2026年8月16日日曜日
8月23日まで「Strymon BigSky」出品中!!
2026年7月29日水曜日
【夏休みの自由研究】Blue Yetiシリーズ
初代の発売からすでに17年、そこはかとないレトロ感も漂うBlue Yetiですが、あえてここで自由研究のテーマとしたのは、先日購入したYeti nanoの好印象がきっかけなのは間違いありません
それは「USBマイク=おもちゃ」と思い込んでいた私には、「いっそ初代を含めてBlue Yetiシリーズのことをもっとよく知ってみたい」と思うに十分でした
とはいえ今では、AIやデジタル技術の著しい進化で、より高性能、高機能なUSBマイクも(きっと多く、しらんけどw)存在するわけで、Blue Yetiシリーズを題材とするのは時代遅れ感もあります
しかしそこは、きっかけとなったYeti nanoへの感謝と「おもちゃと思っててごめんなさい」の気持ちの表れとご理解ください(笑)
なお本稿はさほどの知識もない電気音痴の私が、取説等の公開情報やネット情報をもとに書いたもので、勘違い等多々あるかもしれないことを冒頭にお詫び申しあげておきます
Blue Yetiシリーズの歩み
そして2009年、Blue MicrophonesからBlue Yetiが発売され、USBマイクのエントリーモデルとしての位置づけながら高音質、高機能かつ丸みを帯びてどことなく愛らしいwデザインで爆発的な人気となりました
これを皮切りに2011年にはBlue yeti pro、2019年にBlue yeti nano、2021年にBlue yeti xが発売となり、ここではこの4機種を「Blue Yetiシリーズ」と呼んでいます
なお、2018年にBlue Microphones社がLogitech社に買収されたことで、2019年のBlue yeti nano以降はLogitech社の日本ブランドLogicoolからの発売となりましたが、「Blue yeti 」の名称は引き継がれました
しかしその後、2024年に発売されたYeti GXではBlueの名称が無くなり、マイク形式もコンデンサー型ではなくダイナミック型となったことなどから、ここでの「Blue Yetiシリーズ」からは除外することとしました
Blue Yetiシリーズをざっくり比較
取扱説明書や外見でわかる範囲の比較表を作成してみました
【デジタルマイクとしての音質比較】
デジタル音源の一般的な評価基準として、ビット深度(注1)とサンプリングレートを用いられることが多く、これらの値が高いほど音質が良いとされています
注1:取説には「ビットレート」とかかれているが単位がbitなのでビット深度のことと解釈した
・ビット深度:録音の最大ダイナミックレンジに関係する
人間が聞き取れる音の周波数の範囲は一般的に約 20Hz から 20,000Hz
これをもとにBlue Yetiシリーズの音質評価をするなら、
・Blue Yeti nano:24bit、48kHz
であることから、「Yeti pro>Yeti nano=Yeti x>yeti」となり、ネット上の評価でも「Yetiは音質的に劣る」とか「nano以降明らかに高音質になった」とか評されることが多いですが、果たしてそうでしょうか
私の感覚で言えば、4機種とも「やや低音が控えめだがすっきりして聴きやすい音」という評価は共通しています
nano以降ほんの少し「すっきり感が増した」気もしますが、基本的に似た系統です
そもそも人間に16bit、48kHzと24bit、48kHz聴き分けは困難とされていますし、音源の再生環境にも大きくかかわることですからビットレート(ビット深度×サンプリングレート×トラック数)の向上がそのまま音質を左右するとは思えません
ただし、ネット上での情報収集を踏まえると意味がないわけでもないようです
・録音後に複雑な音声エフェクトを用いる場合はサンプリングレートが高いほうが良い
で高周波の相互作用から聴こえ方に差が出る場合がある ・・・等々
16bitと24bitの音質差という観点で初代Yetiを語るよりは、16bitの特性を理解し「適正音量での録音を心がける」方が有益であり、少なくとも私はYetiとYeti xに明確な音質差があるようには感じていません
※やや特殊なYeti proのUSBマイク性能については後述します
【アナログマイクとしての音質比較】
シリーズ中、XLR出力があるのはBlue Yeti proだけなので、比較というわけにはいきませんが、中古で入手した2台のYeti proのXLR出力は、ともに残念ながらセルフノイズが多く私の評価はあまり高くありません
以下、いろいろと試行錯誤した結果を列記しておきます
■条件
・付属の5pinXLR-3pinXLR×2分岐ケーブルを使用
・分岐ケーブルの白側のみプリアンプに接続し、48vファンタム給電
・ステレオ時よりはノイズレベルがやや低い
・分岐ケーブルの白側、赤側ともにプリアンプに接続
・取説では48vファンタムを赤白どちらに給電してよいか明記されていないが、
赤白とも給電するとノイズが増えたり、赤と白個別に給電すると2台のYeti proで
ノイズの傾向が異なったりとつかみどころがない結果となった
【扱いやすさの比較】
◆サイズ感
なんといっても、Yeti nano以外の3機種は「重い、でかい」が最大のネックであり、省スペースが求められる環境ではYeti nano一択となります
見た目はかっこいいですが、マイクの移動時などにはこのボタンに触れてしまうことがあり、意図しない切り替えには注意する必要があります
また、通電しないとどの指向性となっているかが確認できないのも少し不便です
Yeti やYeti proでは指向性切り替えがダイヤル式で安心感はありますが、「固すぎる」という意見もあり女性では結構扱いづらいかもしれません
接続に関してはYeti、Yeti pro、Yeti nano、Yeti xのすべてで可能です
※当方ではAndroidのみ検証
※モバイル側の端子形状や使用するケーブルによってはOTG対応の変換コネクタが必要
このときの注意点として「適正な録音レベルが得られるか」ということがあります
私の知る限り、かつAndroidに限定した一般論ですが、マイク側のゲイン調整が可能なアプリはありません(知らないところであるかもしれませんが)
それゆえゲイン調整機能がないUSBマイクを接続すると音量不足となることが多いのですが、マイク側でゲイン調整ができるタイプであればある程度回避が可能です
YetiシリーズではYeti nanoを除く3機種でゲイン調整が可能なので、モバイルで使用するうえでは有利と言えます
Yeti nanoはYetiやYeti proに比べると、もともとの感度が10dB程度高いため決定的に不利とは言えませんが、それでもマイク側で音量調整できる方が使いやすいと言えそうです
使用する上での注意点
両面使用が可能なCタイプとは異なるため、マイク側とケーブル側の端子形状と向きがあってることを確認して接続する必要がありますが、特にYetiのmini-B端子は故障の原因となりやすいという情報もあり、「無理やり差し込む」のも「雑に抜く」のも厳禁です
基本的に「Blue YetiシリーズはUSB端子がウィークポイント」とお考え下さい
不意の転倒などでケーブルが引っ張られて端子の破損につながらないよう、USBケーブルにゆとりを持たせることも有効かもしれません
◆スタンドからのノイズ
程度の差はありますがBlue Yetiシリーズに共通した事象でかつ、案外無視できません
例えばマイクを机の上に置いたとして、その机にPCや外付けのハードディスクを置いてあれば見事に振動音を拾ってしまいます
そしてこれはマイクの下に何かを敷く程度では回避が難しいです
マイクと同じデスク上に振動物を置かない等の改善策が取れない場合はショックマウントの導入なども考慮する必要があります
◆ダイレクトモニタリング機能
Blue Yetiシリーズでは底面にヘッドホンジャックがあり、ダイレクトモニタリングが可能となっていますが、機種によってその働きが異なります
【Yeti、Yeti pro】
・モバイル電源等からの給電だけではダイレクトモニタリング不可、PC接続後に可能
・モバイル電源等からの給電だけでもダイレクトモニタリングが可能
前面のミュートボタンが「赤に点滅」→ダイレクトモニタリング機能オフ
前面のミュートボタンが「緑に点滅」→ダイレクトモニタリング機能オン
ただしオフの場合、モニタ音声だけではなくPCからの音声も聞こえなくなることに注意
※以上のことは取扱説明書の記載がない
・モバイル電源等からの給電だけでもダイレクトモニタリングが可能
・ダイレクトモニタリング機能のオフは不可
2009年発売 Blue Yeti
初代Yeti、 3つのカプセルによる4つの指向性(単一指向性、無指向性、双指向性、ステレオ)を切り替え可能。プラグアンドプレイでPC/Mac対応します
ゲインコントロール、ヘッドホン端子を備え、スタンド一体のデザインは少し武骨でもありましたが、丸みを帯びて角のないシルエットでどこかかわいさも感じさせました【音声サンプル】16bit、48kHz
windows11(2026.7時点)への接続は専用ドライバーを使用しても使用しなくても可能ですが、多少の相違点があります
※あくまで私のPC環境での検証結果であることをご了解ください
【専用ドライバを使用した場合】
・ドライバのバージョンは「2.23.0」
・接続時のデバイス名は、「Blue yeti pro」
・PCのUSBポートはUSB2.0のみ接続可能でUSB3.0は不可
接続ポートによってはノイズが出る場合があるのでその場合は他のポートへ差し替え
・ビットレートは、24bit/44.1kHz~24bit/192kHzまで指定可能だがサウンドのプロパティ
・PCのUSBポートはUSB2.0でもUSB3.0でも接続可能
・すでに専用ドライバーをインストールしていた場合はアンインストールが必要
・ビットレートは、24bit/44.1kHz~24bit/192kHzまで指定可能
どちらの場合も極めて低ノイズで、ゲインつまみを3時まで上げてもほとんど気にならないレベルですが、安定度やUSB3.0端子でも動作するといったことを考えると専用ドライバーは使用しないほうが良いかなとも思えます
XLRアナログ出力に注目されがちなYeti proですが、Yetiシリーズ中唯一24bit192kHzまでのビットレートが使用可能なことも見逃せない性能と言えます
【音声サンプル】24bit、48kHz
どうしても高サンプリングレートが必要という場合以外は、Blue Yetiで十分だなというのが正直な感想です
2019年発売 Blue Yeti nano
2カプセルで2指向性(単一・無指向性)、マイク側のゲイン調整も省略と機能的にはややダウングレードとなりましたが、24bit/48kHzを引き継いだ高音質は健在です
windows11(2026.7時点)接続時のデバイス名は「Yeti nano」となります
カプセル数は3つから2つに減りましたが、カプセル径は14mmと同じなのに「なぜ?」と疑問もわきますが、制御回路の特性かもしれませんし、もしかしたら「小型化=低音弱い」といったイメージが聴こえ方にバイアスをかけてる?・・なわけないか(笑)
2021年発売 Blue Yeti x
Blue Yetiシリーズのフラグシップとされていますが、ビットレートは24bit/48kHzにとどまったのは、それ以上は不要でむしろ4カプセル化のほうが音質向上につながるという判断だったのかもしれません
その代わり前面のノブをマルチファンクション化し、その周囲に配置したLEDメーターで音量視認性を向上したり、パターンセレクターをプッシュ式に変更したりと、デジタル社会に適応するかのようなブラシュアップが施されました
windows11(2026.7時点)接続時のデバイス名は「Yeti x」となります
Yetiシリーズ4機種の音は、多少の味付けは異なっても基本的にかなり良く似た傾向と感じます
・省スペース重視&ステレオ指向性が不要→Yeti nano
・後処理の観点からとにかく高ビットレートが必要→Yeti pro
・中古価格も考慮してとにかくお安く手に入れたい→Yeti
・指向性を使い分ける必要から4カプセルは見逃せない→Yeti x
みたいな選択で大きな問題はなさそうに思います
ただし、YetiやYeti proは発売から15年以上経過するため、中古での入手にあたっては正常動作するかを十分確認する必要があります
G HUB BlueVOICEについて
最初は多少取り扱いが難しく感じるかもしれませんが、きめ細かな音質調整や多彩なエフェクトが使用可能で、フリーのソフトウェアとしては十分すぎる性能と言えます
ここではBlue VOICEの使い方などは割愛(ネット情報が豊富ですので)しますが、私にはどうしても不思議としか思えないことがあります
それは「G HUB BlueVOICEの設定はPCとマイクどちらに保存されるか」ということ
AI先生に尋ねると「Logicool G HUBで設定したBlue VOICE機能やイコライザーなどのマイク設定は、基本的にはPC側のソフトウェア上で動作しているため、マイク本体には保存されません」と回答され、私も基本的にはそれに同意です
しかしながら、中古Yetiを購入してPC接続すると「音は拾うもののなんだかおかしい」ということが実際に何度か起きています
「なんだかおかしい」というのは音の大小が不自然に変化したりするという現象で、言い換えると「ノイズゲートが結構高めの閾値で動作してる感じ」に近いです
最初はマイクの故障なのかと思いましたが、ある時
①G HUBをインストールしてYetiを接続
すべてのチェックボックスをオフに設定
③BlueVOICEを無効化してG HUBアプリを落とす
という手順を試すと正常に戻ることがわかりました
※ただし、マイクを別のPCにつないだ時は同じ手順を実行する必要あり
こうしてみるとすべての設定は本当にPC内に保存されるのだろうか?という疑問がわきます
これは私の邪推?ですが・・(笑)
Yeti自体に設定の保存機能は無いが、Yetiの内部にはもともと初期値のようなものがあって、G HUBを導入してないPCではその初期値に基づいて動作するのかなと・・いやいやあくまで邪推ですけどね
あとがき
そこそこちゃんとしたアナログマイクとマイクプリの音は肉厚で情報量も多く、価格に見合う価値があると思います
ただ、PCに音声を取り込むという目的においては、そこまでの高音質を必要とする場合よりも、手軽さやそこそこ音質のほうが大事ということもあるのだなぁと、Yetiとの出会いを通じて改めて考えさせられたわけです
ちなみに私とUSBマイクの出会いはBlue Yetiが最初というわけではありませんでした
すぐ音割れするし音に厚みもなく、すぐに倉庫行き
覚悟のジャンク品購入だったが、期待むなしく「ちゃんとジャンクだった」
いいマイクだったが一度のテストで満足して、それから7年倉庫暮らし
そんなこんなであまり良い出会いでもなかったわけですが、逆に言えばそのおかげで今回のBlue Yetiとの遭遇インパクトが大きかったともいえそうです
さて、「【夏休みの自由研究】Blue Yetiシリーズ」もこれで完結ですが、問題は手元に残った7台のBlue Yeti・・・これどうすんの?(笑)
オマケ(マイクカプセルの配置)
※Yeti proについてはYetiと同じと想定しています
Yeti、Yeti proのカプセル配置はAI先生に尋ねると「正面と後方に90度配置」と回答されますが、いくつかの分解動画を見る限り逆で「前方に90度交差で2個、後方に1個配置のようです
Yeti nanoは正面、後方に一つずつ配置されます
Yeti xはYetiの3カプセルに加えて真正面に一つ追加された形です
単一指向性の集音性能を高めるか、もしくはステレオ指向性での定位感の向上のためかと思われますが詳細については不明です
なおYeti xの前方XY(②、③カプセル)の交差角については資料がなく一応90度としていますが、ステレオ指向性の時にYetiよりは多少ワイド感が増すような気がするので、もしかするともう少し広角なのかもしれません
さてこのマイクカプセル、巷ではTrueコンデンサーだとかElectretコンデンサーだとか、諸説あるようですが、Blue社もLogicool社も情報公開していません
どちらか明らかになることでなにか得るものがあるわけではありませんが、あるとすれば「エレクトレットだったら保管環境をあまり気にしなくていいかな~」くらいでしょうか(笑)
2026年7月26日日曜日
久々のソロギター「You raise me up」
youtube徘徊中にふと目に留まった動画
https://www.youtube.com/watch?v=fhJ2DQiP1_E
「You raise me up」は最近時々弾き語りで歌ってる曲でしたが、ソロギターアレンジならどんな感じなんだろうという興味から聴いてみると・・・
シンプルなアレンジながらとても心に響くではありませんか
さっそく動画のTAB譜を見ながら弾いてみようとしたのでしたが、1行ずつのTAB譜はとても見づらいと気づき、動画のスクショを切り貼りして楽譜を作成
シンプルゆえに弾くだけなら1,2日で大丈夫なんですが、体と指になじむにはさらに数日が必要でした
そして録音・・・「キーッ!!、なんで間違うかなあ」とかつぶやきつつ2日頑張った成果がこんな感じです(笑)
ずいぶん前に買ってから実戦投入の機会に恵まれなかったStrymon Cloudburstにようやく活躍の場を提供できたのも良かったです
割と飛び道具的なStrymon Cloudburstなので、使いどころが難しいリバーブですけど、シンプルでスローな曲であれば、「鼻につく!」って度合いもいくらか軽減できそうです
そうそう、初物といえば「Jstaff S1 The Rolling Capo」、これもソロギターで使うのは初めてのアイテムです
脱着のしやすさ、フレット移動のスムーズさ、そしてなによりカッコエエのが好き(笑)
2026年7月23日木曜日
断捨離の道、34歩目
AUDIX OM6 ダイナミックマイク
お気に入りマイクの一つにTCHELICON MP-75というのがあるのだが、その中身は「AUDIX OM6」であるといううわさがあった
その真偽を確かめるために購入したものだったが、「中身はどうか知らんが音はちょっと違うなあ」ということしかわからなかった
Behringer RX1202FX V2 アナログミキサー
以前、「同じものが2台ある件について」という記事を書いたことがあったが、そこで登場したミキサーである
故障したと思い込んで同型機を購入したが実は故障してなくて・・という顛末であったが、同じもの2台は必要ないし、故障の濡れ衣を着せられた子もその後問題なく稼働してるし、というわけで売却を決めた
ちなみにだが、このRX1202FX V2はなかなかに使えるヤツでお勧めな一台である
L.R.BAGGS M1 Passive ピックアップ
マグネットPUなのに、ボディータップも拾うというなかなかにユニークなアコギ用のピックアップである
パッシブということで電池が不要なことや、その割に意外と高出力なことで使いがっても良かった
タカハシウクレレ
絵にかいたような三日坊主で終わったウクレレ生活(笑)
ギターとそう変わらんやろう、きっと楽勝さ~との目論見は甘かった、甘すぎた
まさか抱え方さえわからずyoutube動画を探す羽目になろうとは思わなかったし、狭いフレットの間に指を収めるのがこんなにイライラするとも知らなかったよ
オートパン・テイルトヘッドAH-50
元々は3万円近くするものらしいが、メルカリで1500円だったのを購入
リモコンで左右上下に動かせるカメラ雲台といった機材である
ライブ配信でうまく使えないかと思ったのだが、左右にパンすると配信で映ってはいけないアレヤコレヤが・・・まあそんなわけで一度も出番はなかった
しかしたまに特に目的もなく通電し、リモコンの操作通りに動く様子を眺めているだけで、私は幸せだった
こんな感じで動作する
進んだような、進んでないような・・・
2026年6月22日月曜日
Blue Yeti nano
今更かよ!って声がどこからか聞こえる
いやいやきっと空耳に違いないのだが・・なぜか目の前に鎮座するこのマイクのお話
断捨離の真っ最中なのだが・・
言われずともわかっているのだけど、落札してしまったものは仕方がないじゃないか(^_^;)
まさか落ちないだろうと冷やかし気分で入札したのだった
それが2400円で落札できてしまったのは予想外だったが、「動作確認できていないジャンク品」とのことだったのでまあそんなものかもしれない
実は購入動機はもう一つある
先日、うちで唯一のUSBマイクだった「SAMSON G-TRACK PRO」を処分して、急に寂しくなってしまった
SAMSON G-TRACK PROは音も機能も申し分なかったのだが、なにせ「でかい!重い!」ということで出番がなかった、なかったくせに無くなると寂しくなるのは機材コレクターのサガなのだろうか
Blue Yeti nano
BLUE社がLOGITECHの傘下となったことで、現在はLOGICOOLブランドで販売されている
ちなみにLOGICOOLは、LOGITECHの日本専用ブランド名であるが、Blue社を傘下とした後もこのマイクにBlueの名を残していることはBLUE Microphoneのファンとしては嬉しいことだ
さて、Blue Yetiには様々なバージョンがあって実は私自身よく把握できていない
「大きいやつ(BM400)」と「小さいやつ(BM300)」があることぐらいはわかるが、そんな適当分類で行けば、Yeti nanoは「小さいやつ」である
※他にも「Logicool G YETI GX 」とか「Yeti BM600」とか「Yeti X」とか・・・
いろいろあるのは知ってるが体系的に整理できるほどの知識が無い(^_^;)
Logitech G HUB
ロジテックGゲーミングマウス、キーボード、ヘッドセット、スピーカー、マイクその他のデバイスのための統合型をカスタマイズアプリである
Blue社時代のYetiでは「Blue Voice」というカスタマイズアプリがあったが、Logicoolとなって以降はこの「G HUB」に統合された
ゲイン調整や指向性パターンといった基本的な設定に加え、EQやコンプ、各種フィルター等々、実に多彩な音声エフェクトを可能とするが、私には少々・・いやだいぶんわかりにくい(笑)
音声の変化を楽しむだけならそこそこ遊べはするが、
・何をどう設定したのかが一目で確認できない
・自作プリセットに自動保存なのは良いが、逆にせっかく作ったプリセットを
知らないうちに変更してしまうという落とし穴がある
といった具合で本気の録音では(設定ミスが怖くて・・)かなり使いづらい
また、アコギ録音に限って言えば、使えそうなのは単純なEQ程度で、コンプ等の音質調整や各種エフェクトはそれほど高品質とは感じない(特にゲートは・・ちょっとなあ)
そんなこんなで結局私はG HUB(BlueVoice)をあきらめて、素のYeti nanoで使うことにしたのだがG HUBを使わなくてもYeti nanoはそこそこちゃんとしたマイクだと思う
あと、Yeti nanoにはゲインつまみがないのでG HUBのゲイン調整を使わないといけないと思いがちだが、G HUBのゲイン調整はWindowsの録音デバイスの音声レベルと連動しているだけなのでゲイン調整はそちらで行えばよい
音は?
私がマイクの音で最も嫌うのは「乾いた」感じ、これをうまく言葉にするのは難しいのだが、なんとなく厚みが足りないとか、密度感がないとか、そんな感じだろうか
幸いYeti nanoの音はそれほど乾いておらず、とりあえずホッとした
やや低音が弱いかもと感じなくもないが、その分すっきりしてて聴きやすいともいえる
【Blue Yeti nano 生音】
【Blue Yeti nano リバーブ】 ※G HUBではなく、生音録音後にリバーブプラグインを使用
正直なところUSBマイクを少し舐めていた(笑)
このところ、良い録音には、良いマイク&良いマイクプリが必須と思考が固定されていたのか、USBマイクでギターを録ろうという発想自体がなかった
しかし、PCとUSB接続するだけでこのレベルの録音ができるのなら、これでいいかもなんて思えてくる
ショックマウント
Blue Yeti nanoで使えるショックマウントは、専用からyetiシリーズ汎用まで様々存在するが、専用だと問題ないもののyetiシリーズ汎用ではいくつか注意点がある
【底面のネジ径】
以下の違いがあるため、場合によっては5/8→1/4変換ネジが必要
・Blue Yeti nano以外のYetiシリーズ:5/8インチ
・Blue Yeti nano:1/4インチ(なんとカメラ三脚用のサイズ・・マイクに採用は珍しい)
【USB端子やヘッドフォン端子への干渉】
ショックマウントのプレートサイズによってはUSB端子やヘッドフォン端子に干渉する場合があるので、Blue Yeti nanoで使用可能か確認が必要
私もYetiにあまり詳しくなかったのでテキトーに購入して失敗した一人である(^_^;)
まあ、どうしてもショックマウントが必要かといえば正直微妙で、私としては付属のスタンドで十分じゃないかと思っている
でも「ショックマウントがあるだけでなんかテンション上がる~」という気分は私にもわかるし、かつて経験もした(笑)
それにスタンドのままだとマイクセッティングの自由度が限定されてしまうことにも少し問題がある
一例だが、「Classic Pro CMS1」という商品がある
いわゆるユニバーサルショックマウントというもので、20mm程度~60mm程度のマイク径なら概ね使用可能だ
Yetiの「大きいやつ」は難しいがBlue Yeti nanoであれば十分使用可能、もちろんUSB端子やヘッドフォン端子への干渉も発生しない
そして何よりマイクセッティングの自由度が格段に向上するのが大きなメリットである
【底面の1/4ネジ穴の活用は?】
カメラ用のネジ径なのでカメラ三脚等の活用が可能だが、カメラ三脚はカメラの安定性のため比較的座面が大きいものが多いので、USBケーブルと干渉して使えないことがほとんどである
1/4ネジ穴の活用が困難で、スタンドで使用するという結論でも全く問題ないが、上記のユニバーサルショックマウントのようにマイクセッティングの自由度を向上させることはできないだろうか
まあ、思いつきのような話ではあるが・・・
巷でよく見かけるマイク用のアームスタンドに取り付け部が3/8インチ仕様のものがあるので、それに3/8-1-4変換ネジを付けて使うなら、なんとなくいけそうに思う
この場合、アームスタンドに直付け状態となるのでアームの軋みとかのノイズ源には十分注意が必要なことはもちろんである
2026年6月21日日曜日
断捨離の道、33歩目
今回は、小物をいろいろ
どれもテストで一回使っただけとか、完全に未使用だったりとか・・まあ興味本位で買っただけなものばかりだからそうなるわなぁ
DIGITECH FS3X
TCheliconのボーカルエフェクターではSwitch3という3ボタンのフットスイッチが使える機種が多いのだが、このSwitch3がそこそこいいお値段がするので、もう少し安い代替品がないものかと探して見つけたのがこれである
結果的には十分代用可能だったのだが、それがわかっただけで満足してしまってほとんど使うことはなかった
ただ、現時点ではなぜかFS3XとSwitch3の価格差は以前ほど大きくないので、TCheliconのボーカルエフェクターを使う限りにおいては素直にSwitch3を使った方が良いかもしれない
M-audio EX-P エクスプレッションペダル
見た目はプラスチッキーで安っぽいのだが、これは十分「良い製品」である
機能的にも問題ないのはもちろんだが、適度な重量感と踏込みの抵抗感があって使いやすい
同型機を使用していて、これは予備機だったがこの先の出番はもうないだろうということで放出となった
一つ残念なのはコードがペダル直付けなことだろうか、状況に応じてコードも長短使分けできればなあと思う
SAMSON G-TRACK PRO
最近、私の思う想定価格に遠く及ばない「爆死案件」にちらほら遭遇するのだが、このマイクもその一つとなってしまった
一度使用しただけのほぼ新品、しかもオーディオ用途のUSBケーブルをおまけに付けて・・・「それはないだろう」という結果に打ちひしがれた
音も良いし、ギターも繋げられるというちょっと変わったギミックも備えるのに・・・これが1000円で落札とはひどいじゃないか
STRYMON mini Switch
Strymon Cloudburstのオマケでついてきた1ボタンスイッチ
オマケとはいいながら1万円くらいするらしいが、私はCloudburstをMIDI制御しているのでこれは必要ない
2026年6月13日土曜日
ZOOM UAC-8 Mixefxの不具合解消!!
2026.6.12 ZOOMより正式に不具合解消の発表がありました
windows updateの最新版適用によるだけではなく、アプリにも改良が加えられたようです
アプリの更新内容は、windows updateに対応したことのみでそれ以外の機能追加などはありませんでしたが、ともあれこれで安心して使用継続できます
2026年6月6日土曜日
断捨離の道、32歩目
今回は主にピックアップの断捨離
ピックアップはマイクと並んで私の大好物なのだが、ギター本体の処分も少しずつ進み始めた今、ギター本数以上にピックアップを持っていても無駄なだけだ
「取り付けるギターもないのに・・」と自らを説得して重い腰を上げた(笑)
Shadow nanoMAG EP
フォルヒに取り付けていたが、フォルヒの売却とともに不要となった
マグネットPUとしては非常に小さいため見た目にも違和感がなく、またサウンドホール設置型のPUに比べて生音への影響も最小限である
音もあまりエレキっぽくない自然さがあり、私としてはとても気に入っていた
Shadow SH 2000
外付けのコンタクトPUだが、ボリュームとトーンのコントロールを持つのが特徴
それにしても、この外付けコンタクトというのは設置しやすく音もそこそこ良いということで本当に便利なアイテムだ
私もいくつか持っていたが、今回の断捨離ですべて手放してしまった・・とっても寂しいというか不安だ(笑)
Fishman Neo-D hum
パッシブ型のマグネットピックアップ
電池を使わない分非力なことと、シールドが固定式かつ先端がプラグ形状なことでサウンドホールからコードが出る形がなんともかっこ悪いという弱点?はあったが、音はあまりマグネットを感じさせない繊細さがあって好みであった
いつかこのシールドを切断してエンドピンジャック仕様に改造しようとエンドピンジャックは購入していたのだが、ついにその野望は果たせなかった
L.R.BAGGS ELEMENT VC ACTIVE
アンダーサドルピエゾと呼ばれるピックアップ
アンダーサドルは「ブーン」というハムノイズが乗りやすかったり、中低音のブリブリ感が耳につくということで、正直あまり好きではない
しかしこのELEMENTはそんなアンダーサドルPUの中では、癖がなくすっきりした音で使いやすかったため2本持っていたが、そのうち未使用のまま保管していたものになる
もう一本の方は、出音は問題ないもののボリュームコントロールが断線で機能しないため、なおして売るか、「VC効きません」としてそのまま売るか思案中である
ARTEC A1-OSJ
安価だがそこそこ使えるコンタクトPUの代表格w
音はある程度のピエゾ臭はあるものの軽微で許容範囲、そしてパッシブだけで意外に出力が大きくアンプ直でもそこそこ鳴ってくれた点も好ましかった
「これが最後のA1-OSJ」と思うと処分はためらわれたが、涙をぬぐいつつドナドナ・・( ;∀;)
さて、これでコンタクトPUは実質すべて売却済みとなったのだけど、実はもうひとつだけPASコンタクトPUが残っている
ただしこれはLOWDENの内側に張り付いているのでLOWDEN売却とともに処分となる
LOWDEN気に入ってるのでだいぶ先の話になりそうだ
GoldenAge PRE73 jr
BehringerのMIC2200でマイクプリアンプの重要性に気づいた後、初めて購入した「ちゃんとした」マイクプリアンプ
Behringerでもそこそこ役に立ったのだからまあまあ知名度のあるGoldenAgeならと思ったのは確かだが、それでも一番興味を持ったのは「Neveサウンド」という点だ
「信号パスはオールディスクリート構成、入出力にトランスフォーマーを採用したバランス回路をもってビンテージNEVE 1073モジュールの音楽的なサウンド・キャラクターを再現」というコピーに心躍らされたわけだが、Neveなど見たことも触れたこともない身には「うんうんなるほど、そんな感じだね~」などという実感はなかった(^_^;)
音の印象は「なんだかわからんがとにかく元気」って感じで、マイクとの相性もあるのだろうけど少しだけ固さや粗さがあったように思う
エージングも有効かもなあと思ってはいたが、その後FocusriteやWormAudioのマイクプリを次々購入してしまったためにエイジングなど程遠い短期の使用で終わってしまった
これまでの成果
特にコメントは・・ないww
2026年6月5日金曜日
朗報・ZOOM UAC-8(MixEfxアプリ)の不調
今年2月のWindows Update KB5077181の適用で動作しなくなったzoom MixEfxアプリですが、本ブログの読者様である「匿名さん」からのコメントで、
との情報をいただき、私自身も試してみた結果、復活を確認いたしました
これが恒久的な回復となるのかどうかはまだ不明ですが、今回発生した不具合はおそらくZOOM製品のみにとどまらなかったものと思われ、さしものmicrosoftも影響の大きさに何等か対応せざるを得なかったのではないかと思われます(私見ww)
しかしほんとによくできたオーディオI/Fですので、これが本格的な復活となることを祈るばかりです
いまだZOOMからは正式な回復報告はない(2026.6.5現在)ので、ZOOMとしては情報収集の段階ではないかと思いますが、私としては正直ほっとしております(笑)
結局のところUAC-8の復活は、ZOOM側の対応ではなくwindows updateでもたらされたものでしたが、もしかするとZOOM側でも何か対応を進めていたのかもしれません
万一そうであるならそれも進めていただき、ついでに全チャンネルのステレオミックスを出力できるようにしていただけたないかなと、勝手に夢想しております(笑)
【2026.6.6追記】
その後、所有PCのうち5台で確認してみましたが、そのすべてでMixEfxアプリは正常動作しました
ただ残りの1台だけは2026.1までのwindows updateしか実施せず、その後のUpdateは保留していたため、KB5077181の影響を受けることなくMixEfxアプリも動作していたのですが・・今回の件を踏まえてもまだ最新のUpdateを適用しようという気にはならないのは「まだ何かあるかも」という思いがぬぐい切れないためです
めったに使わないサブPCでもあるので今後1年くらいはUpdateなしで様子を見たいと思います(笑)
【2026.6.7追記】
結局、残った1台もUpdateしてしまった(笑)
考えてみれば2026.5UpdateでMixEfxアプリが動作するのなら、ことさら2026.1の状態で留保しておく必要もなく、2026.5の状態でおいとけばよい
他のPCで最新のUpdateを適用しつつ、MixEfxアプリの動作状況を確認してから、順次別のPCにwindows updateを適用していけばよいのだ・・と気が付いたww
【2026.6.10】以下を更新→MixEfxアプリ正常動作
2026-06 セキュリティ パッチ (KB5094126) (26200.8655)
2026-06 .NET 8.0.28 Security Update for x64 Client (KB5097149)
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.142 (KB890830)
Microsoft Corporation AudioProcessingObject Driver Update (1.0.3.56670)
【2026.6.13】
ZOOMから対策済みのMixEfxアプリが発表されたためこの検証は終了とします
2026年5月3日日曜日
断捨離の道、31歩目
今回はギター2本を含む断捨離となりました
ギター本体の処分がなかなか進まないのは、自分で思う以上にやはり思い入れが強いからなのでしょう
「早く出品しなくては」とは思うのですが、何かが邪魔して出品準備にかかれない・・そんな感じなわけです
しかし、今回は少々事情の異なるギターの処分となりました・・・
Audiotechnica AT-MA2 マイクプリ
安価なマイクプリアンプだが、「プラグインパワー型ステレオマイクに対応」というその1点で私には大きな価値があった
ただ、一方でコンデンサーマイクは使えないという弱点もあったので、ファンタム電源供給機材(写真左)とともに出品したのだったが、断捨離開始以来最大の「大コケ」となってしまったwww
捕らぬ狸の皮算用が外れただけとも言えるが、これで110円はないだろう、ないよね(^_^;)、いや絶対にアリエンのだが、もしかして悪い夢でもみた?・・しかし一夜明けてもそれは現実だった(笑)
ヤフオクに1割取られて残ったお金は100円、いっそすがすがしい
Behringer HA400 ヘッドホンアンプ
一応ヘッドフォンアンプということにはなっているが、その用途で使用したことはない
音量不足の機材の音をちょっと増幅してミキサーに渡すとか、そんな使い方がメインであった
音やせ等もほとんど感じられず、安価だが音質も良いヘッドホンアンプだった
JTS MK-680 ダイナミックマイクプ
2本あったMK-680のうちの最後の1本
超単一指向性であることからハウリングに強く、ライブ現場で重宝したことから「またいつか使うかも」と温存していたMK-680だが、さすがにもう機材持ち込みでのライブはやらないよなあと、ちょっと吹っ切れたというかあきらめたというか(笑)、まあそんな心境で2本とも手放すに至った
抜けの良い音、ハウリング耐性、ノイズレスなスイッチ・・・本当にできた奴だった
Furch G23-CRCT
そうフォルヒでありますよ
シダーらしからぬ華やかな音、そしてよくできたネックでとても弾きやすいギターだった
国内での販売が始まったころ、4,50万のギターにも匹敵すると話題になったものだけど、実際に手にして弾いてみてもその評価が過大だとは思わなかった
さてこのFURCHと下に書いたTAYLORは、オークションでご縁を得た方から後日ご要望をいただいて売却に至ったものである
請われて旅立つという、楽器の処分として最も好ましい形での断捨離となったことがうれしくて、事前の整備点検も梱包も全く苦にならなかった
新たなオーナー様、どうかどうか末永くかわいがってやってください!!
TAYLOR 814CE
それもう強烈にあこがれた814CEを手に入れた日のことは忘れない
到着したケースを開けてしばらくは「カッケ~」と見ほれていた
そしてスプルース&ローズという材のイメージ通り、やや落ち着いた厚みのある音で、フィンガースタイルもストロークも何でもあいそうな万能選手であった
ES1のライン音も素晴らしく、またボルトオンネックで将来的なメンテに対する安心感などもあり、総合的に見ても本当によくできたギターだったと思う
これまでの成果
ギター本体の売却が進んだことで、気持ち的に大きな一歩となったと感じている
今回のギター梱包で、プチプチのロールを1本消費しきった
ハードケース入りのギター梱包には120cm幅のプチプチ約3mを使うのだが、残りのギター本数を考えると必要なプチプチの長さは60m前後というところだろうか・・
しかし大丈夫、42mロールのプチプチストックはまだ3本もある、どんとこい!である(笑)
2026年4月22日水曜日
ケロケロ!TCHELICON VoiceTone C1
ボーカールエフェクタは私も大好物!リバーブはもとよりハーモニーとかも良く使っている
現在、最も使用頻度の高い機種は、TC HELICON Voicelive 2だが、ほかにも
・TC HELICON Voicelive 3
・TC HELICON Voicelive Touch2
・TC HELICON PlayAcoustic
・TASCAM TA-1VP(マイクプリアンプだがハードチューンが可能)
などを使うこともある
TC HELICON に偏っているのは、リバーブエフェクトの綺麗さ、ハーモニーエフェクトの設定の多彩さが主な理由だが、10年以上にわたって何台ものボーカルエフェクタを試しながらようやくたどり着いた結果でもある
もちろんこれらの機種に大きな不満は無いのだが・・・
ボーカルエフェクトの一種に、「ケロケロボイス」と言われるハードチューン(極端なピッチ補正)というものがある
詳しい説明は後程するが、上記の機種のすべてにハードチューンが搭載されているのだが、これが今一つ「派手に決まらない」・・そして私はこのハードチューンがとっても好きww
手持ちの機材であえて不満があるとするならそのことで、TASCAM TA-1VPに手を出したのもなんとか光明を見出そうとした結果であったが、そんな流れでネット上で評価の高いTCHELICON VoiceTone C1にも以前から興味シンシンであった
ところが、評価が高かったせいか、円安のせいか、中古価格がなかなか下がらず、2万円半ばとかの高値が続いた時期もあって、興味を持って数年は手が出せずにいた
それでも、最近やや下がり気味で「この波に乗り遅れまい!」とばかりに中古を入手してみた
TCHELICON VoiceTone C1
2012年の発売なのでそれほど新しい機材ではないが、まだ新品販売もしているので相当なロングセラーといえる
TC HELICONの製品群では、Voicelive Touch2やPlayAcousticよりも前に出た機種となる
できることは「ピッチ補正」「ジェンダー(男声、女声の声質変更)補正」の2つであるが、これを買う人の目的からすればピッチ補正しかもハードチューンに特化した製品と考えても良い
音質はTC HELICONらしいすっきり系で抜けが良い反面やや厚み不足と感じることもあるが、これにはマイクの音質もかかわるので、その場合はマイクを変えてみるのも良いかもしれない
※ ジェンダー補正について
ほんとにオマケ程度の機能なので本記事で詳細な説明はしない
男声にしても女声にしても「顔にモザイクのかかった人のインタビュー音声」程度
ハードチューン(ケロケロボイス)
まずは「言い訳」をしておきたいのだが、ここでの記載は私のごく限られた知見と非力な理解力の産物であり、必ずしも正しくはない、あるいはいくつかの間違いもありうるとご承知いただきたい
1997年、AntaresからAuto-Tuneプラグインが発表された
Auto-Tuneとはボーカル(や楽器)の音程を、正しい(または狙った)音程に補正するものである
補正に要する時間をやや長くすると「ピッチ補正」、瞬時に補正するよう設定すると「ハードチューン」という効果をもたらし、ハードチューンによる補正後音声は「ケロケロボイス」と呼ばれる
プラグインの発表当初は、録音後音声の加工に用いられたが、その後Auto-Tuneアルゴリズムがハードウェアに組み込まれてリアルタイム補正が可能な機材が多く発売されるようになった
TC HELICONのボーカルエフェクターでも2009年発売のTC HELICON Voicelive 2にも搭載されており、意外にも歴史のあるエフェクトである
もう少し具体的にVoiceTone C1でのハードチューンを考えてみる
◆ 赤(実際の音声)とピンク(補正後の音声)のライン
キーセレクターを「CH(クロマチック)」とし、特にスケール(音階)を指定せず、12音全てをターゲットとして実音声を補正するケース
ピンクのラインが階段状になるのはVoiceTone C1のアタックコントロールをhard(右一杯)とし、瞬時に補正した場合でこの状態を「ハードチューン」という
アタックコントロールをOFF側に回すほど、階段状の立ち上がりが垂直ではなく斜めとなり、ケロケロ感は薄れていく
◆ 緑(実際の音声)と黄緑(補正後の音声)のライン
一例としてキーセレクターを「Dメジャー」にして、Dメジャースケールの構成音だけをターゲットとして実音声を補正するケース
※ アタックコントロールの機能はクロマチックの場合と同様
クロマチックよりもいっそう音楽的で効果的な補正結果が得られ、ケロケロの効果もわかりやすくなる
もちろんこの時キーセレクターの設定は楽曲のスケールと一致している必要がある
このように、効果的なハードチューンを行うには楽曲のスケールとキーセレクターの設定が一致していることが重要になるが、VoiceTone C1には「ギターを接続した場合のみキーセレクターがCH(クロマチック)場合でもギターのコードからスケールを自動判定し、そのスケールで補正してくれる」という機能がある
それはそれでとても便利なのだが・・・・・・
スケール??
VoiceTone C1にギター接続していれば考えなくても良い話だが、
・ギターのライン配線が一度VoiceTone C1を経由しないといけない=面倒
・ピックアップのないアコギやウクレレで弾き語りする場合もある
・VoiceTone C1の使用者が楽器を弾かないボーカリストだったりする
などなど、使用者の事情も様々だから、いつでもだれでもギター接続してVoiceTone C1を使えるわけじゃない
じゃあ、キーセレクターの設定は??、スケールって何???
はっきり言って私、音楽理論などまったくわからないので、スケールを語るなどおこがましすぎる(^_^;)
なので、正しい知識はネット検索などで各自調べてもらいたいが、そうはいってもVoiceTone C1のキー設定には楽曲のスケールを知る必要がある
◆ 楽曲の最初のコードがそのまま曲のスケールである場合が多い
ごくごく一般的な楽曲は、Aメロ、Bメロ、サビのような構成になってることが多いが、Aメロの最初のコードが曲のスケールである場合が多い
絶対とは言えないが、とりあえずこの方法でVoiceTone C1を設定して特に不自然が無ければ大丈夫だと思う
◆ 楽曲のスケールを判定するアプリがある
「AUTO-KEY」というアプリがある
楽曲を再生、または演奏しながら丸い部分をタップすると数秒でスケールが表示される
何回か使用するとユーザー登録を求められるが、基本的に無料(だと思う)
説明するまでもない気がするが・・下図のとおり
マイナーキーの場合、例えばBmキーであればキーセレクターはDに合わせればよい
ドリアン???ドリアンは、アオイ科ドリアン属に属する樹木で実は臭いが美味である・・・は冗談だが、私にはよくわからん
S&Gのスカボロフェアなどはドリアンスケールらしいが、残念ながら上記のAUTO-KEYアプリを使ってもEマイナーとしか表示されないから、VoiceTone C1のキーセレクターは「G」でいいんじゃないかなぁ(どこか遠い目・・)
※実際に「G」設定でスカボロフェアを歌ってみたが破綻は無かった
スケールも設定できたけどケロケロしない
ハードチューンというのは機材も大事だけど、それと同じくらい「歌い方」が重要
スケールの構成音を正しい音程で発声し、言葉を区切るように滑舌よろしく唄えば、ケロケロ効果はほぼ発生しない
最初に示した階段状の図を見てほしいが、実際の音声が低→高へ傾斜状に変化するから補正後の音声が階段状になってケロケロボイスになる
しかし、言うほど簡単でもない部分もある
わざと音を外せばいいかというとそれも違う、あえて言えば「音と音を区切らず連続的に音程変化させる」となるのだろうか
結局のところは実際に歌いながら、どうすれば効果的にケロケロするか確かめながら習得するしかないのかもしれないが、「正しく歌おうとする程にケロケロしなくなる」のはちょっと釈然としない部分ではある(笑)
VOICETONE C1の注意点
◆ ファンタム電源は常時通電、しかも48vではなく21v
常時通電はまだいいとしても一般的なコンデンサーマイクのファンタム電源は48vである
低電圧でも動作するコンデンサーマイクは結構多いのだが、正規の電圧を供給できないことの弊害も考えられるので注意が必要である
◆ VOICETONE C1単体でのゲインは非力、別途増幅用のマイクプリは必須
低出力なダイナミックマイクでは特にだが、ミキサーでもオーディオインターフェイスでもよいので+40dB前後の増幅が必要
まあ、ミキサーやオーディオインターフェイスにはどのみち接続するだろうから大きな問題ではないけど・・
私の評価
◆ 基本的な音質が良い
TC HELICONらしいすっきりとした音質は私の好み
◆ ケロケロ感がはっきり感じられる
TC HELICONの他機種と比べて、よりはっきりとハードチューンの効果を感じる
◆ 操作が簡単
ハードチューンに限れば、触るつまみはキーセレクターだけ
そのキーセレクターもギターをつなげばCHポジション固定で触らなくてよくなる
◆ 遅延はあまり感じない
ネット上の評価では遅延が大きいなどというものもあるが私はあまり感じない
私の耳がポンコツという可能性はもちろんあるが、どうやらVOICETONE C1の製造ロットにもいろいろあるようで、その影響ということも考えられる
◆ 総合評価
もちろん合格点でございます(笑)



























