2020年4月10日金曜日

Roland GR-55 ユーティリティソフト

さて、きわめて高機能なGR-55、操作性もかなり工夫されているので
本体操作だけで全てをこなすこともGR-55に慣れてしまえば大丈夫です
とはいえ、はじめてさわる場合は、階層化されたメニューや各パラメーターの意味の理解も、
マニュアルだけではなかなか難しいですし、
単純なパッチの入れ替え操作などもかなり面倒

「なにかお助けソフトはないものか」

いくつかあるので、ご紹介してみたいと思います
なお、私にはWindows環境しかありませんので以下は全てWindows版としてのご紹介です

まずはGR-55 DRIVERをインストール


以下ご紹介する2つのソフトとも動作のためにはGR-55ドライバーが必要です
Windows10では、GR-55の接続とともに自動インストールされるので
特別な操作は不要ですが、Windows8以前では
以下からドライバーをダウンロード&インストールする必要があります


GR-55 Librarian for Windows


ダウンロード先はこちらです

Rolandが公式に提供しているパッチ操作ソフトです
これで出来るのはあくまでパッチの操作であり、パッチの編集は出来ません
要はパッチの移動やコピーを効率的に行えるソフトと言うことです
それらの操作をかなり大規模に行う必要がある場合は
このあと紹介するGR-55FloorBoardよりも便利かも知れません

例えば、GR-55のユーザーパッチを、ライブ用とか配信用とかのジャンル別に
ごっそり入れ替えたいとかの場合でしょうか
確かにユーザーパッチに何百ものパッチが登録されていると間違いも起きやすいし
ジャンルごとに10個程度のパッチだけ登録しておくというのも良い方法かも知れません

GR-55 Librarian for Windows

GR-55 FloorBoard


GR-55 FloorBoardは、オープンアーキテクチャのフリーソフトで
ROLAND GR-55の全機能を編集、制御可能なおそらくは唯一のソフトです
変更したパラメータは即時GR-55にも反映されるため
編集結果をすぐに聴いて確かめることが出来るし
任意のパッチを瞬時に選択できるので、ノートを持ち込めば
パフォーマンス時にも重宝するかも知れません

そして、何より重要なのは、GR-55本体のメニューは階層化されているため理解しにくく、
またパラメータ相互の関連も把握しにくいのですが
このソフトのおかげでGR-55の理解が100倍速くなると言っても過言ではないw
いや、マニュアルだけでは理解不能だったこともこのソフトでようやくわかったということも
一つや二つではなく、私には救世主とも言えるソフトなのであります

ダウンロード先はこちらになります
緑のDownloadをクリックすると画面が切り替わり、しばらくするとダウンロードが開始します


インストールを完了し、起動するとこのような画面になります


まずは「Setting」メニューのUSB/midiで
Midi in、Midi outとも、対象を「GR-55」としてください
最新版のFloorBoardではGR-55がUSB接続済みの場合のみ自動的にGR-55が選択されますが
とりあえず確認の必要があります
(古いバージョンのFloorBoardではGR-55への自動接続機能はありません)


さて、実際の使用方法ですが、もう多機能すぎてここでご説明するのは困難です(笑)
是非とも、インストール後にゲーム感覚で習得してみてください
私もそうしましたし(笑)

【Windows XPをお使いの場合】

FloorBoardの最新版はWindows XPでは動作しません
この場合はやや古いバージョンを探す必要があります
私の場合は「GR-55FloorBoard_Setup20150417」を使って動作させることができました
必要な場合はお試しください
  ・ダウンロード先(2020.4現在)

ただ、再度になりますが
GR-55の機能を使い込むなら、必須と言って良いソフトです
一度はトライして損はない!と言えます



0 件のコメント: