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2017年2月22日水曜日

すでに旅立った想い出のエレキ達14本


3年前(2014.2)にほとんどを売却、他のものは友人にあげてしまって
1本も残っていないので、もう記憶の彼方だったのですが
機材リストに【すでに旅立った想い出のエレキ達】を追記したので
過去に購入したエレキの記録を可能な限り残しておこうと思います

それにしてもよくまあこれだけ安エレキを集めたものだと我ながら感心します(笑)
アコギでも同じなんですが、メーカーや形やPUや価格でどのくらい違うんだろう??
と言う興味でついつい買ってしまった結果なんですが
3ヶ月で14本・・・やっぱり笑ってしまいますね
しかもエレキ自体半年で挫折、なんともはや・・・・(^_^;)

なお、すでに手元に無いので、写真は当時のオークション画像を使用しています

①Washburn MERCURY(2011.9.15ヤフオク、15000円)
30年以上のブランクを経て、初めて購入したギター
良いも悪いも全くわからずに購入したが、もう音が出ただけで嬉しかった
出品者への連絡で「いつかきっとyoutubeにアップできるように頑張ります!」
と伝えたのでしたが、ついにエレキでのアップというのはありませんでした
全体の写った写真が残ってないのだが、ストラトのような形をしていた



②Epiphone Lespaul Custom/black(2011.9.18ヤフオク、16480円)
ワッシュバーントほぼ同時期にヤフオクで落札
なんとなくレスポールが格好いいと思ったのとハム2発というのに惹かれた



③Bill's Brothers(2011.9.20ヤフオク、3100円)
「アームが付いてる」というただそれだけの興味で購入



④FENDER JAPAN ST-556(2011.10.18ヤフオク、14500円)
この頃になると、Fender、Gibsonと言うのがエレキ界の2大巨頭だと知るようになる
と言うわけでフェンジャパのかなり古いモデルを購入
ど素人の耳にも結構いい音だと聞こえたものだが、
BLADE Shooterというフロイドローズに似たロックシステムが付いていて使用方法が不明
これをどうしたら使えるのかを教えてもらいに
⑥の修理でお知り合いになった「ギターリペア中村」さんにいったのでしたが
そのときに中村さんが弾いてくれた「Windy and Worm」にかなり感動したのが
その後、アコギでのソロギターにつながっていったという
私の短いギター歴の中でもある意味キーポイントと言えるギターとなった



⑤Aria ProⅡマグナ(2013.11.29ヤフオク、2200円)
残念ながら裏側の写真しか残っていない
オークション入手のなかでも最安のギターとなった(^_^;)



⑥Fernandes SFR-512(2013.11.29ヤフオク、5000円)
到着してみると「ヘッド割れ」(^_^;)
運送事故と言うことで保険が効いたのでギターリペア中村さんで修理してもらった
運送会社からの紹介という形だったが、これがギターリペア中村さんとの最初の出会いとなる



⑦LP-X by Mavvis(2013.11.31ヤフオク、5350円)
う~~ん、なんで買ったのか思い出せない(笑)
ただ金色のギターが欲しかっただけだったんだろうか・・・・



⑧Tokai Lespaul LOVEROCK(2011.11.10ヤフオク、17000円)
美しさに惚れ込んで落札・・・なのに
ぺらぺらのナイロンケースに入れただけで送ってきた(^_^;)
なんとプチプチすら無しで、見た瞬間悪い予感がしたのだが
見事に的中で輸送中にPUセレクトスイッチが破損した模様
しかし梱包不良ということで保険が適用されず泣き寝入り
その後のオークションでは、
ギター落札時の連絡で「しっかり梱包お願いします」とお願いし続けることになるのだが
そのきっかけとなったギターなのであった



⑨Epiphone Les Paul Custom/white(2011.11.16ヤフオク、16800円)
白も格好いいと(爆)
しかし、このギターは集めたエレキの中でも際だって音が悪かった
素人なりにいろいろと修正を試みたのだがどうにもならず、友人にあげてしまった



⑩epiphone SG G-400(2011.11.25ヤフオク、11000円)
軽くて弾きやすく、一番使ったギターかもしれない
ソロギを始めてからもずいぶんお世話になった記憶がある
音もハムのわりにはあまり図太い感じじゃなくて結構お気に入りだった
ただどうもボディが軽い分ヘッドとの重量バランスが悪くて
ストラップをつけて弾いてるとヘッド落ちしやすかった記憶がある



⑪Ibanes ag95(2011.12.3石橋楽器、51188円)
買い集めたエレキの中で唯一の新品購入品
「フルアコって何?」という興味にあらがえなかったw
新品と言うこともあるが、とても美しいギターで、弾くよりも眺めてる時間の方が多かった

【写真が残ってないのでamazonから拝借してます】

⑫Tokai LS160(日付不明ヤフオク、80000円くらい)
さすがにちょっといいエレキが欲しくなったのだが
いつもの癖で「とっておき」扱いにしてしまったので、結局はいくらも弾かなかった
4~5kgもあってくそ重たいというのも弾かなかった理由のひとつだったように思う

【写真が残ってないのでamazonから拝借してます】

⑬Electromatic Gretsch Pro Jet G5235(日付不明ヤフオク、20000円くらい)
安くて格好いいギターを探しててみつけた
本当はビグスビー付きが良かったんだけど、お手頃価格では無かったためこれに決定
音も良かったし、弾きやすいギターでもあったんですが
とにかく周囲の雑ノイズ(蛍光灯やらPCやら)を拾ってしまうので
そのうち弾かなくなってしまった



⑭Ibanes(型番不明、日付不明、ヤフオク、金額不明)
実はもう1本、Ibanesのセミアコがあったのだけど
これはなんの記録も残していないので今となっては詳細不明です(笑)
写真だけ残ってました・・



と言うわけで、エレキ時代全14本の記録であります
無駄なようにも見えますけど、当時はものすごく楽しかったし
友人にあげた③⑨以外はMartin D-28GEを買ったとき、ギターリペア中村さんに
かなりの高額で引き取ってもらったので、全然無駄にはなってない・・と今でも思ってます

2016年4月6日水曜日

PRS SE Angelus Standard


とうとう、今ご紹介できるギター紹介としては最後の記事になってしまいました
といっても、すでに手元にはないギターで
2015.8に、宇坂ギターの財源の一部として友人の元に旅立っていきました


エレキでは高いギターってイメージのあるPRSですが
最近はアコギもエレキも廉価版のSEシリーズを出したりしてます
とはいえ、それほど興味のあるギターと言うことでもありませんでしたが
ただ一点興味がわいていたのはあの特徴的な「バードインレイ」です

ヤフオクを眺めてると「稀少!PRS(ポール・リード・スミス)アコースティックギター」
というタイトルの出品があり、それが「PRS SE Angelus Standard」でした
もちろん、稀少!なんてことはなく(笑)、普通にあるタイプなんですが、
どうやらアコースティックモデルをエレアコに改造しかけていたらしく、
エンドピンの横に電池ボックスの穴を開けてしまってます、しかも開けたまま放置(笑)

値段は2万円と言うことでしたので、穴あきだし、
もしかして落ちるかもってかるい気持ちで入札したら・・・・落ちちゃいました(^◇^;)


Body Shape : 15 1/2" Cutaway
Bracing : PRS X-brace/classical hybrid
Back Wood : Solid Mahogany
Side Woods : Mahogany
Top Wood : Solid Sitka Spruce 
Neck Wood : Mahogany
Neck Shape : Wide
Fretboard and Bridge Wood : Rosewood
Inlays : Birds
Truss Rod Cover : Adjustable Truss Rod 
Nut : Bone
Saddle : Bone
Tuners : PRS SE Tuners
 
【ヘッド】
 ヘッド、エレキっぽい形ですが、カッコイイ!
チューナーはPRSと刻印されてますが、一般的なグローバータイプです

【指板】
欲しかった「バードインレイ」です
PRSのバードインレイは、高額のエレキや超高額のアコースティックギターは縁取りタイプ
このギターは塗りつぶしタイプで、明確な差別化が図られてますが・・
この値段ですから、文句はないです(笑)


【トップ・サイド・バック】
トップはスプルースの単板ですが、それほど良い材ってわけでもなさそうです
でもこの価格ですから・・・これも文句はアリマセン
が、貝のインレイがどこにも無いのは・・・少しだけさびしいかも
バックはマホガニーの単板、サイドはマホガニー合板になります

【安かった理由】
 ①電池ボックスの穴ですが、前オーナーが穴を開けようとしたらエンドブロックがあったようで
  エンドブロックと干渉して電池ボックスは斜めにしか入りません
   →まっすぐに入るまで、1時間近くヤスリでエンドブロックを削りました

 ②電池ボックス取り付け用のねじがない。
  普通の木ねじと違い、根元までねじが切ってある「タッピングねじ」というものでないと
  薄い側板にねじが噛み込みませんが、このタイプで細い径のものというのが意外とアリマセン
   →手持ちのタッピングねじで代用しましたが、相当不細工になりました(笑)

 ③サドルには金属製のアンダーサドルピックアップが入ってましたが、これが二カ所で断線
  一カ所はPUの付け根の半田がとれてましたが、これがどうしても再半田できません
  なおかつ、このPUを取り外してしまうとサドルが低くなり過ぎて、弦高が確保できない
   →ギターリペア中村さんで素子部分を1000円で購入、元のPUと交換しました

 ④サドルの3弦の溝が欠けてた
  →作り直そうかとも思いましたが、弦を張ると音はおかしくないので、現状で放置

 ⑤エンドピンプリアンプの化粧カバーの内側にあるはずの締め付け用6角ナットがない
  →手持ちのエンドピンジャックから流用しましたが、これは何とか探さないと後々まずい

 ⑥ブリッジピンの破損が激しかった
  →ブラスに交換

ってことで、弾けるようにするまで、2日を要して大汗かいたわけですが、まあなんとかなりました
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

音ですが、意外なくらいに良く鳴るギターで驚きました
倍音豊かという感じではないのですが、聞き疲れしない素直な音というのでしょうか
けっして嫌いな音ではないです


すでに売却後でしたが、動画撮影のために友人が持ってきてくれました
久しぶりに弾いてみるとやっぱり良い感じで鳴ります
資金繰りのためとはいえ、早まったんだろうか(^_^;)

2015年12月12日土曜日

HEADWAY HF-020

2014.7末にオークションで購入、2014.8.7にギターリペア中村さんに売却
手元に1週間しかなかったギターです(笑)

トップはスプルース合板、サイドバックはマホガニー合板、堂々のオール合板ギターです
定価は多分、税抜きで2万円、中古の実勢価格でいえば5千円するかしないかでしょうか
狙いはギターについていたピックアップ、Seymour duncan SA6でした


Seymour duncan SA6はマグネットとコンデンサマイクのミックスで、とても音がよく、
すでに持ってはいましたが、もう一つ欲しくて探してました
しかしオークションに出てもわりと高値、新品はSH価格でも28000円ちかくします
(定価が75600円とものすごい値段ですので)
そんなときに「ピックアップ付き」としてオクに出たのがこのギターでした
これにほぼ新品のハードケースが付属して落札価格は19800円、これで手を打ちました


Seymour duncan SA6のおまけ?として、入手したギター
ネット情報も極めて少ないのですが、中国生産のHEADWAYで、
上記のとおりオール合板、サイズはOO-15よりも少し大きいからOMサイズくらいです
入手時は弦高が4mm近くもあって弾きにくかったのですが、
ネック調整とサドル削りで今は2.7mm位まで落として弾きやすくなりました
基本的な状態としては、ダメージもほとんど無く美品の部類でした

写真は内部のシールです
このシールが金属製かまたは革製なら日本製、紙製だと中国生産だそうですが
このギターのシールは当然・・・紙製でした


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到着後すぐにお目当てのピックアップは取り外して、
「誰かにあげちゃうか」「オクで再販か」と処分方法をいろいろ考え
最終的には到着後1週間でラリビーの財源として旅立ったわけですが
売却後もその音が忘れられず、結局何ヶ月後かにHEADWAYを買い直すことになりました

とにかく、本当に「良く鳴る」ギターでした
「合板ギターって育つことはないけど、最初から結構良く鳴る」
とはネットでよく言われてますが、確かに良く鳴ります
1,2弦はやや弱く、また全体的には弦鳴りが強い感じもしますけど、良い感じで響きます
ギターの音って不思議ですね
5000円のギターだから全くだめってこともない
HEADWAYだからこの品質と言えなくもないですが、ある意味良い勉強にもなりました

以下は、奇跡的に残っていた音源です
ZOOM Q4でマイク録音して音量を少し持ち上げたもので、エフェクトは無しです


2014春に覚えた「里山の夏」を8月にはすでに忘れかけていたようで、
へろへろなのが自分で聞いてもおもしろいです
今聞き返してみると、やはり値段なりの安っぽい音だなとは思いますが
少々の安っぽさは吹き飛ばすくらいに音量のあるギターでした
これを「鳴る」と表現して良いのかどうかはわかりませんが
私の記憶には「良く鳴るギター」として刻まれています

2015年11月12日木曜日

田崎守男 1962年製

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

yamahaのクラギG-80Aは、よく鳴るのは鳴るんだけど、どうも開放以外の音詰まりが気になる
それじゃあ1本買ってしまえ!ということで2015.3に購入

でも、正直クラギを自分で買うのははじめてで、何が良いのか全然わかりません
今思えば、小学校の時だったか中学の時だったか
当時同県人だった田村満さんというルシアーもののクラギを買って貰ったことがありました
「有名な人らしいよ」と親は言っていたんだけど、子供に価値のわかるわけもなく
それほど弾いた覚えもないまま、人にあげたか、捨ててしまったか、いつの間にか無くなっていた
どうやら今調べてもそこそこ名のある方のギターだったらしいが・・・・


トップ : スプルース単板
サイド&バック : ローズウッド単板

というのはおいといて
買おうにも、クラギの善し悪しなんて全くワカランし、資金も枯渇・・
結局、失敗覚悟でオークションに頼ることとなりましたが
先に言っておきます「大失敗!」でした(笑)

【ヘッド】
無印良品!ロゴも刻印も無い!いさぎよい!
天神板はローズ?かな、ボディにはちょっと使えなさそうな目の荒さ
そして、ちょっと珍しい独立糸巻き
3連タイプに変えちゃえ!と思ったけどビミョウに35mmとは異なるピッチです
まあでも、シンプルなのは嫌いじゃないから、ヘッドは合格ってことに

【トップ・サイド・バック】
トップはスプルースの単板
全体に傷や塗装のへたりは多いけど、目も詰まってるし、結構横杢も走ってる、とりあえず良材!
しかし、残念なことに指板に沿ってクラックがあります
指板はローズ、美観はともかく、なんとか合格
サイドバックは、ローズです
アコギのような割れ止めもなく、やや微妙な気もするが、木目マッチング的には、単板
それほど大味じゃない普通な木目、ダメージも若干の塗装浮き程度で、まあ合格

【失敗だった~の内訳】
◆浮いた糸巻き
 ねじ穴もやばそうなくらい浮いてますが、とりあえず機能してるから、今は見逃す!
 でもよく見るとペグにもひびが入ってるので、時間の問題で壊れそうです
◆フレット浮き
 がたつきはないが、スライドすると切れそうで怖い、しかも結構ちびてます
 出品者「フレットの減りはほとんどありません」・・・・どこ見てそう思ったのやら
 ちなみにトンカチで打ち込んだが、びくともしません
 ただ、写真ではわかりづらいけど、このネックは薄くて握りやすくてかなりグッドです


◆弦穴のピッチがなぜ違う?
 これを非難できるほどのウデが、私にないのが、救いなのだろうか
 それともこれがクラギのお作法なのか・・・・
◆サドル・・・劇的に低いです
 おかげで、ちょっと元気のないおとなしい音、よほど弦高落としたかったのでしょう
 ちなみに6弦で弦高3mm


ギターの作者は「田崎守男1962年」とあり、ググるとちらほら名前は出てきます
いろいろ問題ありな部分もありますけど、音はそれほど悪くありません
とりあえず現状で怪我に気をつけて弾きつつ、サドルとフレットを何とかするかなあ
でもリフレットは結構費用がかさみそう、下手するとこのギターのお買い上げ価格と同じくらいかもしれない

最近はもうほとんどさわってませんので(^_^;)
音源は買った直後、3月か4月くらいの録音ですが、鳴らんなあ
ほんとどうするかなあ、このギター
手持ちギターで唯一「手放したい」ギターであります(泣)



誰かイチマンエンで買ってくれんかなあ、せめて1/3は回収したい
いや、悪口一杯書いたけど、ほんとはとっても良いギターなんじゃ・・・・

2015年10月10日土曜日

YAMAHA G-80A

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

当初は長期拝借と言うことでしたが、
その後正式にいただけたyamahaのG-80Aという古いガットギターです
定価は多分8千円(^◇^;)
ただこれがまた爆音で鳴るのです、ギターってほんまにようわかりません


スペック等 : 詳細不明

多分、1970年代くらいのギターだと思います
状態は悪くなかったのですが、ネックが少し元起き気味で、弦高はガッツリ高いです
入手してからしばらくは「うつぶせ状態」にし、上から本を載せて矯正をはかりましたけど
1ヶ月たってもびくともしません(笑)
本気でやるなら、熱をかけないと無理そうです

音はそれほど悪くないと思います
なんと言っても音量があります
ただ、ハイフレットになるとやや音がつまり気味で抜けきらない感じがします
全体的にきらびやかな倍音感はちょっと薄いのですが、価格なりとも言えるかもしれません

そのままだとちょっとツマラナイので、ピックアップを付けてみました(笑)
1000円くらいの激安コンタクトPUです
エンドピンがないので、ジャックの固定にはちょっと一工夫必要です


白いのは爪用のシャイナーを切ったもので、超強力両面テープでギターに貼っています
これにジャック部分をボンドで接着しました
ちょっと格好は悪いですけど、まあまあ機能的には大丈夫そうです

マイクの位置は、相当にいろいろ試したのですが、
いつも装着するブリッジより下側にするとなぜか音抜けが悪いので、
思い切ってブリッジよりホール側につけてみました
マイクには最初両面テープが貼られていましたが、位置決めを繰り返すうちにダメになったので、
最終的には接着用のガムを使用しました
このガム、代表的なものとしては「ひっつき虫」と「ブルタック」がありますが、
はがしあとの綺麗さとか音質とかいろんな面でブルタックの方が良さそうです

ライン音ですが・・・まあまあ良いです
ノイズに対するシールド処理もとてもしっかりしていて、ごくかすかなハムノイズしかのりません
(普通なら気づかない程度)
もちろんヒスノイズも全く無しです
また出力もかなりあって、アンプに直接送っても家で楽しむ程度は十分です
音質については、「貼る位置」をどこまで追求できるかによって相当善し悪しが出てきますが、
気に入った位置さえ見つけられればかなりな良音がえられます

【サンプル音源】
「ギターソロで奏でる演歌」の中から、吉幾三さんの「酔歌」です
2014.9の古い音源です
残念ながら生音の音源が無くて、上記のコンタクトPUの音になります


2015年9月20日日曜日

Merida extrema c-35omc armrest

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

このギター、前々から興味シンシンではありました
中国産ですけど比較的良い材で作られて音も良いとの評判、
中には20万クラスという過大広告?も飛び交っていましたが、真相やいかに?というわけです
楽天のイシバシ楽器で特価セールしてたのを購入しました
ポイントを考慮するとちょうど3万円(送料込み)というとってもリーズナブルなギターです


ボディ・トップ:シトカ・スプルース単板
ボディ・サイド&バック:マホガニー単板
ネック:マホガニー
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ボディ・シェイプ:オーディトリアム・カッタウェイ
指板:ローズウッド
ナット幅:43mm
スケール:650mm
ナット&サドル:ブラックTUSQ
ピックアップ:無し
生産国:中国

【ヘッド】
ちまたでは作りが荒いと評判のヘッド(笑)
でもそんなにひどくはないと思います 、欲を言えばもう少し飾り気があればベターなんですが、
文句言えるような値段じゃありません(^◇^;)
チューナーはグローバータイプと言うよりも、グローバーそのものです
真っ黒のペグは硬質ゴム的な感触で、僕はこれがたいそう気に入りました
しょっちゅうさわる部品ではないですが、この感触はグッドです!

【指板】
指板はローズなんですが、妙に木目もなくエボニー的風格があります
ただ、エボニーと違って表面の質感が少し荒い感じがします
欲を言えばポジションマークが欲しかったです

【トップ・サイド・バック】
トップはシトカの単板で、そこそこの材に見えます
サイド・バックはマホガニーの単板です
そして、アームレスト・・・このギターの最大の特徴です
実際弾いてみると右の二の腕あたりが、ここに当たるわけですけど、楽な気がします
ずっと弾いていても、気持ちよいです
弾き疲れも少ないのはアームレストのおかげなんだろうと思います

【ナット・サドル】
ブラックTUSQという材質です、なかなかしまって見えて良い感じです

【その他】
ギグバッグ、保証書、クロスが付属します
出荷弦はダダリオのEXP26です(フォスファーのコーティング)
驚くのはこの弦がえらく鳴ること・・・
ダダリオさん、メーカー提供弦は鳴るように作ってるのかな(笑)
トラスロッドのレンチは入っていませんでした(トラスロッドは装備しています)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

作りは意外に良いです
ややこしそうなアームレスト周辺の作りにも破綻がありません
そして軽い!
作りで気に入ったのはネック、握りやすく、塗装もサテンっぽいので妙に引っかかったりしません

音は、先日のPRSに比べるとマホっぽさを感じますし、立ち上がりも早い気がします
非常にきらびやかに鳴って、サスティンも十分ありますが、ほんの少し弦鳴りが強い感じです

さて、このギター、特売とはいえ実質3万円
これからギターを始めたいという人のギターとしては最上級だと思います
セカンドギターとしても十二分な力量があると思いますし、コストパフォーマンスは相当高いです
20万円クラス・・は言い過ぎですけど(笑)
ともあれ、これはおすすめできるギターです!
弾きやすいし、良い音だし、値段を考えなくてもほんとに良いギターです

【その後】
◆やや高かった弦高を下げるためサドルを1mmくらい削ったら、少し優しい音に変化
◆あのキラキラした音はどうやらハイテンションゆえのことだったみたいです。
  サドルを約1mm程度下げると、すっかり丸い音になってしまいました。
◆6弦なんかはダダリオEXPらしいボヨヨンに近くなり、加えて6弦5Fあたりでビビリ始めました
◆元々の弦高は3mmくらいでしたので、できればサドルは削らない方が良いかもしれません
◆下がりすぎた弦高でしたが、不要なキャッシュカードを2.5mm幅で切ってサドル下にひきました
◆ビビリは完全ではないですが、かなりおさまってきました
◆音の方もやや元気になってきました、現在の弦高は約2.6mmくらいです

【サンプル音源】
いつもどおり、前半:生音、後半:ライン音(リバーブ付加)です
PUは、L.R.baggsのM1 passiveをつけています
弦はMartin M1400というコンパウンド弦、優しい音ではあるんですが今ひとつ好みではないです
それとマグネットPUとの相性もあまり良くない感じがしています
同じ優しい音でも、もう少しこう乾いた感じが欲しいのですが、弦選びも難しいです(笑)



2015年8月31日月曜日

GIBSON LG-0

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

GIBSON LG-0(1966) オールマホのギターです

GIBSON LG-0は、1958年から1974?年まで生産されたギターで、
今は製造されていませんから中古、しかも40年以上前のビンテージしかありません
(ショップオーダーとか特別なものはあるかもしれないですが・・・)
LGはスチューデントモデルとして価格を抑えた製品ですが、
マホガニーの明るく枯れた音色で、プロの間でも使われることが多く、
忌野清志郎さんが、このLG-0をバンド時代に愛用したことでも知られています

2014.5にヤフオクで「年代を考えると奇跡的」という説明文で売られていたのを入手しました
届いてみると確かに奇跡的(笑)
あまりに綺麗で本当に50年前のかどうか疑わしいほどでしたが、
よく見ればそれなりのダメージもちゃんと?あって、妙に安心したりもしました(笑)
大きさは、マーチンで言えばダブルオーかシングルオーくらいの小振りなギターです
ナット幅も40mmと狭く、いわゆるナローネックという形状です


top : 14 1/8" wide Mahogany
back and sides : mahogany
bracing : straight ladder
bridge pins :   black
pickguard : screw-on black
top and back binding : tortoise
tuners : 3 on-a-plate
bridge  : rectangle rosewood
fingerboard : rosewood , 20 frets total
saddle : adjustable
finish : natural

【ヘッド】
ギブソン独特のヘッドシェイプです
塗装したばかりのように、綺麗すぎるほど綺麗です
ロゴの塗料も全くダメージ無し・・・怪しい?(笑)
チューナーは、3連のオープンバックチューナーですが、
オリジナルはオープンバックではありませんから、交換されたもののようです

【指板】
フレットの減りはそれなりにありますが、指板そのものは掘り込みも無く比較的綺麗な状態です。
弾く上で最も問題なのは40mmしかないナット幅です
さすがLG(「For Little Girls」or「For Ladies & Girls」)というだけあって細いです
弾けないわけではないですが、
指の太い私にとっては、ソロギ曲の演奏はかなり気をつかいます

【トップ・サイド・バック】
トップ、サイドバックともにマホガニーの単板です
トップは、やや目立つ打痕がひとつあるだけで極めて綺麗!
ただ、3カ所ほどトップにウェザークラックが見られますが、
もちろん塗装膜の範囲内で、本体木部にはなんの影響もありません
むしろ、こういったクラックがあったから、ビンテージとしてある程度納得がいったと、
まあそういった面もあります
ピックガードはギブソンに良くあるねじ式3点止めです。いやはや・・・もう単純にカッコイイ(^◇^;)

サイド&バックは、クラックどころかひとつの打痕もない・・・・きれいすぎる?(笑)
よく見れば米粒のような打痕や僅かなひっかき傷はありますけど、まさに奇跡的に綺麗です
バックル傷もないですから、ライブ使用もあまりなかったのではないかと想像します

【ブリッジ】
ちょっとあこがれていたアジャスタブルサドル!
弦高調整がドライバー一本で可能というこのシステムですが、なんといってもサドルが「木製」というところにめちゃくちゃ興味がわいてしまいました


ただ、LG-0のアジャスタブルサドル仕様は、それほど多いわけでもなさそうです
アジャスタブルサドルは66年(もしくはそれ以降)のものだけというネット情報もあります

1958 LG-0 introduction specs:
14 1/8" wide Mahogany top, mahogany back and sides, straight ladder bracing, black bridge pins, screw-on black pickguard, tortoise binding on top and back, 3 on-a-plate tuners, rectangle rosewood bridge, rosewood fingerboard, 20 frets total, 3-on-a-plate tuners, natural finish. Bridge pad was spruce, which unfortunately would wear out from the string's ball-ends.
 In 1962 plastic bridge used. $85 list price.
 In 1963 an injection molded styrene pickguard was used.
 In 1966 rosewood bridge with adjustable saddle was used.
 In 1968 spruce top on some models.
 In 1974 discontinued.

それにしても1962年で、85ドル・・・高いのか安いのか?
1ドル360円で貨幣価値を3倍くらいと考えれば、92000円・・・・
私の購入価格を考えると、ちょっとビミョウな気分です(笑)

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【買った直後に思ったこと】
こんな状態の良い機体ですが、全く不満がないかと言えばそんなわけでもないです
ナットの1,2弦の間隔、5,6弦の間隔がやたらと狭く、弾きにくいです。
1,2弦についてはもともとこの状態であったということではなく、
長年の使用で2弦の溝がだんだん1弦側に広がっていった結果のようです、
5,6弦はそういった感じでもないので、単純に精度の問題なのでしょうか
弾きにくいだけじゃなくて、5弦が6弦の糸巻きに僅かに触れるようで、
強く弾くとキーーンっていう金属音が響くことがあります。

音の方は、ペンペンとお安い音がするのかと思っておりましたが、意外に若くて元気な音がします
しかし、LG-0の動画をいろいろと見ましたが、音の雰囲気は、同じ音だと思えるので、
元々このギターの音というのは、そんなにチープな感じではないのかもしれません

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【購入から数ヶ月後・・・・】
結局、上に書いたナットの問題で弾きにくかったことや、
アジャスタブルサドルの劣化が激しかったことで、Toshi.G工房さんに入院となりました
ナットは牛骨で作り直し、サドルはできあいのTASQに交換です


その結果・・・
枯れたマホガニーサウンド・・・とは言い難い、元気なギターになってしまいました(笑)
入院前から想定内でしたので、もちろん落胆というのはないのですが
むしろ、自分は「ペンペンした安い音」を求めてオールマホを探していたのに
とどのつまりは「良く鳴る元気なギター」が好きなんだと気づかされたことの影響が大きく
その後はオールマホギターを探すのをやめてしまいました

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サンプル音源です
相当気をつかって指を立ててるつもりなんですが、
どうしても押弦していない弦に指が触れて異音が出たりします
押弦スキルの無さも原因なんですが、
40mmのナット幅に対して、やはり私の指が太すぎるという、
根源的な理由があるのも確かなようです(^_^;)

このギターにはPUを付けていませんので
前半:生音、後半:生音(リバーブ付加)としてみました
元気な音になってしまって、ちょっと「ありふれた感」は強くなってしまいましたけど
それでもどこか味のある音だと、私は思ってます
こうして、外国の曲を弾いてると、なんかすごく雰囲気があるような気がするのは
きっと「ひいき目」なんでしょうけど、
同じオールマホのMARTIN OO-15と比べても、「味」という感覚ではこちらの方が勝る気がします


最近、リバーブのことで思うのですが
「プリディレイ」というパラメータって、なんかすごく大事だなと・・・
このあたりはまたいつか書いてみたいと思います
動画のリバーブはプレートでプリディレイ150msくらいにしています

2015年8月1日土曜日

EPIPHONE EF-500RCCE

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

これ以上ギターを買うのはやめようと思ってた2013.10頃
NANOMAGとNANOFLEXのブレンドPUが付いていて、
なおかつ総単板というスペックにもかかわらず、5万円台?だったかな
スペックと価格のアンバランスさに心打ち抜かれて買ってしまった1台です


TopMaterial : Solid Cedar 
BodyMaterial : Solid rosewood with hand laid Abalone inlay 
SideMaterial : Solid rosewood 
Neck : Material mahogany, 1-piece plus heel 
Neck : Joint Glued-In, Dove-Tail with hide glue 
Scale Length : 25.5" 
Fingerboard Material : rosewood with pearloid dot inlays 
Fingerboard Radius : 14" 
Frets : 20 medium 
Neck Pickup : Shadow NanoMag 
Bridge Pickup : Shadow NanoFlex 
Electronics : eSonic-2 Stereo Preamp 
Bridge : rosewood, Reverse-belly 
Saddle : Bone 
Nut : Bone 
Nut Width : 1.75" 
Hardware : gold 
Pickguard : Tortoise style 
Machine Heads : gold Grover Sta-Tite 18:1 ratio

とても鳴りの良いギターで、どちらかと言えば乾いたキレの良い音が特徴です
私が買った頃はとても安かったのですが円安の影響でしょうか、今は7万円前後となってるようです

グランドオーディトリアムのカッタウェイと言うことで、やや小振りなボディ
しかも、エレアコ仕様で側板にプリアンプがついているのに音量もありよく響きます
ただし、シダーのせいなのか重厚感のある響き方ではなく、軽快で明るい音色だと感じます
エレアコとしてというだけでなく、生音で十分に楽しいギターです

ピックアップはNANOMAG(マグネット)とNANOFLEX(アンダーサドルピエゾ)のブレンドPUです
プリアンプでブレンド量、MAG・FLEX個別のEQ、音量のコントロールを調整でき
チューナーも付属しています(ただし、感度もあまり良くなく読みづらいですが)
もう、仕様だけ見れば既製品のエレアコでもトップクラスなのですが・・・・
アンダーサドルのNANOFLEXにひどいハムノイズがのります(泣)
このノイズについては、購入店で一度返品交換をしているのですが
ややマシになったもののやはり使用に耐えないレベルで、この点だけは残念です
でも、NANOMAGをEQ高音寄りで使えばそこそこの音が得られますので
エレアコとしてだめと言うことはありません
ブレンド式とは考えず、NANOMAG付きと考えれば良いエレアコです

ところで、この「ブーン」という低周波のハムノイズ
PU素子が様々な電気的雑音源を拾う結果らしく、環境によっても増減するもののようですが
このギターに関しては自宅でも実家でも、PCやエアコンの有無にもかかわらず
盛大に発生しますので、
環境要因と言うよりもNANOFLEX固有の問題なのではないかと思えます
また、手持ちのPUの中で製品によらずアンダーサドルピエゾにはこのノイズの傾向が強く
音の好き嫌い以前に、ノイズの存在で最近はアンダーサドルを避けることが多いです
ただ、例外的にLRbaggsのELEMENTは低ノイズでよいPUだと思ってます

演奏性に関しては
大きな問題ではないですが、ネックがVシェイプなのが、割と違和感が強いです
全般的に弾きにくいというほどではないですが、
ハイポジションだと押弦のフォームによっては、違和感では済まず弾きにくいと感じる場面もあります
あとは私の個体ではやや弦高が高いので、場合によっては調整は必要だと思います
(EXライト弦で6弦3mm)

総合的には、エレアコと言いつつ生音が魅力なギターで
VネックとNANOFLEXがやや足を引っ張る部分はあっても、
価格を考えると十分にイケてるギターです(笑)
明るく軽快な生音と迫力あるNANOMAGで十分に楽しめると思います

サンプル動画は、いつものように前半:生音 後半:ライン音(リバーブ付加)です
ハムノイズを避けて、今回はNANOMAGのみの出力としています
ちなみに、NANOFLEXのノイズはシールドプラグからアースをとることで
完全に除去することが可能ですので、興味があればいろいろと工夫してみて下さい

【H27.11.03追記】
ハムノイズ撃退装置を作ろう!」という記事をアップしましたのでご笑覧下さい!






2015年7月12日日曜日

HISTORY NT-303

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

このギターの購入の頃から、購入目的がはっきりと「いろんなギターの音を確かめたい」
という方向に傾いていった気がします
2013.6に購入


ボディ トップ:シトカスプルース単板
ボディ サイド/マホガニー単板
ネック:マホガニー
フィンガーボード:ローズウッド
フレット:C.F.S.(サークル・フレッティング・システム),20F
スケール:645mm
ペグ:GOTOH SG381/C
ピックアップシステム:HISTORY HPC2
ナット&サドル:牛骨(オイル含浸)
ブリッジ:ローズウッド
カラー:NAN(ネイキッド・ナチュラル)

初めてのジャンボシェイプというのにも興味はありましたが
HISTORYというメーカーがどんな感じの音を出すのかの方に強い興味がありました

トップはスプルースですけど、一見シダーっぽい濃いめの茶色をしています
サイドバックはマホガニーと言うことで、音の方もちょっと乾いた音色ですが
鳴りそのものは悪くないと思います

音に関しては、サスティンもそれなりにあるのですが、
艶っぽさといいますか、きらびやかさと言いますか、そういった部分はやや控えめで
むしろすっきりと整理された音のように聞こえます
マホ・サイドバックの特徴的な音と言えるのかもしれませんが
上手く説明できない、不思議な魅力のあるギターで
激しく主張するような音ではなく、場に溶け込むような気持ちよさがあります
基本的に私はこのギターの音が結構好きです(笑)

ギターの音は、何が何でも艶っぽく鈴なりな音がよいわけではなく
曲によって適否もあるし、自分の好みも変わる可能性があるし
なにより、どんなに「良い音!」って思っててもたまにはちょっと変わった音も欲しくなるし
そう考えれば、十分過ぎるくらいにに「あり」なギターだと思います

惜しいと思うのは、HISTORY(シマムラ楽器)の価格設定が、ちょっと高すぎること
このギターにしても、¥180,360(税込)というのは、やや首をかしげてしまいます
しかも、新品販売はほんの僅かしか値引きしないので
私は安い中古として購入しましたが、やや「買いにくいギター」という印象があります
諸事情があろうとは思いますが、正直このグレードだと10万+アルファくらいが適価かと・・・
いえ、あくまで私見でございますけど(笑)

PUは、元々コンタクトPUが付いているのですが
音は割と生音に近くて良い感じなのですけど、なにぶん出力が弱い(^_^;)
プリアンプや後処理で持ち上げると、それなりにノイズ(主にハムノイズ)も気になってくるので
早々に取り替えました
今はEMG ACSというマグネットPUを搭載していますが
これが意外にナチュラルでしかも超低ノイズ、よいPUです

やや薄めのかまぼこネックで、演奏性は悪くありません
派手な装飾こそありませんけど
音、弾きやすさ、見た目を総合すると「堅実なギター」と言えます
6,7万前後の程度のよい中古が見つかれば、買ってもそうそう後悔することはないかと思います
現在生産終了となったギターですし、
シマムラ楽器のサイトでは店頭在庫は1店舗のみという状況のようですから
中古品しか手に入らないかもしれませんしね

サンプル音源です、いつもながら前半:生音、後半:ライン音(リバーブ付加)です







2015年6月29日月曜日

GUILD D-125CE (2016.5売却)

スプルース+ローズというような王道的な材のギターにちょっと慣れてきたのか
マホガニー、それも表裏ともマホガニーで
なんというか、こうちょっと安っぽくてペンペンとした音のギターが欲しくなった
いろんなギターが候補に挙がったんだけど、これと思うものはちょっとお高い

捜索を続けていたところに目に入ってきたのがこのギターです
ドレッドと言うところに相当ひっかかたんです、ええ、かなり躊躇したんです
ただ、中華製とはいえまだ持って無かったGUILDということで、まあいいかって(笑)
2014.5に購入


・Body Shape:Dreadnought Cutaway
・Body Back:Solid Mahogany
・Body Sides:Solid Mahogany
・Body Top:Solid Mahogany
・Body Finish:Gloss Polyester
・Bracing:Scalloped Spruce
・Rosette:Mother-Of-Pearl Rosette
・Purfling:Cream/Black/Cream/Black
・Body Binding:Black ABS
・Number of Frets:20
・Position Inlays:Pearl Dot Inlays
・Fretboard Radius:16" (40.64 cm)
・Fretboard:Rosewood
・Neck Material:Mahogany
・Neck Finish:Satin
・Nut Width:1.6875" (43 mm)
・Scale Length:25.5" (64.8 cm)
・Electronics:Fishman Sonitone Under-Saddle Pickup w/ End-Pin Mounted Active Preamp and Volume & Tone Controls
・Hardware:Chrome
・Bridge:Rosewood
・Bridge Pins:Ivory Colored Plastic
・Tuning Machines:Chrome, Die-Cast
・String Nut:Nu-Bone
・Saddle:Nu-Bone, Compensated
・Pickguard:Black
・Strings:D'Addario EXP 16 Coated Phosphor Bronze (.012-.053 Gauges)

現在、新品で取り扱ってるとこはあまり多くなく、流通在庫のみといった雰囲気で
ちょっとお高くなってますけど、 私の購入時はそれほどでもなかったように思います

さて手元に届いてみると・・・・
「安っぽくてペンペンとした音」という期待を見事に裏切り、ドレッドらしい大きな音で鳴ります
 これがマホガニーサウンドか、といわれると全力拒否したくなるのですが
少なくともスプルース&ローズとかとは趣が異なる音であることだけは間違いないです

マホガニーというと、反応が早く軽快なイメージがありますけど
ドレッドという形状から来るのか、分厚そうに見える塗装のせいなのか
割と重厚な雰囲気があります
実はこのあと、結局マーチンとギブソンのオールマホガニーを購入することになるのですが
それらのギターとは全く違う「オールマホガニー」で
ギターって材だけで音が決まるとは言えないのだなと、勉強になりました

PUはsonitoneというアンダーサドルPUが付いています
音の方はもう一般的なピエゾサウンドで、ことさらに良かったり悪かったりと言うことはないのですが
ボリュームとトーンのコントロールが付いているので使い勝手はよいです

サンプル音源です(前半:生音、後半:ライン音)
ライン音は、これまでご紹介したギターのサンプル動画と同じ設定で撮ってるのですが
やたらとリバーブのノリがよいというか、激しい(笑)
どういう理屈かは今ひとつわかりませんが、不思議なものですね





2015年6月27日土曜日

YAMAHA NTX1200R (2016.5売却)

概ね購入順にギター紹介してきたので、本来の出番はもっともっと後のはずでしたが
なぜ今????・・・そうですね、宇坂ギターのせいで放出リストに載ってしまったためです(笑)

購入当時、GODINとFENDER 240SCEの2本のエレガットがあったのですが
FENDER 240SCEは当時も今も実家においていて、いつもは触れない、
GODINは生音も出るのは出るけど、基本的にはラインを通すギター、ということで
生でもラインでも使えるナイロンが欲しくて購入しました
この機種を選んだのはCPX1200Ⅱと「おそろい」といった意識も結構働いたと思います


ピックアップ&コントロール : SYSTEM61(ARTシステム)
胴型 : スマートスタイルカッタウェイ
胴厚 : 80mm~90mm
表板 : シトカスプルース単板
裏板 : ローズウッド単板
側板 : ローズウッド単板
棹 : マホガニー
指板 : エボニー
下駒 : ローズウッド+エボニー
弦長 : 650mm
指板幅(上駒部/胴接合部) : 48mm/57mm
糸巻 : RM1388HGB-7B 黒軸
塗装 : ナチュラル *グロス仕上げ
弦 : グランドコンサート弦(S10)
電源 : 9V角型乾電池S-006P

スペック的には文句の付けようがないのですけど
私としては生もラインも今ひとつもの足らない感じの音に聞こえます
総体的には「ハリがない」と言えば良いのでしょうか、一枚、膜のかかったような感じです
この膜を取り除くべく弦交換やPU調整などいろいろとやってみたのですが
今のところ、これといった解決策もない状況です
ひとつ考えられるとすれば、まだ使ったことのない「ハードテンション弦」を試してみることですが
残念ながら買い置きの弦は全てレギュラーテンションなので、まだ試せていません

PUはYAMAHAのSYSTEM61
メーカーサイトから説明を拝借すると以下のとおりです

ナイロン弦ギター用に開発されたA.R.T.(System-61)です。
指弾きからピック弾き、さらにはパーカッシブなフラメンコスタイルでのプレイまで、
様々な奏法でのサウンドを忠実にラインアウトします。


全てニュートラル(中央位置)にセットした場合だと、
私には柔らかすぎる音に聞こえるので、いつもはかなり高音よりのセッティングにしています
ただそうすると、今度は低音側の迫力がどこかに逃げていってしまうということになり
なかなか上手く折り合えるセッティングが見つかりません
コンタクトにせずにアンダーサドルの方がまだマシだったのでは?とついつい考えてしまいますが、
できることなら2系統のコンタクトを1つにまとめ、アンダーサドルを追加するような
改造も考えてみたいところです

生音も似たような傾向です
総単板、エボニー指板で、なぜにこうまで鳴らないのか不思議です

このまま録音というのもなんですので
 ・弦をダダリオEJ45に交換
 ・2つのコンタクトピックアップのうち、高音側のものを1弦方向に少しずらす
ということを試してみました
あ~~ら大化け!というわけには行きませんでしたけど
ちょっとはマシかなと程度には変わったかもしれません(^_^;)
録音時のプリアンプセッティングは写真のとおりです




でもな~~、やっぱりな~~(笑)


2015年6月22日月曜日

YAMAHA CPX1200Ⅱ

【2017.4 ギターリペア中村さんに売却】

いろんな意味で思い出深いギターですが
宇坂ギターの出現で、一躍放出候補に躍り出てしまい、心穏やかではないようです(^_^;)

2013.4頃、オークションで極めて状態のよい個体を見つけて落札しました
出品者は私の実家の近くだったので、送料を浮かすために「直接取りに行きます」と・・
そこまではよかったのです(笑)

帰省をかねて引き取りに出かけたのですが、なんと高速道路のトンネルで壁に激突
事情は詳しくは書けませんが、反動で中央車線まで弾かれるほどの衝撃!
まあ、後続車との接触もなく、命があったのと、
タイヤよりもボディが先に接触したことで、大破はしたもののとりあえずの走行には支障なく
なんとか自走でたどり着けたのは幸いでしたけど・・・
ヘッドライトから後部フェンダーまでぐちゃぐちゃで・・・
知り合いに格安で修理はして貰いましたけど、異常にお高いYAMAHAとなってしまいました


ピックアップ&コントロール : SYSTEM63(SRTシステム)
胴型 : CPX カッタウェイ
胴厚 : 95mm~115mm
表板 : スプルース単板
裏板 : ローズウッド単板
側板 : ローズウッド単板
棹 : マホガニー
指板 : エボニー
下駒 : エボニー
弦長 : 650mm
指板幅(上駒部/胴接合部) : 43mm/55mm
糸巻 : ダイキャスト(TM29GB) ※ブラックノブ
塗装 : TBL(トランスルーセントブラック)、VS(ビンテージサンバースト)
弦 : カスタムライトゲージ(FS50BT)
電源 : 単3乾電池x2

さて、そんなこんなで、ン十万もしたYAMAHA CPX1200Ⅱですが(爆)
もともとは、そのピックアップシステムに興味をそそられたのが購入動機でした
各弦独立のアンダーサドルPUの音に、プリアンプで擬似的なマイク音を加えるのですが
ちょっとややこしいのでYAMAHAさんの説明文をお借りすると次のとおりです

【YAMAHAサイトより引用】
このシステムはピエゾ素子をサドル内部に搭載した新開発「SRT ピックアップ」を採用。
この「SRT ピックアップ」の音とレコーディングスタジオで代表的なマイクロフォンによる音を
同時に一流エンジニアが録音し、
この差分を「SRT プリアンプ」でピックアップの音に与えることにより、
スタジオでのマイクサウンドを再現するのが「SRT」システムです。(引用終わり)


あ~~!ビックリ!です
私、このブログを書く、今の今まで一般的な「マイクとピエゾのブレンドシステム」だと信じておりました
けど、実態は擬似的なマイクサウンドをプリアンプで付加する仕組みなんですね

たしかにいい音するのですが、なにせ設定のバリエーションが豊富すぎて(^_^;)
なかなか「これ!」という設定を決められない
はい、いまだに決まっておりません(笑)

ただ、生音も含めてなんですが、私には全体に「音が細い」と感じられて仕方ないです
YAMAHA全般の特徴なのかどうかはわかりませんが
芯が細いく、リバーブとかかけてもなんかチャラチャラした感じがしてしまいます

しかし、弾きやすさはピカイチです
やっぱりネックなんでしょうね~~~抜群にもちやすい
適度に滑ってくれるので、フォームチェンジもスムーズな気がします
そうなんですよね~、この弾きやすさゆえにまだ我が家に残ってるわけでございます(笑)

いつものサンプル音源WATER IS WIDEです
うーーん、やっぱりこのギターって良くも悪くもエレアコです~~~~