突然、右からしか音が聞こえなくなってしまいました
使い始めて約5年での故障が、早すぎるのか否かはちょっとわかりませんが
買い換えはちょっともったいないし
なにより、この音に慣れすぎていて、別のヘッドフォンではなんとも落ち着かない
躊躇も逡巡もなく・・・修理決定!!
ハンダ下手?う~ん、確かに!!しかし背に腹は代えられん
原因
ヘッドセット内部の断線、もしくはドライバユニットの故障だと
不器用なワタシには手も足も出ません
しかし、ちょっと前からプラグの差し込みを少し動かすと異音が混じるのはわかっていたので
プラグ内断線が一番のターゲットです
そこで、プラグカバーを外してみると・・・案の定、白線が断線してます
つなぎ直すという選択も、もちろんあるんですが
このプラグの構造はワタシの知るステレオプラグのそれとは、何か少し違うので
上手くつなぎ直せるか自信が無いですし
以前からヘッドホンジャックとの接触が今ひとつだと感じていたこともあり
この際プラグごと交換することにしました
プラグ購入
購入したのは、この二つ、もちろんこよなく愛するサウンドハウスから(笑)
CLASSIC PRO P35S
CLASSIC PRO ASN221S
2つで220円、安い!!
ですが決め手は、お値段よりも「いつも使ってるから」って部分
パーツとしてははじめて使うけど、いつも使ってるケーブルの端子がこれなので
安心感絶大です(音の善し悪しはよくわかりませんが)
それに見た目も何か格好ええし、金メッキやしw
断線修理
まずは断線したプラグ部分をぶった切り
ケーブルの中から3本の細いケーブルを取り出します
白:左音声 赤:右音声 黒:アース
さて、あとはプラグにハンダ付けするだけなんだけど
上の写真のような「皮むき」状態にするのが、ほんとにめんどくさい
しかし今回は強力な助っ人「ワイヤーストリッパー」がごじゃるw
もう何年も前に買ってあったんですが、ようやく出番がめぐってきました
はじめて使うので、別のコードで練習してから・・・
赤白黒の3本まとめて一気に皮むき~~~!!!、あっさり成功!!これってすごい
いつもハサミでクルクルしながら銅線まで切らないようにおそるおそるやってたのが
一握りで完了です、これほんとにすごい
そしてハンダ作業!!、超々不得意!!!
プラグにハンダ付けする前に配線にハンダをのせておくと
細い銅線がばらけなくてちょっと助かります
プラグへのハンダ付け作業は20分ほどで終了
慣れた人なら5分くらいだろうか・・・・さすがのぶきっちょw
仕上がりの詳細は、恥ずかしくてお見せできませんが、まあ写真のとおりです
このクラッシックプロのプラグの場合だと、以下のようにつなぎます
白:左音声を短極(TIP)に
赤:右音声を長極(RING)に
黒:アースをスリーブに
そして、とっても大事なのは、ハンダのまえに、プラグカバー等をケーブルに通しておくこと!!
これを忘れると泣く泣くハンダをやり直すという「お約束の失敗」につながります
今回、ハンダ前にケーブルに通しておいたのは
・プラグカバー(プラグに付属)
・保護チューブ(プラグに付属)
・熱収縮チューブ(手持ちのものを使用)
熱収縮チューブは不要と言えば不要なんですが、
カバーの回転とともに配線に妙な力が加わらないようにという考えからでした
でも、おかげで保護チューブがきつきつになってしまいましたが(笑)
ちなみに、プラグカバーの最小径は、CD900STのコード径に対してかなりきつめです
でも逆に言えばドンピシャ!CD900STのためのプラグだよ~ってくらいの収まりになります
ハンダ付けが無事に済めばケーブルをかしめて、作業の大部分は終わりですが
かしめる前に一応ちゃんと聞こえるかテストしておきましょう
とりあえず、なんちゃってではありますが、完成!
音が良くなった~!とは思いませんけど、ちゃんと音は出てます(笑)
耳に馴染んだ、しあわせな音です
さてと・・・
不器用の自覚ゆえ、失敗も想定してたくさん仕入れたプラグ
幸か不幸か一発でちゃん?とできてしまったので、余っちゃいましたが
いつか役に立つかも・・・無いかも(笑)
最後に、作業するにあたり「あって良かったもの」をご紹介
【ヘッドルーペ】
もう、年寄りには必需品です
これがないと手探り状態、そしてハンダ作業の手探り状態はとっても危険(笑)
両手が使えるヘッドルーペが最適です
【バイス】
どんなものでも良いですが、材料保持用に便利です
今回のプラグのような軽いものなら黄色のような簡単なもの(実は百均商品w)でもOKです
【ピンセット】
なんせ線も細いし穴も小さい・・・指がぶっといワタシには必需品です
2 件のコメント:
こんばんは!
ziziさん そんなことまでできるんですか?( ゚д゚)
断線修理とは…
私なら迷わず新しい物買ってしまいます。
そういう考えが良くないのかも…
まずはなんでもやってみることが大切ですね!
>もりそうさん
いつもコメントありがとうございます
僕の守備範囲はプラグからヘッドホンの入り口までの
ごく限られた範囲だけですので(笑)
プラグ内断線はまだラッキーでした、修理費も実質220円ですみましたしねw
買い換えも正直考えたんですが
SONYモニターの双璧7506でもかなり音が違いますから、別の機種は却下
全く同じCD900STも相当エージングしないと同じにはならないだろうし
何より出費が痛すぎる(笑)
ってワケで、最近では目の衰えで自重してたハンダ作業再び・・・となりました
上手くいったのは単なる幸運という部分も否めませんが、
とりあえずメダタシメデタシですw
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