2022年10月29日土曜日

PCに複数のカメラを接続

前回の記事内容は「自動でカメラを切り替える」ことでしたが
そもそも「複数って何台までOKなの?」という疑問が残ります
先に結論を言ってしまえば

「PCマシンスペック依存」

であり、ご所有のPCでやってみなければわからないということになります
なので、以下は「うちではこうでした」的なお話になります

4台までは確認したが・・・


前回の記事から1台足して4台のカメラ接続には成功しました
もちろん、OBSでのカメラ切替も可能であることも確認しています
ただしこれはOBSの1シーンに1台のwebカメラを配置した場合です
1シーンに複数台のwebカメラを配置する場合はちょっとコツがあるのであとで説明します

さて、4台接続の様子は具体的にはこんな感じです


【USB接続について】
これは私の場合ですが、原因はよくわかっていませんが、USB接続で
 ・PC本体に2台 + USBハブ(電力供給付き)に1台
という形で3台接続したときには2台までしか認識しませんでした
ネット情報では、「複数カメラが機能しない場合の対処」としては、
 ①違うUSBポートに差し替えて見る
 ②同機種のwebカメラを使う
 ③USBハブには2台以上のカメラを接続しない
 ④USBハブは電力供給型を使う
 ⑤PCを高速なものに変える
 ⑥OBSを再起動する(意外に有効w)
 ⑦PCを再起動する  等々
いろんな情報がありますが、個々のPC能力、PC環境が大きく関わるようなので
これで大丈夫!って対処はなさそうです
逆に、上の画像の方法でなぜ4台OKだったのかの理由も・・よくわかっていません(笑)

【USBデバイスサーバー接続について】
USBデバイスサーバーとは、LAN回線経由でUSB機器を接続するものです
現在入手可能なものとしてはサイレックステクノロジーのDS-700等があります
上記で「3台接続したときには2台までしか認識しませんでした」と書きましたが
3台目をこの方法で接続するとあっさり認識しましたw
PCから遠い位置にカメラを置く場合は、むしろこの方が便利かも知れません
ただし・・・
LAN回線でデバイスサーバーやルーターを経由するため、映像遅延が生じます
PCにUSB直刺ししたwebカメラに比べると明らかに遅れた映像となるのは仕方ないので
そこだけ注意が必要です
 ※ギガビットの有線LAN回線でも遅延するので避けられない現象と考えられます

【ビデオキャプチャ接続について】
デジ一眼、コンデジ、デジタルビデオ等、USB出力は無いがHDMI出力があるカメラは
ビデオキャプチャ経由接続でPC使用が可能です
うちで使ってるのは、クラッシックプロCHD201という1000円程度の機器です
ただし、HDMI出力があれば何でもOKかというとそうでもありません
使えるのはHDMIパススルー機能のあるカメラ、ビデオに限られます
HDMIパススルー機能はレンズがとらえた映像をそのままHDMI出力できる機能で、
ファインダー内に表示される様々な情報表示(露出やシャッター速度など)を映さずに
出力します
  ※パススルーの可否の以前に「撮影時しかHDMI出力されない」という
   カメラもありますので、そこも注意が必要です
これは個々のカメラやビデオに依存する部分なので、可能かどうかの判断が難しいですが
とりあえずは手持ちのカメラでとにかく試してみるしかなさそうです
ただ、他サイトですが
という情報サイトがあります
よくこれだけ調べたものだと驚くべき内容ですので、ご参考になさってください

ほかに方法は無いのか


世の中にはビデオスイッチャーという機材があります
以前はとても高価なものでしたが、最近では安価で高機能なものもあります


おそらく現在最もポピュラーで、安価で、使えるビデオスイッチャーが上記のATEM mini
4台のHDMI入力を切替ながらパソコンに送ることが出来ます
もちろんHDMIパススルーは条件となりますが、
 ・多彩なビデオ操作が可能
 ・PCは1台のwebカメラとして認識するので複数カメラを扱えないアプリでも使用可能
 ・デジ一眼のボケ味を活かしたりもできる 等々
多くのメリットがあります

ただですね、これ私の感覚なんですが
HDMI出力のカメラやビデオは基本的にwebカメラより大きくて重い
そのため、そこそこちゃんとした三脚も必要になり
台数が増えると、HDMIケーブルの取り回しも増えることもあって
被写体周りがとんでもなく煩雑となってしまいます

私も、一時期ATEM miniが欲しくてたまりませんでしたが(笑)
機材の配置やデスク周りのスペースを考えると「やっぱムリか~~」となってしまいました
プロ並みの動画作成をしたいって場合はとても有効ですが
それ以外は、webカメラでも十分かなって思います

OBSの1シーンに複数カメラを配置


【他のシーンではカメラを使用していない場合】
このケースでは、単純にシーンに「映像キャプチャデバイス」を追加していくだけです
 ※追加可能なカメラ台数はPC能力依存です

【他のシーンで同じカメラを使用している場合】
例えばこんなケースです
 ・シーン1:カメラAを使用
 ・シーン2:カメラBを使用
 ・シーン3:カメラCを使用
 ・シーン4:カメラA、Bを使用
このとき、シーン4で新たに「映像キャプチャデバイス」を追加してカメラAやカメラBを
設定しようとすると、それまでうつっていたシーン1のカメラAがブラックアウトしてしまったりということが起こることがあります
 ※これ自体、うちのPCの能力不足と言うことも考えられますが・・・

この回避のためには、「ソースのコピー&貼り付け(参照)」が有効です
 ・シーン1~3を先に作成
 ・シーン1~3の映像キャプチャデバイスを選択してコピー
 ・シーン4に「貼り付け(参照)」でデバイスを加える(必要数行う)
これでも、作業途中に映像がブラックアウトすることがありますが、
うちの場合だと「OBSの再起動」でまた映るようになりました

「貼り付け(参照)」であっても、シーン4での映像の配置や大きさの変更は
元になったシーン1の映像には影響しませんのでご安心ください

2022年10月23日日曜日

OBSで複数webカメラの自動切り替え

ネット配信で「複数カメラを切り替えられたらな~」と思われたことは無いだろうか

OBSによるカメラ切替の基本


OBSには「シーン」という画面の単位があります
「○○用の画面(シーン)」というのをいくつか作成しておけば、ワンクリックで画面切り替えが可能です
今回の記事は、その機能を利用して

1つのシーンに1つのwebカメラを割り当て、
シーンを切り替えることでカメラ切替を実現しよう!

ってことなのですが、弾き語りやソロギターの演奏中にマウス操作は無理なので・・・
シーンを自動で切り替えるにはどうしたら良い?というお話です

※1シーンに複数のwebカメラを配置することも可能ですが
それなりのマシンスペックを要します。
CPUの処理能力やメモリ容量に余裕が無いと
上手く機能しないこともあるのでご注意ください

なお、OBSの標準機能「自動シーンスイッチャー」は、なんだか出来そうな名前ではあるけど、シーン切替のトリガーを何にするかというだけのものなのでカメラの自動切り替えは出来ません・・・残念ですがあきらめてください(笑)


Advanced Scene Switcher

OBSのプラグインです、自分で作成したOBSの各シーンに
 ・表示したいシーンと表示時間
 ・トラジションタイプ
を設定して、自動で切り替えることを可能とします

【入手方法】
Advanced Scene Switcherの入手
ダウンロードページにアクセスし「Go to download」をクリックします


「Assets」からOSにあうものを選択してダウンロードしますが、
Windowsの場合だと、以下の2つがあってちょっと迷います
  advanced-scene-switcher-windows-x64-Installer.exe
  advanced-scene-switcher-windows-x64.zip
前者はexeファイルなので実行するだけで完了します
後者は解凍後に、必要なファイルをOBSのプラグインフォルダコピーする方法になりますが、一般的なプラグインのように該当dllを1つコピーするだけではなさそうです
成功するまでいろいろトライするのも良いですが、私は前者すなわち「・・Installer.exe」を使う方が簡単でした
VisualStudio用のVisualC ++再頒布可能パッケージの入手
Advanced Scene Switcherを実行するために必要です
ダウンロードページにアクセスしOSにあったものをダウンロードします

【インストール方法】
Advanced Scene Switcherのインストール
advanced-scene-switcher-windows-x64-Installer.exeを単純に実行します
インストール完了後、以下を実行します

VisualStudio用のVisualC ++再頒布可能パッケージのインストール
ダウンロードしたexeファイルを実行し、パソコンを再起動します

設定


パソコンの再起動後、OBSを起動します

■ステップ1:シーンの作成
OBSのシーンを作成します
webカメラが2台あるなら、その数だけシーンが必要になります

■ステップ2:Advanced Scene Switcherの設定
OBSツールメニューの「Advanced Scene Switcher」をクリックします

さて、これ以降は英語メニューということもあって、すべては理解できておりません
ここでは「複数シーンをランダムに切り替える方法」のみを説明します

 【Generalタブでの設定】
  下図を参考に設定してみてください


 【Randomタブでの設定】
  下図を参考に設定してみてください
  追加したいシーン(カメラ)はOBSで事前に作成しておく必要があります


■ステップ3:動作確認
 Generalタブの「Start」ボタンをクリックするとOBSのシーンが
 自動で切り替わるのを確認してください

動作例

webカメラをかき集め(笑)、カメラ3台の切替例を作成してみました
まあ欲を言えば「ボケ味」などあればもう言うことは無いのだけど、
そこは所詮webカメラ・・・まああと5年も待てばもしかすると出現するかも知れないがw

あと、今のところ「ランダム切替」しか出来ておらず、カメラの切り替わりが予測不能です
Advanced Scene Switcherの設定方法がもう少しわかるようになれば
「順番に切替」もきっと出来ることでしょう

部屋、きたな~いw、お目汚し申し分けない(^0^;)

オマケ

上のサンプル動画では、ボディ側から指板方向のカットが出てきますが、
これは、写真のような旧版型のカメラ台座を使用しています


ツルツルの塗装なら問題なく張り付きます
写真のようなサテン塗装でも一応は大丈夫なのですが、
頻繁に落下するようなら水かハンドクリームを微量吸盤面に塗れば大丈夫です

【ただし・・・】
吸着力がめちゃめちゃ強力ですので、塗装への悪影響が無いとは言いきれません
お試しになる場合はくれぐれも自己責任でお願いするとともに
長時間の装着は避けるようにしてください

なお、ボディ側からではなくヘッド側からのカットを録るためには
例えばこんなものもあります
しかし、ヘッドが重くなるのと、webカメラのコードもなんとなくうっとうしいので
「超おすすめ!!!」ってワケでもないですが(笑)


いったい何台くらいのカメラが使える?



ちょっと長くなったので、この話題は次回の記事としましょう

2022年10月17日月曜日

FLAMMA FS22 EKOVERB

AliExpress「たま~~に」散歩する、しかしとてもキケンな散歩道である
「揺るぎない強い意志」がないと、いろいろ拾って帰る羽目になってしまうのだ

FLAMMA FS22 EKOVERB


2022.8.7に注文して、到着予定日は8.26のはずでしたが、10日も早い8.16に届いて、結構驚いたw
Aliexpressではたまにこんなこともありますが、注文から到着まで「平均して20日前後」はかかると思った方が良いので、「急ぎで必要」なんて時は避けた方が賢明です

購入価格は13564円(送料込)しかも電源アダプタ付き!。。。安!!w
現在amazonで1万円前後なんてのもありますが、同額程度の送料がかかってしまうので要注意、日本国内での平均価格は2万円超です
しかしziziさんは気づきます「中国製品なら中国サイトで買うと安いんじゃ??」
そして、Aliexpressにお散歩に出かけ、その道すがら「思うつぼのブツ」を発見したわけであります
もちろん散歩に出かけたときは「興味本位」でした
しかしあまりの安さに目がくらんだわけですな・・・・ナサケナイw

さてこのFS22、別に突然思いついたワケではありません
もともとFLAMMAからはFS02というリバーブペダルが出ていて、そこそこ評価が高かったのですが、なんとそれにディレイまでついてるじゃありませんかw
そんなお得感でついついポチってしまったのでありますが、「FS22=FS02+ディレイ」という甘い話では・・ありませんでした(^0^;)

まあそのあたりは後回しとして、とりあえず各コントロールの役割を図解してみましょう
この商品には小さくて見にくい英文マニュアルしかついてないので、この方がわかりやすいと思います


FLAMMA FS22 EKOVERBの機能


FS22の最大の特徴は中央にあるモード切替スイッチにあります
 1:ReverseDelay+SwellReverb
 2:RealEcho+ModReverb
 3:AnalogDelay+ShimmerReverb
という3モードの切替となりますが、ディレイは隠し味程度にしか使わない私にとって重要なのはリバーブです
しかし、PLATEやROOMといった文字はどこにも無く、いわゆるアンビエント系と呼ばれる、SwellReverb、ModReverb、ShimmerReverbという3種類しかありません
結局これがFS02とは決定的に異なる部分なわけです

私の中では「飛び道具」に分類されるアンビエント系(笑)
気分転換には良いのですが、常用となると・・・あはは、ねぇ!!
唯一SwellReverbはPLATEに近い感じもあって常用可能かなと思えますが、極端にかけるといつまでも残響してるので、かけ過ぎ注意です

リバーブのみ、ディレイのみ、リバーブ+ディレイを切り替えるスイッチは存在しません
なので、リバーブのみ使いたい場合は、ディレイのLEBELをゼロに下げるといった使い方になります

FLAMMA FS22 EKOVERBの音


上記の3モードそれぞれの音です

基本的にディレイ成分は加えていないので「リバーブの音」としてお聴きください
どれも高品位とはちょっと言えませんけど
持ってれば「いつかどこかで」役立つかも知れません

【モード1:ReverseDelay+SwellReverb】

【モード2:RealEcho+ModReverb】

【モード3:AnalogDelay+ShimmerReverb】


2022年10月11日火曜日

L.R.Baggs M1 Passive

アコギ用のマグネットピックアップです
一体いつ買ったのかも覚えてないほど長く使ってますが、お気に入りです

L.R.Baggs M1 Passive


L.R.Baggs M1にはPassiveとActiveがありますが、その大きな違いは電池の要否ということになります
Passiveは電池を要しないタイプのもので、その恩恵は、なんといっても「シールド抜き忘れによる電池の消耗がない」という点です

【ギターへのセットアップ】
マニュアルでは9cm以上のサウンドホール径を持つギターにセットアップ可能と書かれています
しかし、9.7cm未満のサウンドホール径の場合、狭すぎてなかなかはめ込みできないこともあります
私はサウンドホール径9.5cmのMartin OO-15にセットアップしていますが、両サイドの留め具を完全に外してから、サウンドホールにセットし、その後留め具を取り付けるという手順でしかセットアップ出来ませんでした


【ボールピースの調整】
ボーピースの高さは付属の六角レンチで調整可能です
弦との距離が近いほど迫力のある音になりますが、近すぎると弦と接触してカチカチ音を発するので、注意が必要です
なお、ポールピースを下げる方向に調整する場合、調整範囲の下限に達すると、追加の抵抗が発生しますが、それ以上ポールピースを無理に押し込むとピックアップを永久に損傷する可能性があります

【ミックスアウト】
M1は、単一のパッシブピックアップから完全なサウンドを提供することを目的としていますが、別のトランスデューサーとペアリングすることも可能です。
付属のエンドピンジャックはステレオ出力機能があります。
ミニマイクまたは別のトランスデューサーからの出力線をこのジャックのリング端子に接続すれば、ステレオシールドで出力可能となります
このとき、接続する機材で可能なら2ソースの位相切替を試してみてください。 よりよいミックスが得られる可能性があります。

音づくりの超基本


L.R.Baggs M1 Passiveは、そのままでもちょっとアコギっぽさを感じるし、マグネットなのに「ボディタップの音も拾う」という不思議仕様で、本当に使いやすいピックアップです

しかし、EQを少し調整すると、もう少しだけアコギ寄りな音になります
基本的にはこんな感じ
 ・2kHz以上の広域を持ち上げる
 ・1kHz前後の中域を気持ち下げる
 ・300Hz以下の低域はボールピースの調整とも関連するが、基本的には下げる
以下はEQ調整なしと、わかりやすくやや極端にEQ調整をしたものの比較音源です
皆さんの好みはこの両者の間のどこかにあると思いますので、いろいろ調整してみてください!

【EQ調整なし】
【EQ調整あり(やや過剰に)】


私はもう数年、BOSS EQ-200を使っています
 ・10バンドスライダーの設定をグラフィカルに表示してくれたり、
 ・設定状態を127パターンまで保存、呼び出しが可能
 ・とっても低ノイズ
 ・±15dBの音量調整が可能で、ちょっとしたブースターにも 等々
ということで便利に使っております

BOSS EQ-200

音の評価


岡崎倫典さんの「トトラの島」の前半部分のみをM1passiveで弾いてみました
マイクのミックスなどは無くM1passiveのみの音です

リバーブはTC.ElectronicのHALL OF FLAME2を使っています
なんと人生初使用の「shimmer」でありますよ
「こんな飛び道具、一生使うことはない!!」って思っていましたが
確かに幻想的・・・ではあります
ただ、このshimmer、最近ではいろんな機種で使えるようになっていますが
同じshimmerといってもかなり異なるようです
いつか「shimmer特集」みたいな記事も書けたらなって思えてきました

が、・・・いずれにせよアコギソロでは「飛び道具」との印象は変わらず
使える曲は少ないとは思っております(笑)



2022年10月5日水曜日

いまさら感動、エクセルは進化していた・・w

この1ヶ月ほど「とある」エクセルの開発に取り組んでおります
VBAとかはまあいつも通りで何も変わった感じはしないのですが、
今まで知らなかったエクセルシート上の機能や関数にちょっと感動したお話であります

名前付き範囲のスピル


「名前付き範囲」というのは今までも便利に使わせていただいてました
しかし、その値をそっくり他所に貼り付けることが出来る・・・というのにはじめて気づいた

【名前付き範囲の設定と貼り付け】
まず、適当な範囲に名前を設定します(ここでは「範囲1」と設定)


次に任意のコピーしたい場所に算式「=範囲1」と入力すると、「範囲1」のすべての数値が貼り付けられる


単純な値貼り付けと異なるのはここからですw
元範囲内の値変更は貼り付け先にも自動的に反映されるという・・・素晴らしいw


MINIFS関数


MIN関数は「範囲内における最小値を求める」関数です
しかし、「0(ゼロ)」の取り扱い方法によっては結構ややこしい関数でした

【MIN関数で空白は無視されるが・・】
MIN関数において範囲内に空白がある場合は無視されます


【MIN関数で「0」は無視されない】
しかし、範囲内の「0(ゼロ)」は無視されないので戻り値は「0」となります


【しかし「0」を無視したい場合もある】
場合によっては上記で良い場合もあるのですが・・・
空白や「0」が単に欠損値である場合には「0」を除いた最小値を得たい場合があります
これまでは、SMALL関数とCOUNTIF関数の組み合わせなどで対応しましたが、
MINIFS関数が登場して、やたらと簡単明快になりました
MINIFS関数は「条件付き最小値」を求めるものです
「範囲内のゼロでは無い値の最小値」が簡単に求められます


【複数条件の設定も可能】
A列の値が「徳島」の場合で、かつ「0を除いた」最小値という複数条件設定も簡単!!


ちょっと問題も


とっても便利なんですが、上記は両者とも「新しい機能」らしい
便利な一方で「旧版エクセルでは使えない」というデメリットもあるわけです

今日紹介した機能は基本的にWindows版ではExcel 2021/2019とMicrosoft 365のExcelのみの対応となっているようで、今になってちょっとドキドキしてきたのは・・・

喜んで使ってみたものの
発注者に「新しいエクセル買ってくれ!」と
いつ言ったものか

ってことであります(^0^;)
自分用のエクセルならどんな新機能を使おうがかまいませんが、
委託開発の場合は、旧エクセルとの互換性に十分注意が必要だなと
そのためには「使いたい機能や関数がいつ時点で追加されたのか知っておかないと」という
反省材料にもなったのでありました