2020年11月29日日曜日

マイクプリアンプ Golden Age Project PRE-73 jr

Focusrite Isa Tow で、「マイクプリアンプすげ~~!」的な世界を垣間見てしまったワタクシw
思えば遙か昔、大学生のころから「録音」という行為がたまらなく好きだったのだから
こりゃ危険度マックスなブツだったなと、今更気がついてももう遅い・・・w

でも、そうはいっても際限なく資金が湧いて出るわけでもないので
なんとか手が届きそうなのをポチってみた(笑)

Golden Age Project PRE-73 jr


なんと言っても決め手は「安価だけどNEVEテイストが味わえる」(らしい)ということ
もちろん、私自身はNEVEなんて聴いたこともなければ触ったことも、見たことすらないw
しかし同じ「NEVEテイスト」といっても、様々な評価があるようで
FOCUSRITEとはやや系統の異なる音というのがネットではよく見かける評価となっています
まあ、元々のNEVEを知らないのだから、自分が良い音と感じればそれで良い話ですけどねw

【製品概要】
 1、シンプルなマイクプリアンプの機能に絞込み低価格&1/4ラックサイズを実現
 2、定評のある高品位設計と、ビンテージNEVE1073ヘッドアンプ・サウンド
 3、別売のラックトレイに 1U / 4chまでの本機をラックマウント可能++

■Golden Age Project「PRE-73 Jr」は上位機種と同じく、信号パスはオールディスクリート構成、入出力にトランスフォーマーを採用したバランス回路、「ビンテージNEVE1073モジュール」の音楽的なサウンド・キャラクターを再現しています。
■シンプルなマイクプリアンプの機能に絞り込み、1/4ラックマウントサイズへと小型化、すでに高い評価を得ている上位機種の音質はそのままに低価格を実現しています。
■制作スタイルに応じたチャンネル数を揃えることで、手軽にマルチ・チャンネルのマイクプリ環境を構築することができます。専用のラックマウント・トレイ(UNITE mk2、別売)には、最大4チャンネルのPRE-73 Jrを、1Uラックマウントサイズにインストールすることが可能です。4chのクラシックNEVEサウンドを「1Uサイズ」で実現できることは大きな魅力です。
■GAP(Golden Age Progect)では、高いレベルのビンテージNEVEサウンドを、驚くべき価格で全ての人に提供します。

■ ビンテージNEVEスタイルの回路設計
■ オール・ディスクリート構成
■ ゲインレンジ 20dB - 70dB
■ 48Vファントムパワー
■ 位相反転スイッチ
■ ハイ・インピーダンス楽器入力装備(フロントパネル)
■ シンプルなLEDシグナル・インジケーター
■ アウトプット・レベルコントロール
(入力ゲインとのコンビネーションでサウンドカラーを自在に操ります)
■ XLR/TRSコンボ入力ジャック
■ 別売のEQ-73などをインサートできるインサートジャック搭載
■ 24V ACアダプター標準付属(PSE認証100V日本向仕様)
■ ソリッドで頑強なシャーシデザイン
■ サイズ:幅110mm 奥行 280mm(突起物含む)高さ45mm
■ 本体重量:1420g (1.42kg) 

【2018年7月号のSOUND DESIGNER誌での評価】

■正直、この値段でこの音はすごいと思いました。
■しっかりニーヴ感があって値段を知ってビックリした。
 他の安価な機種だとハイが妙に強調されたり、すぐに歪んでしまうが、
 これはロー感もあるし、ヘッドルームも広い。」


使用感


機能が超シンプルなので、ほぼ迷いなく使うことが出来ます
GAINとOUTPUTの関係についてはマニュアルに以下の記載があります

● もし倍音を抑え、カラー少なくマイクの音を増幅したいときには、アウトプットのボリュームを最大位置付近で設定し、MIC のゲインスイッチで全体のレベルを調整してください。

● もし倍音を多めに全体のキャラクターと色付けを強めに調整したい場合には、MIC のゲインスイッチを高めに、アウトプットのボリュームを絞り気味に設定してください。より強く入力ステージでドライブした、倍音がリッチなビンテージサウンドになります

● さらに強い色付けとキャラクターを実現するには、アウトプットのボリュームも同時に高く設定します。倍音と歪み感がさらに増し、力強い、ファットなアナログサウンドになりますが、同時に滑らかでスムースなNEVE サウンドです。PRE-73 Jr の後に接続される機器に対してゲインが大きすぎる場合には、例えばSHURE A15AS (XLR タイプの切替式PAD コネクター)などを利用してゲインを下げてあげると良いでしょう。

ゲインは最大+70dBということでFOCUSRITE ISA TOWよりもやや小さいですが
間違いなく必要十分であって低出力マイクでも問題なく使用できます
あえて使用上の問題があるとすれば・・・電源LEDがないこと、でしょうか
ファンタム給電中であれば常時赤LEDが点灯するので良いのですが
そうでなければ「電源が入ってるかどうか分からない」というのが
ささやかな不満と言ったところですw

音の感想


比較音源を作る時間がないので、主観的な感想でしかありませんが
FOCUSRITE ISA TOWとの違いは・・・

私の貧相な耳ではよくわかりません(^0^;)

ただ、FOCUSRITE ISA TOWと比べれば、PRE-73 jrの方が若干太さがあるような
逆に言えばFOCUSRITE ISA TOWの方がスッキリ感があるような
そんな気がしなくもない・・・(笑)




2020年11月23日月曜日

STEREO→MONO変換プラグ CLASSIC PRO AP212

さて皆様w今日はものぐさの面目躍如と言ったひと品であります

アコギのラインシステムでは、マグネット、ピエゾといった単一のPUではなく
それらを組み合わせて使うデュアルピックアップシステムが普通と言った状況になってます
このとき、ギターのアウトプットジャックは
 ・2つのピックアップの音をミックスしてモノラルアウトするタイプ
 ・2つのピックアップの音をリングとチップの2つに分けステレオアウトするタイプ
の2つのタイプが存在します
後者は2つのピックアップのミックスをより細かに調整できるため
音にこだわりにある方はそちらを選ぶ傾向が強いです

私の場合は、それほど強いこだわりというのは無いのですが
やはり「一度はステレオアウトのデュアルピックアップを使ってみたい」という
好奇心には勝てず・・・LOWDENを人柱にしてしまったのでしたが・・・・


CLASSIC PRO AP212


ステレオ信号をモノラルに変換してくれる変換コネクターです
サウンドハウス価格は120円であります

プラグ部分はTRS(ステレオ)仕様、ジャックはTS(モノラル)仕様になっています
 ・プラグ側をステレオアウト仕様のギタージャックに
 ・ジャックにモノラルシールドを刺す
ことによって、ステレオ信号がモノラルに変換されますので
ステレオ信号を扱えないラインシステムでもごく普通に使用できるようになります
なお、サウンドハウスの商品説明では「ステレオ→モノラルの方向で使用するように」
と書かれていますが、一応指定通りの使用方法、ということになります

もちろん、ステレオアウトならステレオ入力仕様のプリアンプなどを使えばすむ話です
それが「めんどくさい」と思う人にこそ使っていただきたい(笑)

もちろん、単純な2ピックアップのミックスになってしまうので
意図したとおりの音は得られないかも知れませんが
ステレオアウトのギターを、簡単にモノラル入力対応のシステムで使用できるのは
それなりに便利と言うこともあります

なにより、せっかくステレオアウトのデュアルピックアップにしたのに
使うたびにステレオ対応のシステムを用意するのが面倒で
そのギターを使う機会が減ってる、などという本末転倒なことは避けたいではありませんか



出音など

LODEN O-32の場合は、
 ・SUNRISE S-2(パッシブ)
 ・PASコンタクト(パッシブ)
のデュアルピックアップシステムですが、

SUNRISE S-2はパッシブながら出力が大きい

ので、どうしてもマグネットの音色が勝ってしまいます

しかし、そんなことは想定内(笑)
私が常用しているモノラル入力仕様のシステムでいつでも楽しめること・・・
その恩恵の方がずっと大きいです
もちろん本気で使う場合は別途ステレオ入力対応のシステムを用意しますが(笑)

CLASSIC PRO AP212を使うことで、音質劣化やノイズの発生はありませんでした
ただ、用いることでAP212の分だけ長いプラグと言った形状となるので
小さな力でもギター側のジャックに無理な力がかかりやすくなって
故障の原因ともなりかねないので、そこには注意が必要です
特にギタースタンドに「いつもと同じ感覚で」シールドを刺したまま置くのは要注意です






2020年11月17日火曜日

SONY MDR-7506 イヤーパッド交換

もう4、5年もお世話になってるヘッドホンSONY MDR-7506ですが
さすがにイヤーパッドがくたびれてきました

表面の劣化はまだまだ大丈夫そうなんですが、
内側の縫製がほどけてパッド内の黄色いスポンジが露出しています


まあ、こんなこともあろうかと(笑)
交換用イヤーパッドは6セットほど用意してあったのですが、今回使用したのはこれです
純正品は両耳で2000円を超えますが、これは670円と激安です
私が購入したときは480円で200円近く値上がりしましたけどそれでも安いですね
(もちろんノーブランド品ですが・・・)


ノーブランドといっても、純正品との違いは
ドライバと耳を隔てるネットがやや薄いということくらいで使用に問題はありません

交換はまず劣化したイヤーパッドを外すことから
といっても、単にかぶせてあるだけですので、ひっぱってはずすだけですw


多少手こずるのはここからです
交換用のイヤーパッドをかぶせるわけですが、
イヤーパッドはかなりジャストサイズに出来ているので多少力業的な作業になります
 ・まず上下のどちらかをひっかけて、少しずつかぶせる範囲を広げていく
 ・イヤーパッドは見た目よりも頑丈です、多少強引に引っ張っても大丈夫

とはいえ、私の経験上から言えば「交換しやすい部類」ではあります
慣れれば両耳10分以内で交換できると思います

交換完了すれば、裏側の折り返し部分がちゃんと溝にはまってるのを確認し
イヤーパッドを少し回転させながらユニットと馴染ませるのが良いです

はい、交換完了!

音が変わるか????
音が固く低音不足だったSONY MDR-7506でしたが・・・・
交換後も固いままでした(笑)
670円で音質向上まで望むのは、ちょっと欲張りすぎたでしょうか


2020年11月13日金曜日

Windows10 20H2アップデートでネットワークドライブがつながらない

 昨日のこと、我が家のPCで一斉に20H2アップデートが可能となった
20H2は2004のマイナーバージョンアップという位置づけらしいが
うちの場合、2004▶20H2というパソコンも1台あったものの
その他のPCは全て1909から2004をすっ飛ばして20H2へのバージョンアップとなった

Windows10は年に2回、大幅なバージョンアップが有り
そのたびに「何事もありませんように!」とびくびくしながら更新作業をしたのでしたが
これまでは幸い何事もなく過ぎていました、しか~し

ネットワークドライブがつながらない



【ドライブ文字を割り振ったネットワークドライブの一部が接続不可】

全部ではないのです
うちのNASの中では比較的古いドライブ2台の
「U:」という風にドライブ文字を設定した値とワークドライブの接続が不可となりました
エクスプローラーの「PC」で確認しても以下のとおり
しかし不思議なことに、エクスプローラーの「ネットワーク」には
該当するドライブが表示されます
ただし、それらにアクセスしようとするとエラーになってしまいます

【SMB接続を確認したが、問題なし】

やや古いNASではSMBを有効にしていないと接続できなくなることがあります
Windows10の大型バージョンアップでその設定が変わってしまったのかと確認しましたが
なにも変わりなし・・・
ちゃんとチェックはいってる

【一度ネットワークドライブを切断しようと思ったが・・・】

いつもならネットワークドライブを右クリックして「切断」とするのですが
右クリックだろうが左クリックだろうがエラーとなってしまうので切断できない
仕方ないので、力業(笑)

【コマンドプロンプトからnet useで切断】

Windows PowerShellから「net use ○: /delete」を実行し、強制切断
(○のところはドライブ文字)

【PC再起動後、あら不思議】

無事にネットワークドライブが消えたのを確認
その後、エクスプローラーの「ネットワーク」から接続できなかったNASにアクセスすると
あら不思議・・・ちゃんと中身が確認できます
どうやら「ネットワークドライブとしてドライブレターを割り振った場合のみ不具合発生」
ということのようである

老婆心ながら(笑)
「やった~~!直った!」とばかりにもう一度ネットワークドライブにしてしまうと
また元の木阿弥になってしまうので・・・ご注意をw

【今後のアップデートで解消を期待!】

とはいえ、あまり期待は出来ないのであるが・・・・(^0^;)
ともあれ応急処置は必要なので、当面はデスクトップにショートカットを作成して対応です
デスクトップ右クリック▶新規作成▶ショートカット
上記のように「¥¥機器名¥共有フォルダ名」(¥は半角小文字)を入力します
「参照ボタン」ではネットワーク機器は表示されないみたいなので手入力が必要です
「次へ」で適当な名前を付けて完了です
単純にその共有フォルダにアクセスしたいだけなら、十分に実用的です

また、バックアップソフトのように「ドライブ文字を設定して使っていたソフトウェア」も
ドライブ文字の代わりに「¥¥機器名¥共有フォルダ名」を使うと動作する場合があるので
(くれぐれも自己責任で)お試し下さい

いや~~それにしても、接続できなかったNAS・・・2011導入でしたか
もう10年使ってる、もちろん重要なファイルは置かないようにしてはいるのだけど
今回の事件を期にボチボチ世代交代してあげた方が無難かなあ


2020年11月11日水曜日

初リボンマイク sE Electronics X1R

はい、安いマイクのコレクターです

これまで、「アコギ録音=コンデンサーマイク」との考えでいくつか集めてきた私ですが
リボンマイクの存在にはもちろん気づいておりました
しかしながら、「やや高域が不足してキラキラしない」というネット評価もあり
なかなか踏み切れないまま今に至った次第ですが・・・・
某楽器店のポイントが背中を押してくれまして、購入となりました

sE Electronics X1R

リボンマイクはダイナミックマイクと基本的な原理はほぼ同じです
空気の振動を電気信号に変換するのですが、ダイナミックマイクがコイルで空気振動をとらえるのに対し、リボンマイクはアルミ箔で作られたリボンでとらえます。
リボンマイクのアルミリボンは、微細な空気の動きにも振動させるため、ごく薄く作られており、その分取扱や管理に気を遣いますが、「柔らかく立体感のある音」という評価もあり、なにもかも詳細に拾ってしまうコンデンサーマイクとは違った趣のある音が録れるマイクでもあります

sE Electronics X1Rは、ハンドメイドリボンマイクのような滑らかさを持ちつつ、多用途性、耐久性を従来のリボンマイクより高めた扱いやすいマイクです
 ■リボンマイク
 ■パッシブ
 ■周波数特性: 20-16K Hz ±1dB
 ■感度: -55.3dB 1V/Pa ±1dB
 ■指向性: 8の字
 ■インピーダンス: 200 ohm
 ■コネクタ: XLR 3ピン
 ■最大音圧レベル: 135dB
 ■重量: 0.5Kg

使用上の注意点

リボンマイクには電源を要するアクティブタイプのものも存在しますが、多くは電源を要しない「パッシブタイプ」です
パッシブタイプなのに48vファンタム電源を供給してしまうと故障の原因にもなり得ますので、マイクの仕様に応じた取扱が必要です

次に、パッシブリボンマイクは、感度が低いものが多いため、マイクプリアンプには余裕のあるゲインが求められます
ダイナミックマイクを使える程度のゲインがあれば一応使用はできますが、単体マイクプリアンプを用意した方が音にもセッティングにも有利では無いかと思います

保管に関しては、コンデンサーと同様に高湿度は避けることと
リボンがたるまないように「寝かして保管しない」ことが重要です

音質など

以下は、ギター生音の録音結果です
確かに高域のきらきらはかなりおさえられた感じを受けます
しかし、だからといってこもった感じはなく、十分にリアルな音に聞こえます
高域が耳につく音を好まない方もいらっしゃいますから
場合によってはこちらの方がよいかもしれません

また、聴いていてどこかレトロな雰囲気を感じるのもこのマイクの特徴かも知れません
ハイファイ寄りではなく、どちらかと言えばローファイな音というのでしょうか
言葉にするのは少し難しいですが、レトロと言っても悪い意味ではなく
「雰囲気のある音」って言えるかも知れません

・マイク:sE Electronics X1R
・マイクプリアンプ:Golden Age Pre73 jr
・ギター:LOWDEN O-32
・録音距離:概ね30cmくらい
・音声処理:音量調整以外はなにもしていません



次に、同じ音源に後付けのリバーブをかけてみました
リバーブの乗り方も十分と感じられます
今回のリバーブ設定はやや中高域を強調した感じでやってみました


※実はこの録音はかなり前のもので、リバーブの設定も現在使ってる設定とは
少し異なります(現在はプリディレイ=ゼロ、等々)

感想

初めてのリボンマイクでしたが、感触は上々です
キラキラと言うよりは引き締まった力強い中低音が魅力なマイクですが
ダイナミックマイクのような固さもなく、
コンデンサーとダイナミックの中間的な音のようでもあります

今回のsE Electronics X1Rはリボンマイクとしては廉価なものになりますが
さらに上位機種となると、お値段が・・
なので、きっとこれ以上リボンマイクを買うことはないと思いますけど・・・(笑)

でもsE Electronics X1Rは安価であっても時々は使ってみたくなる
そんな魅力は十分持ってるマイクだと思います

2020年11月3日火曜日

TC HELICON PlayAcousticのオーディオI/O機能

優れたボーカルエフェクター、TC HELICON Play Acoustic
音良し!音作りの幅広し!まあまあ使い勝手良し!であります
自分の使い方には若干そぐわない部分もあるので出番は減ってますが
「良いエフェクター」という私の評価は変わっておりません

さて、このPlay Acousticにオーディオインターフェイス機能があることをご存じでしょうか
マニュアルには以下の説明以外何もなく、私自身もつい最近まで気づかずにおりました
-------------------------------
USB経由で16ビット、44.1/48kHzのステレオオーディオ入出力が行えます
USB経由で入力された信号はUSB出力されませんので、DAW側で再生したトラックにあわせてギターを弾く又は歌った場合には、ギターとボーカルの信号のみがDAWに送られます
-------------------------------
この説明自体、なにやらわかるようなわからんような・・・(笑)
おそらく「オーディオインターフェイス機能はあるよ、でもループバックはできんよ」
言いたいのかと理解しておりますが、実際のところどうなんでしょうか??

なお、以下はあくまで私の環境下での実験結果ですので
接続可否を保証するものではありません
また、いかなる結果となっても当方は責任を負えませんので
くれぐれも自己責任と言うことでお願いいたします!

PCでの使用


まずはPCで試してみましょう
PCはWINDOWS10(1909)64bitで、USB2.0接続です

■■■■■■■■■■■■【接続手順】■■■■■■■■■■■■

◇デバイス(Play Acoustic)のセットアップは接続と同時に自動的に実行されます
◇サウンドコントロールパネルでデバイスを有効化します
 下図は「再生タブ」ですが「録音タブ」も同様に設定します
 ただし、PC側でモニターしたい場合は「再生タブ」での「Play Acoustic」は
 無効のままでかまいません
◇使用するソフトウェアのデバイスを「Play Acoustic」に変更する

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

設定は以上の通りですが、通常オーディオインターフェイスをPCに接続した場合は
「無効」とはならないので、そのあたりは、ちょっと怪しさもありますけど、
接続は無事完了し、PC側でステレオ音声の入力も確認できました

問題はモニターをどこでするのかということになります
OBSでのライブ配信を例にすると
 ①PCでのヘッドホン端子でモニターする
 ②Play Acousticのヘッドホン端子でモニターする
の2つが考えられます
①の場合はOBSの「オーディオの詳細プロパティ」でマイクの音声モニタリングを
「モニターのみ」とすればモニター可能ですが、遅延のため演奏しにくい面がありますので
②の方が好ましいです
ただし実際のライブ配信音量や音質が気になる場合は、配信録画で確認・調整が必要です

上記のとおり、デバイス「Play Acoustic」にはループバック機能はありませんが
OBSを使用する限りにおいては、「デスクトップ音声」を有効にすることで
PC内の音声ファイル再生やyoutubeの音声を配信にのせることが可能です

ipadでの使用


誠に残念ながら・・・うんともすんとも(^0^;)
上で「PC接続時に無効となってるのは何か怪しい」と書きましたけど
もしかするとクラスコンプライアンスモードに対応していない
という可能性が高いかも知れません

そうなると・・・アンドロイドでもダメな可能性が高いのですが、果たして?

アンドロイドでの使用


私のアンドロイドはSH-01k
けっこう古いスマホですがアンドロイドバージョンは9です

接続は、端子形状が以下のとおりなのでけっこう悩みましたw
 ・SH-01K:USB type-C
 ・Play Acoustic:USB mini-B
type-Cとmini-Bの端子をつなぐために今回は以下を使います
 ①USB mini-B/type-Aケーブル(ごく普通のmini-B用ケーブル)
 ②type-Aメス/micro-Bオスの変換コネクタ
 ③micro-Bメス/type-Cオスの変換コネクタ
これで、一応type-C端子とmini-B端子が接続できます


おそるおそる、接続すると・・・・なんとあっさりつながりました
ちゃんと、Play Acousticの音がライブ配信されています、らっき~~!!
(ただし、モノラル音声・・・スマホの仕様か??)

ただ、ここでもモニター方法の問題は健在です
スマホにヘッドホンを刺してモニターしようとしたのですがなぜか出来ません
結局スマホの場合でも、Play Acousticのヘッドホン端子でモニターするしかなさそうです

なお、上記のような「合体ケーブル」でなくても下記のような商品もあります
しかし、type-Cとmini-Bというかなり特殊なケーブルなので、
他の用途には使いづらいかもです
もちろん試してみましたが、ちゃんと使えました(笑)


【ここで大事な注意点】

・アンドロイドなら何でも大丈夫という保証はありませんw
 うちのはたまたま大丈夫だった可能性も大なので、ある意味ばくちかも知れません
・上手く接続できても、うちの場合は「モノラル音声」しか使用できませんでした
 なので、せっかくのステレオリバーブもモノラル音声でちょっと寂しい感じです
 どうやら、アンドロイドの機種によってオーディオインターフェイスからの入力を
  モノラル音声としてしか扱えないもの
  ステレオ音声として扱えるもの
 の2種類が存在するようですので、どうしてもステレオ音声じゃないと嫌だという場合は
 取説とにらめっこするか、スマホのメーカーにお問い合わせくださいませ(^0^;)

ハーモニーやハードチューン使用時の注意


特にオーディオインターフェイス機能についてということではなく
弾き語りでPlay Acousticを使う上での一般的な注意なんですが

エレアコをPlay Acousticに接続していても
マイクはどうしてもギターの生音を拾ってしまいます
そして、その生音にもハーモニーやハードチューンの効果がかかって
凄く変な音になってしまうことがあります

リバーブなどのエフェクトは大丈夫なんですが、こんな事態を避けるためには
 ・超指向性マイク等、指向性の高いマイクを使用する
 ・サイレントギターを使用する
方法が考えられ、私自身はサイレントギターで対応しています