2019年3月18日月曜日

Lexicon LXP-1 予備機を入手

2台目のLexicon LXP-1を予備機としてヤフオクで落札した


Lexicon LXP-1


もう説明の必要も無いほど有名なリバーブユニット
岸部さんをはじめ、数多くのインスト系プロギタリストが愛用し続ける名器です
私自身の感想としては、ともかく自然なかかり方としか表現できないのですが
残響の消え際が、スーッと原音に溶け込むように消えていくことが最も評価している点でしょうか
また、独特の揺らぎがある(ような気がするw)のもポイント高いです
濃厚で優しく太いリバーブ・・・きっと使ってる方の共通した感想ではないでしょうか

現在、Made in CHINA、Made in HONGKONG、Made in USAの3種類があると
言われておりますが、私は妙にHONGKONGに縁があるようで
今回入手したLXP-1も1台目に続いてMade in HONGKONGです
USAが最も評価が高いそうですけど
どうせ私の耳では聴き分けも難しいでしょうから、「知らぬが仏」w

しかしながら、なにさまお年寄りマシン(笑)
正確な発売時期は不明なのですが、発売から30年近く経つのでは無いかと想像しますので
あちこちにガタが来ても別に不思議でも何でも無いわけです
代表的なトラブルとしてはこんなものがあるようです
 ・入出力フォンジャックの接触不良
 ・電解コンデンサーの劣化に伴う出音トラブル
 ・内蔵ボタン電池の電池切れ
もちろん、これらは修理不可能というわけではないのですが
かといって素人にどうこうできるというものでも無いし、
もしかしたら心臓部のLSIとか回路基板とか致命的なトラブルに見舞われる可能性だってある

私はプロじゃないので、予備機は必須というわけでもないのですが
年数の経過とともに程度の良い中古のタマ数も減ってきている現状に鑑みw
「手に入るときに買っとけ!」
とのささやき声が少し前から聞こえだしておりました

中古相場


実はコレが奇々怪々(笑)
程度や状態次第ですが、概ね2万円後半から4万円の間とかなりの開きがあります
自分的には2万円後半程度が適正価格じゃないかな~なんて思うわけですが
人気や希少性ゆえの高値設定も見受けられますから、
どの程度の価格なら「買い!」って言う判断が難しいかも知れません

が、今回のLXP-1は比較的状態が良く、電源アダプタも付属するにもかかわらず
14700円で落札できてしまった・・・(^_^;)
ヤフオクでも、まれにこのような幸運が舞い込むことがあるのだけど
2万円以下というのは、本当にラッキーでした

予備機以外のもう一つの理由


1台目のLXP-1は現在、こんな状況になっております


M-Factoryに縛り付けてあるので、LXP-1の音が欲しくなったときに、気軽には使えない(笑)
最近では出番も少なくなったLXP-1なのだけど、ときおり禁断症状に見舞われるので
そんなとき気軽に使えるのがもう1台あると便利だなあ・・・
というのも、理由の一つでありましたw

しか~し、トラブル発生


最初は調子よかったんだけど、
少しするとエフェクトが不安定に・・・・とほほ
さて、どうしたものか

【LXP-1のエフェクト設定の仕組み】

まずLXP-1のエフェクト設定の仕組みを簡単に説明しておきますとですね

①エフェクトのプリセットを選択する
そうですこのつまみ、ソロギターの人ならほとんどがPLATE-Bを選びますね(笑)


②DECAY、DELAYを設定する
さて、ここがややこしい話なんですが、エフェクトを切り替えると、
それまで設定していたDECAY、DELAYの値がクリアされて写真の赤いLEDが点滅になります
そして、下の写真のDECAY、DELAYの2つのつまみを両方とも動かして
はじめてLEDは点灯状態(つまみの位置が正しく反映された状態)になります


【トラブルの症状】

さてコレを踏まえて、「どんな症状だったのか?」
起動後、 DECAY、DELAYを適切に設定するとLEDは赤く点灯するのですが
その後数分で点滅に変わってしまい、リバーブの効果もほぼ失われます
いや~~、コレでは全く使えない

【内部を見てみる】

この症状を受けて、最初は「メモリートラブル」じゃないかと想像しました
内部のメモリ保持用の電池が消耗して、何か悪さしてるんじゃないか????
そして分解(笑)
写真を撮り忘れたのは残念ですが、ボタン電池の電圧降下もなく、コンデンサのふくれもない
もちろん、入出力ジャックの劣化も見当たらない、
というより、素人目には内部は新品じゃないかと思えるほどに綺麗です
異常が見当たらないのは良いことなんですが、原因は不明のまま・・・失意とともに再度組立

【あきらめきれずにつつき回す】

色々つついてるうちに、放置してもLEDが点灯状態を維持できるエフェクトがあることに気付きます
というよりも、PLATE-Bだけがやけに不安定
コレはもしや!!!!

【原因判明、そしてなんとなく解決w】

どうやら犯人は「 エフェクト選択つまみの接触不良」だったようです
これは想像でしかないのですが・・・
接触不良のためLXP-1はプログラムが切り替えられたと勘違いしてしまいます
そのためにDECAYとDELEYの設定値を初期化してしまい、
LEDは点灯から点滅に変化し、その結果エフェクトが切れてしまったように聞こえた
このように推察します
現在、通電状態で数時間経過していますが、安定して稼働しております

正しい原因がつかめたわけでもないので「なんとなく解決」としか言えませんが
とりあえず、胸をなでおろしております(笑)


2 件のコメント:

Toki さんのコメント...

おはようございます。
そして、またまたの増殖 なによりでございます^^

この機材、1台だけでは突然の故障などの
不安が拭えず、どうしても予備機が欲しくなってしまいます。

僕も2台持ちでMade in CHINA、Made in HONGKONGです。
現在所有のリバーブ機はこの2台のみ、あとはすべて処分しました(笑
どちらもパーツの交換等メンテが施されたもので
その分価格も高額でしたが、そこは納得の上での購入でした。
上記の2台ですがメイン使用はHONGKONGです。
しかし、本格PA機材で鳴らさない限り2台の違いはあまり判らないと思います。
USAはもう見当たらないですね、皆抱え込んじゃってるのかな・・・w
それにしてもziziさん、なかなかのギャンブラー^^当たりを引いたんじゃないですか?
古いモノなので程度の良いのは少なくなってると思います。

zizi さんのコメント...

>Tokiさん

なんとTokiさんも2台持ちでしたか!
確かにかなり古い機材ですし故障はつきもの、にもかかわらず修理も結構難しいとなれば
気に入れば気に入るほど予備機の必要性も高まります
それにしても不思議なのは、これほど珍重されてるのに
Lexiconがなぜハーフラックリバーブの新製品を作らないのかということです
同じTCグループの製品にはアルゴリズム提供するのになぜ??
・人気があるのは日本だけ?
・今の技術で新製品を作ると「あの音」にはならない?
・スタジオ用のラックリバーブに専念?
まあ、理由は定かではないけどLexiconブランドのハーフラック・・
期待するんですが、出たとしてもきっと高額でしょうね(笑)

「あたり」どころか最初は完全に「ハズレ」を引いたと思って青ざめましたw
でも原因が単純な接触不良なら儲けものですね
いまのところ通電を続けながら状況を見守っております
接点復活材を使うのも考えましたが、あれも一時しのぎだし、
後々のトラブルの原因にもなりかねないので、今は自重w
なんとかこのまま無事に本調子となってもらいたいものです

USAですか?、僕も一度拝んでみたいものです(笑)