まとめ編を書いてしまった後になって申し訳ない(笑)
やっぱり気になったMIDI、そのまま放置では終われませんでした
MS-90LP+におけるMIDI制御
まずMS-90LP+のMIDIインプリメンテーションチャートを確認しておきましょう
この中で送受信とも「〇」なのは、
・Program Change
・Clock
の2つのみですが、Clockについては私自身よくわかりません
なので、とりあえずMS-90LP+のMIDI制御で私が使用可能なのは「Program Changeのみ」という前提で話をすすめます(他にもMIDIの活用法はあるのかもしれませんが私にはよくわからないので)
以下は、MIDIコントローラーでMS-90LP+のProgram Change(メモリー番号の変更)をどうすれば可能になるのか、というお話でございます
接続ケーブル
今回はMIDI BABYというコントローラーを使おうと思いますが、MIDI BABYとMS-90LP+ではMIDIコネクタが異なります
ちなみにこのMIDI BABY、「1ボタンかよ」と侮るなかれw
1度押し、長押し、長い長押しの動作それぞれに16の命令を設定でき、それを一気に送信したり順番に実行したりできるうえに、フットペダルやエクスプレッションペダルを一つ増設可能という優れものであります
(何年も前に購入したMIDI BABYがようやく日の目を見るということで私的には感慨深い)
ごく一般的なMIDIケーブルは両端がMIDI BABYと同じ5pinDIN形状なので使用できないため「5pinDIN-3.5mmTRS」というケーブルが必要になります
しかし、このケーブル、見た目は全く同じであっても結線の異なるものが何種類もあることから注意が必要です
【タイプAとタイプB】
「Music & Midi」様のyoutube動画から肝心なシーンを画像として切り出してみました
・元の動画:https://www.youtube.com/watch?v=MocWRgOu2PY&t=130s
これによるとタイプAとタイプBはTRSのスレーブが2番結線なのは共通ですが、リングとチップの結線が逆になっています
さてMS-90LP+で必要なのは取説P58にあるとおり「5pin DIN-TRS MIDI(Type-A)」なのでタイプAのケーブルを使用しなくてはいけません
実はこの2種類だけではなくAmazon等のネットショップでは通常MIDIでは使用しない1番や3番へ結線したものも存在しますが、見た目で判断できないので注意が必要です
そんなわけで、私の購入したケーブルはこれであります
4本もいらんわ!!!って私も思ったんですがw、「タイプA」と明記されていたのはこれくらいでしたので泣く泣くの購入です
ただ、以下のBOSSは結線が異なるということを踏まえて、4本中2本はタイプAからタイプBへの結線変更実験に使ってみようかと画策しております
【ちなみにBOSS BMIDI-5-35は使えません】
※赤のマーカーの部分に重大な誤りがありましたので修正します
BOSSの製品だしなんか立派そうなんでいけるかも??と思いがちですが、タイプB結線なのでこれは使えません
余談ですが・・なんでこんなことするかなあ、ZOOMとROLAND BOSS、ともに日本の誇る電子楽器&機材メーカーなのだから、こんなとこで肩ひじ張らなくてもと(笑)
【BOSS BMIDI-5-35もタイプA】
タイプAですが・・使用可能かどうかは使ってみないと何とも言えないです(笑)
MIDIコントローラーの設定
MIDI BABYの設定は、MIDI BABY EDITERというWEBサイト上で行います
https://disasterarea.io/midibaby/
コントローラーの設定情報の編集はメーカーによって方法が異なりますが、何かの参考になるかもしれないので、一応ここではMIDI BABYの設定内容を示しておきます
①ここはMIDI BABYの「お約束」です、このように設定しないと通信ができません
②ここもあまり重要ではありませんが、MIDI BABYのマルチジャックを使う場合は、外部フットスイッチやエクスプレッションペダルに設定しておきます
③MIDI BABYでは、1回踏みの動作に加えて「長押し」「長い長押し」といったアクションにも動作が割り当て可能ですが、今回は1回踏みの動作のみを設定しています
④「1回踏むごとに以下の命令を一つずつ送信する」というモードにしています。「以下の命令」とは下段にある1~4の操作ですが、これは最大16まで設定が可能です
⑤Program Changeを設定します
⑥MIDIの送信チャンネルで1~16が設定可能ですが、MS-90LP+の受信チャンネルをOMNIにしておけば何番に設定してもMS-90LP+側の受信は可能です
※ただし私のとこではMS-90LP+をOMNIにしてもチャンネル1のみMS-90LP+
での受信ができませんでした(原因は不明)
この画面では適当な数字を入れていますが、他のMIDI危機を同時に操作する場合は慎重にチャンネル番号を設定する必要があります
⑦設定した値を送るかカウンター番号を送るかの選択ですが、カウンター番号の送信はうまくいかなかったので「設定値を送る」という設定にしています
⑧「MS-90LP+のメモリー番号-1」の値を設定します
ここでの2,0,10,12という値はMS-90LP+のメモリー番号3,1,11,13に相当します
⑨なぜかLED colorをoff以外にするとMS-90LP+が動作しなかったのですべてoffです
無事に稼働
動画ではMS-90LP+の画面がかなり見にくいのですが、メモリー番号3,1,11,13が順番に切り替わってるってことで、とりあえず成功です
※音楽は単なるBGMでMS-90LP+の音とは関係ありません
メモリーの移動だけでもMIDIの恩恵はありそうですね
ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【①リズム編】
ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【②録音音質編】
ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【③まとめ編】
ZOOM MS-90LP+ MultiStomp 【④MIDI編】
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