2021年6月30日水曜日

ROLAND UA-100G

お友達からいただいた機材です
Windows98、XP時代までならオーディオインターフェースとして機能しましたが
今は・・・・

ROLAND UA-100G


1999年10月発売の機材で、以下の3機能をまとめた多機能機材でした
 ・MIDIインターフェース
 ・オーディオ入出力
 ・デジタルエフェクター
入力も以下のとおり豊富で、価格も約5万円とちょっとした高級機材でありあました
 ・マイク入力用標準ジャックを2つ
 ・ライン入出力用RCAジャックを各2つ
 ・デジタル光出力端子を1つ
 ・MIDIは入力、出力とも各2系統




しかしながら・・・


全ての機能が使用できたのは、Windows98、XPの時代までで、それ以降は
 ・オーディオインターフェイスドライバが機能しない
 ・PC上で動作するコントロールソフトが動作しない
ということで、PCと連携する全ての機能が失われました

ネット情報では無理矢理旧ドライバを動作させるという荒技もあるようですが
あえて、虎の尾を踏む必要もないのではないでしょうか

でも、使用をあきらめることはありませんw

なぜなら、単品動作可能だから


UA-100GのEFFECT TYPEつまみで以下の3つのモードが使用可能です
 ・VTモード(ボイストランスフォーマー)
 ・VOCALモード(MIC1の入力に対してリミッターやEQがかけられる)
 ・GUITARモード(MIC1の入力に対して歪み、コーラス、ディレイがかけられる)
  ※PCモード、GAMEモードはオーディオインターフェース機能が使えないので不可

これらのモードにおけるエフェクトコントロールつまみ(1~4)の動作は
本体正面パネルに印刷されています

例えば、VTモードにおいては
 ・エフェクトコントロール1:ピッチ(音程)の変更、最大で±1オクターブ
 ・エフェクトコントロール2:フォルトマン(性別の調整)
 ・エフェクトコントロール3:リバーブの調整
 ・エフェクトコントロール4:ボイストランスフォーマー音量の調整

という感じに機能しますが、実はこのUA-100Gはボイスチェンジャーとして、
その筋ではまだ一定の人気がある機種です
以下は、そのVTモードについて私が解説したものです、興味があればご覧下さい




2021年6月24日木曜日

USBマイク LEWITT DGT650 あえなく放出

 多分、今年に入ってからのこと・・・
「音切れ有り」ということでオークションにでていたブツです
でも、通常6万円前後するDGT650が1万円・・・・
いやいや、きっと使い方が悪いのだろうと自分に言い聞かせつつポチッとなw

LEWITT DGT650


いわゆるUSBマイクですが、
 ・ステレオ録音が可能
 ・ブレイクアウトボックスを介してライン、MIDIとのミックスが可能
という一風変わったマイクです(現在は生産完了しています)

 ■Acoustical operating principle // pressure gradient transducer,
  permanently polarized, XY-stereo
 ■Transducer Ø // 2 x 17 mm / 0.67 inch
 ■Polar pattern // cardioid, XY-stereo
 ■Frequency range // 20 ... 20,000 Hz
 ■Dynamic range of mic. Amp. // 110 dB-A
 ■Pre-attenuation pad // 10 dB 20 dB
 ■Low cut Filter // 12 dB / octave at 80 Hz 12 dB / octave at 160 Hz
 ■Resolution // 24 Bit
 ■Sample rates // 44.1 kHz // 48 kHz // 96 kHz
 ■Recording modes // 1: left / right = microphone X/Y
   2: left / right = microphone cardioid
   3: left / right = stereo line-in
   4: left = microphone cardioid / right = line input left
 ■Master gain (analogue) // 0 dB ... 40 dB
 ■Supply voltage // USB high-power device, 5V (+/-5%) / Internal battery
 ■Internal battery // Li-ion, 950mAh / 3,7V; > 3h playtime
 ■Current consumption // < 500mA (charging) // < 275mA (normal operation)
 ■Connector // 18-pin lockable hi-speed connector
 ■Dimensions // 138 x 52 x 36 mm, 5.43 x 2.04 x 1.42 inch
 ■Net weight // 310 g, 10.9 oz

不具合を確認
ウィンドウズ10のパソコンで早速試してみたのですが
 ・確かに音が途切れる
 ・ノイズもひどい
まさにオークションの説明のとおりです(笑)

それでも色々やってみるw

【コネクタ部の接触不良かも】
 コネクタをいじっても音切れとの関連がはっきりしないので、
 疑いは残るものの原因とは言い切れません

【USB3.0ではイカンのかな】
 USB2.0に刺し直してみても改善せず・・・これは原因では無い

【ちゃんとドライバ動いてるかな】
 ドライバは「DGT650」となっている、これも違うなあ

【パソコンとの相性があるかも】
 ノートやデスクトップなど3台のパソコンで試したが、いずれも同じ症状(^0^;)

【湿気による障害かも】
 タッパに山盛りの乾燥剤とともに入れて2ヶ月放置! しかし全く改善せず

【ブレイクアウトボックスの不具合?】
 ブレイクアウトボックスは14,300円で別売されてるが・・・・
 でもなおるかどうかわからないものに、そんなお金は出せないよね~~~~


あえなく放出


まさに、万策尽きた!ってことで、オークションに出品!

結果、5250円で落札されました
購入価格が1万円なので5千円の損失ですが、もう全然OKです(笑)
そもそもリスクを承知で購入したものですしね

というわけでDGT650の顛末記でございました!


2021年6月18日金曜日

ギター用お道具箱の中身

長年使ってきた、「お道具箱」ですが、何もかも詰め込みすぎて
私自身も何が入ってるのかわからなくなってきた(^0^;)
「棚卸し」的な意味も含めてちょっと中身を確認してみましょう


 上段トレイ
比較的使用頻度の高いメンテ用品が中心です


 中段トレイ
比較的かさばらない小物が中心ですが、もうまるでカオス(笑)


 下段トレイ
少しかさばるもの、及び変換プラグなどの小物を小さいケースに入れて収納しています


 まとめ

総重量3.4kg!!
良くこれだけ入ったものだと感心もしますし、こんなのあったんだ!ってものもチラホラw

しかし「ほんとにいるの?」というものも多い?w
下段のギター用ワックスなんて、
買ったものの、ギターの塗装への影響が怖くて一度も使わないまま硬化しかけてます(笑)
大量の変換プラグ類も必要度はかなり低いのですが
ごくまれに「いや~~~あって良かったよぅ」ってことがあるので処分できないです

怖いのは、こうして所有品を確認しないままに
「持ってるのに買ってしまう」ってことなので、今回の棚卸しはかなり有意義だったかとw



2021年6月12日土曜日

BEHRINGER ADI21 V-Tone Acoustic

言わずと知れた、ベリ製の激安アコースティックドライバー・DIです
一度はオークションで手放した機材でしたが、
なんとキャス友からいただく、という形で手元に舞い戻ってきました(笑)

これも何かのご縁ですし、
以前持ってたときにはブログで紹介もしていなかったということで
改めて少しだけ書いておこうと思います

BEHRINGER ADI21


とにかく、3000円を着るという価格が衝撃的です
最も特徴的なのは「チューブ/マイクエミュレーション機能」で、
音を太く温かくしてくれる・・ということですが、まあこれはあとで触れましょうw

BLENDとLEVELについて
BLENDは「チューブ/マイクエミュレーション機能」の制御、
LEVELは全体の出力音量を調整するつまみですが、この機材を使用する「キモ」は
この両者のバランスをどのように設定するかということになります

【BLENDを12時以上としたとき】
確かに「太さや暖かさを感じる音」になりますが、
LEVELをあげていくとやや歪み気味になり、エレキっぽさを感じやすくなります

【BLENDをゼロとしたとき】
LEVELを最大にしても歪む感じはありません
アコースティックのフィンガースタイルであればこちらの方が使いやすく
太い音が好みの場合は、BLENDをほんの少しあげるか、EQで音作りした方が
良いように思えます

そもそもこれはプリアンプではない!

と思った方が良い機材なのであります(勘違いならご容赦をw)

たしかに、ベリンガーの公式HPでも「チューブ/マイクエミュレーターを内蔵したアコースティックギター用プリアンプ。アクティブDIとしても活用できるペダル型タイプ」と紹介されていますし、プリアンプを「音質調整担当」と考えれば、頷けなくも無い(^0^;)
しかし、ギターエフェクターにおけるプリアンプの一般的イメージは・・・
PUの音を0dB付近まで音量増幅可能な機材
なワケでして、その意味ではほとんど
役に立たない・・・のであります

とにかくLEVELを最大にしても、たいした音量増幅がない・・・
そこでBLENDをあげていくと、まあ少しは大きくなるので、
プリアンプとしての機能を期待してる人は特に、どうしてもBLENDをあげたくなる
そうすると、音が歪むというか、つぶれ気味になって、
アコースティック感が薄れてしまうので「ガッカリ!!」「ナニこれ!」
ということになってしまいます

「EQ付きのDIなのだ」と思えば、ローノイズでそこそこ使える機材です
DIとしてミキサーにキャノン端子で渡して、ミキサーのマイクプリで音量を整える、とか
あるいは後段に別途増幅用のプリアンプを入れる、とか・・・
そういうのが、正しい使い方では無いかと、
一度手放して再入手した今でも、同じように思ってしまいます

実際、ADI21の取扱説明書に「プリアンプ」という言葉は一言も書かれてないし
仕様にも「利得値」はありません
まあ、ベリンガーの説明書は「わかりにくく不親切」として名をはせてますから(笑)
鵜呑みというわけにもいきませんけど・・・

EQはそれなりに使えるが・・


BASS、MID、TREBLEの3バンドEQで、うちMIDのみがパラメトリックとなっています
そこそこ効きも良いのですが、
高域用のTREBLEは、上げすぎると妙にギラギラ、キンキンしてよろしくありません
PUとの相性も考えられますが、上げすぎ注意だと思います

ソロギター用の現実的な音作り

上記を踏まえて基本的な考え方を以下のようにしてみました
 ■音量に関しては別途プリアンプの使用を前提とする
 ■BLENDは基本的に使わない(ほんのわずかにかける程度はありかも)
EQに関してはピックアップの音質とも関連するのでなんとも言えないですが
今回はLR.BAGGS M1 passiveを使用することとして以下のセッティングとしてみました


なお、以下の音源においてミキサーは「BEHRINGE XR16」使用しています
録音も全てXR16のUSB録音です
また全てのケースにおいてミキサー側のマイクプリは「+42.5dB」のゲインを付しています
これは「ADI21のLEVEL最大でも、+42.5dBのプリアンプゲインがないと使える音量にはならない」ということを意味しています
今回のピックアップがパッシブでやや低出力ということもありますが、
「別途プリアンプは必須!」ということをよく示してると思います

【ADI21(XLR端子)→ミキサー(XLR端子)の場合】
 ①無加工の音


 ②録音後にリバーブを付加

【ADI21(TS端子)→ミキサー(TS端子)の場合】

【ADI21(XLR端子)→ミキサー(TS端子)の場合】


気のせい、程度の話ではありますが、ADI21側、ミキサー側ともに
XLR端子で接続した場合の方がやや音量が大きいように思います
「わずかでも音量を稼ぎたい!」というときには両端をキャノン端子で接続するのも
一つの方法かも知れません


2021年6月6日日曜日

TASCAM US-32 トラブル対策

TASCAM US-32(US-42)は、 単体(ここ重要!)で
 ・オーディオンターフェイス機能(DAWにも対応)
 ・マイクプリ(32は1基、42は2基、ファンタム電源使用可)
 ・EQ、コンプ、リバーブのステレオエフェクト機能
 ・外部機器からのAUX入力機能
 ・PON出し機能 その他
が可能な多機能オーディオインターフェイスで、
私も「生配信したいんだけど何か良いオーディオI/Fない??」と聞かれれば、
その方が機材に詳しくない場合、
ほぼ100%「TASCAM US-32(US-42)が良いと思うよ」と答えていました

一時期、需要増加や生産の減少で価格が高騰していた時期もありましたが
今ではやや落ち着いて、他機種に比べて安価と言えるレベルになっています
音質の方は、もちろん上を見ればキリがありませんが
値段なり・・以上の音はちゃんと出してくれるし、
EQのおかげでマイクへの対応範囲も広いということで
配信や録音の初心者には本当に良い選択肢だと思っています

こんな、超優等生なTASCAM US-32(US-42)ですが
「なんだかよくわからないトラブル」もあるのでちょっとご紹介しておきます

音の入力とともにノイズ!
「サー」とか「ブーン」といった連続的なノイズではありません
声を出すたび、または声を出すと時々、歪んだようなノイズが出る、というときです
こんなとき、もしも、PCとの接続を切って、US-32(US-42)単体動作で問題ないなら・・
USB2.0接続を試してみて下さい!
もともとTASCAM US-32(US-42)はUSB3.0接続でもOKとされてますので
USB3.0がだめとは言えませんが、上記のノイズ発生時にはぜひ試してみていただきたい
実際、私のところでもそれで解決しました

なぜ??なんて聞かないで(笑)、そんなのわかるわけもありません

マイクの音量が突然小さく!
めったに無いとは思いますが、前触れ無く、きっかけも無くマイク音量が落ちる
というトラブル・・私も一度体験しました

機材の故障の可能性やPCのコントロールパネルソフトとの関連も考えられますが
はっきりした原因はわかりません
ただこんなときは・・・・試してみましょうw
 ・入力切替スイッチを何度か切替てみる
 ・VOLUMEつまみを適当に回してみる


ギターシールド刺しても無反応!
私の場合は、US-42のチャンネル2で経験しましたが、こんな場合も対処は同じです
 ・入力切替スイッチを何度か切替てみる
 ・VOLUMEつまみを適当に回してみる



まあ、これといった原因もわかって無く、正しい対処かどうかも不明ですが
「え~困ったなあ」って時には、だまされたと思ってお試し下さい

もちろんですが、それでなおらなくても・・・責任は持てません(笑)