D'Addario CRADLE CAPO
ダダリオのプチ高級カポ、先日のSHUBB FINETUNEとどう違うのでしょうか
Ned Steinberger デザインによる新しい Cradle Capo は、Self-Centering デザインを採用したステンレス製のカポです。
Self-Centering デザインは、カポを取り付ける際に難しい調整が必要無く、フレットボードに対しフラットかつ均等に力がかかるように設計されています。
Micrometer アジャスターによって、弦を押さえる力を細かく調整でき、Ned Steinberger とのコラボレーションによるクレードルデザインは、ギターへの取り付け取り外しも簡単で、使用しないときはヘッド上部へ取り付けておく事も可能です。
・ Self-Centering デザインのアジャスターでフレットボードへの均等な力配分を実現
・ Ned Steinberger とのコラボレーションによる、取り付け取り外しが簡単なステンレス製クレードルデザイン
各部詳細
【ロック部】
弦押さえのロックは、写真のツメの引っかかりで行われます
逆に外すときはU字の両側から指で力を加えてツメのかかりをリリースします
U字金具には、このとき力が加えやすいようにくぼみ加工されています
実はここが少し心配なのですが
長年の使用による金属摩耗でツメのかかりかたが甘くなっていくのでは?というのが
一番気がかりです
ロック時
アンロック時
【上下アジャスター部】
これは意外によく考えられていると思います
アジャスターは最下部のつまみを回すことで上下します
商品写真でよく写されているねじ上の黒い部分は「ガイド」としての役割を果たすとともに
ねじがネック受けを突き破ってネックに傷を付けることを防止する意味もあると思われます
ねじのつまみは滑り止め加工のおかげで大変回しやすく、強めの締め付けも可能です
上下アジャスター
拡大写真
弦をおさえるゴムの厚みは5.5mmでSHUBB FINETUNEの5mmと比べると気持ち太いです
押弦幅は50mm、U字金具の内寸は52mmですので
通常のギターであれば7カポ~9カポ程度は大丈夫そうです
なお、SHUBB FINETUNEでは替えゴムも用意されているようですが
CRADLE CAPOで替えゴムが購入できるかどうかは未確認です
ただ、写真左端のロック部分の金具がゴムの幅よりも広いので、
自前での交換は難しいのかも知れません
【全体に】
作りが荒いとか言われることもありますが、私はそれほど感じませんでした
そもそもSHUBB FINETUNEに比べると作りが単純なので
荒いというか若干の高級感不足というのはありますが
SHUBB FINETUNEのつまみが、あまりに美しく仕上げられすぎて「回しにくい」ことを思えば
CRADLE CAPOのざらざらしたやすりのようなつまみはむしろ回しやすく
私は好感が持てますし、U字金具のデザインや仕上げは十分美しいと思います
アジャスタつまみ
U字金具(クレードル)デザイン
私的感想
CRADLE CAPOはSHUBB FINETUNEの半分強といった値段設定ですが
使い勝手としては、こちらの方が良いかなといった感想です
やはり一番の要因は「つまみの回しやすさ」でしょうか
SHUBB FINETUNEのつまみは美しく格好いいけど「滑って力が入らない」のがイタい(笑)
音については両者とも大きな差は無いと感じます
ただ、CRADLE CAPOの回しやすいつまみは「締めすぎ」にもつながりそうなので
そこは注意かも知れません
なお、これは常々思うことですが・・・
U字形カポを気に入ってかなりの数買ってますが、
PAGEカポ以外はゴム部がほとんど四角形なのはなぜなのでしょうか
円形チューブ形状の方がよほど理にかなっていそうなものなのですが、そこは疑問です
2 件のコメント:
ZiZiさん こんにちは
本年もよろしくお願いします。
さて、この形状のカポですが
今まで使ったことがありません。
均一に押弦してくれそうな感じですね。
幅広ネックでも大丈夫なのですか?
ローデンなんかは割とネック太いですし。
>tokiさん
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします
そうですね、いろんな考え方はあると思いますが
僕自身はこのU字形カポが最も合理的かなと考えてます
とはいえ、僕は付けたときに音が曇らず、付けやすければ
まあ、何でも良いのですが(笑)
tokiさんに譲っていただいたローデンの場合だと
このカポは8フレットがギリギリです
9フレット以上にするのであればもう少しワイドなタイプが必要です
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