しかし、往年といってもそれほど古いわけじゃ無く、
明確な発売日は不明ですがAmazon.co.jp での取り扱い開始日が2010/7/19ということなので
そのあたりを発売日と考えれば、約8年程前の商品ということになります
G-naturalとは
アコースティックギター専用のマルチエフェクターです
やや大型のエフェクターで、エレキで言えば「フロアマルチ」といった種類に区分されます
機能を一言で説明するのはなかなか難しいので、
tc electronicの商品説明から抜粋・要約してみましょう
|■G-Natural は世界初のアコースティック・ギタリストのための
| 本格派マルチエフェクト・プロセッサーです。
|■G-Natural の全てのエフェクトはアコースティック・ギター用にファインチューンされ
| コンプレッション/ EQ /ブースト/コーラス/ディチューン/ビブラート/トレモロ/
| フランジャー/リバーブ/ディレイと、多彩な高品位エフェクトが用意されています。
|■アコースティック・ギターの各種ピックアップやマイキング等、いずれにも対応できるように、
| ライン入力とマイク・プリアンプを両方装備しています。
| また、別途ミキサーを必要とせず、単体でピックアップとマイクの信号をミックスできます。
|■マイク・プリアンプは、ギターだけで無くヴォーカルでも使用でき、
| ヴォーカル・モードに切り替えれば、自動的にヴォーカル・ストリップEQ と
| コンプレッサーが使用できるようになります。
|■幅広い演奏スタイルとジャンルに対応した30 のファクトリー・プリセットを搭載。
| 自分だけのサウンドを追求したい場合には、自分で作成したプリセットを30 まで保存可能
|■これらに加えて、チューナー/デジタル入出力端子/エキスプレッション・ペダル入力/
| MIDI 端子も装備しています。
私なりに少し追記すると、G-naturalのエフェクト(10種)は、以下のように分類されます
①コンプレッション
②EQ
③ブースト
④コーラス/ディチューン/ビブラート/トレモロ/フランジャー(同時には1つのみ使用可)
⑤リバーブ
⑥ディレイ
このうち、①②はギター入力、マイク入力に独立して設定可能です
また、①③④⑤⑥は使用・非使用をフットスイッチで選択可能で、全てを同時使用も可能
②については設定内容が即時に反映されます(グローバル化することも可能)
小型のアコギ用マルチエフェクターであるzoom A3もギター入力、マイク入力を備えるなど
似たような機能を持ちますが、同時に使用可能なエフェクトは
2つ(アコースティック・リモデリング機能、ブーストを含めると4つ)までということで、
複雑なエフェクトを作りたい場合は、G-naturalの方が有利ですし
ほとんどのエフェクトをフットスイッチでオンオフできるので便利でもあります
まあ、相当の値段差があるので、当たり前と言えば当たり前ですが(笑)
なぜ今、私の手元へ?
DEPAPEPEさんや、ELTの伊藤一郎さんなど多くのギタリストが使用してるということで
かなり興味があったのは確かなのですが、なにさまお高い機材でして、
定価は税抜き12万円、生産完了前の実売価格でも税込み6万円強となると、
おいそれとは買えませんので、ずっと見送り続けておりました
そのうちに、興味がマルチでは無く各種ペダルを組合せたエフェクトボードに遷ったこともあり
すっかりノーマーク状態になっていたのでしたが・・・
先日、時々お邪魔させていただいてる「アコギマニアのブログ」様で
このG-naturaの紹介記事を拝見!これを読んで、また一気に興味が再燃です
加えてタイミングを合わせるかのように、ヤフオクのサンデーくじで「20%還元」が当選したこと
そして、たまたまそこそこリーズナブルなお値段の中古品が出品されていたこと
そんなこんな状況が重なり、ついポチってしまったと言うわけであります(笑)
ちなみに、落札価格は2万3千円・・
商品説明にはあまり詳しく状態の表記がされていませんでしたし
付属品の有無も書かれてなかったので、ちょっと勇気が必要でしたが
到着してみると、割と美品!、しかもちゃんと箱付き、付属品付きということで安心しました
使いやすいの?
なにさま、取扱説明書が・・・(笑)
わかりにくいというか、最小限のことしか書かれていないので、
これって、多分初めてマルチエフェクターを使う人にとってはハードル高いだろうなと思います
私の場合は同じTC系列のTC HELICON製ボーカルエフェクターを使っており
その慣れ親しんだ操作感と似た部分が多く、それほど苦労なく使えています
現在到着からまだ2日ですが、ほとんどの操作はもう大丈夫です
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ しか~し・・・ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ある程度の操作がわかって、改めて本機を見ると、むしろ良くできた操作系だと感心します
パラメーターのエディットも、その保存&呼び出しも、そして演奏時の取扱も
良く考えられていて使いやすいと感じます
あえて言えばバンクの切替に少々難はありますが、
1バンクに3種類のプリセットエフェクトを設定できるので、
ライブ中にバンクを変えるということは、それほど無いと思えますし、さらに操作に慣れてくれば、
プリセットに頼らなくてもフットスイッチの操作だけでかなりのことが可能です
もちろん百点満点ということはありませんが、
マルチエフェクターとしては、使いやすい部類にはいると思います
ただ、TCの操作系になれていないと「取っつきの良いマシン」という言うわけでは無いですから
最初の段階であきらめてしまわないように頑張ってみてください
音作り
【1.音量調整】
まず大事になるのは音量設定です
初期状態で「爆音!」なんて事は無いはずですが、
逆に「音が小さい~」「出てない~」なんてことが無いように
まずはINST(ギターの入力端子)のゲイン設定を適切に行いましょう
なお、ちまたではG-naturalのノイズがひどいという評価がありますが、
これは「製品出荷時の出力レンジ(Output RNG)が20dBuとなっている」ことが原因で
その値を下げることで回避可能という情報があります
しかし、初期値のままでも特に私の個体ではノイズは気になりません
ただ、ややこしいことにこの「Output RNG」※については取扱説明書に記載が無いので
万一ノイズにお悩みの場合は「Levelメニュー」にこの設定がありますので
お試しください
※1 Output RNGについて
そもそもこのOutput RNGが何を意味するのかが良く分からないw
マスターボリューム的な値ならRNGではなくOutput Levelで良さそうなものだし
そういう意味のパラメーターは「Volume」として別に存在する・・・
どなたか詳しい方がおいでましたら教えてください(^_^;)
※2 ノイズ回避のための出力レンジ(Output RNG)調整について
上記のとおり、一般的な使用においては、デフォルトの20dBuで問題ありませんが
コンプをオンにするとかなりホワイトノイズが耳につくようになります
コンプを多用する場合は、Output RNGを8dBu程度まで下げ
その分、INST GAINを元の音量程度に上げてやればノイズはやや軽減します
【2.音色調整】
次に基本的な音色をEQで整えます
エフェクトを全てオフにして音色を確認しながら、設定します
この作業はG-naturalを気に入るかどうかの分かれ道になると言っても良いくらい重要です
G-naturalのEQは3バンドのパラメトリックイコライザーとなっています
つまり、「周波数と増減値」の組み合わせを3種類設定可能と言うことです
G-naturalにはローカットフィルターの設定が無いので、欲を言えば4バンド欲しいのですが
まあ、そこは我慢するしか・・(笑)、どうしてもローカットしたい場合は
3バンドのうち1つを80Hz前後にしてガッツリ削るしかなさそうです
----EQ設定上の留意点----
EQボタンを押して設定に入りますが、このとき画面右側に「M」と表示されています
これは「マイク入力のEQ設定中」と言うことを示しますが
通常、ギター入力はINST端子に行いますので、このままではギターのEQ設定ができません
EQボタンを長押して画面右に「I」と表示させてください
(そこそこ慣れても忘れがちなので要注意w)
------私のEQ設定------
こんな感じでわりと上ずった設定(笑)にしています
ギターはMORRIS SS-101Ⅲ、ピックアップはアンセムSLです
メリハリと空気感のための高域重視セッティングですが、
ギター&PUが変われば、当然設定も変わってくると思います
-----ここで、便利機能-----
G-naturalの左上に配置された1~4のバリエーションボタン
これに、気に入ったEQ設定を保存することが可能で、
保存した設定値はボタンを押すだけでいつでも呼び出すことができます
つなぐギターが変わったときや、異なる音色で演奏したいときなどは超便利です
ちなみにこのバリエーションボタンはEQだけではなく、
全てのエフェクトに関して個別に機能します
つまり、コンプに関してもリバーブに関してもモジュレーション、ディレイに関しても
すべて4つまでのお気に入り設定をバリエーションボタンに保存可能と言うことで・・・
いやいや、これは素晴らしい
・・・が、どのボタンに何を登録したのかすぐに忘れてしまう(笑)
【3.エフェクト調整】
これはもうお好みでどうぞ~って感じなんですが、やはり、マルチの宿命と言いますか、
リバーブやディレイなど個々のエフェクトで使用可能なバリエーションは、
高性能な専用ペダルに比べると少なく、やや物足りなさを感じます
-----リバーブ-----
ややあっさり系で、残響のステレオ感(広がり)も控えめです
しかしHallなどはそれが幸いしてかあまり「くどい」感じがせず、逆に使いやすいかもです
あっさり感も、COLORパラメーターをwoolなど柔らか系にしてやると
そっち系が好きな方には良いかもしれませんね
一つ気になるのは、残響の消え際が少し唐突かなと感じることでしょうか
最初は少し不自然に感じましたが
これも、慣れてみれば「長い残響でも、もつれなくていいかな」って(笑)
大事なのは人間側の順応能力かもですね~
あと一つ言えることは、MIXをかなり上げても音像があまりぼやけないこと
確かに残響感の増加は確認できるのですが、それでも音の輪郭がぼやけることが少ないです
これはPLATEでもHALLでも共通していて、自分としては好ましいと感じています
-----コンプ-----
コンプには、各パラメーターを自由に設定する「スタジオモード」と
ある程度自動化された「ストンプモード」があります
ただ、このコンプに関してもEQでお話ししたと同じ、INST用、マイク用の2種類が存在するので
画面右側にある表示「M」「I」を注意深く確認してから設定してください
スタジオモードでは一般的なコンプパラメーターが一通り用意されています
ストンプモードではDRIVE、RESPの2パラメーターで適当なメイクアップゲインが施されますが
うちの個体にはLEVELという取扱説明書には無いパラメーターがあります(笑)
(ファームウェアのバージョンによって異なる可能性あり)
ただ、コンプをオンにすると結構ホワイトノイズが耳につくようになります
この場合は上記の「1.音量調整」の記事を参考に対処してみてください
加えて、パラメーター「LEVEL」を下げることも有効です
私の感覚で「LEVEL」といえばメイクアップゲインをイメージしてしまい
当然「+側」に補正するという操作をしてしまいますが、それだと爆音状態に(笑)
このあたりの詳しい説明が取説に無いのは残念ですが
なぜか「-側」に補正するのが音量にとってもノイズにとっても平和な調整wのようです
コンプを上手く調整できれば張りのある出音が期待できます
-----ディレイ-----
これはもう、つつきまくって体得するしか無いですね~~w
どのモードでも基本的にははっきり山びこが返ってくるので、
山びこディレイが苦手な人にはむかないかもしれませんが、
そんな場合は、SUBDIVノボタンを何回か押してみてください
このボタンは、ディレイ・エフェクトのみに関係し、
タップしたテンポに対して、どの拍でディレイを鳴らすかを指定するものです
私も理屈は良く分からないですが(笑)
ディレイで設定したディレイタイム値との関連でSUBDIVを変えていくと
どこかのポイントで、山びこが軽減または消える場合があります
これはちょっと~
優秀なG-naturalですが、「なんだかな~ポイント」もなくはない(笑)
【1.電源ボタンどこよ】
ないんですなあ、電源ボタン(^_^;)
電源コードを電源につなげば起動します・・ということは、電源オフもコード引っこ抜きw
同社のエレキ用マルチG-systemも同じ仕様で、
ステージで不用意に足で触れたりして電源が落ちてしまうことを避けるためだそうですが
古い人間としてはw、コード引っこ抜きで電源を落とすのはどうも気が引ける
まあ、スイッチ付きのテーブルタップなどを使うことで心の平穏を保ってますけど(笑)
【2.出荷時に戻しても消えないユーザーバンク】
気に入った設定を保存できるユーザーバンクですが
G-naturalを初期化してもキエマセン
まあ、オオゴトでは無いんですが、なんとなく釈然としない
【3.パッシブPUには非対応ですか~】
取説にはINST端子に接続できるのは、以下のように記載されています
・ギター・ペダルまたはプリアンプ
・アクティブ・ピックアップ(バッテリ-内蔵のギター)
・プリアンプ内蔵のアコースティック・ギター
・ キーボード
要するにみなローインピーダンスな機材なわけ、
そして取説の最終ページには、アナログ入力のインピーダンスについて
「バランス21/アンバランス13 kOhm」と書かれておる
パッシブPU(電池を使わないピックアップ)の場合は1MOhmとかの場合もあるので
「ハイ出しロー受け」というインピーダンスの不整合により
音やせなどの不具合が起きる可能性があります
でもなあ、なんでインピの切替スイッチとか付けなかったかなあw
もし音痩せするようなら、ギターからG-naturalの途中にDIとかかますんかなあ・・・
いやまて~~!
そういえばBOSSのワイヤレスシステムWL-20とかだと、インピーダンスは
・入力:1MOhm ・出力:1KOhm
だよなあ・・・、なるほど、ワイヤレスシステムを使って回避する手もあるか(笑)
※この件については、次回の記事で簡単な検証を行いますのでお楽しみに!
【4.USBインターフェイスが無い】
8年前でもUSBって存在しましたよね~w
オーディオインターフェイス機能とかは不要なんですが
せめて、ファームウェアの更新くらいはUSBでやりたい
私の個体は幸いにも最新バージョンの1.04が入っていたので事なきを得ましたが
MIDI経由のファームアップというのはなにかと面倒くさいですね
出音サンプル
エフェクターの音、といってもギターやPU、エフェクターの設定次第で千変万化ですから
サンプル音源にどの程度価値があるかはわかりませんが、もしご参考になれば幸いです
個人的には悪くない音だと思います
大きくて重いエフェクトボードの代わりにG-natural1台という選択もありではないでしょうか
・ギターはMORRIS SS-101Ⅲ、ピックアップはアンセムSL
・EQ設定は上記の写真のとおり
・岸部眞明さん「花」の前半部分のみ弾いてます
・エフェクトはリバーブのみ、Hallをかなりガッツリ目にかけています
リバーブのCOLORはEQ設定が高域寄りなのを考慮して「wool」を使用しています
まとめ
アコギのプリアンプ&エフェクターとしてはオールインワンで良くまとまっています
慣れれば操作もしやすく音作りも容易です
(ただし、G-naturalと初対面の時のハードルは低くないのでそこであきらめないようにw)
記事中にも書きましたがこの機材を受け入れられるかどうかは、
音作りの入口「EQ調整」にあると感じます
この段階の調整で気に入った音になるかどうかが、大きな鍵となりそうです
もちろん、このことはG-naturalに限った話では無いのですが
3バンドのパラEQを駆使して希望する音質にするのはかなりの経験を要しますし
かといってせっかくオールインワン機として購入したのに、別途EQを用意するのも何だかなって
思う次第・・・・
エフェクトに関してはまだ手にして3日間程度ではあまり多く語れないのですが
ソロギの場合だと、リバーブとコンプを中心に操作と音を煮詰めていくのが良いと思います
22 件のコメント:
こんにちは。さすがziziさんですね!
このレビューは凄いです(^^)
私も音作りの参考にさせて頂きます。
私はtwitterもやっているので是非紹介させて頂きます。
>もりそうさん
到着からもう5日・・・かなり遊べています(笑)
記事にも何度も書いてますように、
やっぱりキモはEQなのかなと感じています
これが思い通りに出来さえすれば、相当強力な武器になるのではないでしょうか
願わくばもう1バンドあればなあって思いますが
そこは創意工夫で頑張るしか無いかもですね(笑)
今日はツイキャスというライブストリーミングで
G-naturalを試して見ましたのでよろしかったら録画をご覧ください
https://twitcasting.tv/c:asunaro_guitar/movie/493670199
演奏はぐだぐだなのであしからず(笑)
ドップリリバーブでどこまでもつれないかなと試して見ましたが
まあ、聴けないことは無いかなって(爆)
ツイッターの件、ありがとうございました
記事に間違いや嘘が無ければ良いのですが・・・(笑)
ツイキャスの音源聴かせて頂きました。
リバーブいい感じで凄く癒されました。
EQって個人的に苦手分野というか、あまり触ってこなかったので今後はもっと勉強したいと思います。
やはり触らないとダメですね(苦笑)
>もりそうさん
ツイキャスはどこまで深くかけても大丈夫そうかの実験でした
ちなみにあれのリバーブ設定はHALLを使用して
DECAY:6.5s
PREDELAY:70ms
MIX:35%
と言う感じです(私の場合は長めのDECAY、小さめのMIXが基本です)
EQは「特に触らなくても良い感じ」と言うこともあるでしょうし
その場合はとってもラッキーといえますね
まあでも今の音がお気に入りだとしても「どう変化するん?」を掴む意味でも
G-naturalをつつき倒すことはとても良いことだと思います~w
ありがとうございます。
今回の記事のおかげて音作りができそうです。
色々いじってみようと思います(^^)
>もりそうさん
はい、色々やって楽しんでみてくださいね!!
もりそうさんの音、楽しみにしています
G- naturalは前からとても気になっていましたが、ZiZiさんのレビューを見る限りとても難しいと感じました。購入しなくて良かったと安堵。また大変申し訳ないのですが、サンプル音源はリバーブにこもりすぎてると感じます。
>bs-guitar-funnypage さん
コメントありがとうございます!!
いろんな意見があって良いと思いますし、
僕の見方や感じ方も「ヤットカエタヨ~」という喜びで
少し偏ったものになっているかも知れませんね(笑)
自分はTCのVOICELIVE2を使っていて、操作系がよく似ていたのも
だいぶんハードルが下がった理由の一つでしたが
そうじゃなければなかなか難しいのかもしれません
「とても難しい」の意味が、操作感では無く「音が気に入らない」という意味なら
まあそこは好みですしね仕方が無いかもしれません(^_^;)
「リバーブにこもりすぎてる」のは COLORというパラメーターを
「wool」という割と低域寄りの設定をしていることもあるかもしれませんが
僕はそんなにひどくないと思うんだけどなあ(笑)
いろいろ書いてはいますが知識不足は否めません
また、何かあればご教示くださいね!!
エレキではt.cのhall of fameとflash backを使ってましたのでt.c系が好きで、密かにG- naturalは気になってました。おそらく名の通り natural系だと思ってたのですが、マルチだったという意外性。リバーブは好みでしょうけど、リバーブだけに深みにはまると危険ですね(笑)
>bs-guitar-funnypage さん
そうでしたか~
TCのペダルではhall of fame2やNOVA REVERBを持ってますが
たしかに良いリバーブですよね!
記事にも書いてますが、そういう優秀な専用ペダルに比べれば
G-naturalの個々のエフェクトというのは
マルチだけにやや物足りないというか少し方向が違うというか
そんな面はあるかもしれませんね
ただ、EQとの組み合わせでリバーブの雰囲気もかなり変わりますし
僕自身もまだまだ試行錯誤中なので、
まだいろいろ可能性が残されてるかなって、思ったりします
でもそんな段階でのレビューは少し勇み足だったかなって・・(^_^;)
おっしゃるとおりあまり深みにはまると危険ですけど・・(笑)
そこもまあ楽しいので日々つつき回しております~
D-28と申します。ZIZIさんのブログを拝見して、年末にG-NATURALをヤフーオークションでゲットしました。
詳しい情報が大変参考になりありがとうございます。私もラッキーなことにほぼ新品の
機材を17,000円で落札しました。元箱ありで傷もほぼありませんでした。
私の推測ですが、たぶん持てあまして手放されたと思います。確かにとっつきにくい機材ですね。私は、既にM300やSCF、NOVA reverbを使用していたので違和感なく使用できるようになりました。
実は既にパラアコ、SCF、DBXの1Uタイプのコンプ、LEXICONのLXP-1等を使用中です。
D-28をサンライズS-2、大阪三木楽器のOVAL製のWITZ Activをミックスして使用しています。楽曲は主に中川イサト師匠のコピーをしております。
機材だけで2Uラックに組み込むだけで7㎏を超えています。とてもじゃないですが、
ライブに出るのに大変なことになります。
そんなとき、ZIZIさんの情報に触れてG-NATURALの導入することになりました。
ネットでもあまり情報がなく、迷っていましたが詳しいインプレッションで決心しました。
最初は音も出ませんでした。不良かと思いましたが、インストのゲインが上がっていなことが分かりました。
その後はZIZIさんの情報を頼りにようやく理想のサウンドにほぼ近くなりました。
これで身軽にライブに出れます。
原状の私のセッティングを記載します。
①OUTPUT RNG 8dBu
②Inst gain 24
③Routing Sereal
④コンプ スレショル -20dB レシオ 2.0:1 アタック 10ms リリース 70ms
レベル -6dB
⑤イコライザー 低域 79.4Hz ゲイン +3dB
中域 794Hz ゲイン -6dB
高域 1.3KHz ゲイン -8dB
⑥MODU detune Vice1 8 vice2 -7 ディレイ いずれも18ms
⑦Reverb Hall Decay 3.0S Predely 80ms MIX 60% カラー ブライト
シェイプ ラウンド サイズ ラージ
今のところこんな感じでテストしています。ほぼ、以前のシステムに近いサウンドです。
しかし、リバーブはLEXICON LXP-1は再現できませんね。
でも、これ一台でコンプ・デチューン、イコライザ、リバーブ、プリアンプ機能があれば十分です。
コンプのホワイトノイズは最初は困惑しましたが、コンプのレベルを-6dにすることで解決しました。これでもしっかりコンプは効いています。普通はこの値は上げるはずなんでがね。
※OUTPUT RNG についてですが、私なりに調べてみたら・・・
最大レベルを決めるパラメータですが、+20dBUという値はデジタル系の0dBFSにあたる
モノだと思われます。つまり、デジタルの世界では+20dBU=クリップレベルということではないかと思います。
一種のデジタル系のリミッター的な意味ではと思います。
アナログ系ではあまり気にしなくてよいのでは。
以上、あくまで私の推測です。
>D-28さん
はじめまして、そして大作のコメントありがとうございます
■たぶん持てあまして・・・
あり得ますね~、むしろあのマニュアルで皆よく使えるなあとw
私もですが他の機材でなじみが無ければかなり手こずるのでは無いかと思います
しかし慣れてしまえばむしろ使いやすいので、
「最初のハードルを下げる」マニュアルがあったらもっと使用者も増えたのかもしれませんね
■中川イサト師匠の
クラレンス以来、師匠の曲はやってないですが、是非またやってみたいです
■2Uラックに組み込むだけで7㎏を超え・・
いや~よくわかりますw私も外で使うように4Uを組んだらエライコトにw
とても持って出ようという気にはならないです
1台ですむというのはG-Naturalの大きな利点の一つですね
■コンプ スレショル-20dB レシオ2.0:1 アタック10ms リリース70ms
軽く自然なコンプというセッティングですね
そして早めのアタックと長めのリリース、これは参考になります!!
いつか試してみます
■LEXICON LXP-1は再現できません
LXP-1は良くも悪くも唯一無二ですね
「角が取れすぎる」という印象も無くはないですが、やっぱり自然さはピカイチです
それに、どこか「揺らぐ」ような感覚があるのも特徴のような気がします
それに比べるとG-Naturalは確かにやや固くデジタルっぽいですけど、
あくまでマルチだと考えればまあ仕方ないかな・・・
でもそんなに悪いリバーブでもなさそうに思えます
■普通はこの値は上げるはずなんでがね・・・
確かに!w私も疑問に思える点の一つです
ただ、パラメータの意味というのはメーカーの考え方次第と言いますか
その意味ではLEVELも単純なメイクアップゲインとは異なるのかもしれず
結局とのところは「耳調整」しか無いのかもしれませんね
■OUTPUT RNG について
調べていただいてありがとうございます!!
-10 dBVとか+4 dBuなら、ラインレベルの民生用、プロ用という理解もできたのですが20dBuは???でした
しかも「レンジ」という名称だしw
でも確かにリミッター的な意味もあるのかもしれませんね
■あれから、G-Naturalの調整色々とやりました。まずは以前のシステムと同等のサウンド
再現が目標でした。
リバーブだけが難航しておりましたが、ようやく納得できる設定となりました。
ちなみに、■ディケイ 2.6S ■プリディレイ 45ms ■Mix 55%
きわめて普通ですが(笑) これが基本となりました。
そして、念のため以前の機材でセットして比較してみました。
あれだけ良いと感じていたレキシコンのLXP-1のサウンドが古く感じられてしまいます。
メロディが立つのはt.cのほうです。確かにレキシコンの味っていうのも捨てがたいが
時代遅れなのかもしれません。
そんなことで、機材整理に入りました。
只今、LRのパラアコとtcのコーラスSCFをヤフオクに出品中です。
LXP-1とdBxの1UコンプレッサーはPA機材として残します。
ほんまに、これ1台でハイクォリティーなサウンドメイクできるとはt.cは素晴らしい。
これからも大事に使います。ほんまに、いい機材に巡りあいました。
ZiZiさんの情報が本当に参考になりました。ありがとうございました。
>D-28さん
おお、設定完了なんですね!おめでとうございます
お喜びと安堵のご様子がうかがえます
確かにTCはLEXICONと比べるとスッキリ系ですね
なにか薄布が1枚か2枚とれたような抜けの良さは私も好きです
でもきっとLXP-1が恋しくなることもあると思うので
残されるのは正解だなと思います
オークション確認いたしました(笑)
コーラスにはぐらぐら揺さぶられましたけど
ここは自重自重w
なにせ超真剣な機材整理を目指す身ですので・・・
それにしても、微力ながらお役に立てたこと
本当に嬉しくおもいます
これから永くG-Naturalが良き相棒であり続けますよう
心から願っています!!!!
♪♪オークション御覧いただいたとか、ありがとうございます。
ほんまに、コーラスは出品するか迷いました。しかし、G-Naturalはt.cやんかと言い聞かせて
決心しました。今でも実は少し後悔してます・・・。アナログコーラスもやっぱええなと。
ZiZiさんはもう買っちゃダメですよ(笑)
>D-28さん
後ろ髪引かれる思い、わかります~!w
でも良い嫁ぎ先が見つかると良いですね
初めまして。tc electronic g-naturalについて、検索してましたらこちらのブログにたどり着きました。当方今頃、このエフェクターを購入しまして、色々と勉強中です。とても貴殿のブログは有料といって良いくらい内容の濃いものと思いました。出来ましたら、ご教授頂ければ有り難いです。
最終的には、tc electronic g-natural単体で、演奏出来たのでしょうか?当方パラアコD.I.を検討してます。色々とすみませんが、宜しく御願い致しますm(__)m
>匿名様
コメントありがとうございます!!
残念ながら、本機はすでに売却してしまったので
あまり細かいことにはお答えできないのですが
記事にあるサンプル音源は g-natural単体のものですから
「単体使用は可能」と言えると思います
※売却は不具合や気に入らなかったといった理由ではなく
単に使用機会があまりなかったという理由です
g-naturalの名誉のために(笑)
本機は多機能ゆえに各種エフェクトに興味をひかれがちですが
私としては最も注意すべきは「低ノイズと必要音量確保の両立」
ではないかと思っています
記事中のサンプル音源はアンセムというアクティブPUを使用していますが
出力の小さいパッシブPUの場合は g-naturalでの増幅にややノイズを伴う
ということもありえます
そういう場合であれば g-naturalの前段で一定の音量確保のために
パラアコを導入というのもあり得るかもしれません
話を整理すると・・・
パッシブピックアップ(電池を要しないPU)を使用している場合は
以下の理由でパラアコの導入はアリと思います
① g-natural前段での音量確保によるノイズの低減
②パッシブPUは一般にHi-z(高インピーダンス)出力であるので
それをパラアコで低インピーダンス化する
アクティブPUを使用されてる場合であればg-natural単体で大きな問題はないかもです
用途にもよりますがライブハウスだとPAさんもいるでしょうし・・・
問題があるとすれば宅録でノイズが許容範囲かどうかということくらいでしょうか
ただいずれにしてもまずはg-natural単体でいろいろトライしてみて
それでも何か不満が残る(音量やノイズ面で)場合にパラアコを検討するのが
良いかと思います
早速のご回答、誠に有難う御座いました。貴重なお休み時間を頂きまして、すみません。本当に感謝致しますm(__)m
アコギのマイクは、L.R.Baggs
Lyricをつけました。全く、知識が無いものですから、エフェクターの前段階に手持ちのプロビデンス・バイタライザーを、音が良くなるとの評判で付けてます。特に、ノイズも無く問題は無いようです。色々、ユーチューブなどで「エフェクターの前に、プリアンプを付けると音が良くなる」と言われる方も折られるので、この状態で付ければ、更に良くなるのかなとの疑問でした。
今しばらく、この設定で試してみます。zizi様のブログで、本当に助かりました‼️説明書で分からない箇所が、殆んど理解出来ました。EQ設定は、zizi様の設定其のまま使わせて頂いて折ります。低音から高音までバランス良く、音大変綺麗です。本当に、有難う御座いました。深く感謝致しますm(__)m
>匿名様
おおお、バイタライザー!
私もちょっと興味ありましたがまだ買えてないのでうらやましいです
ブーストの有無で2種類がありますが
ブースト付きのが欲しいな~~~(笑)
リリックは私も使ってますが、たぶんローインピーダンス出力
なのでローインピーダンス化だけの目的でバッファを前段に入れるのは
あまり意味がないのかもしれませんが・・・
・バッファの中には「通すだけで」音がよくなるものもある
・将来パッシブpuを使う場合でも対応できる
といったこともあり、無意味とは言い切れません
よい選択だと思います!というか私も欲しいWWW
つたない知識で勘違いも多い記事ばかりですけど
お役に立てたのであればとてもうれしいです!
また、時々のぞいてみてくださいね
アコギ初心者なので、色々と今後もブログで勉強させて頂ければと思いますm(__)m
有難う御座いました。
>匿名様
はい!!今後ともよろしくです!!!
コメントを投稿