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2022年10月29日土曜日

PCに複数のカメラを接続

前回の記事内容は「自動でカメラを切り替える」ことでしたが
そもそも「複数って何台までOKなの?」という疑問が残ります
先に結論を言ってしまえば

「PCマシンスペック依存」

であり、ご所有のPCでやってみなければわからないということになります
なので、以下は「うちではこうでした」的なお話になります

4台までは確認したが・・・


前回の記事から1台足して4台のカメラ接続には成功しました
もちろん、OBSでのカメラ切替も可能であることも確認しています
ただしこれはOBSの1シーンに1台のwebカメラを配置した場合です
1シーンに複数台のwebカメラを配置する場合はちょっとコツがあるのであとで説明します

さて、4台接続の様子は具体的にはこんな感じです


【USB接続について】
これは私の場合ですが、原因はよくわかっていませんが、USB接続で
 ・PC本体に2台 + USBハブ(電力供給付き)に1台
という形で3台接続したときには2台までしか認識しませんでした
ネット情報では、「複数カメラが機能しない場合の対処」としては、
 ①違うUSBポートに差し替えて見る
 ②同機種のwebカメラを使う
 ③USBハブには2台以上のカメラを接続しない
 ④USBハブは電力供給型を使う
 ⑤PCを高速なものに変える
 ⑥OBSを再起動する(意外に有効w)
 ⑦PCを再起動する  等々
いろんな情報がありますが、個々のPC能力、PC環境が大きく関わるようなので
これで大丈夫!って対処はなさそうです
逆に、上の画像の方法でなぜ4台OKだったのかの理由も・・よくわかっていません(笑)

【USBデバイスサーバー接続について】
USBデバイスサーバーとは、LAN回線経由でUSB機器を接続するものです
現在入手可能なものとしてはサイレックステクノロジーのDS-700等があります
上記で「3台接続したときには2台までしか認識しませんでした」と書きましたが
3台目をこの方法で接続するとあっさり認識しましたw
PCから遠い位置にカメラを置く場合は、むしろこの方が便利かも知れません
ただし・・・
LAN回線でデバイスサーバーやルーターを経由するため、映像遅延が生じます
PCにUSB直刺ししたwebカメラに比べると明らかに遅れた映像となるのは仕方ないので
そこだけ注意が必要です
 ※ギガビットの有線LAN回線でも遅延するので避けられない現象と考えられます

【ビデオキャプチャ接続について】
デジ一眼、コンデジ、デジタルビデオ等、USB出力は無いがHDMI出力があるカメラは
ビデオキャプチャ経由接続でPC使用が可能です
うちで使ってるのは、クラッシックプロCHD201という1000円程度の機器です
ただし、HDMI出力があれば何でもOKかというとそうでもありません
使えるのはHDMIパススルー機能のあるカメラ、ビデオに限られます
HDMIパススルー機能はレンズがとらえた映像をそのままHDMI出力できる機能で、
ファインダー内に表示される様々な情報表示(露出やシャッター速度など)を映さずに
出力します
  ※パススルーの可否の以前に「撮影時しかHDMI出力されない」という
   カメラもありますので、そこも注意が必要です
これは個々のカメラやビデオに依存する部分なので、可能かどうかの判断が難しいですが
とりあえずは手持ちのカメラでとにかく試してみるしかなさそうです
ただ、他サイトですが
という情報サイトがあります
よくこれだけ調べたものだと驚くべき内容ですので、ご参考になさってください

ほかに方法は無いのか


世の中にはビデオスイッチャーという機材があります
以前はとても高価なものでしたが、最近では安価で高機能なものもあります


おそらく現在最もポピュラーで、安価で、使えるビデオスイッチャーが上記のATEM mini
4台のHDMI入力を切替ながらパソコンに送ることが出来ます
もちろんHDMIパススルーは条件となりますが、
 ・多彩なビデオ操作が可能
 ・PCは1台のwebカメラとして認識するので複数カメラを扱えないアプリでも使用可能
 ・デジ一眼のボケ味を活かしたりもできる 等々
多くのメリットがあります

ただですね、これ私の感覚なんですが
HDMI出力のカメラやビデオは基本的にwebカメラより大きくて重い
そのため、そこそこちゃんとした三脚も必要になり
台数が増えると、HDMIケーブルの取り回しも増えることもあって
被写体周りがとんでもなく煩雑となってしまいます

私も、一時期ATEM miniが欲しくてたまりませんでしたが(笑)
機材の配置やデスク周りのスペースを考えると「やっぱムリか~~」となってしまいました
プロ並みの動画作成をしたいって場合はとても有効ですが
それ以外は、webカメラでも十分かなって思います

OBSの1シーンに複数カメラを配置


【他のシーンではカメラを使用していない場合】
このケースでは、単純にシーンに「映像キャプチャデバイス」を追加していくだけです
 ※追加可能なカメラ台数はPC能力依存です

【他のシーンで同じカメラを使用している場合】
例えばこんなケースです
 ・シーン1:カメラAを使用
 ・シーン2:カメラBを使用
 ・シーン3:カメラCを使用
 ・シーン4:カメラA、Bを使用
このとき、シーン4で新たに「映像キャプチャデバイス」を追加してカメラAやカメラBを
設定しようとすると、それまでうつっていたシーン1のカメラAがブラックアウトしてしまったりということが起こることがあります
 ※これ自体、うちのPCの能力不足と言うことも考えられますが・・・

この回避のためには、「ソースのコピー&貼り付け(参照)」が有効です
 ・シーン1~3を先に作成
 ・シーン1~3の映像キャプチャデバイスを選択してコピー
 ・シーン4に「貼り付け(参照)」でデバイスを加える(必要数行う)
これでも、作業途中に映像がブラックアウトすることがありますが、
うちの場合だと「OBSの再起動」でまた映るようになりました

「貼り付け(参照)」であっても、シーン4での映像の配置や大きさの変更は
元になったシーン1の映像には影響しませんのでご安心ください

2022年10月23日日曜日

OBSで複数webカメラの自動切り替え

ネット配信で「複数カメラを切り替えられたらな~」と思われたことは無いだろうか

OBSによるカメラ切替の基本


OBSには「シーン」という画面の単位があります
「○○用の画面(シーン)」というのをいくつか作成しておけば、ワンクリックで画面切り替えが可能です
今回の記事は、その機能を利用して

1つのシーンに1つのwebカメラを割り当て、
シーンを切り替えることでカメラ切替を実現しよう!

ってことなのですが、弾き語りやソロギターの演奏中にマウス操作は無理なので・・・
シーンを自動で切り替えるにはどうしたら良い?というお話です

※1シーンに複数のwebカメラを配置することも可能ですが
それなりのマシンスペックを要します。
CPUの処理能力やメモリ容量に余裕が無いと
上手く機能しないこともあるのでご注意ください

なお、OBSの標準機能「自動シーンスイッチャー」は、なんだか出来そうな名前ではあるけど、シーン切替のトリガーを何にするかというだけのものなのでカメラの自動切り替えは出来ません・・・残念ですがあきらめてください(笑)


Advanced Scene Switcher

OBSのプラグインです、自分で作成したOBSの各シーンに
 ・表示したいシーンと表示時間
 ・トラジションタイプ
を設定して、自動で切り替えることを可能とします

【入手方法】
Advanced Scene Switcherの入手
ダウンロードページにアクセスし「Go to download」をクリックします


「Assets」からOSにあうものを選択してダウンロードしますが、
Windowsの場合だと、以下の2つがあってちょっと迷います
  advanced-scene-switcher-windows-x64-Installer.exe
  advanced-scene-switcher-windows-x64.zip
前者はexeファイルなので実行するだけで完了します
後者は解凍後に、必要なファイルをOBSのプラグインフォルダコピーする方法になりますが、一般的なプラグインのように該当dllを1つコピーするだけではなさそうです
成功するまでいろいろトライするのも良いですが、私は前者すなわち「・・Installer.exe」を使う方が簡単でした
VisualStudio用のVisualC ++再頒布可能パッケージの入手
Advanced Scene Switcherを実行するために必要です
ダウンロードページにアクセスしOSにあったものをダウンロードします

【インストール方法】
Advanced Scene Switcherのインストール
advanced-scene-switcher-windows-x64-Installer.exeを単純に実行します
インストール完了後、以下を実行します

VisualStudio用のVisualC ++再頒布可能パッケージのインストール
ダウンロードしたexeファイルを実行し、パソコンを再起動します

設定


パソコンの再起動後、OBSを起動します

■ステップ1:シーンの作成
OBSのシーンを作成します
webカメラが2台あるなら、その数だけシーンが必要になります

■ステップ2:Advanced Scene Switcherの設定
OBSツールメニューの「Advanced Scene Switcher」をクリックします

さて、これ以降は英語メニューということもあって、すべては理解できておりません
ここでは「複数シーンをランダムに切り替える方法」のみを説明します

 【Generalタブでの設定】
  下図を参考に設定してみてください


 【Randomタブでの設定】
  下図を参考に設定してみてください
  追加したいシーン(カメラ)はOBSで事前に作成しておく必要があります


■ステップ3:動作確認
 Generalタブの「Start」ボタンをクリックするとOBSのシーンが
 自動で切り替わるのを確認してください

動作例

webカメラをかき集め(笑)、カメラ3台の切替例を作成してみました
まあ欲を言えば「ボケ味」などあればもう言うことは無いのだけど、
そこは所詮webカメラ・・・まああと5年も待てばもしかすると出現するかも知れないがw

あと、今のところ「ランダム切替」しか出来ておらず、カメラの切り替わりが予測不能です
Advanced Scene Switcherの設定方法がもう少しわかるようになれば
「順番に切替」もきっと出来ることでしょう

部屋、きたな~いw、お目汚し申し分けない(^0^;)

オマケ

上のサンプル動画では、ボディ側から指板方向のカットが出てきますが、
これは、写真のような旧版型のカメラ台座を使用しています


ツルツルの塗装なら問題なく張り付きます
写真のようなサテン塗装でも一応は大丈夫なのですが、
頻繁に落下するようなら水かハンドクリームを微量吸盤面に塗れば大丈夫です

【ただし・・・】
吸着力がめちゃめちゃ強力ですので、塗装への悪影響が無いとは言いきれません
お試しになる場合はくれぐれも自己責任でお願いするとともに
長時間の装着は避けるようにしてください

なお、ボディ側からではなくヘッド側からのカットを録るためには
例えばこんなものもあります
しかし、ヘッドが重くなるのと、webカメラのコードもなんとなくうっとうしいので
「超おすすめ!!!」ってワケでもないですが(笑)


いったい何台くらいのカメラが使える?



ちょっと長くなったので、この話題は次回の記事としましょう

2022年1月19日水曜日

Canon PowerShot SX70HS アクセサリー編

CANON PowerShot SX70HS本体性能を十分引き出すためのアクセサリー群です

K&F Concept 67mm CPLフィルター
ND4フィルター MCUVフィルターセット


まずはレンズ保護ですね
SX70HSの最前面がレンズ面なのか保護ガラスなのか判断つきませんでしたが
いずれにせよ転ばぬ先の杖(笑)
購入目的はUVフィルターだけだったのですが、PLとNDもおまけ?でついてきて2448円
もちろんそんな価格だから、UVフィルターも色かぶり等々難点もあるのでしょうが、
お気楽写真なので、前玉の損傷さえ防げればそれで問題なしです
ちなみに、前回記事の月面写真もUVフィルター装着で撮ってますが・・気に入ってますw

ただし、このフィルターそのままではSX70HSに装着できません
別売のフィルターアダプターが必要となります 


JJC 可逆式レンズフードと
67mmフィルターアタブターリンク キット


上記のフィルターを装着するためのアダプター花形フードのセットです
amazonで1799円!お安いw
実はフィルターアダプターもレンズフードもCANON純正品が発売されていますが
純正品は同時使用できないという不思議仕様(^0^;)
要するにフィルタとフードは同時に使えないということになるのですが・・・

この商品はフードもフィルターも同時に使用可能という優れものです


硬度9H 強化ガラス【3枚】for Canon


液晶も一応保護してあげないと!amazon価格は1119円、3枚入っててこれは安い!
ガラス製なので気泡の入る心配も無く貼り付けも簡単です
ただし、微少なホコリも綺麗な貼り付けの妨げとなるので、そこだけは十分注意です
もちろんサイズもぴったりです!!


Photoolex T710C
キヤノン用タイマー機能付きリモコン


2秒タイマーを使うという手ももちろんありますが、超望遠撮影にはやはり必須です
それにこのリモコン、タイマー動作には電池が必要になりますが
単にレリーズとして使うだけなら電池も不要!!
amazon価格は2199円とちょっとお高いけど価値はあると思います
コードが2本ついているのは端子形状の異なるCANONカメラに対応するためです
このおかげで手持ちのEOS 5Dmk2なんかにも使えてしまいます


LP-E12 LPE12 互換バッテリー 2個
 + USB LCD 充電器 キット


互換電池と充電器のセットです、amazon価格は2399円
お散歩スナップ程度だとSX70HSの電池の保ちが意外に良いので、必要性は微妙ですが
SX70HSには電池の本体充電機能が無いので、まあ「お守り」的な感じで買ってみました
互換バッテリーの性能も充電も今のところ全く問題なしです
一度の撮影で150~200枚程度、かそれ以上撮るのであれば持ってて損はないと思います



これだけ買って、総額は9964円・・・
なんだかカメラから離れてる間に
いい時代になったものだなぁと感慨深いですw

2022年1月13日木曜日

Canon PowerShot SX70HS 本体編

昨年末CANON G7X mk3を買ったばかりですが・・・w
amazonで、中古良品、箱無し、付属品有りを5.2万円で購入~!


Canon PowerShot SX70HS


G7X mk3も本当に良いカメラなんですが、やはり望遠性能は物足りません
しかし、よく考えてみれば1台で望みのすべてをかなえるというのはどだい無理な話です
高価な一眼レフでも用途に応じてレンズ交換するわけですし
コンデジ1台で何もかもOKなんてあるわけがないw

しかし、天体やたまには野鳥なんかも撮ってみたいんだけど、ということで、
望遠撮影にどう対応するかをいろいろ考えたわけですが、ネットでいろいろ調べてると
手持ちの一眼レフ+望遠レンズよりももっと高倍率のコンデジがあるとわかってきました


SX70HSは、「光学65倍ズーム」で35mm換算で21mm-1365mmの幅広い画角に一台で対応します
また、デジタルズーム領域でプログレッシブファインズームを使用すれば、高い解像感を保ったまま130倍(2730mm相当)までズーム撮影が行え、なおかつ2000万画素という高解像マシン!
それに比べて、手持ちの一眼レフ+望遠レンズでは2xテレコンを使っても500mm×2=1000mmが限界、しかも大きく重いため取り回しも良くありません
超高倍率&高画素でしかも軽量コンパクト、加えて発売から3年くらい経ってるので、中古も豊富で値段もこなれてる・・・パーフェクトであります!(笑)

ちなみに、超高倍率コンデジにはNIKON COOLPIX P1000というモンスターが存在します
望遠性能は明らかにP1000が勝るのですが、とにかく大きいし約1.5kgと重量級
そしてなんといっても価格はSX70HSの2倍以上!、さすがにあきらめましたw

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 ■カメラ部有効画素数/総画素数    約2,030万画素/約2,110万画素
 ■センサーサイズ・タイプ    1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型)
 ■レンズ焦点距離    3.8(W)-247.0mm(T)
          21(W)-1365mm(T)[35mmフィルム換算]
 ■開放F値    F3.4(W)-F6.5(T)
 ■光学ズーム倍率    65倍
 ■デジタルズーム倍率 約4.0倍
 ■プログレッシブファインズーム(ラージ時)    約130倍
 ■撮影距離(レンズ先端より) オート:0cm~∞(W)/1.8m~∞(T)
                マクロ:0cm~50cm(W)
 ■ファインダー 0.39型カラー電子ビューファインダー(約236万ドット)
 ■液晶モニター 3.0型TFTカラー液晶(約92万ドット)
         視野率:約100%、バリアングルタイプ
 ■フォーカス制御    TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス
 ■測光方式 評価、中央部重点平均、スポット
 ■露出補正 ±3段(1/3段ステップ)
 ■ISO感度(推奨露光指数)    オート、ISO100-3200
 ■ホワイトバランス オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球
           白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル
 ■シャッタースピード 1~1/2000秒 オートモード15~1/2000秒
 ■絞り F3.4-F8.0(W)、F6.5-F8.0(T)
 ■ストロボ 内蔵ストロボ(調光範囲) 50cm~6.5m(W)、1.8m~4.0m(T)
 ■光学手ブレ補正効果 静止画IS時:5段(350mm)
 ■セルフタイマー 切/約2秒後/約10秒後/カスタム※1
 ■連続撮影 ワンショットAF時:約10.0枚/秒(約57枚まで)
 ■記録関係 ファイルフォーマット    DCF準拠、DPOF(Ver1.1)対応
 ■記録媒体 SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード
 ■静止画    JPEG(Exif2.31)RAW(14ビット、CR3)
 ■動画 MP4[映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:MPEG-4 AAC-LCステレオ]
     4K:3840×2160(30fps:約120Mbps)
     フルハイビジョン:1920×1080(60fps:約60Mbps/30fps:約30Mbps)
     ハイビジョン:1280×720(60fps:約26Mbps)
 ■表示言語 日本語、英語
 ■起動時間 約1.1秒
 ■インターフェース 有線 Hi-Speed USB (Micro)
           HDMIコネクタータイプD、マイク入力端子
           Wi-Fi/NFC 対応/非対応
           Bluetooth low energy 技術 採用
 ■電源    専用リチウムイオン充電池(LP-E12)[充電時間:約120分]
 ■大きさ(幅・高さ・奥行き)(CIPA準拠)    127.1 × 90.9 × 116.6mm
 ■質量 約610gバッテリーおよびメモリーカード含む/約574g本体のみ

良いところ
【超望遠撮影】
なんといっても光学ズームだけで1365mm(35mm換算)という超望遠撮影できる点、これにつきます
そしてプログレッシブファインズームを使えば、なんと2730mm・・・
もちろん、それだけ望遠となると、いくら手ぶれ補正が優秀でも手持ち撮影では失敗写真を連発という難しさはあります
しかし、「十分注意すれば撮れる」のと「どう頑張っても撮れない」は大違いです
これだけ軽量コンパクトなカメラで驚くべき望遠性能というだけで価値はあります

【広角端の画角が広い】
逆に広角側が21mmというのも実は地味にありがたい
コンデジの広角側は24mmというのが多いのですが、それよりさらに広角というのは貴重!
広角端で数mm違うというのは実はかなり大きなメリットです

【めちゃくちゃ寄れるマクロ】
そして、被写体にくっつくまで寄れるというマクロ性能・・・もう笑うしか無いです

【小型・軽量】
手のひらにのるサイズ、600gという軽量、これに伴う取り回しの良さ!
はっきり言いましょう!
たしかに、一眼レフにバズーカ並みの望遠つけてる姿は超格好いいですが、しかし・・
そんな装備の時は当然一脚か三脚も同時に持ってるわけで
重いわ、かさばるわ、総額100万近い機材への気遣いで疲れ果てるわで、
そのうち持ち歩かなくなること請け合いであります
小型軽量、加えて安価という「性能」は、目立たないですが素晴らしいことなのです

【CANONコンデジの共通した操作系】
すでにG7Xmk3を使っていたので、操作系もほぼ迷うこと無く使えますし
PCへの画像転送※)やWEBカメラ化といったアプリも共通で使えます
CANON信者というわけではありませんが、そういった共通性というのはありがたいことです
 ※PCへの画像転送アプリはカメラとPCが1対1対応である必要があるので、
  G7Xmk3とペアリングしたPCとは別のPCを用意する必要があります

いまひとつなところ
【ISO400以上は・・】
暗所に弱いといいますか、ISO400以上は画質が荒すぎてほぼ使えません
ISOの最大値を200までに設定するしか無いので暗いシーンは避けた方が吉と言えそうです

【基本画質もちょっと・・】
SX70HSとG7Xmk3は「DIGIC8」という同じ画像エンジンのはずなのですが
見た感じSX70HSの方がレンジが狭いといいますか、どこかのっぺりした感じを受けます
色の深みというのでしょうか、それが少し前のコンデジ画質って風に感じてしまいます

【タッチパネルじゃ無いんだ・・】

液晶画面のタッチ操作は「邪魔!」ってこともあるんですが、やはりあると便利
タッチ操作の有効/無効を切り替えられる液晶だったらなあ~!って、そりゃ思いますw
操作の多いwifiの初期設定とかもですが、
ピント範囲のタッチ指定とか「液晶さわりた~い」と思えるシーンは意外に多いです

【手ぶれ防止も超望遠では万能では無い・・】
「良いところ」でも書きましたが、超望遠では65xの光学ズームmaxの時でも手ぶれ防止機能は万能ではありません
当然ながら、その2倍のプログレッシブファインズームではカメラを支える「何か」が必須!
手持ちならば、脇を締める、身体を木やフェンスや何かで支える、息を止めるw等々、工夫が必要ですし、可能ならやはり三脚か一脚が欲しいです
5段分という優秀な手ぶれ防止機能も1000mm超の超望遠の世界では万能ではありません

【ちゃっちい・・笑】
プラスチックボディはさすがにチャッチイ!
しかしそのおかげで軽量・・・難しいところだけど軽量のメリットも大きいのでやむなし!
高級感とは縁遠いですが、その分気兼ねなく使えますw

【他にもいろいろ・・笑】
そりゃもう「欲を言えばキリがない!」のであります
しかし冒頭でも書いたように、何もかも1台で済ますなんてことはほぼ無理なのです
2,3台のカメラをそれぞれの得意分野を活かしながら使うのも「賢い使い方」と言えるのではないでしょうか
現在、私のカメラは5台体勢(常用はSX70HSとG7Xmk3の2台体制)です

超望遠の世界
まずはどのくらいの拡大になるのかを見ていただきましょう
以下すべてトリミング無しのJPEG撮って出しの画像です


上の写真の中央付近に赤の丸で囲った黄色の物体があります
(写真をクリックして拡大してみてね)
これ空港監視レーダーなのですが、それを同じ位置から望遠で狙ってみます
手持ち撮影ですが、まあ我慢の限度内程度には写ってますw


さらに、デジタルズームの最大値まで伸ばしてみます
手持ちではブレブレになってしまいますが、まあ「なんとなく」は写ってますね(笑)
ブレ方もCMOSセンサーなのにCCDのようなゆがみ方に見えますが、これもデジタルズーム独特な現象なのでしょうか
水面上すれすれの望遠のため、水蒸気の揺らぎの影響もあるかもしれません


【野鳥撮影】
20mほど離れた冬の使者マガモの雌、光学ズームの範囲内なので荒れの少ない写真です
人の気配に必死で逃走しておりますw


50mくらい離れたところを飛翔中のカワウです
動体撮影は苦手とするSX70HSですので「偶然撮れた」感は否めませんが・・・(笑)
手持ち撮影、光学ズーム端です


【月面撮影】

さすがにこれは三脚とレリーズを使用
初めての月面撮影でしたが、昼間の月は輝度差の大きい夜間の月より撮りやすいかも
これまで一眼レフ+500mm望遠で撮ってもどうしても写らなかったクレーターがくっきり!!
いやはや、これが中古5万円のコンデジ(ネオ一眼とも言われます)でとれてしまうなんて・・感動です
ちなみに撮影時刻は16時、月の高度は約45度
高度が高いほど地表付近の空気の揺らぎの影響が少ないように思います
気温も低かったので、総合的に撮影条件はかなり良かったものと思われます
まずは、光学ズーム端から
撮影後にレタッチソフトで、ガンマ=0.7、コントラスト上昇の補正をしています

次にプログレッシブファインズームでさらに寄ってみます
レタッチ条件は上の写真と同じです
いやいや、デジタルズームも十分綺麗!!!もう大満足です(笑)


マクロ&超広角の世界
【マクロ撮影】
キーホルダーを撮影してみました
レンズフードがくっつくくらいだから2~3cmの距離でしょうか
あまり良い作例ではありませんが、ご参考程度に!


108mm 1/128 F5.0 ISO200

【超広角撮影】
お正月で賑わう四国八十八箇所一番札所「霊山寺」の灯籠群を撮影してみました
暗所ですが、露出補正を-1.67としたことで、ざらつきが「つぶれて」目立ちません
手持ちですが、手ぶれ補正機能のおかげでで1/24というシャッター速度でもあまりブレなく撮れました
本当は大塚美術館のシスティーナ礼拝堂を撮りたかったんですが・・・入館料が(笑)
まあ、しかしこの灯籠群でもある程度パース感が出せたかなと思います


21mm 1/24 F3.4 ISO200


21mm 1/25 F3.4 ISO200


さて、すでに枯れ果てたと思っていた写真への興味
まさか再燃ってことはないと思うのだけど
趣味とは呼ばない範囲のユルさで
楽しんでいけたらと思う
「才能のカケラも無い」と悟って
あきらめてしまった写真・・
突き詰めるのはもうしんどいけど
楽しい部分もあったねと、ちょっと思い出したw

次回は、同時購入したアクセサリーのご紹介です
お楽しみに!


2021年12月12日日曜日

お散歩スナップ「イチョウ」

いつもと少し違うコースをたどると小さな神社がある
境内の銀杏が風に葉を散らす






おまけ
神社から5分も歩くと川に出る、ここにも冬のきざし


2021年10月31日日曜日

2021.10.31今日の夕焼け

今日は良い感じに焼けそう!と、あわててチャリにのって10分
しかし「マイ夕日スポット」は思ったほどの焼け具合ではなかった
夕焼けは今ひとつだったけど、晩酌後の全力チャリ10分でけっこうな胸焼けとなった・・


CANON G7X mk3 f/11 1/200s 9mm(換算値24mm) ISO125


CANON G7X mk3 f/11 1/500s 37mm(換算値100mm) ISO125


2021年10月26日火曜日

CANON PowerShot G7X mark3 ⑤最終回・小ネタ集

さて、少し長くなりすぎた「PowerShot G7X mark3編」
今回はまだ書いてなかった小ネタをまとめて紹介して、その最終回といたしましょう!!

カメラケース
レンズの保護シャッターの保護を目的にamazonで購入、amazon価格は2399円

サイズはドンピシャ!!、高級感もあってナイスです!
マグネット式のロックで開閉もワンタッチです
内部の保護材はそれほど厚みはありませんが、ベロア調でカメラに優しそうに思います
ただし、予備のSDカードや電池を入れるスペースはありませんので、そこは注意です 



液晶保護フィルム

「これだけは必需品!」ということでamazon購入
amazon価格は2枚セットで1080円です


専用なのでサイズはほんとうにぴったりです!!
フィルムではなく強化ガラス製ということで、張りやすく気泡も入りにくいです
しかし、G7X mark3の液晶画面の四隅はほんの少し高くなっているようで
少しずれると四隅のどこかが浮いてしまいます
張り直しは可能ですが、何度もやってると、ゴミが入ったり、保護ガラスに指紋がついたり
まあ、ドツボに入ることも考えられるので、できれば「一発OK!」を目指してください
2枚入りですが、予備と言うよりは、上手く張れなかったときの為、のような気もしますw

webカメラとして使う

方法については、先日記事にした「EOS5D mkⅡをwebカメラに!」と
全く同じですので、ご参照ください

外部マイク端子からライン出力を受け取るのが、レベル差の関係で難しいことは
すでに「CANON PowerShot G7X mark3 ②外部マイク端子」で申し上げたとおりです
その代案として、パソコン内で映像と音声をミックスして録画することが考えられます
OBSの録画機能を使えば簡単に実現可能ですが、
そのやり方も「EOS5D mkⅡをwebカメラに!」をご参照ください

今回は、ソロギターの演奏を録画してみました
CANON PowerShot G7X mark3のクリエイティブフィルタモード(ジオラマ風)を使用
ピントはピックアップのややネック寄りです
絞り開放のAvモードや、クリエイティブフィルタモード(背景ぼかし)よりも
やや後ろのボケが強めな気がします(気がするだけかもw)

自作タッチペン(笑)


メニュー画面の操作が、私の極太指ではどうもしづらいw

G7X mark3のタッチパネルは静電容量式なので、それ用のタッチペンをつくってみました
綿棒をアルミホイルで巻いただけです(笑)
感度が良くなければ、タッチ部分を平たくする、タッチ面積を増やすなど
いろいろと工夫してみてくださいね


お散歩スナップで使う


【いつものお散歩コースでズームを試す】
3枚とも同じ場所から撮影、でも早速設定間違って、絞り開放でやっちゃいました(^0^;)
しかし、それでもさすがの解像感、f/5.6くらいまで絞ればもっとカチッとするかな
デジタルズームは、光学ズームマックスをパソコンで拡大した画とよく似てるのは・・・
まああたりまえか(笑)
手ぶれ補正は標準ですが、手持ちのわりにデジタルズームマックス(16倍)でも
それほどブレ得ていないのにはちょっと驚きです


ワイド端(この堤防道路がお散歩コース) f/1.8 1/1250
左:光学ズームマックス  右:デジタルズームマックス

【マクロ撮影】
マクロと言ってもそれほど寄れるわけでもないし、等倍マクロにはほど遠いけど・・・
このあたりが限界でしょうか
でも、少し寄れるだけでも写真は楽しいから、良しとしまよう


ワイド端、 f/1.8 1/1250

【スナップ撮影】
秋のやっかいもの、セイタカアワダチソウですが、もう秋の風物詩のようなw


28mm(35mm換算で75mm)、 f/2.8 1/400

朽ちかけてるけど、ギリギリ危険は感じない公園のベンチ
孫を遊びに連れてきてよく座ってました


28mm(35mm換算で75mm)、 f/2.8 1/400

最後は秋空、ほんとうに空が高い!


9mm(35mm換算で24mm)、 f/1.8 1/800

2021年10月24日日曜日

CANON PowerShot G7X mark3 ④PCへの自動転送機能

自動転送機能など使わなくても、PCとUSB接続するだけでできるのに・・・その通り!!w
しかし、その一手間が面倒というものぐさもいるのでござるよ

以下の設定が上手く機能すると、PCとカメラが同じネットワークに接続してると

G7X mark3の電源オンのたびに、
新しく撮った写真が自動でPCに無線転送される
という、「ありがた~いお話」が本日の記事でございますw

Image Transfer Utility 2.2.20


【ダウンロード】
CANONの公式HPからダウンロードします
以下の画面から、順次たどっていきます
 ①機種選定
 ②OSの選定
 ③Image Transfer Utility 2.2.20の選択

【対象機種】
公式な対応機種は以下のとおりです
 EOS Kiss M2, EOS Kiss X10i, EOS Ra, EOS M200, EOS 90D, EOS M6 Mark II
 EOS Kiss X10, EOS RP, EOS R, EOS Kiss M
 PowerShot G5 X Mark II, PowerShot G7 X Mark III
 PowerShot SX70 HS, PowerShot SX740 HS

【インストール】
ダウンロードファイルを解凍して「ituw2.2.20-installer.exe」を実行します
インストールの途中で以下の画面が現れますが、その画面のままにしておいて
ここからは、G7X mark3本体の設定をします


G7X mark3本体設定
本体の設定方法は、取扱説明書に記載がありますので参考にしてください
取説では「WPS機能で接続」というお手軽方法しか記載されていませんが
 ・自分でアクセスポイントを選択し、パスワードを入力する
 ・IPを自動で割り振る(DHCP機能)か、固有のIPを設定するかを選ぶ
  (固有IPの場合はIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを設定)
といったことも可能です
我が家の場合は、DHCPは使用せず、
全てのネットワーク機器に固有のIPを割り当てていますので G7X mark3にも
「192.168.0.○○」という番号を割り当てました



取扱説明書の手順10(P240)まで進むと、
パソコンで中断していたインストール画面(上記の【インストール】参照)に
カメラ名が表示されるので、ペアリングをクリックしてインストールを完了します

この後はG7X mark3の手順12、13を実行してください

使用方法


基本的な使用方法は以下のとおりです

・パソコンを起動する(=ネットワークに接続する)
 ※デスクトップには「Image Transfer Utility 2」アイコンがありますが、
  これを起動する必要はありません
  Image Transfer Utility 2は常駐ソフトとしてPC起動時に開始されています
・G7X mark3で写真撮影する
・G7X mark3の電源をいったん落とす
・G7X mark3の電源をONにすると、自動的に転送が開始されます
 転送が完了すると以下が表示されます

■転送がなかなか始まらない
 ・カメラ内のデータが○○GB等のように大量な場合、
  もちろんその全てを毎回転送してるわけではありませんが、
  転送済、未転送の判断にかなり時間を要するようです
  PCへの転送完了を確認した上で5GB位をめどにカメラのSDカードを
  初期化することで、転送開始までの時間を短縮できると思います
 ・「転送開始」という表示はありません
  動画など大容量のデータ転送にはそれなりに時間がかかりますので
  「いつまでも転送が始まらない」と感じる場合があります
  転送中はG7X mark3の背面にある電源ランプが「点滅」しますので
  それが確認できれば「転送中」だとわかります

■転送できない
 ・カメラ側を「固定IP」としている場合は、他の機器とIPアドレスが重複していないか
  確認してください
 ・USB給電をしていませんか???
  USB給電中は、PCとカメラ間の通信は行われませんので(←重要)
  カメラを電池駆動してください

■転送に時間がかかる
 ・通信速度は各家庭のネットワーク環境に依存する問題ですが、
  うちの家庭内wifiは300Mbps、それでカメラ-PCの転送速度は3~4MB/秒程度です
  400MBの動画転送にはそれだけで2分近くかかります

■転送について設定可能なこと
 ・転送対象を、JPEG、動画、のそれぞれについてオンオフ可能です
  カメラ側もPC側も同じ設定にしておきましょう
 ・PC内への保存場所も設定可能です

使用感など


はっきり言って「快適」であります

単に転送という観点だけじゃなく、バックアップということでも有用です
転送もその開始も、モッサリ感は否めませんが、
「受信を完了しました」って出るまで別の作業しながら待ってればいいのです

「常駐ソフトを増やしたくない」というご意見もあろうかと思いますが
ちょっともう、やめられません(笑)