2017年8月31日木曜日

ZOOM A3 覚書(ステレオアウトのために)

ZOOM A3の長所の一つにステレオエフェクトが使えるというのは
このブログでも再三書いているのですが
実は自分も誤ってステレオエフェクトがかからないセッティングにしてしまうことがあるので
自戒を込めて覚書を残しておきます

そもそも
A3の各種エフェクトというのは全てがステレオ対応ではありません
取扱説明書にもどれがステレオ、どれがモノラルとは書かれていないので
はっきりさせるためには全て試してみる必要があるのですが
気の遠くなるような作業になるので、概ねのところを書いておくと

 ◆空間系(リバーブやディレイ):おそらくほとんどがステレオエフェクト
 ◆モジュレーション系(コーラスやトレモロ等):コーラスの多くはステレオエフェクトだが他は不明
 ◆ダイナミクス系(コンプやEQ等):はっきりしないが多くがモノラル、特にコンプとか

ここで問題
になるのはエフェクトの順番です
A3では3つのエフェクト(といっても1番目はギターモデリングに固定されているので実質2つ)を
同時に使用することができます

3つのうち3番目は設定されていない状態
 
ソロギだとリバーブとコンプの2つを使うケースというのが最も多いと思いますが
リバーブはステレオエフェクト、コンプはモノラルエフェクトです
当たり前と言えば当たり前ですが、
リバーブを最終(上図の3番)に置けばA3からの出力はステレオになり
コンプを最終に置けばモノラル出力となります
 
一般に
リバーブは最終段に置くのがセオリーですから、
それを守っている限りは問題なくA3からのステレオ出力が得られるのですが
「コンプはモノラル」と言うことを忘れて、「どっちでもいいや!」ってやっちゃうと
A3からはモノラルの音しか得られず
「どうした~~~、壊れたか~~~」なんて事態もありうるわけです
で、そうやって慌てた人の一人がワタシというわけ(笑)
 
ありがちではありますけど、A3に不慣れだと気付きにくいこの失敗
肝に銘じておくこととしましょう
 
 
 
 

2017年8月30日水曜日

いまさらですが、Taylorの電池の話

長らくケースの中で眠っていたTaylor814ce(ES1)でしたが
最近ようやくケースから出して弾いております

このギターは9V(006P)電池でピックアップシステムを駆動しますが
その電池ボックスはデュラセルにあわせて大きさが決められていて
国産の9V電池はきつきつか入らないことも多いとのネット情報を鵜呑みにしておりました
事実、中古でこのギターを購入したときには国産電池が超きつきつ状態で入れられており
トンカチでたたき出したということもあって
「デュラセル以外の普通の電池は入らない」と完全にすり込まれました(笑)

そこで、9Vの充電池を購入して、筐体がプラスチックであることを利用し
ちょっと底の部分を削って使用していたのでしたが・・・・



今回久しぶりの電池交換でいろいろ試してみた結果

意外にもいろんな電池がちゃんと入る

と言うことが判明(^_^;)
まあ、思い込みとかネット情報の鵜呑みというのは危険だなあと、あらためて思う次第です
(もちろん、入らないもしくは入りにくい電池というのは存在します)

写真に写ってるのは全て「入った」電池であります
あまり見かけない怪しげな電池もありますが、ちょっと古い東芝の電池もちゃんと入ります
(白い電池が充電池で、いつもはこれを使用)


そして、嬉しかったのはすっぽりと綺麗に入っているこの電池
実はこの電池、何年か前に期限切れ寸前ということで
500個を5000円、1個10円で買った代物です
もう100個中数個の割合で、液漏れとか残量不足になってますが、
それ以外はまだ十分に使用できます


まだ200個近く残ってるこの中華電池の使い道がまた一つ見つかったと
思わぬ収穫となりました


2017年8月29日火曜日

ライブ時、ギターにコーラス&リバーブを使う

某氏のご質問に答えるべく書いてみようかと・・・
ただし浅学故に見当違いのお答えになっている可能性も十分ありとご承知おきくださいね(笑)

質問内容は以下のようなものでした
「ライブ時(室内または屋外)の弾き語りで使えるプリアンプ、コーラス、リバーブを教えて欲しい
音源としては当面ギターを考えている」

これ、実は意外に難しいのであります
音が好みに合うかと言うことはもちろんですが、
1台で全て済ませるか、最大3台の機器を数珠つなぎにするか・・・
要は可搬性を選ぶか性能重視でいくかといった問題や
PAさんがいるかどうか、要望に応じてPA側でリバーブとEQを対応してくれるかといった環境面
その他諸々のことが絡んでくるのでなかなか一筋縄ではいかない
それに、私はいつも書いておりますが
この手の機材はなかなか一発で決まり!ってわけにはいかないわけでして
ある程度の試行錯誤はやむを得ないとご理解いただければ幸いです



まずは結論から

初めてのエフェクターで、かつ現場使用(ライブハウスや屋外)という前提なら
エフェクトの勉強や慣れ、可搬性などを考慮して、「マルチエフェクター」をおすすめします
具体的には新製品(ZOOM AC-2やZOOM AC-3)の発売で入手しやすくなっている
ZOOM A3でしょうか


 ◆おすすめできる理由
   ・なんといっても1台でプリアンプ、リバーブ、コーラスの機能が全部含まれる
    リバーブ、コーラスに限らず、およそライブで必要と思われる機能がほぼ全部入ってる
   ・ライブの天敵「ハウリング」もボタン一発で制圧可能
   ・必要なときはマイクも接続することができる
    マイクはエフェクト無しとかリバーブのみとかの設定も可能
    PA設備がある場合は不要な機能ですが、アンプ接続でかつアンプにマイク入力が無い
    場合はとても重宝します
   ・D-45はじめいろいろなギターの音色に変えるアコースティック・リモデリング機能も使える
    (これはまあおまけみたいなもので自分のギターがD-45になるはず無いのですが)
   ・単3電池4本での電池駆動が可能
   ・DI機能を備えていること(PAさんには喜ばれることもあるが、この場合はモノラル出力)
   ・ステレオエフェクトであること
    アンプに繋ぐ場合は無用の機能ですが、PAに2本のシールドで繋ぐとエフェクト効果が
    ステレオになり、広がり感のある音を作れます

 ◆ちょっとアレレなこと
   ・各エフェクトの質は「そこそこ使える」という程度にとどまるが、これは好みの問題も大きい
   ・とにかく慣れるまでは操作がややこしい
    現場で戸惑い無く使えるにはけっこう練習というか使い込みが必要です

 ◆マルチエフェクターのその他の選択肢
  プリアンプ+コーラス+リバーブを備えたマルチ、これはもうたくさんあります(笑)
   ・古くはBOSS AD-5やYAMAHA AG-stomp(ただしもう中古でしか手に入らない)
   ・ちょっと古いけどt.c.electronic G-Natural (これも今や中古のみか・・)
   ・新製品だとZOOM AC-3
    リバーブとその他エフェクトのセクションが独立しているのでおそらく同時使用も可能と
    思われます、リバーブの音色の細かな設定とかはできませんが、その分A3に比べて
    圧倒的にわかりやすい作りとなっています
    ZOOM A3が難しそうだと感じればこの機種が次の候補になります
    (ただし、マイクの接続はできません)
   ・日本発売前の超新製品だとt-rex SOULMATE Acoustic 等々

 ◆音源サンプル
   Taylor 814ceのライン出力でストローク&アルペジオです
   アコースティック・モデリング機能は使用していません
   ヘッドフォンで聴いていただくとエフェクトを加えた場合のステレオ感がわかりやすいです
   しかし814ceのライン出力ってほんと優れているなあって思います
   ちなみに家のはちょい古いのでES1(現在はES2)というピックアップシステムです
   少々ノイズが乗ってますが、これはギターの電池の残量不足です、すいません~~

   【エフェクト無し】

   【リバーブ(PLATE)付加】

   【コーラス&リバーブ(PLATE)付加】


そして各論へ

①プリアンプの必要性
これは3つの条件が絡みます
 ・ギターのピックアップがアクティブ(要電池)かパッシブか(電池不要)
 ・PAやアンプに音を送る前に音質調整(イコライジング等)が必要か
 ・まれなケースですが使用するエフェクターが一定以上の音量レベルを必要とするか

基本的にギターのピックアップが電池を使うアクティブタイプの場合はプリアンプ不要です
(まれにアクティブでも全く出力不足の場合もありますけど)
パッシブの場合は出力の小ささを補うために必要になる場合もありますが
PA側やアンプのゲインを大きくしてノイズが許容範囲なら特になくてもかまいません

しかし、出力の増幅以外に音質調整のためにプリアンプが必要な場合もあります
イコライジングや人によってはそのプリアンプを通すだけで音が良くなると感じる人も
いらっしゃるのでそういった目的でのプリアンプ使用もありえます

PUの出力が十分であれば基本的には不要だけど
PAさんに頼らずに好みの音質にしたいときはあった方が良いとお考えください

②PA設備ありで必要に応じてEQ調整可能、かつリバーブをもらえる場合

この場合はアクティブPUを使えば「ギター⇒コーラス⇒PA」で実現可能です
要はコーラスペダル1台でOK!
コーラスは普段あまり使わないのでよく知らないのですが
BOSS CH-1とかTC Electronic  Corona Chorus、
ちょっと高級なところでStrymon Ola Chorus & Vibratoなんてのもありますが
この機種だとディレイも組み合わせられるのでちょっとしたリバーブの雰囲気も味わえます

③比較的安価にエフェクトボードを組んでみる(PAに頼らない音作り)

プリアンプ、コーラス、リバーブをそれぞれ単体で入手してエフェクトボードを作ります
エフェクトボードとは一枚のボードの上に機材を並べ、それをパッチケーブルで繋ぎ
かつ電源もボード上に配置して、ギターを繋ぎPAやアンプに接続すればすぐに使えるものです
別にエフェクトボードにしなくても機能はしますが
現場で3つの機材のセッティングや電源接続などはとても煩雑で非現実的です
PAさんや他の出演者に迷惑にならないスムーズなスタンバイのためにも必要になります

比較的安価にということで以下を選んでみました(価格は本日現在)
 ・プリアンプ:Animals Pedal ( アニマルズペダル )  Firewood Acoustic D.I. (SH価格14580円)
 ・コーラス:BOSS CH-1(SH価格11880円)
 ・リバーブ:tc electronic HALL OF FAME 2(SH価格18144円)
 ・その他(エフェクトボードやパッチケーブル、電源等):概ね2万円くらい

全部足すと6万円半ばということで「安価に」とはいえ良いお値段になります
プリアンプについてはアコギ界ではわりと定番なLR.baggs PARA ACOUSTIC D.I.
というのもあるんですが、これは電池かファンタム電源でしか駆動できず
ボード化に不向きなのではずしました
Animals Pedal は持ってないのでなんとも言えないですがSHの評価もそこそこ良いし
やすいということで・・・(笑)

なお、接続は「ギター⇒プリアンプ⇒コーラス⇒リバーブ⇒PAまたはアンプ」が基本です

④割とリッチにエフェクトボードを組んでみる

金に糸目はつけません!とおっしゃるのであれば(爆)
とはいえ上見れば数十万円コースもあり得ますのでほどほどなところで・・・・

 ・プリアンプ:PAS VividFocus (直販価格53784円)
 ・コーラス:Strymon Ola Chorus & Vibrato(SH価格35791円)
 ・リバーブ:Strymon blueSky Reverb(SH価格34020円)
 ・その他(エフェクトボードやパッチケーブル、バッテリー電源等):概ね3万円くらい


これだと15万円半ばでしょうか、いや~~私も欲しい(笑)
どれも持ってないのでちまたの噂を形にしてみたって格好ですが
ストライモンについてはbigskyというリバーブを使用していてその良さにしびれております
そんなわけでコーラス、リバーブはストライモンを選んだ次第です

しかし、こうしてみるとZOOM A3とかのマルチがいかに安いかと改めて感心します