターエフェクターとの有線接続でエフェクター等を操作】
 ごく一般的な2ボタンのフットスイッチとして機能します

まず最初に充電!


開封後、まず最初にすることは充電(お約束ですがw)
背面にUSB-C端子があるのでこれを使って充電します
充電中は赤ランプが点灯しますので、これが消灯すれば充電完了となります


なお、上で述べた2つの機能のそれぞれで電池消費の仕方が異なります
【Bluetooth接続でのアプリ操作】
 内臓電池を消費します
 説明書によれば満充電後の連続使用時間は48時間とのことですが、
 使用状況により多少の誤差はあるものと思われます
 
【ギターエフェクターとの有線接続でエフェクター等を操作】
 内臓電池は消費しません
 

Bluetooth接続でのアプリ操作


【ペアリング】
ios、android、PCともにBluetooth接続が可能です
背面にスイッチがあるので、以下のように切り替えて対象デバイスとペアリングします

 ・iosに接続時:リンゴマークに合わせる
 ・android接続時:ロボットマーク(ドロイドくん)に合わせる
 ・PC接続時:リンゴマークに合わせる ※1
  ※1ペアリング自体はリンゴでもロボットでも可能なのですが、例えばPC接続時に
   ロボットマークでペアリングすると正常動作しませんでした
   PCの仕様依存なのかもしれないのであくまで私の環境での結果です
   ちなみにWindows11でBluetoothアダプタ(USB)を使用しています

なお複数デバイスとの同時ペアリングはできないことに注意が必要です


【アプリでの操作】
といっても、私の使い方はPDFファイルのページめくり一択ですので、それ以外のことはわからないのですが・・・(笑)
以下、android版adobe acrobat readerでの動作について書いておきます
 ■ページ表示が「単一ページ」「2ページ」の場合
  左ボタンで「戻る」、右ボタンで「進む」の動作が可能です
 ■ページ表示が「連続」の場合
  Landscapeモードでは、左ボタン、右ボタンとも動作しません
  Portraitモードに切り替えると、左ボタンで「1,2行上に送る」、
  右ボタンで「1,2行下へ送る」の動作が可能です
 ■LandscapeモードとPortraitモード
  左ボタンを長押しするとLandscapeモード、
  右ボタンを長押しするとPortraitモードに切り替わりLED表示も切り替わります

Landscape                           Portrait
  PC版エクセルで試したところ
  ・Landscapeモード:セルの横移動
  ・Portraitモード:セルの縦移動
  という動作をしたのでキーボードの「←→↑↓」に対応した信号が送信
  されているのではないかと考えられます

ギターエフェクターとの有線接続


エフェクター用のフットスイッチとして使用できます
この場合は電源無しで使用可能なので充電状態を気にせず使うことができますが、以下「注意点」に書いたとおり、意図した動作となるかどうかは、エフェクターとの相性や設定次第な部分があります

【注意点(重要)】
フットスイッチとしての使用では「基本的にアンラッチ動作」ではありますが、
 ・フットスイッチのオンオフタイミング
 ・エフェクター側の受け取り方 等々
によっては、意図したとおりの動作をしないこともありますのでご注意ください
 例)BOSS RC-10rにTS(TRS)ケーブルで接続した場合
   【×】フットスイッチにRHYTHM CTRL 1のような1ボタンに長押しや2回押し等
   複雑な命令が含まれる場合はいろいろと意図しない動作をします
   【〇】フットスイッチにRHYTHM STOPやRHYTHM FILLのような1アクションのみ
   の命令を割り当てた場合は正常動作します

【スイッチ設定】
リンゴとドロイドくんの間にある「OFF」の位置にスイッチを切り替えます


【TRSケーブルでの接続】
BOSS FS-6のような2ボタンフットスイッチのように動作をしますが、FS-6のようなラッチ、アンラッチの切り替えはありません

【TSケーブルでの接続】
モノラルケーブル接続で、BOSS FS-5Uのような1ボタンフットスイッチのように動作しますが、左ボタンのみ使用可能で、右ボタンは使用不可となります


その他もろもろ

【充電中でもペアリング&操作が可能】
使用中の充電切れが心配な場合は、充電(給電)しながらの使用も可能です

【小さい、軽い】
とても小さくて軽いです
  大きさ:110mm(幅)×53mm(奥行)×18mm(厚み)
  重 量:155g
これを長所とみるか短所とみるかは使い方次第かもしれません
足で操作する場合、使い勝手としては適度に大きさと重さがあったほうが踏みやすいのは確かで、そこが心配になります
しかし、私はそれほど気になりませんでした
 ・軽いといってもそこそこな重量感があり、また滑り止めのゴム足もついていて
  「踏んだら動く」といった感じはしなかった
 ・かなりしっかりした金属筐体で、壊れる心配なしで踏むことができた
 ・小さいとはいえボタン間隔は一般的な4ボタンコントローラーと同程度は確保されている


一方で、エフェクターボードに組み込むときは「小さい軽い」はかなり生きてくると思います
ただし、厚みがないのである程度下駄を履かせないと踏みづらいかもしれません

【カチャカチャうるさい?】
確かにカチャカチャ音がしますが、他のフットコントローラーと同程度と言えなくもありません
最近は無音のボタンスイッチというのも多いですが、私自身はそれほど静音性を重視していないので気になりませんでした
用途次第・・ということになりそうですね

【専用アプリでなんか設定できるらしい?】
「Cubesuite」というアプリを使っていろいろ設定ができるらしいです
が・・なんだかよくわからないし特に変更や追加したい機能も思い浮かばないので放置しております
なお、このアプリ、Android14ではアプリ検索でヒットしませんでしたのでAndroid14には対応していないと思われます
ipadOS15.8.3ではインストールできましたが、うちのipadmini4はすでに15.8.3でサポート終了しているので最新のOSでインストール可能かどうかは不明です
この機材自体が2年前の発売なので、iosでもandroidでも新しいOSでは専用アプリのインストできない可能性があります
必要な場合は早めにダウンロード&インストールしておいた方が良いかもしれません
  ※専用アプリの話であって、フットスイッチとしての機能には問題ないです


Cubesuiteアプリ

私の評価


これで5年くらい壊れずに使えたとすれば・・・

私は大変満足です(笑)