電源アダプターが標準で付属しています(電池は使えません)
アダプターは9Vのセンターマイナス、一般的なエフェクタ用電源なので
多分ボードに組み込んでパワーサプライ給電も大丈夫だと思います
さて何に使うものなの?
ちと説明しづらい(笑)
アコギのピックアップには大きく分けると以下の3種類があります
◆マグネット系
◆ピエゾ系(コンタクトやアンダーサドル)
◆マイク系
もちろんこれらのミックスタイプというのもあったりして、タイプも出音もまちまちなんですが、
ピックアップの音をあまり高く評価しない時の表現に、こんなものがあります
◆マグネット→「エレキくさい」
◆ピエゾ→「ピエゾくさい」・・・(笑)
最近のPUというのは良くできていて、あからさまにこのように酷評されることは少ないですし
私は、生音に近いことだけが良いとも思ってないのですが
ピエゾのコンタクトやアンダーサドル
特にアンダーサドルの「ブリブリ」というかちょっとざらついた音が耳につく場合や
コンタクトでもどこか安っぽく聞こえるときは
「何とかならないもんか・・」と思ったりすることもありました
この「BODYREZ」は、説明書にこうあります
主なターゲットを「ピエゾピックアップ」として、その出音を生音に近く聞かせるエフェクター
ということのようです
笑い話ですが・・・
私、この説明書を読んで初めて
PLAY ACOUSTICにもこの機能が組み込まれていることに気づきました(^_^;)
「買わなくても、持ってたのに~~~」
とは後の祭りなんですが、この機能だけを取り出してワンノブで調整できるというのも
「意外と便利なのかも」と自らを慰めております(笑)
使用環境
もともとこのエフェクターが欲しくなったきっかけは
手持ちのギターの中にD-28GEとかLG-0とかのように孔あけ加工をしたくないギターがあることでした
アンダーサドルはサドル溝に穴あけが必要だし、エンドピン位置にも12mm孔が必要
マグネットもコードをベローンって垂れ流したくなければエンドピン位置に孔あけ
ということでギターに加工が必要なんですが
コンタクトPUの中には全く無加工で装着できるものがあります
今回はMARTIN D-18GEにARTEC A1-OSJという激安PUを装着してみました
シールドのジャックはこんな感じでエンドピン部分に引っかけます
PUの接着にはブルタックという接着ガムを使用していますので
はがし跡は多少残りますが、ギタークロスで拭き拭きすればきれいになります
ただ、今回は塗装に何か影響があると嫌なので、ブリッジに取り付けました
この取付位置に関しては
位置の違いで出音が劇的に変化するので、最初からBODYREZに頼るのではなく
無加工の音が好みになる位置を根気よく探して下さい
また接着をガムではなく両面テープとかにしても音は相当変化します
効果やイカに
すでに世間には効果検証動画がたくさんあるのですが
コンタクトとの組み合わせというのはそれほど無い(だろう)と言うことで一応動画作成してみました
【BODYREZ オフ】
この2000円くらいのコンタクトPU、意外に音がよい(笑)
正直このままでも良いかなと思ってしまうのだが、欲を言えば「やや細い」
(これも貼り付け位置次第という面は大きいが)
【BODYREZ オン 0%】
微妙かもしれないが音が太くなって、暖かみがでる
【BODYREZ オン 50%】
ややドンシャリ感が生じて、聞きようによっては生音っぽく感じる
【BODYREZ オン 100%】
いっそうドンシャリになり、中音域が中抜けした感じで音が細くなる
【BODYREZ オン 100%+リバーブ】
LXP-1のプレートをかけたが、やはり音が細くてリバーブの乗りもあまりよくない
音の変化は明らかにあります
ただこのエフェクターの評価というのは「好みかどうか」にかかってくるのでしょう
100%にすると現在のPUの出音では音が細くなりすぎて少々使いづらいです
今のセッティングで使えるとすれば50%前後という感じですが
当然、原音が変わってくれば結果は変わってくると思います
むしろナイロンの方が好結果という情報もあるので
そのうちやってみたいと思います
ただ少し残念なのは、オンに切り替える時の「ボッ!」というノイズです
「演奏中に切り替える」などと言うことはあまりないでしょうけど
それだけはあきらめた方が良さそうです
9 件のコメント:
まさに「研究」ですね。いろいろ試してみる、ということで、いいものが見つかる。。。まあ、それはziziさんにお任せして、私は漁夫の利をいただく。。。(笑)
エフェクターというのは、つまり、増幅器というマシンなのでしょうか。そのあたり、メカ的に不慣れと言いましょうか、知識がないわけで。初歩的なことさえも。。。
しかしながら、「ボッ!」というノイズは、これに限らず何にでもありますよね。何だかチープに聞こえてしまう訳で。(笑)
おはようございます
研究ですね、まさに(笑)
加えて自分で確認したものしか納得できないという性格も
少々後押ししていろいろ買ってしまいます
エフェクターというのは「音加工機」の総称ですので
増幅したり残響を付けたり、音色を変えたりといろんな機能がありますが
今回のBODYREZはちょっと変わり種かもしれません
生音のみで楽しむ場合は全く用のない機械ですが
ライン出しをする場合にはお世話になることが多いです
私の場合は宅録もライン録音から始めましたから
ピックアップやエフェクターもギターと同じ相棒といった感覚な訳です
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたしますm(__)m
BODYREZですが昨年末に手元に来ました。
イコライザー的な役割をするのでしょうか?
先日ラインに繋いで試しましたが、
出音は確かに変化します。
聴き手の感じ方がいいのであれば
使用していきたいです。
またやってしまった(笑)Tokiでした。
>Tokiさん
明けましておめでとうございます!
こちらこそよろしくお願いいたします~~~!
BODYREZ
アコギシュミレーターと言うよりも
とにかく音を太くできるマシンとしては
良くできたエフェクターだなって思ってます
ですからつまみを一番左「ゼロ」にして使う方が
多いかもしれないですね
良いか悪いかは好みの問題かもしれないですが
エフェクトゼロでの音は「賛成過半数」はとれそうな
気がしております(笑)
こんばんわ。
本日、ライブで使用しました。
ツマミは左端で、プリアンプ~BODYREZ~ポラーラ~PA
のセッティングで演奏しました。
感想ですがziziさんの仰る通り音が太くなった印象です。
以前デジテックのリバーブとTCのリバーブを同時使用
していた時がありまして、そのときの出音に似ているな
と思いました。LXP-1の音に近づいた感じと言いましょうか。
僕が思うにデジテックとTCの相性がいいのかなと。
劣化具合による音の変化がレキシコンに似ているのだと思います。
ただ、そっくりと言うのではなくてLXP-1のほうがアナログ的で
ソロギター演奏にはこちらに軍配が上がるのではと感じます。
ライブ演奏の現場においてはコンパクト軽量なBODYREZのほうが
なにかと扱いやすいのは確かなようで、
ソロ演奏には十分使えそうな印象を持ちました^-^
>Tokiさん
コメントありがとうございました!!
Bodyrezの良いところ、といってもあくまで「左端」ですが(笑)
音が太くなる割に高域をあまり失うことがない感じ
といえそうです
録音でもライブでも音の太さというのは一番大事かなって思うので
そこをあっさりとかなえてくれる機械としては
なかなか優秀かつ重宝ではないかなと(笑)
ただどうしても「つくった感」が多少はあるので
そこら辺は好みの問題や他の機材との相性なども出てくるかもしれないですね
最近はギターのモチベがかなり低下していて
なんとかカンフル剤になりそうな機材はないものかと
年末にはついにSUNRIZE S-2を導入してみました
でも、十分な素性の良さは感じる反面
なんというか「極上」というのを感じるまでには至りませんでした
まあ弾き手とプリがしょぼいので実力の半分ほどしか出せてませんけど(^_^;)
機材というのもなかなかに難しいモノですね
SUNRIZE S-2購入されたのですね^-^
僕は、
suzukawaにSUNRIZEとコンタクトピエゾ、
lowdenにはフィッシュマンneo-Dとコンタクトピエゾ
を搭載使用してます。
SUNRIZEですが、まず重い(笑)
トップ板が振動しなくなり生音は出ないです。。orz
取り付けの羽も貧弱で破損しやすいということです。
で、ぼくは間にゴムパッキンを噛まして固定してます。
ネットとかで対策品が出ていますが結構なお値段で売られてます。
もう5年くらい使用してますが、2度ほど演奏中脱落経験あり^^;
プロが挙って使用してますのでサウンド面においては最高の部類
になると思います。
特に6弦の重低音を出すには優れていると感じます。
>Tokiさん
確かに重いですね~~
でもローデンの場合は元々トップの板厚がかなり厚めで
トップで鳴らす雰囲気とはちょっと違う感じの作りなのか
それほど極端に生音の減衰は感じなかったです
(前オーナーTokiさん、さまさまです)
実は私もマグネットの場合はゴムをかませています
ただし、滑り止めとかの用途ではなくて
弦とPUの距離調整の意味が大きいのですが
滑り止めにもある程度は役立ってくれているようです
決して締め込みすぎないように気はつけてますけど
果たしていつまで保ちますか・・・(笑)
大事に使おうと思います
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