小椋佳さんのセカンドアルバム「雨」
このアルバムは、岡田裕介、六角江美子さんのナレーションで曲間がつながれ
「雨」をテーマにした物語を構成しています
小椋佳さんのアルバムには、「雨」をテーマにした初期3部作と呼ばれるものがあり、
これらのアルバムは曲間をナレーションでつなぐ構成となっています
①「雨」(1971.11.01)
ナレーション:岡田裕介、六角江美子
お前が行く朝/雨が降り時が流れて/春の雨はやさしいはずなのに /雨が降ると…
/白い雨が降る街/白い浜辺に
/少しは私に愛を下さい/屋根のない車/小さなハツカネズミは私です/この空の青さは
②「少しは私に愛をください-雨の中の青春 」(1974.04.21 1st「青春」,2nd「雨」の再編集盤)
ナレーション:小倉一郎、秋谷陽子
しおさいの詩/お前が行く朝/木戸を開けて -家出をする少年がその母親に捧げる歌
/砂漠の少年/雨が降り時が流れて/春の雨はやさしいはずなのに
/小さなハツカネズミは私です/白い浜辺に/六月の雨/少しは私に愛を下さい
/屋根のない車/雨だれの唄/あいつが死んだ/街角へ来ると/この空の青さは
/さらば青春
③「雨の中の青春Ⅱ 消すことのできない季節を」(1979.11.01 No,1 No,2の再編集盤)
ナレーション:村上弘明、紺野美沙子
Disc1: しおさいの詩/雨が降り時が流れて/木戸をあけて/ 砂漠の少年/お前が行く朝
/春の雨はやさしいはずなのに/海辺の恋 /白い浜辺に
Disc2: 六月の雨/少しは私に愛を下さい/あいつは死んだ/雨だれの唄
/屋根のない車/小さな街のプラタナス/この空の青さは/さらば青春
3部作で6人の男女がナレーターを務めましたが、
その中で六角江美子さんだけが素人さんだと言われています
しかし、彼女の朴訥だけどみずみずしさに満ちたナレーションは、本当に素晴らしかった
青春期の不安、希望、動揺、そして大人と子供の狭間で見せる複雑性・・・
そういったものが今聴いても静かに流れ込む
この歳になって言うのはとても気恥ずかしいが・・
17歳の私は彼女の声にきっと恋をしていたのだと思う
アナログ音源の良さが見直されているのはご存じのことと思います
LP盤から録音したこの音源も、プチプチと昔懐かしいノイズもありますが(笑)
どことなく暖かで気持ちのよい音だと感じます
0 件のコメント:
コメントを投稿