2018年11月29日木曜日

エリクサーの偽物弦、その後

ついに張るときがきたよ(笑)
まあ、偽物らさしさを随所に見せてはくれているが、意外に良い音だったのである~!




指板がばっちいのは、目をつぶっていただきたいw
いまさら偽物を云々しても始まらないとは思うんだけど、
フェイクのエリクサーはかなり出回ってるみたいなので、
不幸にも遭遇してしまった方への情報提供ということで、これまでのことも踏まえて
ちょっと書き残しておこうと思います

ただし、エリクサーのニセモノが1種類だけってことも無いでしょうから
あくまで私の場合のこととしてみていただければ幸いです

【フェイクポイント①】

パッケージには「NANOWEB 12/53 #16052」と明記されてるのに「CUSTOM LIGHT」と書かれてる
(本来はLIGHTです)
またパッケージの裏には、なにやら中国語のシールが貼ってある


【フェイクポイント②】

もしかしたら軽くコーティングされてるのかも知れないが、
エリクサー本来のヌルヌルした独特の感触はほとんど感じられない

【フェイクポイント③】

プレーン弦、特に2弦で顕著だったが、
袋から出して弦を伸ばしてみても、強烈に巻癖が付いていて、クルクルカール状態(^_^;)
これはいろんな弦を試した私にも初めての経験でした

【フェイクポイント④】

各弦ともとにかく短い(笑)、ペグポストへの巻き付けを2、3回もすれば限界かなあ
ニッパーで巻いたあとに余った弦を切るんだけど、切った長さは数cmしかない

【フェイクポイント⑤】

プレーン弦がマグネットPUに反応しない、オーマイガァ!!
反応しにくい、のでは無くほぼ全く音を拾わないってことは、アルミ弦ですか?
まあそんなことはないのでしょうが、一体どんな材質なのでしょうか
上記のポイント③で書いた、クルクルカール状態で材質に一抹の不安はあったのですが
まさかこんなところで悪さするとは(笑)
ただし、生音的にはやや軽い音ってかんじはあるもののそんなに悪い音には聞こえない
たまたまマグネットPUにギターに張ってみたのが不運だったが
アンダーサドルのPUとかだと結構いけるのかもしれません





さて、さんざんなことを書いたけど、冒頭で書いたとおり「音としては悪くない」のがまた・・・
ニクイ弦であります
そして、張ったあとの伸びも極めて少なく、チューニングの安定が比較的早いのも好印象です

まあ、録音してまで聴いていただくほどの音でも無いですが
適度にきらびやかさがあって、音伸びも良い
これで耐久性があれば、マグネットPUは鬼門としても、そこそこ使える弦です
弦交換からまだ4日くらいなので油断はできませんが(^_^;)
今のところ、変色の兆候も無く元気な音を聴かせてくれてます

録音はやめとこうと思ったけど・・・きっと今後ニセモノに遭遇する機会もないことでしょうから
やっぱり記録のためにも残しておこう(笑)
ZOOM Q8の内蔵マイクで録っただけの音ですが、
エアコンも加湿器もフル稼働中につき、ノイズがかなり大きいのでご注意ください



しかしこうして聴いてみると、もう6弦のへたりは始まってるかも知れませんね
過大な期待は禁物と言うことで(笑)

2018年11月25日日曜日

楽譜「ギター・ソロで奏でる演歌」

今はもうやっていないのですが慰問ライブで重宝するかと思い、購入



 でも、34曲も収録されているのに、実際に弾いたのは「酔歌」ただ1曲
まあ、私にはよくあることですけど(笑)

慰問ライブ用に購入というのは、その通りなんですが、
実際は、youtubeを徘徊していてたまたま「酔歌」の演奏に出会ったのが
最初のきっかけでした
そこにはどの楽譜で弾いているのか、オリジナルアレンジなのか書かれてはいなかったのですが
たまたまこの本を購入してみて、「あ、同じや~」となったのでした

他の曲はまだ練習もしたことが無いのですが
酔歌を弾いてみて、簡単なアレンジなんだけど結構良い感じ!と思っています
難易度は高くないんで、弾くのは容易です
ただ、逆に単純なコードの繰り返しなので、「一体今どこ?」的に間違いやすい部分もあります

慰問に向けて練習中の音源が残ってましたので、晒しておきましょう(笑)
あくまで練習ですのでね~~、たくさん間違ってます




購入前からわかってたことでしたが、模範演奏CDが付いてないとやはりつらいですね
ほとんどの曲はメロディも知ってるし、大丈夫だろうというあまい考えでしたが
練習の参考にも必要ですし、音源を聴いて弾きたい曲を探すのにも役立ちますから
やっぱりCD付きの楽譜・・・買うべきでした(笑)

2018年11月21日水曜日

コンデンサーマイク JTS TX-9

友人のギター録りマイクを探してます
安くてまずまず音の良いのはないものか・・というわけで、
手持ちから引っ張り出してきたのが、この「JTS TX-9」です
 

     ■コンデンサーマイク
     ■単一指向性
     ■周波数特性:60Hz-18kHz
     ■出力インピーダンス:400Ω± 30 %
     ■感度:-70dB* (0.32mV)*0dB=1V/μbar
     ■出力コネクタ: XLR3ピン(オス)
     ■電源:ファンタム電源9-50V、またはアルカリ単3電池
     ■サイズ・重量:径28mm、長さ187mm・178g (グリップ部径24mm)
     ■付属品:マイクケーブル(XLR3ピン(オス)-XLR3ピン(メス)、4.5m)、
      マイクホルダー(5/8インチサイズ)、変換ネジ(3/8-5/8インチサイズ)

JTS TX-9

JTSは、1982年に台湾で設立されたマイクや、ヘッドホンのメーカーですが
「安くてそこそこ良いのってない??」思ったとき、必ず私の頭に浮かぶほど、
お財布に優しい製品を数多く発表しています
しかし、ただ安いというだけでは無く、コスパに優れた製品も多いので
実は私もマイク、ヘッドホン等数点購入しています

ところでこのTX-9、サウンドハウス価格は、現在4,298円
コンデンサーマイクとしては、格安な製品でありながら、極めて高評価(サウンドハウス)です
しかし、うちでは「気むずかしいマイク」としてあまり出番がありませんでした

その原因は・・・・

【①接続機器によってはノイズを発生する】

このマイクはコンデンサーマイクですのでファンタム電源の供給が必要です
そのためにはマイクプリアンプやオーディオI/Fのような機材が必要になるのですが
うちの環境では、接続機器によってはノイズを発生するという結果になりました

 ・BEHRINGER MIC2200⇒ジーっというかなり大きなノイズ発生
 ・ZOOM A3⇒ノイズ発生せず
 ・TASCAM US-42⇒MIC2に差した状態でMIC1のファンタム電源を切ると
              かすかに「プップップッ」という断続的なノイズ発生
              MIC1のファンタムがオンの場合はノイズ無し
 ・TC-HELICON VOISELIVE2:ノイズ発生

この現象が何に由来するのか定かではありませんが、
残念ながら、少なくともうちのTX-9に関しては何に差しても大丈夫的なマイクでは無いことが
長らく防湿ケースの肥やしとなっていた原因であります
幸い、メインで使用を考えているTASCAM US-42では、
MIC1,2のファンタム電源がともにオンの場合はノイズの心配なく使えると言うことで
かろうじて活路を開けそうな気配ですが
この状況ではとても安心しては使えないです

  ※)もちろん、うちのTX-9に固有の症状かも知れないのでTX-9全部がそうなのかは不明です

【②出力(感度)が小さい】

実際に使ってみた感覚で言うなら、ダイナミックマイクよりも小さいと感じます
ただ、上記①の接続機器由来のノイズさえ無ければ
TX-9自体のノイズレベルは極めて小さいく、足りない感度は機器のゲインで稼げばよいので、
それほど大きな問題ではないのですが
私の中では感度の小さいマイクはどうしても使用にブレーキがかかってしまいます


接続機器由来のノイズ対策

それは「TX-9を電池駆動にする」ということ

TX-9は、ファンタム電源だけで無く、単3電池でも使用可能なマイクです
以下はサウンドハウスで配布しているTX-9の電池交換マニュアルですが
このように電池で電源供給すると、かなりの確率で接続機器由来のノイズは回避できそうです
うちの場合だと、TASCAM US-42での上記の症状は完全に無くなりました

ただし、電池での使用は正直面倒くさい(笑)
マイナスネジが小さいので精密ドライバーが必要だし
このネジはマイクユニットに付いてるので、戻すときにボディの穴と合わせなければいけない
もう少し簡単な電池交換なら良いのですが・・



音質

お値段を考えると、悪くはありません
ややこもり気味な部分も無いわけではありませんが、
コンデンサーマイクらしい繊細な感じや、そこそこの解像感もあるように思います
スモールダイヤフラムですが、低域もそれなりに頑張っています

以下は、MORRIS SS-101の生音をTASCAM US-42経由でPC録音(AUDACITY)したものです
生音と、生音録音後に軽くリバーブを加えた2種類の音源を作成してみましたので
ご参考にしてみてください

録音後に気付いたんですが、弦が3年以上張りっぱなしのエリクサー(^_^;)
もう少し元気のよい音にしたかったんですが、そこは割り引いてお聴きください~~(笑)


【生音録音】


【生音録音後にリバーブを付加】






2018年11月17日土曜日

ギターシンセサイザー Roland GR-33

いつ買ったんだっけ・・・GODIN とセットで買ったのは覚えてるんだけど

ところで、皆さんはギターシンセサイザーという機材はご存じでしょうか?
ものすごーく噛み砕いて言うなら
「ギターからギター以外の音を出すための機材」
ってことになるんですが、なかなかその範疇だけでは上手く説明できない、というより、
私ごときでは説明できるほどには使いこなせていない、摩訶不思議な機材であります

今日は手持ちのシンセ、GR-09、GR-33の中からGR-33をご紹介しますが
ギターシンセサイザーの大まかな説明は以下をご参考にしていただければと思います



Roland GR-33

はっきりした発売時期は不明ですが、前身のGR-30が1996年、後継のGR-20が2004年ですから
2000年前後の発売となります


【GR-33でできること】 ※マニュアルより
 |
 |● 通常のギター演奏と同じ感覚で、384 種もの膨大なシンセ・サウンドを自在に操ることが
 | できます。
 | → シンセ音のみで、あるいはギター音にシンセ音を重ねてソロをとったり、両者を
 |   切り替えても鳴らせます。
 | → 和音で演奏すれば、シンセならではの壮大なアンサンブル・サウンドが表現できます。
 | → エレクトリック・ギターから他の楽器(アコースティック・ギター、ベース、オルガン、
 |   管楽器、民族楽器・・)に持ち替えることなく、瞬時にそれらの音に切り替えられます。
 |
 |● 金属弦で、GK-2A(ディバイデッド・ピックアップ:別売)が正しく取り付けられるもの
 | であれば、アコースティック・ギターとの組み合わせでも使えます。
 |
 |● 2 種類のシンセ音色を重ねたり、各弦に自由に割り当てられる他、
 | 音の明るさや立ち上がり、ギター音との音の高さの差などを細かく調整して記憶させて
 | おくことができます。
 |
 |● シンセ・ハーモニスト機能により、ギター音にシンセ音で(またはシンセ音同士で)
 | あらかじめ設定したキーの美しいハーモニーをつけることができます(P.80)。
 |
 |● 内蔵のアルペジエーターにより、様々なアルペジオ効果を得ることができます(P.76)。
 |
 |●シンセ音用のエフェクター(リバーブ系、コーラス系、マルチ・エフェクト)を搭載、
 | 豊かな広がりが得られます。
 |
 |● 2 種類のシンセ音をステレオ(左右)に振り分けて鳴らしたり、1 ~ 6 弦に対応する
 | シンセ音を左から右に順に並べて発音させるなど、様々なシンセ音の定位(パン)
 | が得られます。
 |
 |● 本体の4 つの音色切替ペダルは、ワウワウ風やアーミング風など、様々な効果を得る
 | ためにも使えます。
 |
 |● エクスプレッション・ペダルが装備されているため、音量や音の高さ等まで、
 | 様々な変化を本体のみで得ることができます。
 |
 |● ギターの演奏をMIDI 情報に変換し、外部音源を鳴らすこともできます。
 |
 |● MIDI シーケンサーの入力用に使えば、鍵盤では再現しきれないリアルな撥弦楽器
 | パートや、表現に富んだメロディ・パートを作成できます。
 |
 |● ギター・チューナーを搭載、すばやく正しくチューニングできます。

使用可能な音色

元のギターの音を、どんな音に変えて出力できるか、という意味ですが
なんと384音色、すごい!!
しかし、これらの音を使うには、「パッチ」と呼ばれる各種設定をひとまとめにしたセットに
組み込まなければなりません
正直言って、128ページもある説明書を読むだけでも至難の業なのに、
それを理解して自分のパッチを作成するなど・・・私には不可能
なので、買ってすぐに白旗(笑)
結局、以下のリストにある384音色を使ってあらかじめGR-33に組み込まれた
「プリセットパッチ」を使うことになります


プリセットパッチ

使用可能な音色と、演奏上の様々な設定をひとまとめにした「パッチ」は、
自分で作成することも可能ですが、
GR-33には最初からプリセットとして128パッチが用意されています
その中で、私が「使えそう」とか「面白い」と思ったものをピンクで示してみました

128種類もあるとは言え、飛び道具的なものも多く含まれてますし
使うにはそれなりの演奏テクニックを必要とするものもありますから
使えそうなのはそれほど多くありません

なお、私の用途からすれば、ソロギターか弾き語りなわけですが
ソロギターではちょっと使えそうなものは見当たらず、
以下のピンクも弾き語りを前提として選んだものになります



パッチのサンプル

いろいろ説明されるよりも聴いてみるのが早い!、ですよね~w
上のピンクの着色の中からいくつかサンプル音源を作ってみました
使用したギターはGK対応のGODIN ACS SLIM(ナイロン弦)です

使いこなすだけのスキルが無いので、かなりいい加減なサンプルで申し分けない~w

【A11 JAZZ SCAT】
その名の通り、人の声によるスキャットです
案外、使える範囲が広いので、弾き語りにも十分使えるのですが
今回はソロギター(押尾コータローさんの黄昏)のバックに使ってみました
黄昏の主旋律はナイロン弦のギター音をそのまま使用しています
曲の全編にわたって使用するのは無理がありますけど
ライブのオープニングなど「つかみはOK!」的な使い方だと威力を発揮するかも知れません(笑)



【A21★12ST GUITAR】
「★印」があるのでオートアルペジエーター機能が組み込まれたパッチということになります
12弦ギターの音がLチャンネルから、アルペジオのおとがRチャンネルからでる設定です
アルペジオと言っても、単にコードをじゃらーんって弾き下ろすだけで
まるで「ホテルカリフォルニア」のようなアルペジオが勝手に流れてきます
ただ、この設定とテンポだとあう曲がかなり限られてくるのですが、
今回は中島みゆきさんの「ひとり上手」の弾き語り伴奏として使用してみました
私はコードを弾き下ろすだけ、あとはGR-33がやってくれています
元のギターの音は一切使用しないで、GR-33の音だけで弾き語ってみました
でも、最初はよかったんですが後半は歌が走ってアルペジオが置いてけぼりという
めちゃめちゃな事態となっておりますが(笑)



【B21 ALTO SAX】
サックスの音です、でもコード弾きしてしまうとサックスらしさが一気に無くなってしまうので
今回はサックスらしく単音勝負です
本来、サックスのような管楽器(トロンボーンは除く)ではスライド音はできない(と思う)ので
それらしく、音程の変わりをはっきり区切ることがサックスらしくするコツのように思うのですが
ちょっとつまらない感じになりがちなので、ここではあえてスライドも入れて見ました
曲はアメージンググレースです
ビブラートなどは割と上手くできたかなって思ったりして(笑)
これも、元のギターの音はミックスしないでGR-33のサックス音だけで弾いています



【C12★SHAMISEN】
三味線の音です(★印があるのでオートアルペジエーター機能付き)
いや~~~、面白いとは思うんだけど、どんなシチュエーションで使って良いのか(^_^;)
今のところ弾き語りには使いにくいし、上で紹介した使い方も難しそう
というわけで、元のギター音とミックスして適当に三味線と合わせてみました(笑)



あ、忘れとった・・・

このギターシンセ、どんなギターでも使えるというワケではありません
ギターとGR-33の接続はGKケーブルという13ピンのケーブルが必要なります


要は、このケーブルに対応できるギターが必要というわけですが
うちにあるギターだとこの3本が該当します
GODINの場合は型番に「SA」とつくものがGK対応となっています

  ①Godin Multiac Nylon SA
  ②Godin ACS-SA SLIM
  ③Godin Multiac Steel SA 

GODINの他にもフェンダーのエレキでGK対応のものがあるようですが、
残念ながら、そこはあまり詳しくないです

では、そういったギターでしかGR-33は楽しめないの?

いえいえ、エレキでもアコギでも鉄弦でありさえすれば、こんなものを使えます
写真の黒い装置はROLAND GK-3というピックアップです
これが装着可能なら、ROLAND GR-33含めてGRシリーズのギターシンセが使用できます
ただ、エレキはブリッジが高いので付けやすいのですが
アコギの場合は、トップ面から弦までの間隔が1cm有るかどうかが
取り付け可能かどうかの目安になると思います




2018年11月13日火曜日

プリアンプ BOSS AD-5

今更的な機材なんですが、前回の記事の時に使ったら意外とエエ音(笑)
裏返せば「どんだけ使ってなかったん?」と言うことにもなるわけですが
よい機会ですので少しご紹介しておこうかと思った次第であります

BOSS AD-5


一体いつ頃発売されたものか、定かでは無いのですが
後継機となったAD-8が2003年のカタログにあることや、
マニュアル内に©1997という文字もあることなどから
もしかすると1997年、遅くとも2000年前後の発売ではないでしょうか
そうだとするとすでに20年前の機材と言うことになりますが、まだまだ十分に使えます
簡単に特徴を紹介しておきます

【主な特長】 ※マニュアルより
 | 
 |『新開発のアコースティック』
 | エレクトリック・アコースティック・ギターなどのピックアップの出力音を、
 | マイク録りの豊かな音に変える新機能「アコースティック」を搭載しました。
 | 
 |『ピエゾとマグネチックの両ピックアップに対応』
 | ピエゾ・ピックアップ用とマグネチック・ピックアップ用にそれぞれ専用の入力ジャックを
 | 用意しました。両ピックアップからの入力をAD-5内部でミキシングすることもできます。
 | 
 |『高性能のプリアンプ』
 | プレゼンスを含む4バンドEQを装備したプリアンプを搭載。
 | トーン・コントロールのないピックアップの音色補正にも大きな威力を発揮します。
 | 
 |『アコースティック・ギター専用にカスタマイズしたコーラスとリバーブ』
 | コーラスは低音と高音に別々に効果がかかる帯域分割方式を採用。
 | リバーブもアコースティック・ギター用に新たに開発したものを搭載。
 | それぞれ1つのつまみだけで簡単に操作できます。
 | また、リモート・ジャックにフット・スイッチを接続することによって、
 | コーラスとリバーブのオン/オフを足元で行なうこともできます。
 | 
 |『アンチ・フィードバック』
 | ハウリングを低減するアンチ・フィードバックを搭載しました。
 | 
 |『バランス出力の装備』
 | バランス出力を装備し、PAシステムへの直結も可能です。
 | 
 |『音作りの可能性を広げるインサート・ジャックを装備』
 | 外部エフェクター用のインサート・ジャックを装備していますので、
 | 他のエフェクターとの併用も可能です。


使用感


上の写真でもわかるように、コントロールは5つのセクションに分かれています
このセクションごとに使用感など書いてみます

【ゲインセクション(input level)】
マグネット、ピエゾそれぞれのゲイン調整が可能です
出力の小さなパッシブピックアップからも十分な音量を得ることが可能です
入力端子もマグネット、ピエゾに分かれていますが
それぞれがマグネットやピエゾに特化した設計になっているのかどうかは不明です
私的にはどちらに何を差してもあまり違わないような気もしています

【ボリューム&EQセクション】
EQはBASS、MIDDLE,TREBLE、PRESENSEの4バンドで
ものすごく効きが良いです
各バンドの周波数もアコギに合わせて上手く割り当てられているようで、使いやすいEQです

【ANTI-FEEDBACKセクション】
2つのつまみでハウリングを防止できますが、私としては使う場面がほとんど無いですw

【ACOUSTICセクション】
アコギらしい胴なりの演出や、マイクでのシミュレーション機能らしいです
ただ、どう回しても「これ!」っていう効果が得られないので、これも使わない機能です

【EFFECTセクション】
コーラスとリバーブが設定できます
コーラスはかなり綺麗なステレオコーラスですが
リバーブはソロギターで使うには少し効きが弱いです(良い感じではありますが)

【まとめると、・・・】
プリアンプとしての基本性能(音量増幅とEQ調整)に関しては素晴らしいです
また、2系統入力のミキシングもあるとありがたい機能です
ただ、その他の付属機能はまあオマケ+αくらいかなと・・(笑)
しかし、基本性能だけでも十分に満足できるプリアンプだと私は思います
それに、PAのある場所でライブをする人なら、DI替わりにも使用可能ですので
利用価値はさらに上がるかも知れませんね

音について


AD-5の質の良さは、極めてローノイズなことが示しています
EQフラットだと、マグネットなどはエレキ臭さが表に出てきますが
MIDDLEをやや削り,TREBLE、PRESENSEをほんの少し持ち上げるだけで
かなり使える音になります

以下は、以下の構成で録ったサンプル音源です
リバーブはAD-5では少し弱いので、別のペダルをつないでいます
  |○ギター:ZENN ZD100CE(ピエゾピックアップ+コンデンサーマイク内蔵)
  |○マグネットピックアップ:FISHMAN NEO-D HUMBACKING
  |○プリアンプ:BOSS AD-5(各つまみの設定は写真のとおり)
|○リバーブ:DIGITECH SUPER NATURAL
  |○サンプル音源の説明
  |   ・最初の開放弦弾き:ピエゾピックアップのみの音
  |   ・2番目の開放弦弾き:マグネットピックアップのみの音
  |   ・3最初の開放弦弾き:マグネットピックアップとピエゾピックアップのミックス音
  |   ・その後、ミックス音での「童神」の演奏(前半部分のみ)


マグネットは、太く芯のある音ではあるけど表情に乏しくどこかエレキっぽい
ピエゾは空気感は割とあるがブリブリ感というかざらつき感があって長く聴くと鼻につく
AD-5でミックスすることで、それぞれのよい部分を生かした音になる
って理屈みたいですが、たしかに私自身もミックス音の方が良い感じに聞こえます
最近でこそ、ソロギターでも複数ピックアップのミックスが流行ですが
20年も前からこんな機材があったんですね~

それにしても今回使ったギターZENN ZD100CE
新品39800円で買ったこのギターもなかなかやりよる
とういうか、こんな安いギターでも、いろいろ工夫すればボチボチな音が作れるところが
ラインサウンドの面白いとこでもありますね
いえ、このギター生音だって結構いけるんですけど(笑)

2018年11月9日金曜日

500投稿


前回記事は、本ブログの500個目の記事でありました

2015.4から苦節3年半
機材ネタが中心なだけに、
正直いつまで続けられるだろう、
いつまで財布がもちこたえるだろう
との不安は常にありましたが、いつの間にか500投稿・・

これもひとえに私のたゆまぬ努力と果て無き物欲・・・
もとい、皆様の応援あってこそであり、感謝に堪えません
今後も皆様の薄~いご期待に、熱く熱くお応えすべく
1000投稿目指して頑張る所存であります

で・す・が、すでにネタ帳の次のページは空白

それでも、無い知恵振り絞り、
駄文とエエ加減なうんちくと多少の嘘で記事を埋めるべく
軽い財布に涙しながら、けなげにキーボード叩く、ワタクシ
そんな姿をもしも「哀れなり~」と思し召しあれば
寝たふり、いえネタ振りなどご協力願えれば幸いです
記事のヒントだけでもありがたや、ありがたや

でもたまには私だって夢もみます
ある日、匿名でR-ZERO届いてたり・・・
人気ルシアー様からギター使ってみてって手紙きたり・・・
夢のレビュアー生活!
そして、むなしさ満点のメザメ

まあ、あり得ない話も妄想は自由と言うことで、チャンチャン

ともあれ、今後ともよろしくお願い致しますニャ







2018年11月5日月曜日

オーディオI/F BEHRINGER UCA222 U-CONTROL

はてさて、オーディオI/Fはもう家中に転がってて、さながら過飽和状態・・・
なので、この機材も興味津々で買ったもののずっと日の目を見ることは無かったのですが
とある事情で引っ張り出してきました


BEHRINGER UCA222 U-CONTROL

サウンドハウスの現在価格は3002円・・安い!
通常のオーディオI/Fと比べればマイクプリアンプが内蔵されない等、かなりの簡便版ですが
とりあえずの用途としてはこんな感じでしょうか
 ■PCの音を外部スピーカーで(少し高音質で)聴きたい
 ■ライン出力機器(ミキサー、オーディオ機器、アンプ等)の音をPCで録音したい
   EX.)カセットテープのデジタル化、ミキサー経由の宅録

逆にUSA222では、こんなことはできません
 ■マイクを接続する
 ■ギターを接続する
 ■PCの音と外部音源をMIXして出力するいわゆるループバック


【主な仕様】 ※SOUNDHOUSEホームページより

■オーディオインターフェイス
  |・2基のアナログ入・出力、およびデジタルS/PDIF オプティカル出力が備えられています。
  |レベルコントローラー付きのステレオヘッドフォン出力はスイッチにより、
  |入出力の両端子をモニターすることが可能となっています。
  |このインターフェースこそ、アナログとデジタルの架け橋となる
  |完全なオーディオソリューションなのです。
  |  ※U-CONTROL UCA222とUCA202 U-CONTROLは色だけの違いです。
  |   機能面などで違いはございません。
  |
  |・同時入出力数:2in/2out
  |・接続:USB
  |・入力端子:RCAピンx2
  |・出力端子:RCAピンx2、S/PDIFオプティカルx1、ヘッドフォン出力ステレオミニx1
  |・寸法:8.8Wx2.2Hx6Dcm
  |・質量:120g

■動作環境
  |Windows
  |・プロセッサ:Pentium III/Athlon XP1Ghz以上
  |・USBポートx1(USB1.1 以上)
  |・512MB 以上のRAM
  |・対応OS:Windows XP, Windows Vista, and Windows 7 (32、64bit)
  |
  |Mac
  |・プロセッサ:G4 1.5GHz またはデュアルコア 1.6GHz以上
  |・USBポートx1(USB1.1 以上)
  |・512MB 以上のRAM
  |・対応OS:MAC OS X 10.4以降

接続方法

PCであれば、USB端子に接続するだけです
バスパワー駆動なので電源も不要です
WINDOWS 10 PRO(1803)に接続すると「USB audio CODEC」というデバイス名が追加されます

サウンドハウスの動画を見る限りでは
iosへの接続もカメラコネクションキット経由で可能になるようです
この場合も電源供給はios機器からされるので、補助電源は不要なようです
現在、手持ちのipadは子供に拉致されてますので、検証はできませんが(笑)

録音①:カセットテープのデジタル化

PCに UCA222を接続、 UCA222にはinput端子にカセットデッキを接続します
カセットデッキのLINE 出力って案外レベルが大きい上に調整ができないことが多いので
PC側の録音レベルを少し落とす必要がありました

音が少し右に寄っているんですが、これは録音当時のデッキと今回の再生デッキの違いや
テープの劣化などによるもので、UCA222のせいというわけではありませんw
ただ、良い音ではありますが少し音が甘いと言いますか、高域のロスが少し感じられます
以前ご紹介したレトロなオーディオインターフェイス「ONKYO SE-U33GXV(過去記事)」
と比べても、少々音が安っぽく聞こえます

 ・カセットデッキ:A&D GX-Z7100EX
 ・ソース:長渕剛「久しぶりに俺は泣いたんだ」の最初の1分間
 ・録音ソフト:AUDACITY



 
録音②:ギターの宅録(アンプのヘッドホン端子から)

ギターアンプ経由でPCに録音します
接続はギター⇒アンプ⇒UCA222⇒パソコンの順です
音源は、ノーマル⇒リバーブ付加⇒リバーブ+コーラス付加の順に録ってみました
これも少し高域が甘い感じがしますが、
UCA222のせいなのか、アンプの特性によるものなのかはまだ不明です
リバーブが加わるとステレオ感もでてますね
しかしヘッドホンで聴くと微かに「チュイ~~~」というノイズが乗っているのがわかります
おそらくなにかの電気製品のノイズを拾ってるものと思いますが
原因特定(ノイズ源特定)まではやっていません

 ・ギター:MORRIS SS-101
 ・ピックアップ:Seymour Duncan SA-6
 ・アンプ:YAMAHA THR5A
 ・録音ソフト:AUDACITY




録音③:ギターの宅録(プリアンプから)

部屋を見渡すとBOSS AD-5が転がってた(笑)
接続はギター⇒プリアンプ⇒UCA222⇒パソコンの順です
②と同様、音源は、ノーマル⇒リバーブ付加⇒リバーブ+コーラス付加の順に録ってみました
プリアンプAD-5のEQはフルフラットです
これは、かなりいい感じで録れていますね、特定の音域のロスは感じません
でも②と同じく微かに「チュイ~~~」というノイズ・・・
きっとUCA222が拾ってるんでしょうね~(^_^;)
ただ、音質的には大きな問題はなさそうに思われます

 ・ギター:MORRIS SS-101
 ・ピックアップ:Seymour Duncan SA-6
 ・プリアンプ:BOSS AD-5
 ・録音ソフト:AUDACITY





なんといっても、3000円のオーディオインターフェイスなので、過大な期待は禁物です
音質も「極上」とはとても言えないですが、
一通りのことがそこそこ音質で、しかもお手軽に可能というのは
ある程度評価してもよいかと思います
それに、今回は試していませんが
例えばミキサーの出力を接続してやればオーディオI/F機能の無いミキサーも
PCに接続できるという風に、工夫次第ではいろんな可能性があるとも言えそうです

オーディオI/Fが過飽和の我が家では、また倉庫で出番を待つことになりそうですが
 ・とにかくお手軽簡単、電源も不要
 ・WINDOWS10でも問題なく稼働できる(標準ドライバーで)
 ・多分iosでも使用可能
ということを考えると、「とりあえずパソコンで録音してみたい」という方にはよい機材といえそうです

あと、コイツはASIOドライバーも使えるそうなんですが・・・・
BERINGERのASIOにはあまり良い思い出が無いので(笑)
今回は検証をパスさせていただきました
本記事は全てWINDOWS10の標準ドライバーを使っての内容と言うことになりますので
その旨ご了解ください~~!!

2018年11月1日木曜日

激安エリクサー弦・・

がめラさんに教わって知った、ヤフオクの激安エリクサー弦を試しに買ってみた
怪しさ満点だが、もしパッチもんならそれはそれでブログネタになるかと思ったわけですが
ブログの記事を一つ書くのに千円投資というのも何だかなあと
そんなこと思ってたら・・・届いた(笑)

■YAHOOの販売ページ


別に、出品者に恨みはないけど、宣伝する義理も無いと言うことで
出品者名等は伏せますが、購入したのはこんな感じの弦です


1000円即決で、送料は140円・・合計1140円は、通常の価格よりも500円前後安い
一体どんなブツが届くのか興味津々でした

ブツ、到着!


パッと見た感じでは、ごく普通のエリクサーライト(#16052)に思えましたが・・・・
とりあえず手持ちのエリクサーと比べてみました

【表面】
一見全く同じに見えます(色合いが違って見えるのは光の加減です)
が、よーく見ると・・・
右の方には「CUSTOM LIGHT」???
え?、エリクサーのカスタムライトと言えば011~052のゲージでは無かろうか
いつから変わったの??と思ってネットも調べましたが
やっぱりカスタムライトのゲージは011~052のままで
012~053はライト弦のはずです・・・・怪しいです(笑)

左:多分正規品  右:今回の購入品

【裏面】
右の方には左にはあるポリウェブとナノウェブの説明書きがありません
その代わり?、なにやら中国語のシールが貼ってあります
エリクサーは確かMAID IN THE USAのはずだが・・・・
不確かな記憶ですが・・パッケージングは中国でやっているという噂もあるからそのせい???
不信感ピークであります(笑)
そして、表面と同様、バーコードの上にもCUSTOM LIGHTの表記


左:多分正規品  右:今回の購入品

【側面】
まあ大差はありませんが、右の方がPHOSPHOR BRONZEの文字が小さい・・・
いえ、ここまで来るともう、何もかもがパッチもんみたいに見えてきます

左:多分正規品  右:今回の購入品

まだ開封前なのに、頭に浮かんだのは「はよ使わんと錆びてくるんチャウ?」(笑)
はたしてコーティングは施してあるのでしょうか?それともただの安物弦?

■開封してみた


一応、太さの異なる弦が6本ちゃんと入っておりました(笑)
そして、なんかコーティングっぽい感触も少しありますが、いつものヌメヌメ感とはちょっと違う・・・
コーティングがかなり薄い感触・・何か違うw
今、ギターに張っているエリクサーとも比べてみましたが、やはり違います
今使ってるエリクサーの方がヌメヌメ感が強い感じです


エリクサー弦は、あちこちで偽物報告をよく見かけます
ネット購入ではこれを事前に回避するのはほぼ不可能ですが
できるだけ名前の知れたネットショップで購入することで少しはリスクを減らせるかも知れません
今回のブツが偽物という確証は無いのですが
パッケージにしても弦の感触にしても、極めてグレー・・・濃いグレー(笑)
        ※「CUSTOM LIGHT」の時点で限りなくクロですが・・・w
あまりに激安なエリクサーには手を出さない方が吉、といえそうですね

そして・・

■一夜明けてみると、販売店の神対応!!


到着&検証から一夜明けてみると、販売店から一報が

「模造品と判明したので、返金させていただきます。
商品はそちらで破棄していただければ幸いです」

もともと、音楽関係のお店では無い雰囲気でしたから、このお店も被害者だったのでしょう
しかし、世知辛い昨今にして、この神対応!!、感謝感謝です!!


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ところで、もうそろそろエリクサー恒例の3セットパッケージが発売の頃なんですが
それだと、3セットで4千円前後・・・
ちゃんとしたショップで3セットパックを購入する方が、何かと安全かつお買い得と思うのですが
いかがでしょうか?