2016年2月29日月曜日

SKYSONIC T-903とSeymour duncan sa-6

概要


タイプもルックスもよく似た2つのマグネットPUを比べてみたのが、本日の記事です
なお、音源、評価ともにT-903の発売直後(2014.8)のものとなりますのでご了解下さい

【skysonicT-903】
現在、skysonicのラインナップはT-902、T-903、PRO1の3種類
私はT-903しか持ってないのですが、価格や概要をamazonから紹介するとこんな感じです


T-902及びT-903はマグネットとマイクのミックス、
PRO1はT-903にコンタクトを加えたトリプルミックスのPUとなります

【Seymour duncan sa-6】
元々、自分の大のお気に入りで、気に入り過ぎて3個も買ってしまってます
T-903と同じマグネットとマイクのミックスタイプですが価格は千円ほど高いです


外観など


【skysonicT-903】
形を見てお気づきかもしれませんが、ロゴとかボリューム、マイクのコントロールを別にすると、
サンライズS2にそっくりです
ロゴを塗りつぶして、遠目からだと、なりすましできるかもしれません(笑)

 
               ※1)個体差かもしれませんが電池ソケットの精度がよろしくない!!
                  電池の端子とあってないので力業で「えい!!」って押し込む(笑)
                  電池が変われば上手くささるかもしれないですが、ちょっと残念

               ※2)取り付け可能なサウンドホール径
                  最低でも98mm程度は無いと装着困難のような気がします
                  サウンドホール径100mmのギターへの装着は、そこそこきつきつでした
                  上手くやれば、95mm前後でもつくかもしれませんが、安全圏は100mmです
                  万一「どうしても入らない」という場合は、
                  片方の留め具を完全に外してから、ギターに装着してみて下さい
                  その状態でサウンドホールに収めてから、この留め具を元に戻します。
                  相当面倒ですけど、より小さなサウンドホールでも入れられます
 

 
【Seymour duncan sa-6】
一方、下の写真は、手持ちのSeymour duncan sa-6です
ボリュームやミックスのコントロール位置がT-903とは少し異なります

 
【比較して】
大きさは903の方が少し大きいです(左:903、右:SA6)
どちらのPUもボリュームとマイクミックスの2つのコントロールがありますが、
903は本体の中にコントロールつまみが入った形、SA6は飛び出した形で取り付けられています
903の方はこのつまみ配置のせいで、つまみを動かすときに少し弦に触れてしまいます
(注意して操作すれば大きな音は出ないと思いますが)


奥行きも903の方が少し大きいです(左:903、右:SA6)
弦を張ったまま脱着、と言うことを考えると903はかなり窮屈です(可能ですけど)


これは裏側の写真(左:903、右:SA6)
両方とも小さな丸いマイクがついてますね、これがコンデンサマイクです
SA6の方は、良く覚えてないですが、裏側に直接電池を装着する方法があるらしく、なにやらごちゃごちゃとしてますね

 
音質


比較条件は、以下のとおりです。
 ●プリアンプ:ZOOM A3 ※プリアンプ機能のみ使用
 ●曲:中川イサトさんのクラレンス ※1フレーズ飛ばしたショートバージョン
 ●ギター:Larrivee C-10 ※今思えばこれは失敗だったか?もともと低音がドーンみたいなギターではありません
 ●録音:ZOOM Q4ライン録音
 ●リバーブ:TC_electronic_NR-1 Nova Reverb
中川イサトさんのクラレンスは、美しい旋律とともに、
しみわたるような低音が魅力の曲で、6弦をBまで下げます
もともと、2つのPUで「低音の出方、締まり方」を比較したかったこともあったので、
この曲を選んでみました

                 ※)以下音源は、ボールピースと弦の間隔を調整し忘れておりました
                   録音時はSA6で5.5mm、903で4.0mmで、やや低音が弱くなってしまってます
 
【①MAGのみの比較】
両者よく似ています
確かにマグネットの音ですが、「のっぺらぼう」というわけではなく、
少しざらつきがのっていてマグ臭さを軽減しています
違いがよくわからないくらい似ているので、ブラインドだと判別つかないかもしれません(^◇^;)
低音の出方は、上記のとおり未調整のサンプルですので何とも言えませんが、
両者とも少々控えめな感じもします






【②MIC全開時の比較】
これは明らかにSA6のマイク成分の方が大きいです
903もぜんぜん悪くないのですが、MICがminのときとmaxのときの差がやや小さく、
「調整した!」という満足感?(笑)がやや小さいという感じでしょうか





最初、「これはmic壊れてるのでは?」思い、こんな実験までしてみました



903のマイクのみで音を拾ってますが、micがminでも音は拾います(^◇^;)
minとmaxの差が小さいと思ったのはこのせいかもしれません
ただし、SA6でも同様にminの時でも音は拾いますが、
maxにしたときのゲインが903よりもずっと大きいです

903の場合、micの調整幅がやや狭いと言うことで、
僕らシロートには「調整した!」という満足感がSA6に比べてやや小さいかなと、そう言う話です(笑)

             ※)今回はライン録音での結果であって、ハウリングを起こす要素ゼロですから
               こういうことが言えるわけで、SA6のゲインをライブとかでどれだけ生かせるのかは
               少々ギモンです
               ライブでのマイクの実用範囲にはSA6も903も大差がないのかもしれません

【③MIC全開時+リバーブの比較
リバーブののり方はどちらも良い感じですが、やはりマイクゲインの差が感じられます





          
【④ボールピースと弦の間隔を調整してみた】
903についてだけ、ボールピースと弦の間隔を5,6弦で2mm、4弦で3mm、
1~3弦は変更無し(4mm)と言うことで調整してみました
確かに低音の出方は強くなりましたが、もう5,6弦はマグネットらしさ満開です

<MIC全開時>

<MIC全開時+リバーブ>

【私の総評】

マグの性能は、SkySonic T-903、SA6ともほぼ同じ
(精密には比較できないけど出力的にも同程度な感じ)
マイクはSkySonic T-903のゲインが弱いと感じます
ハウリング回避のためにそれほどマイクゲインは必要ないという考えもわかりますが
宅録という用途もあるわけですから、ユーザーの調整余地は残して欲しかったなと思います

以上を踏まえ、かつ現状で同程度の価格と言うことを考慮すると、
T-903も悪くないですが、私はSeymour duncan sa-6を選びたいです



【H26.6.29追記】


コメントで質問いただいた
「SEYMOUR DUNCAN SA6 Mag Micの取り付け可能な最小サウンドホール径」
についてです

ごく一般的な方法
 ・弦は緩めた状態で張ったままだとして
 ・PU両サイドの留め具を取り外すこと無く
 ・PUをいったんサウンドホール内に落として
 ・片側の角をサウンドホールの縁に咬みこませ
 ・その後もう片方の縁を持ち上げる形
であれば、コメントしたとおり96mmではギリギリアウトか、
もしくは採寸誤差に助けられて、幸運にも入りましたとか、しか考えにくいです

もう一つの留め具を完全に外してトップ上面からスポッとはめ込む方法
「はいるかもしれないが、少々賭けの要素もある」とコメントではお答えしましたが
これについて追加でご説明いたします




留め具を完全に外してしまえばPUの本体部分さえサウンドホールに入れば良く
上の写真で見れば本体の幅は87.5mmですから96mmのサウンドホールには余裕で入ります
(両方外さなくても、片方の留め具のみを完全に外すだけでOKかもしれません)

ただし、このときのリスク要素としては、以下が考えられます
 ①留め具のねじがサウンドホールに干渉しないか
 ②留め具を元通りに戻せるか


①留め具のねじがサウンドホールに干渉しないか

写真のように留め具用のねじは本体のくぼみ部分に配置されていて
サウンドホールに干渉する心配はなさそうです


②留め具を元通りに戻せるか

できなくは無いと思いますが、難易度に関してはやったことが無いので想像できません
「結構手間なのでは?」と思いもしますし、
本体のクランク部分がガイドになって、ブラインドでも意外と簡単かもとも思います

私の情報としては上記の通りです
あとは自己責任で挑戦されてくださいね! 幸運を祈ります!!!




2016年2月26日金曜日

「13フレットのオルゴール」を8カポで・・

西村歩さんのファーストアルバムemotionの中に
「13フレットのオルゴール」という曲があります

13フレットにカポを付けて、ほぼネック上ではなくボディ上の指板を使った曲で
オルゴールの音に似せて曲作りをされた、ちょっと特殊な曲です
指板を使う範囲が限られていることもあって、難度そのものはそれほどでもないと思いますが

弾く以前の問題があります(笑)

1.13フレットにカポを付けられるギターというのがなかなか見あたらない

ギターのネックとボディの接合部は、普通ネックヒールと言われる形になっていて
カポはかなり頑張っても11フレットにしかつきません


13フレットに装着するためには、このネックヒールがほとんど無いか
出っ張りがわずかでなければ無理で、うちのギターの中でも可能なのは宇坂ギター1本だけです


この構造というのは、ネックとボディの接合方法によるらしいですが
宇坂ギターの場合はスルーネック構造で、ヒールレスでも接合強度が確保できる方法らしいです
(エレキギターの場合は割と良くある構造ですが、アコギでは少数派)
SUGITA KENJIや同じく杉田さんのSUGI CRAFTのギターでもいくつか見かけますし
探せば無くはないですが、なにせ、少数派であることは間違いないので
「13フレットにカポを付ける」というハードルは結構高いです

2.カッタウェイのあるギターでなければ、弾きにくい、というか弾けるのか?

この曲では最高7フレットまで使用しますから、
13カポの場合だと20フレットまで使用すると言うことになります
カッタウェイがないと、超絶弾きにくいというか、無理?
仮に何とか指を届かせても、きっと1時間もすれば左手を痛めそう(^_^;)
残念ながら、宇坂ギターでもカポは付けられますがカッタウェイが浅いために
実は、弾けません(笑)



というわけで、弾く技術以外もハードルが高い曲ですが
そこは、それ、手抜きという方法もあるわけで(^_^;)
13フレットが無理なら8カポくらいでと(爆)
それでも楽譜上の7フレットは弾く時には15フレットになりますから
カッタウェイがなければぎりぎりかもしれません

さすがにオルゴールというのはやや無理がありますが
いつの日か弾けるギターを入手した時のために、今から練習しておくことくらいはできそうです
以下は、13フレットならぬ、「8フレットのオルゴール」
最初の9小節だけ弾いてみました



できるだけ小さな音量で聞くと、ちょっと雰囲気出るかもです(笑)






2016年2月25日木曜日

西村歩さん「なごり雪」

今月に入ってから、2週間くらいかな、やってた「なごり雪」

短い曲ですし、それほど難解なわけでもないので、珍しく暗譜は4,5日で完了してたのですが
なんか妙に弾きにくいと感じてました
今振り返れば、原因分析をするまでもなく、
距離の長いスライド移動で躓いてただけなんですが
これが未だに上手くいかないままです(笑)

ちょっと忙しく動くので、気持ちの「焦り」が手元を狂わせます
このあたりは慣れで解決できる部分でもあるので
もう少し弾き込みしたいのですが
昨日今日で、業務の予定がキャパ一杯まで入ってしまいました
「仕事大好き!」ってことはないんですが
ziziは食わねど高楊枝ってな訳にもいきませんので
「なごり雪」なごり惜しいけど卒業です(^_^;)

何カ所かで、コケル寸前までつまずいております
押弦が中途半端で音も出て無いとこがあります
でもきっと、「なごり雪」という曲であることだけは・・・わかっていただけるかと・・・(笑)



guitar:宇坂ギター
pickup:Seymour duncan sa-6(マイクmax)
preamp:zoom A3
reverb:Lexicon LXP-1
recorder:zoom Q8

いろいろと思い出深い曲であります
元々はかぐや姫の曲で1974のアルバムリリースでしたが
翌年イルカさんがカバー
若い世代の方はイルカさんの曲と思っておられる人も多いかもしれませんが
当時私は「何でおまえが歌うんじゃ!」と結構憤慨したものでした(爆)
ちょうど高校の、一応とても多感な時期
歌詞に似た別れのシーンなども経験したりして
春は別れと出会いの季節などと言いますが、自分には別れの季節としか思えないわけで
その気分を決定的に盛り上げてくれるのが
この「なごり雪」です

駅のホームでの別れなどとてもできず
ホームが見渡せる小さな山の上から見送った(涙)
今我が身を見ると、そんな純な時代があったなどとは想像もつきませんが
あれは妄想ではなかったと、とりあえず信じております



いつかいいのが録り直せたら差し替えいたします~~~

2016年2月24日水曜日

楽譜 南澤大介「ObedientWoods」

2013.11 南澤さんのセミナーで購入しました、が、
はい、1曲も弾けません・・・・


 


まあ、生南澤に会えた勢いといいますか
何か買わないと申し訳ない的発想というか、そんなお買い物な訳です

セミナーの時に南澤さんが弾いてくれた「故郷への遠い道」や
時々youtubeなどで見かけるカバー演奏で聞いた「月」とかは、やってみたい曲ではあります
でもこういうものには賞味期限もないし、ゆっくりやっていきましょう

2016年2月21日日曜日

アコギの会

戦うオヤジの応援団とはまた異なるアコギ好きの会があることを、
ギターをつくっていただいたToshi.G工房、宇坂さんに教えていただきました
2月19日に徳島市内の「ミュージックカフェバー セブンピース 」で開催された、
その名も「アコギの会」です

正直、一体どういう主旨の会なのかさっぱりわからなかったのですが
宇坂氏によれば「ギターやアンプを持ち寄って、みんなでさわってみる」というようなことらしく
金曜の夜、行ってまいりました


写真は会場のセブンピースさんのステージの様子です
右に写ってるギターが私の宇坂ギター
わかりにくいですがバスドラのzennという文字の左に写ってる黒くて細い柱のようなものは
BOSEのアコギアンプ「L1 Compact system」です
当日メインのアンプとして使いました(宇坂氏の持ち込み)
私のギターの左に見えているのはyamahaのサイレントではなく
宇坂氏の新作サイレントギターです
フレームはローズウッドの削り出しで作ったとのことで
サイレントらしからぬ高級感を醸しておりました

さてアコギの会、開始時間を過ぎても何が始まるという訳でもなく
人数も3,4人、しかも誰が参加者かすらも今ひとつ不明という・・・・
かぎりなく緩~い集まり(笑)


しかし、三々五々人が集まってきて
雑談しながら「お~そのギター見せて、さわらせて~」ってかんじで

だんだん盛り上がってきます
その雰囲気のまま「いいねえ、これ」みたいなことが続いて
生で弾いてみたり、アンプにつないだりしながらみんなでわいわいと遊ぶ集まり

というのが、この会の正体みたい(爆)

しかしこれがえらい楽しい(笑)


気がついたら3時間近くたっていて、私は所用で途中退場となりましたが
みんなはまだまだこれから!って感じで盛り上がってました
1曲披露してもよいし、ただポロポロとしてても良いし、おしゃべりだけでもOKだし
ほんとに自由で、同じギター好きが集まってるだけだけど超心地よい集まりでした
皆さん人なつっこいし、おもしろいし、優しいしで
僕もあんなにギターで楽しかったのは久しぶりです


半年に一度の開催と言うことでしたが
せめて月一くらいはやって欲しいなあって、思います
ほんとに楽しい時間でした

2016年2月20日土曜日

TC ELECTRONIC BODYREZ (アコギ編)

ちまたで話題?の「bodyrez」を買ってみました


電源アダプターが標準で付属しています(電池は使えません
アダプターは9Vのセンターマイナス、一般的なエフェクタ用電源なので
多分ボードに組み込んでパワーサプライ給電も大丈夫だと思います



さて何に使うものなの?


ちと説明しづらい(笑)
アコギのピックアップには大きく分けると以下の3種類があります
 ◆マグネット系
 ◆ピエゾ系(コンタクトやアンダーサドル)
 ◆マイク系
もちろんこれらのミックスタイプというのもあったりして、タイプも出音もまちまちなんですが、
ピックアップの音をあまり高く評価しない時の表現に、こんなものがあります
 ◆マグネット→「エレキくさい」
 ◆ピエゾ→「ピエゾくさい」・・・(笑)
最近のPUというのは良くできていて、あからさまにこのように酷評されることは少ないですし
私は、生音に近いことだけが良いとも思ってないのですが
ピエゾのコンタクトやアンダーサドル
特にアンダーサドルの「ブリブリ」というかちょっとざらついた音が耳につく場合や
コンタクトでもどこか安っぽく聞こえるときは
「何とかならないもんか・・」と思ったりすることもありました

この「BODYREZ」は、説明書にこうあります


主なターゲットを「ピエゾピックアップ」として、その出音を生音に近く聞かせるエフェクター
ということのようです
笑い話ですが・・・
私、この説明書を読んで初めて
PLAY ACOUSTICにもこの機能が組み込まれていることに気づきました(^_^;)
「買わなくても、持ってたのに~~~」
とは後の祭りなんですが、この機能だけを取り出してワンノブで調整できるというのも
「意外と便利なのかも」と自らを慰めております(笑)

使用環境


もともとこのエフェクターが欲しくなったきっかけは
手持ちのギターの中にD-28GEとかLG-0とかのように孔あけ加工をしたくないギターがあることでした
アンダーサドルはサドル溝に穴あけが必要だし、エンドピン位置にも12mm孔が必要
マグネットもコードをベローンって垂れ流したくなければエンドピン位置に孔あけ
ということでギターに加工が必要なんですが
コンタクトPUの中には全く無加工で装着できるものがあります
今回はMARTIN D-18GEにARTEC A1-OSJという激安PUを装着してみました


シールドのジャックはこんな感じでエンドピン部分に引っかけます


PUの接着にはブルタックという接着ガムを使用していますので
はがし跡は多少残りますが、ギタークロスで拭き拭きすればきれいになります
ただ、今回は塗装に何か影響があると嫌なので、ブリッジに取り付けました
この取付位置に関しては
位置の違いで出音が劇的に変化するので、最初からBODYREZに頼るのではなく
無加工の音が好みになる位置を根気よく探して下さい
また接着をガムではなく両面テープとかにしても音は相当変化します

効果やイカに


すでに世間には効果検証動画がたくさんあるのですが
コンタクトとの組み合わせというのはそれほど無い(だろう)と言うことで一応動画作成してみました

【BODYREZ オフ】
 この2000円くらいのコンタクトPU、意外に音がよい(笑)
 正直このままでも良いかなと思ってしまうのだが、欲を言えば「やや細い」
 (これも貼り付け位置次第という面は大きいが)
【BODYREZ オン 0%】
 微妙かもしれないが音が太くなって、暖かみがでる
【BODYREZ オン 50%】
 ややドンシャリ感が生じて、聞きようによっては生音っぽく感じる
【BODYREZ オン 100%】
 いっそうドンシャリになり、中音域が中抜けした感じで音が細くなる
【BODYREZ オン 100%+リバーブ】
 LXP-1のプレートをかけたが、やはり音が細くてリバーブの乗りもあまりよくない




音の変化は明らかにあります
ただこのエフェクターの評価というのは「好みかどうか」にかかってくるのでしょう
100%にすると現在のPUの出音では音が細くなりすぎて少々使いづらいです
今のセッティングで使えるとすれば50%前後という感じですが
当然、原音が変わってくれば結果は変わってくると思います
むしろナイロンの方が好結果という情報もあるので
そのうちやってみたいと思います

ただ少し残念なのは、オンに切り替える時の「ボッ!」というノイズです
「演奏中に切り替える」などと言うことはあまりないでしょうけど
それだけはあきらめた方が良さそうです




2016年2月16日火曜日

楽譜 南澤大介「初めてのソロギター入門」

ソロギターを初めて1年くらいの頃でしょうか
少しは基本もやっておきたい、というのと
奏法的にちょっとわからないことを調べたいということで購入しました




届いたときは分厚さにびっくりしました
260ページを超える超ボリューム版です
内容も、本当に入門的なものから、中級者くらいまでは十分に役に立ちそうなもので
ソロギターを始めたばかりの人には本当にお薦めできる本です

練習曲も単に練習!ってかんじでは無く、
小品ですが曲として十分成立するクオリティがあります
練習曲は、エチュード11までと大きな古時計が収録されていて
私はエチュード1~5、7の6曲を弾きました
当時の音源を以下においておきますので、ご興味のある方は聴いてみてください

オススメ(笑)はエチュード5で、私が一番好きな練習曲です
今聞いても懐かしいです
















2016年2月12日金曜日

超不思議PU Acoustic Guitar Pickup KQ-3

うーーん、はっきり言って超キワモノです
amazonで2014.9に購入、当時の価格は980円、現在はなんと880円です。商品ページ



なんでまた、こんな怪しさ120%のを買ったのかというと、
amazonのレビューで「クラッシックギターで使えた」というのを見たためです
ネットのレビュー・評価のたぐいは、サクラや妨害も少なからず含まれますので、
早計に信じるのは怪我の元なのですが・・・(爆)
今回はレビュアー2人がクラギでの使用と書いていたこと、
ダメでも千円の出費ですむという気安さとで、注文してしまいました。

さて、箱の中身はと言うとこんな感じです
用途は定かじゃないですが、標準フォンからミニプラグへの変換プラグもついてました
(上記の商品ページリンクの商品にはこの変換プラグは付属していません)


PU本体は金属製で、質感はけっしておもちゃ的ではないです


ネットで情報を漁ってるうちに、すごい方を見つけてしまいました
分解までしておられます(^◇^;) 、まずはそのページをご紹介します


使用方法、構造、音色すべてご確認いただけたかと思います
もちろん僕自身も分解してみましたが上記のページと全く同じでした(笑)

でもおかしいですね・・・・・
変則的なシングルコイルというのはわかりますが、それだと・・・
ナイロン弦の音なんか拾うわけ無いジャン!
しかしですよ、上でご紹介したブログにはありませんでしたけど、
間違いなくナイロン弦の音も拾います
ただし、とても「固く細い音」ですけど・・・

一応音源もご紹介しておきます
冒頭の「スリスリ」でおわかりいただけるようにマグネットというよりは
マイクとして機能している様子がうかがえます
確かにこれならナイロンの音も拾うのでしょうけど、
どう見てもマイクは仕込まれていないのですが・・・やっぱり謎です、超不思議です

鉄弦での使用だと、まあ緊急時には使えないこともないかって感じの音です
ナイロン弦は、そうですね~~私は使いたくないです(笑)


なお、このPUは電池を使用しないパッシブタイプになりますので
使用する場合は別途プリアンプを用意するほうが安心です
無くても音は出ますが、音量不足になる場合があります

【もしも・・・】
奇特にも・・使ってみたいと思われる方がいらっしゃいましたら
私はもう使いませんので、よろしければお使い下さい
もちろん送料込みの無料でございます
コメント欄に記載いただければ対応いたしますので、ふるってご応募を!!(笑)
ただし、これまでに当ブログのどこかにすでにコメントいただいた方限定とさせていただきます



2016年2月8日月曜日

西村歩さん「Sweet Memories」

お待たせいたしました
え?待ってない?・・・・大変失礼いたしました(^_^;)


1月13日から始めた西村歩さんの「Sweet Memories」
着手当初は、なんだかすぐにでもできそうな勢いで練習してて
「あとは弾き込みあるのみ!」とか言ったものの
仕事のこともあるし、なかなかそう上手くはいかないのが世の常であります
で、実はまだ上手くいってない(笑)

すでに録音は半月近くやっていて、失敗テイクも100近くになってますが、未だ成功せず(^_^;)
でも、週があけるとさらなる多忙が待ち構えているということで
いつものことですが、このあたりで区切りを付けようと思います


最後で痛恨の押さえ間違い!(途中にも細かいのはたくさんあるけど)
でも多分最後まで聞く人は少ないだろうから
「きっと気づく人も少ないサ~~」
という極めて健全な判断でアップに踏みきりました(爆)
西村さんは親指でのストリングヒット(「チャッ!」って言う音)を結構強めに入れますけど
僕は少し弱めにして、あるいはちょい気合いの入った消音というくらいが
曲の雰囲気に合うかなと思ったのでそういう感じで弾いてますが
1,2箇所は「空振り」もあったりします(笑)

ちなみにギターは、くだんのMARTIN D-18GE
「もうさわりたくない!」なんて思ってると本当にさわらなくなってしまうので
心のリハビリをかねて使ってみました
音の方は、今回はピックアップは使用せず、
RODE NT3で生音を拾って、これにLexicon LXP-1でリバーブをかけました


しかし間違いはともかくとしても、今ひとつメロディがなあ、立ってないなあ
でもライブまではまだ間があるし、それまでにはもう少しマシになっていて欲しいです

さて次なる曲は「ドレミファドン!」でイントロだけお聴きいただいた
「なごり雪」であります
今度は言い訳少なめにできるよう頑張ろう!!(笑)



【練習されている某氏へ】
えらそうに弾き方講座とか送ったのに、ごめんなさい!!
このくらいがもう精一杯かもです(^_^;)
2ページ目の頭も「0が4の上じゃなくて2の上」にきちゃってます~~~~
あ、でもわからないように手を抜くのもテクニックのうちですので・・・などと
言い訳だけは達者なziziさんであります
「近くに隕石が落ちたから」とか、言い訳の引き出しは豊富に持ってますので
そっち方面ならまだまだ情報提供できるかと・・・

2016年2月7日日曜日

心が狭い・・・のかなぁ

先日購入したMARTIN D-18GEだが
コンディションも完璧、弦高などの調整も文句なし、ではあったが
6弦が今ひとつ響かない、ように感じて仕方がない

ということで、1週間ほど前に入院して、自分の感覚を伝えたうえで
「方法は任すので、ブレースのチェック等含めて考えられる治療をして欲しい」
というお任せ方式でお願いした

一昨日退院してくると、
サドルを交換した、ということで音の方は概ね希望どおりに調整されていて喜んだのであったが
ブリッジに傷がついてご帰還あそばされた・・・・・


ここで、私も知らなかった事実を一つ
 
「D-18GEのサドルはボンド固定である」

そう、ボンドでがっつり固定されているため通常の方法では交換不可ということです
ボンド固定部は熱によって軟化させてから解体する方法もあるんですが
ブリッジへの影響もあると判断されたのか
今回はサドルをバラバラに砕いて取り除いたとのこと
しかしお客の立場からすれば、

「まずはその旨教えてもらって、対処を相談して欲しかった」

確かに「お任せします」とは言ったものの、サドルが固定なんて知らなかったです~~

そして、サドル破壊の時についたと思われる5mm長の傷(写真の傷)
ブリッジの木目に沿って入っているので、最初見た時は亀裂の開口かと超びびったんですが
ルーペで確認したところ幸いにも亀裂ではないみたいです

サドル溝の端部にも傷があり
ナウシカに登場したクシャナの「我が夫となる者はさらにおぞましきものを見るだろう」
の台詞が頭をよぎったりもして、サドルを持ち上げて溝を見るのが恐怖ではありますが
まあこれは仕方ないかと、ある程度納得もできます
おそらく写真の細い傷もカッターの手が滑ったのではないかと想像しますが
再度、お客の立場からすれば

「納品前に傷には気づかなかったんだろうか」

と思ってしまう・・

これまで自分の不注意でギターに傷を付けてしまったことは多々あれど
自分以外による傷は初めてのこと
あ、もちろんですが「元からあった傷かも」とは考えました
ですが、買った時に歓喜とともに撮りまくった写真には全く写っていない傷です


この、「毛ほど」にも満たない微細な傷にテンションが地平線まで下がってしまった私は

「心の狭い人間なんでしょうか」


2016年2月5日金曜日

マット・デイモン「オデッセイ」

お一人様レイトショーで見てまいりました


2月5日公開なのになぜ今日(2月4日)に上映があるのが不思議でしたが
上の写真には「3D限定で2月4日に先行上映」と書いてあって、ようやく納得です
しかし、行ってみれば観客は10人ほどしかおらず
ちょっと先行上映の宣伝不足かなという感じでした

いや~~おもしろかったです
先日のスターウォーズも今回のオデッセイも舞台は宇宙ということで共通点はありますが
本作はアクシデントで火星に一人取り残されたマットデイモンのサバイバルを
元のクルーや地球のスタッフの奮闘ぶりと重ねながら描いたものです
少々規模は違いますが「アポロ13」の雰囲気とも共通する部分が多くあるようにも思います

もちろん緊迫した場面もありますけど
その緊迫感を中和するかのようなディスコミュージックの使い方も絶妙
コミカルな会話などもあって、2時間ずっと胸を締め付けられるようなこともなく
極上の娯楽大作と言っていいと思います

ただ、万策尽きた~~~~!の場面で、支援の手をさしのべたのが
なぜにあのアジアの大国であったのか・・・
これだけはストーリー的にやや不自然な気もしたのでありますが
出来の良さに免じて「モーマンタイ」ということにしておきましょう

今度はね~~、「ザ・ブリザード」というのが見たいんだけど
時期的に忙しい感じだし、ちょっと無理かもしれません

いや~、映画ってほんとに良いものですね、さよなら、サヨナラ、sayonara・・・・・・
(今の人はわからないだろう名調子のように)



2016年2月4日木曜日

Behringer K3000FX

Behringerの・・・これはなんと言えばいいのか
簡易PAであり、キーボード用アンプであり、私にとっては「アコギ用アンプ」であります


ところでこのBehringerと言うメーカー
安い!と言うイメージとともに「当たり外れも大きい」という評価もつきまといます
たしかにハズレもありますが、これまで買ってきた経験で言えば、
はっきり期待はずれまたは不良品だったと言うことは希であって、
概ね「安価で良品」と言えそうに思っております

このアンプも「買って良かった」と思えるものの一つです
一般論ですがアコースティックギターは、エレキギターと比べると出音のレンジが広く
アンプにもより広い帯域の出力が求められると言われます
K3000FXには15インチウーハーに加えて1インチのドライバーがセットされ
より広い周波数域に対応できるように考えられています
ちなみに取説には
「PAシステムの品質を完全に備えた現代的かつ高性能なキーボードアンプ」
と紹介されています

音以外にも、多様な入出力も魅力です


写真右のシールドが刺さった部分が入力セクションですが
1~4チャンネルのステレオ入力が可能で、第1チャンネルにはマイク用のキャノンもあります
もちろんアンプ自体はモノラルなので、ステレオ入力は無意味?とも思えますが
ラインアウトはステレオで出力されるので、ステレオ入力を活用できる場面もあります

ただ、モノラルアンプとして考えた場合には
ステレオを「2つのモノラル入力」としても使えますから
アコギであれば8本までをつなげて出力することも可能になります
また、CDなどの外部音源用の入力も可能で
カラオケなどに合わせて演奏することもできるようになっています

出力もフォン端子、キャノン端子ともに利用可能ですし
もう一台のK3000FXと接続してステレオ出力するための端子まであります
簡易のPAとしては、まさに至れり尽くせりと言えます

コントロール部分も充実しています


4チャンネル分の音量調整、エフェクトミックス調整
7バンドのEQ調整と100種類もあるエフェクトセレクター、マスターボリュームなどがあります

まあ、音も機能も最強クラスで、なおかつH28.1現在で4万円という安さ
なのですが(笑)
まあね、弱点だってあります

①重い、とことん重い
 重量29.5kg・・・・室内でも一度置いたら永久保存
 持ち運ぶなんて、考えただけで疲労感に包まれます
 コロコロもついていないので押して転がすわけにもいきません
 せめてもの対応という意味では、お掃除などを少しでもしやすくするために
 1枚目の写真のようにコロコロ付きのテレビ台などの上に設置することです

②回路の劣化、または個体差によるノイズ
 どちらが原因かはわかりませんが、うちにある新品購入、中古購入の2台のうち
 中古ではやや「シャーー」というヒスノイズが耳につきます

しかしね、2台も買っちゃってるところからして、お気に入り度がかなり高いことが伺えます(笑)
機能はともかく、音をどう感じるかというところが好き嫌いの分かれ目になると思いますが
正直、エレキアンプに慣れた耳には最初、「なんか変な音」と聞こえました
でもご心配なく!すぐに慣れます(爆)
リバーブの出来が意外と良いのも一因かもしれません

アンプの音をお伝えするのは、結構難しいのですが、出音をZOOM H2nで拾ってみました
このアンプは、ノイズのある方なのですが、参考までにノイズ除去はしていません
ギターが鳴り出すとあまり気にならないのですが
無音になると結構気になります
リバーブは録音用に控えめですが(笑)、普段はもっと効かせて酔いしれつつ練習してます

常に身近にあって、最もよく使ってるアンプです





2016年2月2日火曜日

私の録音環境(弾き語り編・過去の遺物編)


【弾き語り編】

早い話、ボーカルエフェクターをソロギターのシステムに組み込むのが面倒だったので
別システムにした訳です
先日のソロギター編と同じ部屋に設置しています


ボーカルもギターもリバーブはTC HELICONのPLAY ACOUSTICでかけています
ソロギの録音もこれでやったらいいじゃないかと、考えたりもしたのでしたが、
このシステムのギターの音は、どこか深みに乏しく、やや中抜けして音の芯がはっきりしないので、
ソロギもこれでというのは僕としてはちょっと避けたいわけです

【接続図】

BR-80は多重録音機なので重ね録りが可能です
弾き語りの中には、ギター(かまたは歌)が難しくて弾きながら歌うのが
結構しんどいときがあるので、そんなときには重宝です
また著作権上、公開はできませんがカラオケの音源に歌を重ね録りするということも可能です

もちろん、ボーカールエフェクターを活かしてハーモニーを加えることもできます
PLAY ACOUSTICにギターを接続しますのでキーも自動判別してくれますが
その機能を使う場合はギターと歌の別録りということはできません


【過去の遺物編】

事務所2階のギター部屋に設置してあります
もともと、いろんなギター用のエフェクターを試すために使っていて、結構活躍してくれました


今は、普段使わない部屋で「静かにしやすい環境」であることを活かして
マイクテストとか生音をじっくり録りたいときなんかに時々使っています
ただ、静音化のためエアコンは使いませんので、夏冬の暑さ寒さがこたえるため、
このところめっきり使う機会が減っております


リバーブの評価用に使っていたシステムでしたが、
今使っているのはマイクプリアンプと録音機のZOOM R8くらいです
使い方も忘れてるものがほとんどですが、もう配線も繋がっていないものも多くなりました
そんなら、不要品は処分すればいいのですが
「いつか使うさ~~」とついつい思うのが悪癖でして、なかなかダンシャリができずにいます

2016年2月1日月曜日

「あの日」小保方晴子さん


分野はまるで異なるが科学技術の世界の末端で生活するものの一人として
どうしても読まなければと思っていた
そして、あのSTAP細胞ねつ造の事件(あえてこう呼ぼうと思う)が明るみに出たときから
多くの疑問が頭を離れなかった



本を読んでもなお、
その内容は、これまで語られなかった、否、語っても闇の中に葬られ続けた
主要な登場人物の言い分がようやく明らかになっただけであって
「真実」と言えるものなのかどうかはわからないし、事件の全貌でもない
が、文章というのは書かれている内容そのものとともに
書きぶりや構成から、どう隠そうとも「人となり」のようなものが匂い立つものである
この文章から私にはどうしても邪悪な匂いは嗅ぎ取れなかった

たしかに、彼女の若さ、甘さ、経験不足が事件の端緒となったことは否めないし
にもかかわらずほぼ実名入りで言い訳をする内容に嫌悪感を抱く人も多いと思う
しかし、前段の研究過程に関する記述は
極めて難解な内容を時系列も含めて可能な限りわかりやすく書かれており
この「わかりやすく」言う部分は、思ったほど簡単なことではない
大学時代も含めて全ての研究環境から隔絶され
世間やマスコミのバッシングで身も心も疲弊しきった中、ということも考えれば
どれだけ力を注いだことだろうと思ってしまう
これが小説ならばこの前段は退屈きわまりないのかもしれないが
後段の内容への導入としての役割は重要で
それがわかっていたからこその注力であったと思われるが
そもそも、この本の主旨は後段であり、本来はそこに重きを置きたかったのだろうが
そのための導入にこれほどのページを割き、しかもわかりやすく書いたところに
もともと彼女が持っていた真摯さを感じてしまう

論文とか書くんだから文章はお得意でしょ
とお考えかもしれないが、科学技術論文と一般的な文章は全く違うもので
むしろ論文書きに慣れていればいるほど、堅苦しい表現が多くなる
彼女には生来文才があったのかもしれないが
だとしても、プロットも文章にも論文とは異なる相応の苦労があったはずで
彼女にとっての真実を世に伝えたいという思いの強さを感じる

「真実を歪めたのは誰だ?」
研究内容では一人の教授、
その後の騒動においては彼女の言動をあるときは隠し、あるときは歪めたマスコミ
ということになる
ただ、世紀の大発見があまりの重大さ故に周囲を巻き込んだ大きな渦に成長し
彼女の関知し得ないところで様々な思惑を生み、絡み合い
一言で誰の責任とは言えない悲劇であった可能性もある
例えば、名前の挙がった教授にしても
今現在まで全く関与を疑われず、責任も問われないままきたことにも相当の不自然さが残る
理研も含めもっと大きくてどす黒い背後が存在するのではないかと
思わせる部分はまだあると思う
彼女のスポイトが作った小さな渦が、誰をどこまで巻き込んだ巨大な渦となっているのかは
彼女自身もまだわかっていないのかもしれない

しかし、そういった訳のわからない背後ややったやらないという水掛け論の一方で
絶対の事実も存在する
それは、日本最高レベルの研究者である笹井博士の命が失われたこと
そして将来有望な若い研究者の前途がたたれたことである
笹井先生のご冥福を祈るとともに
彼女にも何とかして汚名をそそぎ、研究ができるチャンスが与えられんことを願うばかりである
この本の購入は、そのためのささやかな応援だった・・・・
と書くと、最初から小保方寄りだったのかとばれてしまうのだが(笑)
邪悪な動機に基づく確信犯には、この本は書けないだろうと、やはりそう思うのである

こういった悲劇が繰り返されることがないようにとはもちろん思う
しかし、大学や大学出身者がトップを務める理研のような組織で
どこまでできるのかとの不信もぬぐえない
どうか、このたびの犠牲とも言える命の重さを無駄にしないでいただきたい



この本にコメントすることは結構勇気も必要でしたが
私にはそれに対するご批判をしっかり受け止めるほどの精神的耐性はありません
したがって、かる~~い反論まではウェルカムですが
バズーカ攻撃は全て削除いたしますので、ご了解下さい