ソロギターをはじめて1年くらいのことだったろうか・・・
エド・ガーハードが弾くWater is wideが心に残り、 どんなギターを弾いてるのだろうか調べると「breedlove」というメーカーだと分かった その後、breedloveからはエド・ガーハードシグネチャーというモデルもでてるくらい エド・ガーハードとはゆかり深いメーカーだというのを知ることになったが それはさておき、「breedloveいつかは欲しい!」と言う思いだけが深く刻まれたのだった
Breedlove Guitars
Breedlove Guitarsは、アメリカオレゴン州ベンドに工場を持つギターメーカーで、1990年ラリー・ブリードラブとスティーブ・ヘンダーソンによって創業されました。 (その後、弦楽器製作家でありインレイ職人でもあるキム・ブリードラブが参加) 独創的なデザインと革新的アイデアや最新技術で、独自のアコースティック・サウンドを追求し、 上質なトーンウッドと熟練の技で、歴史は浅いですが高い評価を得ています。 最もユニークかつよく知られた独自構造としては「Bridge Truss」があります 簡単に言えば「トップの膨らみを調整可能な構造」と言うことのようですが 薄いトップを採用しても膨らみにくいという利点があるそうです 英語に堪能な方は以下の動画をご参照下さい
VIDEO
American Series D25/SRe
Breedloveアメリカンシリーズは、アメリカオレゴン州ベンドでで製造されたシリーズで、その部品やデザインは他国には出荷されていません。 高品質のパーツと職人技で、真のアメリカの精神を表しているとされています。 日本では、C25という小ぶりなコンサートシェイプモデルの方が流通が多いようで、 このドレッドノートカッタウェイはあまり見ません しかし、サイズの分、より豊かな音だろうと言うのは勝手な想像です(笑) American Seriesはすでに販売完了で、 今となっては当時のブリードラブのラインナップにおける位置づけはよくわかりませんが おそらく当時の位置づけとしては最も廉価版ラインだったのではないかと想像しています といっても30万前後はしていたようですが・・・ ちなみに・・・型番の「D25/SRe」には以下の意味があります D:Dreadnought(A:Auditrium Body C:Concert Body
D:Dreadnought
J:Jumbo
BJ:BassJumbo) 2:Standard Body Depth(3:Deep Body Depth) 5:Soft Cutaway(0:Non Cutaway 2:Sharp Cutaway) S:Sitka(C:Cedar E:Englemann) R:Rosewood(M:Mahogany F:Flamed Maple) e:Electronic
TOP : Solid Sitka Splruce SIDE & BACK : Solid Indian Rosewood Nut WIdth : 44.5mm Scale Length : 648mm Body binding : herringbone purfling Rosette : Breedlove abalone Adjustable truss rod : Single-action Bridge : Ebony pinless "winged" bridge with J.L.D. bridge truss system Bracing : Scalloped Neck : One-piece mahogany Fingerboard : Ebony Position markers : Breedlove pearl dot Frets : 20 (14 to body) Headstock : Asymmetrical Breedlove with ebony overlay tuners : Gotoh 381 Color : Gloss finish Cace : Breedlove deluxe hardshell case Pickups System : L.R. Baggs Element Active VTC (Changed to L.R.Baggs anthem by later owner)
【ヘッド&チューナー】 ヘッドはブリードラブ独特の形状をしています 天神板はローズウッドに見えますが、もしかしたら縞黒檀なのかもしれません チューナーはロトマチックタイプのGOTOH381です 高価なものではありませんがこういうところでの日本製品の採用は嬉しいですね
【指板&ネック】 指板はエボニー、ポジションマークはパールインレイで、
12フレットまでは6弦側、12フレット以上は1弦側に設置されていて
これだけでも随分おしゃれに見えますw
ネックはマホガニー、最近では数が少なくなってきたワンピースというのも嬉しいですが
45mm近いナット幅を感じさせない弾きやすも大きな魅力です
【トップ&バック】 トップは目の詰んだ素晴らしいシトカです、横杢もはっきり出ていて美しい そして、極薄です!!、サウンドホールで計測すると約3mm強しかありません 一般的なギターでは4mm前後、ローデンとかになると5mm程度はあるトップ厚 まあ、これもブリッジトラス構造のおかげということなのでしょうか バックはローズウッドです やや目が粗いようにも思いますが、私の経験から言うと 目の詰んだローズというのは良い音ではあるけどどこか面白みがないとも感じています これはこれで有りだと思います
【ピックガード&ピックアップ】 ピックガードは、鼈甲柄!!個人的にはこれも上品で嬉しいです
ピックアップは、当初のエレメントからアンセムへと換装されています
取り付けが甘く、いかにも素人インストールだと一見して分かりますけど(笑)
機能的には十分なお仕事をしてますから、まあ許せるw
ただ、アンセムって以外に調整の難しいピックアップで
特にマイク成分の調整はまだまだこれからってところでしょうか
【パーフリング&ラベルシート】 パーフリングはヘリボーンです、なんだかビンテージマーチンを彷彿としましたw
シリアルの「1141209」については「おそらく近年もの」と言うことしか分かりません
カスタムショップ制や5桁ナンバー時代にいついては情報があるのですが
7桁ナンバリングについてはあまり情報が無いためです
【ブリッジ】 何を隠そう、これこそが今回この
ギターを購入した最大の動機 であります
音がどうとかそんなことは全く関係なくw
ただ自分の中でのブリードラブはこの形のブリッジでなくてはいけませんでした(爆)
私はこれを「稲妻ブリッジ」と呼んでいます
そう、はじめて聴いたエド・ガーハードのWater is wideはこの形のブリッジだったと
ただそれだけの理由ですが、私にとってはこのブリッジ=ブリードラブなわけです
しかし最近のラインナップでは高級品ではまだ残されているものの
廉価版ではごく普通の形状になってしまいました
あろうことか、エド・ガーハードシグネチャーまで・・・・かなしいw
そんなわけで、手の届きそうな値段で稲妻ブリッジのブリードラブが手に入る可能性は
今後ますます減っていきそう・・・だからこその「今でしょ!!」だったというわけ
ちなみに、今では少数派のスルーブリッジです
これももしかしたらトップの負担を減らす目的なのかも知れません
サウンドチェック
まさか、ブリードラブでWater is wideを弾く日が来ようとは・・・(涙)
これまで、おニューギターのサウンドチェックを執拗に「Water is wide」で引き続けた
甲斐があったというものです(岸部さんバージョンだけどw)
前半は生音、後半はアンセムのリバーブ付きです
生音は、いかにもシトカ+ローズという感じですが、妙にもたつくこともなく
比較的反応が良いと感じます
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さて・・・
いつの間にか28本にもなってしまったギター でも、もうギター購入の旅もおしまいです、もう十分です(笑)これからは本数減らすことに全身全霊を傾けよう!!!! そう固く誓ったziziさんでありました