いまやカメラといえばデジタルカメラ、「昔はフィルムを入れて撮ってたのよ」といっても「へ~~~」って世代も増えつつあるのでしょう
そのフィルムを入れてたカメラのことを「銀塩カメラ」(またはフィルムカメラ)といいます
今回の断捨離はCANON最後の銀塩カメラ「EOS-1v」とMAMIYAの中判フィルムカメラであります・・・
・・の予定でしたが、突然故障してしまったカセッテテープデッキを急遽処分という事情もありまして、その3点が今回の対象となります
CANON EOS-1v、EOS-1vHS
CANON製銀塩カメラ最後のフラグシップモデルで、1vはノーマル、1vHSは高速連射モデルとなります
今回はこの2台と合わせて、PCリンク用のケーブル(CANON ES-E1)、期限切れフィルムを合わせての処分となりました
1vも1vHSも購入したときはまさに有頂天だったのを思い出しますw
写りや性能以前にもう持ってるだけで幸せと言いますか、何を撮るでもなく持って出かけるだけで楽しかったなあ、懐かしい
実はPCリンク用のケーブルや期限切れフィルムもちょっと貴重なものだったりします
リンクケーブルは絞りやシャッタースピード等の撮影データを1vからPCに取り込むためのものです
こうした情報はデジカメでは画像ファイルにexif情報として保存されており、適切なアプリを使えば閲覧や一括取得も可能なのですが、銀塩フィルム時代としてはまさに画期的でありました
今ではリンクケーブルだけでなくES-E1がフルセットでそろっているというのは極めて貴重です
期限切れフィルムも、「その筋」では隠れた人気があります
銀塩フィルムは期限が切れたからといって写らなくなるわけではありません
もちろんプリントしたときの変色等はあるのですが、その辺色が想定外の面白味を生みだすという楽しさが、どうやら人気の元のようです
今回のフィルムは20年以上冷蔵庫で保管したもので、保存応対が良いのでもしかすると「普通に写る」可能性も無きにしも非ずですが、であればそれはそれで儲けものですね
A&D GX-Z7100EV
カセットテープデッキの最高峰、ってわけではありませんが、30年以上前に新品価格が79,800円したというまあそこそこ高級機となります
我が家ではカセットテープのデジタル化に数台のテープデッキが稼働しましたが、つぎつぎそれらが故障していく中で、最後まで生き残った1台でした
しかし半月ほど前に気まぐれに電源を入れてみると、異音がするばかりでテープ室の扉が開かず、再生もできません
速攻粗大ごみにとも思ったのですが、物は試しとオークションに出してみると見事に落札いただきました(しかもそこそこな高値で・・・ありがたい)
newMAMIYA6 & MAMIYA6 MF & レンズ
Mamiya6シリーズは6×6判のスクエアフォーマットレンズ交換式レンジファインダーカメラで、マニュアル撮影とAE撮影が可能です
1989年に「New Mamiya6」、1993年に「Mamiya6 MF」が発売されました
一般的なフィルムカメラ(35mmフィルム)と異なり、中判(ブローニー判)と呼ばれるという大きなフィルムを使用するカメラです
EOS-1vと同様、買ったときにはもう有頂天(笑)
当初はレンズも1本しかなかったのですが、その後2,3年かけて3本コンプリートしました
※このカメラで使えるレンズは3本しかなかった
中でも50mmレンズは当時大変高価で、捜索や資金繰りでずいぶん苦労したのも良い思い出です
しかし、中判フィルムはフィルム代や現像代がかなりのお値段で、私の場合フィルムスキャナを使っていたのでプリントはしなかったとはいえ、結局フィルム34本を撮った後は防湿庫で休眠状態となってしまいました
とはいえ、防湿庫の中の雄姿を見るたびニマニマしていたのですが(笑)
【余談】今、フィルムカメラは人気なのか
さて、今回はCANON、MAMIYAのカメラを断捨離したわけですが、実はこの4台は想定を大きく上回る価格で落札されました(正直、私もビビっておりますw)
これまでコツコツとギター機材を断捨離してきましたが、今回のカメラはその処分総額の2倍近い価格で落札され、うれしい一方で「なぜなの??」と素直な疑問がわきます
すでにフィルムカメラは現像&プリントしてくれる店舗も減っており、フィルム購入&現像&プリント(またはスキャン)に結構なお金もかかることから、使い勝手が良いとはとても言えないのですが、これはいよいよ趣味人の間で「フィルムカメラ人気が爆上がり!」って時代がやってきたのでしょうか
実は数年前に相場調査をしたことがあったのですが、高額で売れるどころか「売れるのかなあ?」って雰囲気だったような気がするのですが、どうなのでしょうね
もちろん購入時の価格は今回の売却価格を上回りますから、「儲け」が出てるわけではないのですが、それでも「なんだかうれしい気分」を味わっております(笑)
思い出深いカメラたち
新たなご主人の元で活躍してくれることを
切に祈っております!!