2025年4月17日木曜日

激安ミニPCがすごい!!

今年10月のwindows10のサポート終了対策です
いろいろ考えては見たのですが、「windows11付のミニPC導入」ということに落ち着きました

windows10のサポート終了


2025.10.14にwindows10のサポートが終了します
しかし、サポートが無くなってもUPDATEが利用できないだけで、自前でセキュリティさえ保っていればずっと使えるはずサ~、とタカをくくっていたのですが・・
 ・EDGEを立ち上げると「もうすぐ終了!」的な表示になることがある
 ・11が不適合なPCに無理やりインストールした11は、常時警告が出たり
  重要なアップデートが適用されなかったりといろいろ不具合がある
 ・いずれ10ではまずい事態も発生すると思われる
そんなわけで、現在稼働中のwindows10マシン4台のうち何台かについて具体的な対策をとることにしてみた、という次第であります

windows11への移行


いくつか方法はあります
 ①windows11に対応したPCに買い替える
 ②自作PCなら、CPU、マザボを交換する(メモリ交換も必要な場合あり)
 ③windows11の適合条件を回避して11をインストール
まあ、③は論外ですけど(笑)

費用的には常識的に考えて①>②、しかし②だとしても最低7,8マンは必要かなあと暗い気持ちでAmazonを徘徊中に見つけたのがミニPCです
安いものなら2万円前後で、しかもなかなか評価も良いのですが、自作歴20年超の私から見れば、手のひらサイズで重さも500g未満という「こんなもの」が果たしてまともに使えるものだろうかと疑念マックス
しかし、こればっかりは実物を入手しないことには確かめようもないので1台購入してみることに・・・さてさて、実際どうなんでしょうか

GMKtec ミニpc


購入したのはこれです
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZ45RG8R?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title&th=1


【価格】
変動が激しいです
私は22000円くらいで購入しましたが、割引がない時は3万円近くになることもあるので、「安い時」を見定める必要があります(^_^;)
しかし、この価格でOS込、しかも以下のとおりスペックも充実、すごいものです

【スペック】
 ■OS:Windows 11 Pro
 ■CPU:Intel Celeron N97 3.6 GHz
 ■メモリストレージ: M.2 SSD 512GB
 ■内蔵メモリー:LPDDR5 12GB
 ■有線LAN:ギガビット
 ■wifi接続:あり
 ■bluetooth:あり
 ■USB3.0ポート:3
 ■microSDスロット:1
 ■HDMIポート:2(マルチディプレイ可、最大3840 x 2160)

【セットアップ時の注意点】
これはうちの事情かもしれませんが、キーボードが日本語キーボードではなく英語キーボードと認識され、キーの表示通り打ち込めませんでした
これはセットアップが完了してしまえば対処できるのですが、windowsのセットアップ時はどうしようもなく、マイクロソフトアカウントを入力するときに「@」が打てず焦りましたww
どうやらそんな場合は「SHIFT+2」で「@」になるということらしいです

【OSに関する注意点】
windowsのライセンスには大別して以下の4つがあります
    ボリュームライセンス:企業などでまとめて購入されたもの
    リテールライセンス:小売された一般的なもの
    OEMライセンス:PCメーカーが自社のPCにインストールしたWindows
    DSP版:PCパーツと抱き合わせで販売されたもの
ミニPCでは、ボリュームライセンスのwindowsであることも少なくないのですが、本来的には使用権はその企業にあり、個人では使用できないとされています
  ※個人使用はブラックに近いグレーとする説もありますが・・
ただ、ボリュームライセンスが問題なのは、認証不可などにより「ある日突然使えなくなることもある」ということです
今回のミニPCはOEMライセンスということで問題ありませんでしたが、ミニPC購入の場合はライセンスの種別を確認することが大事です


OEMライセンスであることの確認

ミニPCによってはボリュームライセンスであっても購入元に申請するとOEMライセンスを発行してくれることもあるようなので、その辺は購入前にAmazonの評価などを確認して把握しておくとよいでしょう

さて、性能やいかに


普通は何かのベンチマークを測るのでしょうが、もともとヘビーユースではないので、単純な速度比較はあまり意味がなく、「ストレスなく使える」ということが評価基準となります
そこでいろんなシーンでの体感的な評価を述べておくことにします
現状、ウィルス対策ソフト(NOD32)、オフィス365、OBS、オーディオインターフェイスのドライバ等をインストールした状態です

 ・起動時間:STARTUP状況は異なるが13世代i7のメインPCより速いのは驚愕
 ・通信速度:有線LANで概ね700~800Mくらい、メインPCとほぼ同等
 ・OBS配信:フルHDでゲーム配信してもカクカクなし、めっちゃ綺麗w
 ・オフィス:特に遅いと感じることなくごく普通に動作
 ・動画視聴:全く問題なし
 ・bluetooth:イヤホンと問題なく接続
 ・マルチディスプレイ表示:全く問題なし
 ・発熱:数時間のAmazonプライム視聴でもほんのりあったかい程度
 ・SSD容量:上記のインストール状況で残り370GB・・十分です

まあ、いまのところ正直何の不満もありません
そして、これがOS込で2万円強・・一体どういうことなの!とつぶやかずにはいられません(笑)
とはいえ、小ささゆえにある程度工夫も必要になるので少し触れておきましょう

 ・USBポート不足
  USB3.0ハブで対応しますが、古いUSB機器の中にはUSB2.0でないと動作が不安定
  になるものもあるのでその場合はUSB2.0対応ハブを試してみるのも一手です
 ・光学ドライブがない
  最近はあまり必要を感じませんが、インストールメディアがCDやDVDのソフトと
  いうものもありますので、外付けの光学ドライブで対応します
  すでにPC内蔵光学ドライブをお持ちの場合、「ケースだけ買った方が安いのでは?」
  と思われるかもしれませんが、スリムタイプの光学ドライブを購入した方が安い場合
  もあります
 ・画面出力がHDMIのみ
  私もですがVGAやDVI入力しかない古いディスプレイを使ってる人も多いと思います
  以下の変換プラグを使ってみましょう
  うちではどちらも問題なく画面表示できました
 ・拡張性は皆無w
  まあ、これはもう仕方ない(拡張の必要性もそれほどないのだが・・)
  ただ、私の場合ですがPCを組むときにはシステムドライブ(C:)のほかに内蔵
  HDDを入れることが多いので、それができないのはさみしいなと思いましたが・・・
  このミニPCにはmicroSDカードスロットがあるので、そこそこな容量のmicroSDを
  挿せば、なんちゃってDドライブを作成できます
  私は今のところ64GBのmicroSDをさして、快調に運用中でございます

万一の不具合に備えて旧PCは撤去せず
ミニPCを上にのっけた状態で使用中ですが
これまでの自作の苦労は・・
置き場所確保の苦労は・・
地震対策に流した汗は・・
いったい何だったのかと、
思わずため息ついてしまいますw



2 件のコメント:

Be-m.R さんのコメント...

いや~、プリアンプにしちゃツマミが1個も無いなぁ~と思ったらスイマセン、PCだったんですね…って小っちゃすぎるでしょ~(苦笑)
うちも10なんで、こういうのもアリなんですね~♪

zizi さんのコメント...

Be-m.Rさん
いつもコメントありがとうございます

ある程度のランニングテストの後、2台のwin10マシンをwin11ミニPCに差し替えました
今回のCPU、N97は第10世代のCore i5に匹敵するといわれ、業務用途であれば「そこそこ」以上に使えるなというのが実感です
とはいえ高負荷な作業になると13世代のi7の半分ほどの処理能力となってしまいますけど、そこはwin11Pro込で2万円強という価格を考えると文句は言えないかなとww

2画面マルチも使えますし、LAN、BlueToothも標準装備ですが、USBが3スロットしかないのでハブは必須かなと思います
ただ、バスパワーの機器(ポータブルHD等)を接続するのであれば電源供給付きのUSBハブが必要になるので、今回のPC更新とともに買い換えました

光学ドライブがないこともつらいところです
日常的には使わないけど円盤ソフトのインストールなどにはどうしても必要になります
PC内蔵型のドライブを外付けケースに入れることも考えましたが、薄型の外付けドライブを買いなおした方が断然安いので結局それを買いました(笑)
電源供給型のUSBハブを使えば、ポータブルHD、外付け光学ドライブを同時にバスパワーです買うこともできました

重たい作業がある、ゲームが主体、3画面以上のマルチディスプレイが必要・・・といったケース以外なら「もうこれでいいかも」って思ってます