2024年12月31日火曜日

ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【③まとめ編】

ルーパー編を書かないまま「まとめ編」とはこれいかに、けどまあ、簡単にここで触れてもいいかな~へっぽこだけど・・

録音性能


録音音質、MS-90LP+ を通過するスルー音質ともに気になるほどの劣化は無く、基本的に好印象です
そして何より32bitフロート・・・これがこれからの標準になるのでしょうか
0dbを超えるとクリップする、という老人の常識がそれはもう気持ちよく覆されましたよ
とはいえ、MS-90LP+ のアウトプットボリュームが大きすぎれば、出音は歪んでしまうのでやや小さめにして卓やアンプで調整するのが安全策となりそうです
もちろんWAVはたとえクリップしても32bitフロートのおかげで「ド~にでもなる」ので心配無用です
また、1ループステレオ90分、合計13時間以上の録音時間というのも十分以上です

【注意すべきこと】
 ・AUTOSAVEにしてても、ループ録音直後に電源を切ると保存されない
 ・WAVにリズム音は録音されない

リズム性能


これはもう「ルーパーのオマケ機能」って感じ満載で、「ないよりまし」としかほめようがないのはちとお寒い(^_^;)
 ・内臓パターンはZOOM A1(x)fourと全く同じって「なんだよそれ!」
 ・パターン選択やりにくい
  つまみ小さい、文字小さく見にくい、手で画面が隠れる、ゆっくり回さないと見逃す
 ・イントロ、フィル、エンディングすべて不可
 ・モノラルのみ
 ・リズムのオンオフボタン踏み・・激ムズ

【注意すべきこと】
 ・リズム関連の設定だけではないかもだけど、メモリを切り替えると設定は初期化される
  まあ、メモリコピーして音を消せばいいだけなんだけど

ルーパー性能


お話しできるほど使ってはいませんけど、あえて言うなら「普通」でしょうか
STOPボタンがあるおかげで、「2度踏み」という動作がないのはとても使い勝手がいいと思います
ただ今どきのルーパーで1トラックというのはどうなのでしょうか
もちろん私自身は1トラックすら使いこなせないので文句言える立場ではありませんが、ルーパーの達人たちはどうお感じなのかは少し興味があります

実はルーパースキルがポンコツな私に最も魅力的だったのは「録音タイミングを自動補正」でありました
これはループの録音/停止のタイミングを自動的に補正するクォンタイズ機能により、リズムパターンの再生中は、フットスイッチを踏むタイミングがズレても、常に内蔵リズムのビートに合ったループが録音される・・というものだそうですが、いまだ未検証であります

もう一つ、「ギターアンプとPA卓にスプリット出力」といういのも興味があったのですが、私はステージパフォーマンスとは無縁だし、宅録でも原音、ループ、リズムを左右チャンネルに振り分ける需要はないしというわけで「ふ~~ん」って感想にとどまります

【注意すべきこと】
 ・「録音性能」で書いたことと同じです

その他


まずはMIDIの話です
ZOOMのHPに「外部MIDIコントローラーから、メモリーの切り替え操作が可能」とありますし、説明書のMIDIインプリメンテーションチャートにもProgram Changeが「〇」になっているのでおそらくPC送受信は大丈夫と思います
しかしCCについてはどうもダメなようで、リズムボタンをMIDIでオンオフしたかった私には少し残念です

あと、回しづらいつまみのお話
例えばリズムテンポを設定するとき、以下のような動作となるみたいです
 ・ゆっくり回すと小数点以下の数字が変化
 ・速く回すと値が大きく変化

最後にもう笑うしかないお話・・・
私がメインで使っているBOSS RC-10rの説明書をよく読むと、「データ形式:WAV(44.1kHz、ステレオ32 ビット浮動小数点)」って書いてあるじゃない
これって32bitフロートってことよね
ZOOM MS-90LP+の32bitフロートに惹かれてぽちった私なのに、「すでに持ってた」ってオチなのでしょうか・・・
すでに32bitフロートって今どきのスタンダードなわけですか~~~~!


 ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【①リズム編】
 ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【②録音音質編】
 ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【③まとめ編】
 ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【④MIDI編】


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