恥ずかしながらルーパーとしては全く使えていない「BOSS RC-10R 」
しかしながら、「リズムマシン付きレコーダー」としては大変重宝しているし
もしかしたら、いつの日かルーパーとして活躍することもあるかも知れない(笑)
そんなBOSS RC-10R の2台目が、とある事情で我が家にやってきた
そうなると、「いつもと同じ状態で使いたい」と思うのは当然であります
システム設定や記録データの状態も含めて全く同じにしようと、やってみました
これについてBOSSからのアナウンスはどこにもないのですが
一般的な話としてシステムプログラムが変更になると、
メニュー体系や設定値が変更になることがあります
RC-10rのこれまでのバージョンアップは全て不具合修正で、
機能追加等は行われていませんので、バージョンが異なっても大丈夫なようには思いますが
万一そのような変更があった場合は、クローン化で不具合を生じることが考えられます
「転ばぬ先の杖」といった意味でも2台を同じバージョンにしておく方が無難と思います
さて、今回の状況は・・
・1台目:Ver 1.09
※バージョンの確認はRC-10RのMENUボタンを押しながら電源オンで可能です
当然ながら古いバージョンにあわせるということは出来ないので
2台目をVer 1.09にバージョンアップします
システムプログラム及びバージョンアップ方法は以下をご参照ください
1台目のデータバックアップ
詳しくは「RC-10R パラメーター・ガイド」に記載されていますが、概ね以下の手順です
うちにはMacが無いのでWindows10での手順となります
6.PCに「BOSS RC-10Rドライブ」が表示されるので「ROLAND」フォルダー
バックアップだけで作業を終わる場合は「ハードウェアの安全の取り外し」を行って
RC-10RからUSBケーブルを抜いてください
2台目へのデータリカバリー
手順の1~5まで(RC-10RとPCの接続)は、上記と同じです
6.BOSS RC-10Rドライブの「ROLAND」フォルダーを削除
7.パソコンにバックアップしてある「ROLAND」フォルダーを
※1 この操作でRC-10R(2台目) に保存されているフレーズ・メモリーは消えます
※2 リカバリー時以外は、BOSS RC-10Rドライブ内のフォルダーは削除しない
バックアップ&リカバリーの注意点
共通の留意点としては以下があります
の操作でRC-10R を初期化すると正常動作するようになりますが、
すべてのフレーズ・メモリーは失われて元に戻すことができません。
■USBドライブの取り出しをするまでは、絶対に以下の操作をしない
パソコンが応答しなくなったり、RC-10R のデータが失われたりすることがある
おわりに
こんな情報、誰が必要とするのだろうと、思わなくもない(笑)
たしかに「リズム機能付レコーダー」と考えれば少しお高いこともあるし
ルーパーとしても、リズムとのシンクロや2トラックの使用法などやや操作がややこしい
といった部分も有り、賛否ありそうな機材です
しかし、私にとっては
・超コンパクト
・44.1kHzサンプリングながら音が良い
・リズムの種類が豊富、しかも同じリズムで2パターンあったりフィルやエンディング
まであったりと「おまけ機能」としては良く出来ている
・使いたいリズムを保存し簡単に呼び出せる
・録音操作も簡単、しかもステレオ6時間!
これらに加えて「やる気さえあればルーパーとしても使える(かも)」という部分も
私の心を捕らえて放さない要素となっています(笑)
BOSSさんの意図した使い方は全く出来ていませんが
それでも「宅録用として据え置き」「持ち出し用」の2台が欲しくなる・・・
そんな機材なのでありますよw