2022年1月31日月曜日

アコースティックギター弦のお話

星の数ほどあるアコギ弦
種類の豊富さもですが、弾き手の好みや演奏ジャンル、ギターとの相性などもあって
これが一番とはなかなか言い切れません
しかし、そんなだからこそ色々試してみたくなるし、
機材と違ってお財布ダメージもなんとか許容範囲内・・・それが、アコギ弦であります

ひたすら試した、あの頃w


先日「ソロギター9周年」という記事を書いたばかりですが、
最初の3,4年くらいでしょうか、いろんな弦を試しまくっておりました
本ブログの「弦レビューページ」に書いてるものだけで45種類
もちろん、レビューしてない弦もあるので、軽く50種類以上は試したことになります

2014.8頃撮った写真です

このことは、使い終わって捨てた弦の量からもよくわかります
ちょうど2年ほど前になりますが「ギター弦の廃棄缶、4年後(完結編) 」を書いています
それによると、弦の消費量は、
 ・2015.8~2016.7:32セット
 ・2016.8~2017.7:18セット
 ・2017.8~2018.7:22セット
 ・2018.8~2019.7:6セット   4年間計:78セット
となってますが、2015.8というとソロギターをはじめて3年がすぎたとこです
この年の32セットという数字を見ても、
「弦交換楽しかったんだなあ」と、そして「ギター弾くのが楽しかったんだなあ」と(笑)
モチベーションの低迷に悩む今となっては、懐かしい限りです

それはさておき、消費量の多さはギターの数が多かったことも一因ではありますが
多くの弦を試す為の一番の条件は・・・・・
惜しげも無く交換できること
であります、要はいつまでも良い音では困るということ(笑)
そう考えると、ソロギターをはじめた最初の数年間は、
高価なエリクサーを常用する踏ん切りがなかなかつかなかったことも、
こうして多くの弦を試すことが出来た一因と言えます

「2018.8~2019.8:6セット」と前の年から激減したのは
ほぼ全部のギターにエリクサーを張ったからというわけですが
べつに宝くじが当たったというわけでは無くw
結局は音とコスパがエリクサーで無ければ両立出来ないということに気づいた結果
なのであります

さて、この間にわかったことを列挙してみましょう
 ・弦の音がギターに合う、合わないというのは、確実に「ある」
 ・弦の音が演奏曲に合う、合わないというのは、確実に「ある」
 ・弦の音が奏者の好みに合う、合わないというのは、確実に「ある」
 ・作りの良い弦、悪い弦というのは、確実に「ある」
 ・指の触感で好みが分かれる部分は、きっと「ある」
 ・弦の色で好みが分かれる部分は、きっと「ある」
 ・耐久性(音の保ち)でエリクサーに勝るか同等といえる弦は、「ない」
 ・エリクサーのヌルって触感、キラキラ音が万人受けしてるとは、「言い切れない」
 ・世間でよく使われる「テンション」という言葉・・「よくわからん」

最後の「テンション」という話ですが、
世間一般では「押弦時の固さ」といった意味で使われていることが多いです
しかし、そもそもテンションとは張力(引っ張る力)であります
そして音の高低(弦の振動数)は、
  「①弦の太さ(単位長さあたりの重量)」
  「②振動長(弦の支点間距離)」
  「③張力」の3要素で決定されるので、
同じゲージ、同じスケールであれば、基本的に張力は同じはずです
ですから「この弦はテンションキツいね~」なんてことはないはずなのであります
  ※弦のゲージが010(エクストラライト)のように細くなると
   押弦感が柔らかく感じるのは、同じ音程を得るのに必要な張力が
   減少するためです

しかし現実には、同じゲージでも左指の感触が違うこと・・・ありますね(笑)
私なりの答えですが、こんなことも一因かと考えています
 ・ギターのネックは季節による動くので弦高も一定ではありません
  同じ弦でも弦高の高いときに張ったのであれば左指への弦反力も大きくなり
  固いと感じますし、その逆の現象もありえます
 ・もちろん、同じ弦でも異なるギターに張ったときには、
  弦高の違いにより異なる感触となることは十分に考えられます
 ・メーカーが表示している012や016という弦の太さにも製造誤差はあるのでは?
  例えば1弦が0.012インチのはずが0.0124インチで製造されていたとすれば
  1弦の張力は700gほど増加します(例えば11kgのはずが11.7kgといった感じ)
   ※1 各弦の製造誤差が等しく0.0004インチだとすれば
      張力変化は太い弦ほど少なくなります(6弦だと200g弱)
   ※2 独自の計算なので絶対あってるという自信は・・・「ない」w
 ・私自身の話ですが「弦表面のざらつき」が多いほど「固い」と感じがちです
  同様に「摩擦抵抗が大きくスライドしにくい」弦ほど「固い」と感じがちです

このようなことから「同一ゲージ」であっても左指の感触が異なることはあるのでは
と考えていますが、張力も左指に感じる固さも同じく「テンション」と呼ぶことには
けっこう抵抗があります
とはいえ、指が感じる固さを表現する適当な言葉が無いというのも
その大きな原因ではありますが・・w

そして今の弦事情


【基本的にはエリクサー】
かなりの数のコーティング弦も試しましたが、
エリクサーに勝るものは今日に至るまで、ついにありませんでした
あえて、対抗馬を上げるとすれば「MARTIN LIFESPAN」ですが
保ちはエリクサーの半分といったところでしょうか、音もキラキラして好きですが
お値段がエリクサーとそれほどは変わらないので、ビミョーです
エリクサーについては、
 ・にゅるにゅるが気持ち悪い
 ・音がシャリシャリする、またはやや細い
 ・右指の弾弦によるコーティング剥げが見苦しい
 ・異様に切れる3弦、なにげに弱い1弦
と、アンチエリクサーの意見も多いのは承知していますが
私のソロギタージャンルから意見とすれば、
 ・音は繊細かつきらびやか、012ゲージならパワー感も十分
 ・にゅるにゅるは、スライドのしやすさスキール音の小ささなど、むしろメリット
という感想で、それに驚異的な耐久性を併せて評価するなら、
「唯一無二」かつ「孤高」の存在なのであります
ただし、それは「万能」を意味するものではありません
例えば弾き語りではきらびやかすぎて歌の邪魔になるかも知れないし
ジャズやブルースではもっと甘いトーンが欲しいという意見もあるでしょう
何事も人それぞれ、「自分にとっての最適弦」はたくさん存在すると思います

【エリクサーに頼らざるを得ない我が家の事情】
エリクサーを使うのにはうちの特殊事情も関連しています
20本以上のアコギ・・結局、壁にぶら下がってる期間の方が圧倒的に長いことになります
基本「保管時は弦ゆるめる派」な私ですが、「弦無しで保管」はさすがに出来ないので
保管時も弦は張ってます
しかし、このとき普通の弦だと、新弦張って弾かないまま保管して
半年後、1年後に弾くとき、確実に弦は死んでいます
それに比べてエリクサーは、多少ゆるめて保管していれば何年でも音が持つということ
これが決定的です
実際、うちでは切れるまでエリクサーを使いますが、7年保ったものも存在します
1,3弦はエリクサーのアキレス腱w非常に切れやすいのですが
とにかく、急激なペグ操作をせず、そろそろとチューニングをしてなんとか保たせてますw

【弦の魔力】
しかし、そうはいっても「たまには別の弦も」というのが「弦の魔力」というもの
それに、人の好みだって生涯不変なんてワケもなくw
ときどきの「つまみ食い」がとてもおいしく感じるのは、ギター弾きのサガなのでしょう
最近は、700円と半額以下になってたアニーボールのパラダイム弦にはまりましたが
弦の知識と経験値を増やすためにもつまみ食いは必要だと思います
むしろ、エリクサーにかわるものは無いかと期待さえしてますが
エリクサーの壁は遙か高く、どの弦も未だそれを超えることは無いのでありました・・・

【大量在庫はおすすめできません】
どんなに気を遣って保管しても、わずかであっても、弦は必ず劣化します
その弦の最高性能を期待するなら可能な限り「旬な弦」を使うことが大切で、
そのためには在庫を持たず必要な弦をその都度購入することが最も良い、のですが・・・w

切れるたびに、交換のたびにサウンドハウスでポチるのはめんどくさいし、効率悪い
出来るなら、必要なときすぐ手にできるストックが欲しい
と、まあそう考えます・・・それでも、2セットほど在庫があれば十分なのですが、
安売りのたびに買ってたりすると、こんなことになってしまいます
皆様にはこの状況を反面教師としていただき、大量保管は極力避けていただきたい(笑)
適度なストックは、こんな感じでしょうか
 ・常用弦なら5セット程度
 ・切れやすい弦のバラ弦を少々
 ・つまみ食い弦はその都度注文し、ストックしない
大量在庫は保管も大変です
乾燥剤とともに防湿ケースに入れ、乾燥剤は月に一度はチンして乾燥力を保つ
可能ならば湿度計で湿度管理を行う・・・・ほんと面倒w



2022年1月25日火曜日

MUSIC NOMAD ピン抜き

 ずっと前から欲しくて、もう1年以上サウンドハウスのお気に入り登録にはいってました
満を持して・・??、しびれを切らせて・・ようわからんけど、やっと購入(笑)

MUSIC NOMAD GRIP PULLER


ピン抜きとしてはとてもユニークな形にずっと興味をひかれてましたが
ユニークすぎて躊躇していたという面も、正直否めないですw
このピン抜きがユニークなのは、「PULLER」の名の通り「引き抜く」という作用と別に
「てこの原理で回転しながら抜く」(下の写真左側)という部分にあります
ちなみに、「てこの支点」となるのは、上部にある突起(下の写真)です

使用感等


実際に使用してみた動画は以下のとおりです


上にも書きましたが、「てこの原理」で回転しながら使うとほんとに簡単に抜けます
当然ですが、写真の黒い部分の内部にピンヘッドが入らなければ使えないので
極端にヘッドが大きいピンの場合はダメですが、一般的なブリッジピンならほぼ大丈夫そうです
ただし、この黒い部分の強度が現状でははっきりしないので、
回転によってでは無く、ピンを引っかけてそのまま上に引き抜くというのは、避けた方が賢明のように思います
ピンのすっぽ抜けや、それに伴う黒い部分の破損など思わぬ事故につながる可能性も否定できません


ちょっと変わったユニークなピン抜き、「見て~珍しいでしょ!」的な価値もあるし、
 ・軽い力でピン抜きできる
 ・ブリッジに傷をつける可能性が低い
と、機能的にも優れています

もちろん、すでに別のピン抜きがあるなら、あえて買う必要も無いですが、
「記憶にとどめておいて損はない!」とは言えそうです
臨時収入のはけ口に、ギターライフのマンネリ打破に、必ずお役に立てると思います(笑)

2022年1月19日水曜日

Canon PowerShot SX70HS アクセサリー編

CANON PowerShot SX70HS本体性能を十分引き出すためのアクセサリー群です

K&F Concept 67mm CPLフィルター
ND4フィルター MCUVフィルターセット


まずはレンズ保護ですね
SX70HSの最前面がレンズ面なのか保護ガラスなのか判断つきませんでしたが
いずれにせよ転ばぬ先の杖(笑)
購入目的はUVフィルターだけだったのですが、PLとNDもおまけ?でついてきて2448円
もちろんそんな価格だから、UVフィルターも色かぶり等々難点もあるのでしょうが、
お気楽写真なので、前玉の損傷さえ防げればそれで問題なしです
ちなみに、前回記事の月面写真もUVフィルター装着で撮ってますが・・気に入ってますw

ただし、このフィルターそのままではSX70HSに装着できません
別売のフィルターアダプターが必要となります 


JJC 可逆式レンズフードと
67mmフィルターアタブターリンク キット


上記のフィルターを装着するためのアダプター花形フードのセットです
amazonで1799円!お安いw
実はフィルターアダプターもレンズフードもCANON純正品が発売されていますが
純正品は同時使用できないという不思議仕様(^0^;)
要するにフィルタとフードは同時に使えないということになるのですが・・・

この商品はフードもフィルターも同時に使用可能という優れものです


硬度9H 強化ガラス【3枚】for Canon


液晶も一応保護してあげないと!amazon価格は1119円、3枚入っててこれは安い!
ガラス製なので気泡の入る心配も無く貼り付けも簡単です
ただし、微少なホコリも綺麗な貼り付けの妨げとなるので、そこだけは十分注意です
もちろんサイズもぴったりです!!


Photoolex T710C
キヤノン用タイマー機能付きリモコン


2秒タイマーを使うという手ももちろんありますが、超望遠撮影にはやはり必須です
それにこのリモコン、タイマー動作には電池が必要になりますが
単にレリーズとして使うだけなら電池も不要!!
amazon価格は2199円とちょっとお高いけど価値はあると思います
コードが2本ついているのは端子形状の異なるCANONカメラに対応するためです
このおかげで手持ちのEOS 5Dmk2なんかにも使えてしまいます


LP-E12 LPE12 互換バッテリー 2個
 + USB LCD 充電器 キット


互換電池と充電器のセットです、amazon価格は2399円
お散歩スナップ程度だとSX70HSの電池の保ちが意外に良いので、必要性は微妙ですが
SX70HSには電池の本体充電機能が無いので、まあ「お守り」的な感じで買ってみました
互換バッテリーの性能も充電も今のところ全く問題なしです
一度の撮影で150~200枚程度、かそれ以上撮るのであれば持ってて損はないと思います



これだけ買って、総額は9964円・・・
なんだかカメラから離れてる間に
いい時代になったものだなぁと感慨深いですw

2022年1月13日木曜日

Canon PowerShot SX70HS 本体編

昨年末CANON G7X mk3を買ったばかりですが・・・w
amazonで、中古良品、箱無し、付属品有りを5.2万円で購入~!


Canon PowerShot SX70HS


G7X mk3も本当に良いカメラなんですが、やはり望遠性能は物足りません
しかし、よく考えてみれば1台で望みのすべてをかなえるというのはどだい無理な話です
高価な一眼レフでも用途に応じてレンズ交換するわけですし
コンデジ1台で何もかもOKなんてあるわけがないw

しかし、天体やたまには野鳥なんかも撮ってみたいんだけど、ということで、
望遠撮影にどう対応するかをいろいろ考えたわけですが、ネットでいろいろ調べてると
手持ちの一眼レフ+望遠レンズよりももっと高倍率のコンデジがあるとわかってきました


SX70HSは、「光学65倍ズーム」で35mm換算で21mm-1365mmの幅広い画角に一台で対応します
また、デジタルズーム領域でプログレッシブファインズームを使用すれば、高い解像感を保ったまま130倍(2730mm相当)までズーム撮影が行え、なおかつ2000万画素という高解像マシン!
それに比べて、手持ちの一眼レフ+望遠レンズでは2xテレコンを使っても500mm×2=1000mmが限界、しかも大きく重いため取り回しも良くありません
超高倍率&高画素でしかも軽量コンパクト、加えて発売から3年くらい経ってるので、中古も豊富で値段もこなれてる・・・パーフェクトであります!(笑)

ちなみに、超高倍率コンデジにはNIKON COOLPIX P1000というモンスターが存在します
望遠性能は明らかにP1000が勝るのですが、とにかく大きいし約1.5kgと重量級
そしてなんといっても価格はSX70HSの2倍以上!、さすがにあきらめましたw

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 ■カメラ部有効画素数/総画素数    約2,030万画素/約2,110万画素
 ■センサーサイズ・タイプ    1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型)
 ■レンズ焦点距離    3.8(W)-247.0mm(T)
          21(W)-1365mm(T)[35mmフィルム換算]
 ■開放F値    F3.4(W)-F6.5(T)
 ■光学ズーム倍率    65倍
 ■デジタルズーム倍率 約4.0倍
 ■プログレッシブファインズーム(ラージ時)    約130倍
 ■撮影距離(レンズ先端より) オート:0cm~∞(W)/1.8m~∞(T)
                マクロ:0cm~50cm(W)
 ■ファインダー 0.39型カラー電子ビューファインダー(約236万ドット)
 ■液晶モニター 3.0型TFTカラー液晶(約92万ドット)
         視野率:約100%、バリアングルタイプ
 ■フォーカス制御    TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス
 ■測光方式 評価、中央部重点平均、スポット
 ■露出補正 ±3段(1/3段ステップ)
 ■ISO感度(推奨露光指数)    オート、ISO100-3200
 ■ホワイトバランス オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球
           白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル
 ■シャッタースピード 1~1/2000秒 オートモード15~1/2000秒
 ■絞り F3.4-F8.0(W)、F6.5-F8.0(T)
 ■ストロボ 内蔵ストロボ(調光範囲) 50cm~6.5m(W)、1.8m~4.0m(T)
 ■光学手ブレ補正効果 静止画IS時:5段(350mm)
 ■セルフタイマー 切/約2秒後/約10秒後/カスタム※1
 ■連続撮影 ワンショットAF時:約10.0枚/秒(約57枚まで)
 ■記録関係 ファイルフォーマット    DCF準拠、DPOF(Ver1.1)対応
 ■記録媒体 SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード
 ■静止画    JPEG(Exif2.31)RAW(14ビット、CR3)
 ■動画 MP4[映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:MPEG-4 AAC-LCステレオ]
     4K:3840×2160(30fps:約120Mbps)
     フルハイビジョン:1920×1080(60fps:約60Mbps/30fps:約30Mbps)
     ハイビジョン:1280×720(60fps:約26Mbps)
 ■表示言語 日本語、英語
 ■起動時間 約1.1秒
 ■インターフェース 有線 Hi-Speed USB (Micro)
           HDMIコネクタータイプD、マイク入力端子
           Wi-Fi/NFC 対応/非対応
           Bluetooth low energy 技術 採用
 ■電源    専用リチウムイオン充電池(LP-E12)[充電時間:約120分]
 ■大きさ(幅・高さ・奥行き)(CIPA準拠)    127.1 × 90.9 × 116.6mm
 ■質量 約610gバッテリーおよびメモリーカード含む/約574g本体のみ

良いところ
【超望遠撮影】
なんといっても光学ズームだけで1365mm(35mm換算)という超望遠撮影できる点、これにつきます
そしてプログレッシブファインズームを使えば、なんと2730mm・・・
もちろん、それだけ望遠となると、いくら手ぶれ補正が優秀でも手持ち撮影では失敗写真を連発という難しさはあります
しかし、「十分注意すれば撮れる」のと「どう頑張っても撮れない」は大違いです
これだけ軽量コンパクトなカメラで驚くべき望遠性能というだけで価値はあります

【広角端の画角が広い】
逆に広角側が21mmというのも実は地味にありがたい
コンデジの広角側は24mmというのが多いのですが、それよりさらに広角というのは貴重!
広角端で数mm違うというのは実はかなり大きなメリットです

【めちゃくちゃ寄れるマクロ】
そして、被写体にくっつくまで寄れるというマクロ性能・・・もう笑うしか無いです

【小型・軽量】
手のひらにのるサイズ、600gという軽量、これに伴う取り回しの良さ!
はっきり言いましょう!
たしかに、一眼レフにバズーカ並みの望遠つけてる姿は超格好いいですが、しかし・・
そんな装備の時は当然一脚か三脚も同時に持ってるわけで
重いわ、かさばるわ、総額100万近い機材への気遣いで疲れ果てるわで、
そのうち持ち歩かなくなること請け合いであります
小型軽量、加えて安価という「性能」は、目立たないですが素晴らしいことなのです

【CANONコンデジの共通した操作系】
すでにG7Xmk3を使っていたので、操作系もほぼ迷うこと無く使えますし
PCへの画像転送※)やWEBカメラ化といったアプリも共通で使えます
CANON信者というわけではありませんが、そういった共通性というのはありがたいことです
 ※PCへの画像転送アプリはカメラとPCが1対1対応である必要があるので、
  G7Xmk3とペアリングしたPCとは別のPCを用意する必要があります

いまひとつなところ
【ISO400以上は・・】
暗所に弱いといいますか、ISO400以上は画質が荒すぎてほぼ使えません
ISOの最大値を200までに設定するしか無いので暗いシーンは避けた方が吉と言えそうです

【基本画質もちょっと・・】
SX70HSとG7Xmk3は「DIGIC8」という同じ画像エンジンのはずなのですが
見た感じSX70HSの方がレンジが狭いといいますか、どこかのっぺりした感じを受けます
色の深みというのでしょうか、それが少し前のコンデジ画質って風に感じてしまいます

【タッチパネルじゃ無いんだ・・】

液晶画面のタッチ操作は「邪魔!」ってこともあるんですが、やはりあると便利
タッチ操作の有効/無効を切り替えられる液晶だったらなあ~!って、そりゃ思いますw
操作の多いwifiの初期設定とかもですが、
ピント範囲のタッチ指定とか「液晶さわりた~い」と思えるシーンは意外に多いです

【手ぶれ防止も超望遠では万能では無い・・】
「良いところ」でも書きましたが、超望遠では65xの光学ズームmaxの時でも手ぶれ防止機能は万能ではありません
当然ながら、その2倍のプログレッシブファインズームではカメラを支える「何か」が必須!
手持ちならば、脇を締める、身体を木やフェンスや何かで支える、息を止めるw等々、工夫が必要ですし、可能ならやはり三脚か一脚が欲しいです
5段分という優秀な手ぶれ防止機能も1000mm超の超望遠の世界では万能ではありません

【ちゃっちい・・笑】
プラスチックボディはさすがにチャッチイ!
しかしそのおかげで軽量・・・難しいところだけど軽量のメリットも大きいのでやむなし!
高級感とは縁遠いですが、その分気兼ねなく使えますw

【他にもいろいろ・・笑】
そりゃもう「欲を言えばキリがない!」のであります
しかし冒頭でも書いたように、何もかも1台で済ますなんてことはほぼ無理なのです
2,3台のカメラをそれぞれの得意分野を活かしながら使うのも「賢い使い方」と言えるのではないでしょうか
現在、私のカメラは5台体勢(常用はSX70HSとG7Xmk3の2台体制)です

超望遠の世界
まずはどのくらいの拡大になるのかを見ていただきましょう
以下すべてトリミング無しのJPEG撮って出しの画像です


上の写真の中央付近に赤の丸で囲った黄色の物体があります
(写真をクリックして拡大してみてね)
これ空港監視レーダーなのですが、それを同じ位置から望遠で狙ってみます
手持ち撮影ですが、まあ我慢の限度内程度には写ってますw


さらに、デジタルズームの最大値まで伸ばしてみます
手持ちではブレブレになってしまいますが、まあ「なんとなく」は写ってますね(笑)
ブレ方もCMOSセンサーなのにCCDのようなゆがみ方に見えますが、これもデジタルズーム独特な現象なのでしょうか
水面上すれすれの望遠のため、水蒸気の揺らぎの影響もあるかもしれません


【野鳥撮影】
20mほど離れた冬の使者マガモの雌、光学ズームの範囲内なので荒れの少ない写真です
人の気配に必死で逃走しておりますw


50mくらい離れたところを飛翔中のカワウです
動体撮影は苦手とするSX70HSですので「偶然撮れた」感は否めませんが・・・(笑)
手持ち撮影、光学ズーム端です


【月面撮影】

さすがにこれは三脚とレリーズを使用
初めての月面撮影でしたが、昼間の月は輝度差の大きい夜間の月より撮りやすいかも
これまで一眼レフ+500mm望遠で撮ってもどうしても写らなかったクレーターがくっきり!!
いやはや、これが中古5万円のコンデジ(ネオ一眼とも言われます)でとれてしまうなんて・・感動です
ちなみに撮影時刻は16時、月の高度は約45度
高度が高いほど地表付近の空気の揺らぎの影響が少ないように思います
気温も低かったので、総合的に撮影条件はかなり良かったものと思われます
まずは、光学ズーム端から
撮影後にレタッチソフトで、ガンマ=0.7、コントラスト上昇の補正をしています

次にプログレッシブファインズームでさらに寄ってみます
レタッチ条件は上の写真と同じです
いやいや、デジタルズームも十分綺麗!!!もう大満足です(笑)


マクロ&超広角の世界
【マクロ撮影】
キーホルダーを撮影してみました
レンズフードがくっつくくらいだから2~3cmの距離でしょうか
あまり良い作例ではありませんが、ご参考程度に!


108mm 1/128 F5.0 ISO200

【超広角撮影】
お正月で賑わう四国八十八箇所一番札所「霊山寺」の灯籠群を撮影してみました
暗所ですが、露出補正を-1.67としたことで、ざらつきが「つぶれて」目立ちません
手持ちですが、手ぶれ補正機能のおかげでで1/24というシャッター速度でもあまりブレなく撮れました
本当は大塚美術館のシスティーナ礼拝堂を撮りたかったんですが・・・入館料が(笑)
まあ、しかしこの灯籠群でもある程度パース感が出せたかなと思います


21mm 1/24 F3.4 ISO200


21mm 1/25 F3.4 ISO200


さて、すでに枯れ果てたと思っていた写真への興味
まさか再燃ってことはないと思うのだけど
趣味とは呼ばない範囲のユルさで
楽しんでいけたらと思う
「才能のカケラも無い」と悟って
あきらめてしまった写真・・
突き詰めるのはもうしんどいけど
楽しい部分もあったねと、ちょっと思い出したw

次回は、同時購入したアクセサリーのご紹介です
お楽しみに!


2022年1月7日金曜日

エンドピンジャック専用レンチ

アコギを弾いている方でも、もしかすると一生縁がないかも知れないお道具ですが
ピックアップ交換をご自分でされる方には救世主的なアイテムであります


ALLPARTS LT-1400-023
Bullet Guitar Jack Tightener


全長5cm強(53mm)という、ミニサイズのレンチです
正直いえば、私の興味は「ほんまに使えるんかいな??」という好奇心であって、
効果を期待する部分がゼロとは言いませんが「当りならラッキー!」程度のものでした

購入はサウンドハウス、価格は1880円(税込)です


エンドピンジャックの取り付け(従来)


エンドピンジャックに化粧カバーを取りつける前はこんな感じになってます
シールドを差し込むエンドピンジャックの根元に六角ナットが見えていますが
これを締め付けることでエンドピンジャックがギターにしっかり固定されます


しかし、六角ナットを単純にスパナやプライヤで回しても、
ジャック部分も一緒に回ってしまい、なかなか上手く締まりません
下手すると、ジャック部分が回転してしまうせいで、
内部配線まで変にねじれたりと断線の火種となる可能性も否めません


その対応として、ジャックに開けられた穴(ほぼ全てのエンドピンジャックにあります)に
金属棒を通してジャック部分の回転を止めつつ六角ナットを締める必要があるのですが、
厚みのあるスパナだと、穴にとおした金属棒とスパナが干渉して締められません
そこで、六角ナットの締め付けにはプライヤを使うことが多いのですが
それはそれで、ギターに傷がつかないかといつもヒヤヒヤするし、
スパナと違って「トルク感」が感じられないので、どのくらい強く締めたのかわかりにくい
その結果、締めたつもりでもしっかり締まってない、なんてことも起こります


しかし、この締め付けがしっかりできていないと、こんな不具合が起きます
 ■エンドピンジャックがすぐにゆるんでぐらついたり回転したりする
 ■ギターによっては緩みが異音につながる場合がある
  (弦がビビるのと似たような音)
そんなわけで、この六角ナットの締め付けには「上手くいった」との実感が湧かず
私にとっては、ちょっと苦手な作業となっていました

しかもです・・・・この作業は一度で終わる保証が無い(^0^;)
ジャックのとびだし長さが、長すぎず短すぎずというちょうど良いところを探すため
けっこう試行錯誤することがあるためです

Jack Tightenerの使い方


まずは六角ナットを指で締められる限度まで回します
その後、Jack Tightenerの先端をジャック部分にあてがい、
押しつけるように力を加えます(これでジャックの回転を阻止します)


後は、Jack Tightener外側の六角レンチ部分を六角ナットにあわせ
レバーを使って締め込みます
六角ナットは12mmの規格品ですので径があわないってことは起こりませんw


いやいや、そんなので上手く閉まるわけ無いやろ!と最初はほんとに半信半疑でした
しかし、これが不思議なことに結構上手く閉まるのです
キツネか狸にばかされたような気分ですが、事実上手く使えてます

このJack Tightenerは、本来フェンダーのエレキのような「埋め込みジャック」の
締め込みに使われるもののようです
この場合は埋め込みのための座繰り径との干渉問題もあるようですが
アコギの場合は使用に当たって干渉するものは何もないので、より使いやすいです


サウンドハウスさんのHPから拝借しています

しかし逆に言えば、エレキの埋め込みジャックでは「必需品」でも
アコギでは「金属棒とプライヤでなんとかなる」ことで必要度は下がるのですが
このお手軽さ・・・・やめられない(笑)

問題があるとすれば・・


まずは、ジャックの回転防止のキモとなっている先端部分が
いつまでその機能を保持できるかということでしょう
年に数回しか出番は無いと思うので、摩耗はそれほど心配してないのですが
とりあえず、成り行きを見守るしかなさそうです

そして、最大の問題・・・それは価格(笑)
手にとって見ればきっと思うことでしょう

何でこれが1900円もするんや~~~!!💢


2022年1月1日土曜日

2022年 明けましておめでとうございます!

 皆様、明けましておめでとうございます

「今年」私にとってはどんな年かと言えば
”高齢者”の仲間入りの年
年金がちょっぴりだけど増える年(笑)

ギターに関しては・・
もう、目標を口にするのもおこがましいが、
とりあえず「やめない」としときましょう

さて、寅年は波乱の年といわれることもありますが
「コロナってどこ行っちゃったの?」
なんて波乱なら大歓迎!
想定外の喜びや幸運
皆様にもたくさん訪れますように!
 
-2021年の振り返り-

順位 タイトル PV
1
3,890
2
2,734
3
1,537
4
1,264
5
1,208
6
1,063
7
1,052
8
869
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114
18
108
19
101
20
91




ちちょっと意外だったのは
サントリーオールドCM曲 「夜が来る」
まさかの年間2位w
しかし「どんな記事に需要があるかわからない」ってことは
ブログを続けるモチベーションでもある

そして9位の「コンタクトPU自作実験」
ハムノイズがひどくて全く出番が無かったが
大晦日、久しぶりに使ってみたらノイズ無し!えっ?w
そういえば、使ってない間にパソコン新調したんだっけ
前のパソコンがノイズ原因だったんかな
なんてこと考えながら、
元日の時間がゆっくりすぎていくのでした