2022年3月8日火曜日

MOTU制御ソフトCueMix DSPの超々基本

 ええ、人様に解説なんてものではなく、ただ自分用のメモであります
超々基本=それくらいしか知らない・・・ということでもありますw

CueMix DSP


MOTUの制御ソフトは製品に応じて何種類か存在するようですが、「各種エフェクトの操作が無い」という意味では、最も単純なものといって良さそうです
基本的には8入力のミキシングソフトと考えればいいかな


画面の拡大縮小

CueMix DSPのインストール時には8chのうち6chしか表示されません
8ch全部を表示するには画面右下をドラッグして拡げます
しかし、該当部分にカーソルオンにしてもマウスカーソルが「拡縮表示」に変わったりはしないので、「できないのか~~?」なんて焦らないように(笑)


入力コントロール

【TRIM】いわゆるゲイン(GAIN)
  XLR入力に対しては+48dB、フォン入力に対しては+39dBのゲインを与えます
  ただし、専用のマイクプリのように+60dBとか+70dBほどのゲインは無いことに少し
  注意が必要です
  「SHURE SM58をXLR接続」の場合、トリムmaxでオンマイクならまあなんとか
  大丈夫って感じですが、出力(感度)の小さなダイナミックマイクの中には厳しい
  ものがあるかも知れません
【PAD】-20dBのパッドスイッチ、ライン入力を行う場合に使用することがあります
ø】位相切替スイッチ
【48v】ファンタム電源のオンオフスイッチ
【MONO/STEREO】:STEREOの場合1-2、3-4、5-6、7-8がステレオリンクします
  画面右側がステレオリンク状態を示します、GAINはLR別々に機能します


出力コントロール

【PAN】モノチャンネルの定位を左右に変化させます
【BAL/WIDTH】ステレオリンクチャンネルの場合にのみ機能します
  BAL:左に回せば右チャンネルの音量が低下し、右に回せばその逆となります
     ただし、左右チャンネルの定位は変化しません
  WIDTH:ステレオイメージの広がりを設定します
     右一杯(値128)で元のステレオイメージ通り、左一杯(値0)でモノラル
     イメージとなります
【フェーダー】各チャンネルの出力を決めます
【SOLO】ボタンを押したチャンネルのみが有効となります
【MUTE】ボタンを押したチャンネルを無効にします(SOLOよりも優先します)


その他のコントロール

【対象選択】上記の「出力コントロール」が以下のどちらに対するものかを設定します
  ・Main 1-2:背面のメイン出力
  ・Phone 1-2:ヘッドホン出力
【マスターフェーダー】ミックス全体の出力を設定します
【マスターミュート】ミックス全体のミュートを設定します
【ミックス選択】
  「出力コントロール」全体の状態(8ch分)をまとめて「ミックス」と呼び、
  CueMix DSPではこのミックスを4つまで設定(記憶)することができます
  ライブ配信用設定とか録音用設定とかを個別に状態記憶可能と考えれば良いです
   ※ゲイン等の入力コントロールの状態はミックスには含まれません
【その他】青枠で囲んだ部分は通常の場合不要なのでここでは説明を省略します 


ループバックの有効/無効切替

Windowsソフトウェアでドライバ選択を「MIX 1 Return 1-2」としているとき
デフォルトではループバックが有効になっています
これを無効にするにはFileメニューのプルダウンにある下図の赤矢印のチェックを外します
再度チェックをONにするとループバックが有効となります


CueMix DSPで可能なその他のこと

CueMix DSPでは以下のような分析も可能ですが・・・全部説明してると大変なので(笑)
ヒマでヒマで仕方が無いときにでも英文マニュアルと格闘してみましょう
実は「その他のコントロール」で説明を省略した「スコープチャンネル設定」は、以下の分析にどのチャンネルの音を送るかを設定するものです

【FFT分析/スペクトログラム】
リアルタイムの高速フーリエ変換(FFT)周波数測定曲線を表示します


【オシロスコープ】
時間の経過に伴うオーディオ信号の振幅をグラフ化します。振幅はy軸に表示され、時間はx軸に表示されます。
太い白い縦線は、時間がゼロに等しい場所を示し、太い白い水平線は、振幅がゼロに等しい場所を示します


【X-Yプロット】
ステレオオーディオ信号の振幅を2次元グリッドにグラフ化します。
時間の単位ごと(つまり、各サンプル)、左チャネルの振幅がx軸に表示され、右チャネルの振幅がy軸に表示されます。


【位相解析】
直交座標または極座標のいずれかで、ステレオ信号の周波数対位相差対振幅をグラフ化します。
直交座標では、縦軸は周波数を表し、横軸は左チャネルの位相から右チャネルの位相を引いたものを表します(ラジアンで測定)。
極座標では、半径は周波数を表し、+ y垂直軸からの角度(シータ)は、左チャネルから右チャネルを引いた位相差を表します。


【チューナー】
ギター等、楽器のチューニングも可能です


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