前回記事でご報告した「事件」
2020.1にBOSSから提供されたEQ-200のシステムプログラムバージョンアップです
しかし3月になるまで気づかなかったとは、ちょっと不注意でした
バージョンアップの概要&ダウンロード
正確を期すため、詳細は以下をご参照ください
ダウンロードもこちらからになります
■変更内容
[ Ver.1.10 ] 2020/01
・保存可能なメモリー数が 5 から 128 に増加
・ディスプレイにメモリー番号を常に表示する機能を追加。
・[ ON/OFF ] スイッチ、[ MEMORY ] スイッチ、フット・スイッチに割り当てられる機能が増加。
なお、このバージョンアップに伴いマニュアルにもいくつか変更点があります
必ず新マニュアルのダウンロードをしておきましょう
メモリーバンクの利用範囲設定
さて、システム・プログラムの更新だけではメモリーが128に増加したりはしません
バージョンアップ直後の状態では使用できるメモリーはMAN、1~4のままです
まずはMEMORYボタンとCHANNELボタンの両押しでメニューモードに入ります
そこで、使用するメモリーの範囲を設定します
・EXT FROMパラメーター : メモリーの切り替え範囲の開始値(MAN、M-1 ~127)
・EXT TOパラメーター : メモリーの切り替え範囲の最後尾値(MAN、M-1 ~127)
これで、自由にメモリーの使用範囲を設定できます
一気に128個のメモリーを利用可能にしても良いですが
メモリー選択に時間がかかるケースも考えられるので
必要なメモリー数(私の場合なら MAN、M-1 ~20程度)にとどめておくのが
現実的かも知れません
マニュアル(操作法)変更点
システムプログラムバージョンアップに伴い変更となったマニュアルの内容を抜粋してみます
赤字はマニュアルの記載内容です
■P3:チャンネルインジケーター
インジケーターが消灯しているときは、ディスプレイにメモリー番号が表示されます
このためには、CHANNELボタンを何度か押し、A/Bインジケーターを消灯させます
その場合に以下のようなメモリー番号が表示されます
■P3:MEMORYボタンとフットスイッチの連携によるメモリーアップ&ダウン
フットスイッチの機能にかかわらず、[MEMORY]ボタンを押しながら、
[MEMORY]スイッチを押すとメモリー番号が増加し、
[ON/OFF]スイッチを押すとメモリー番号を減少させることができます。
これは、メモリー数が増えたことで、切り替え操作をより簡単にするための
仕様変更と考えられます
■P6:メモリーの切り替え
1.[ MEMORY]ボタンを押して、メモリーを選びます。
ボタンを押すたびに、「MAN(マニュアル)→ 1→ 2 → 3 → 4 ...127 → MAN...」の順で
変わります。
[MEMORY]ボタンを押したまま[MEMORY]スイッチや[ON/OFF]スイッチを押しても、
メモリーを切り替えることができます。
【メモ】
EXT FROM(EXTENT FROM)、EXT TO(EXTENT TO)(P. 10)の設定を変えることで、
メモリーの切り替え範囲を設定することができます。
P3の変更点と同じ主旨です
■P8:フットスイッチファンクション
M-UP+(MEMORY UP、ON / OFF)、
M-DN+(MEMORY DOWN、ON / OFF):
MEMORY EXTENT(P. 10)の設定に従いメモリーを選びます。
スイッチを長押しすると、エフェクトをオン/オフします。
なんだか理想的な設定のようにも思えますが・・・・ちょっと??です
たしかにスイッチを長押しすると、エフェクトがオン/オフとなりますが
その操作のあとは単なるオン/オフスイッチとなってしまいます
マニュアルの記載「スイッチを長押しすると、エフェクトをオン/オフします。」
を言葉どおり読む限り、
長押しでオン/オフ後には無操作で再度メモリー切り替えスイッチに戻る・・・
ように思いますが、そうはなりません
そのためには再度長押しが必要なのですが、
なんとこのときオン/オフ状態は常に「オフ」になってしまいます
というわけで、これは私には「使えない設定」であり
当面は「MEMORYボタンを押しながら」の操作となりそうです
ただ机上ではこれでかまいませんが、足下で使う場合は最悪ですね・・・
BOSSさん、改善を!!!
以上、大変身を遂げたBOSS EQ-200について、ちょっとご報告でした
しかし、BOSSのマニュアル・・カラフルでなんだかわかりやすそうな雰囲気だけはあるものの
言葉の扱いが雑だし、最小限の内容だし、マニュアルと言うより「辞書」に近いかな~
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