ここしばらく西村さんから抜け出せずにいます(笑)
先日の全曲リストでもお話ししましたが
彼の曲はCGDGBDというオープンGの6弦を1音下げたチューニングが多く
頻繁にチューニングを変えなくても概ねどの曲も弾けるという
ものぐさにはとってもありがたい曲作り・・・・といのも理由の1つではありますが
もちろんそれだけではなく、バラード好きの私のツボにはまってるというのが
最大の理由なわけです
なんといっても彼のオリジナルはメロディが流れるように美しい
リズミカルな曲にももちろん良い曲がたくさんありますが
やはり真骨頂はメロディではないかと、はい、勝手にそう思ってます(笑)
で、今日はそうした西村バラードの中から「ナミダノアト」です
ちょっと忙しいこともありましたが、最近あまりソロギターの曲をアップしてないなあと
機材の話ばっかりだなあと、まあ皆さんも思われていたことでしょうが
・・・ちゃんと練習はしておりました
してはいましたが、思いの外時間がかかってしまったのがこの曲です
なんだかんだでもうひと月半もこの曲にかかっておりました(^_^;)
正直、ゆっくりとしたバラードだし聞いてみてもそれほど難しいとは思わなかったのですが
私元々、指板上の長距離移動が苦手であります
それが結構連続するとなると、左手がパニクります
いってみれば、難度が高いと言うよりも「とっても相性の悪い曲」だったのかもしれませんね
しかしそうはいっても1ヶ月半も練習してて飽きることが無かったというのはすごいことで
最近年齢とともに飽きっぽくなっている私は、ともすれば半月もすると飽きて来るのですが
「ナミダノアト」は練習してて気持ちが良く、ついに飽きると言うことはありませんでした
時間がかかったもう一つは、この曲に限った話ではないですが
録音が終わってしまうと、引く回数が激減して、
しばらくすると弾けなくなってしまうパターンが見えてますので、
気持ちのどこかで「このまま録音の失敗が続いても、まあいいか」という(笑)
そんな思いが結構あるんですな
「まあいいか」が続くと簡単に半月ぐらいは過ぎてしまうわけで
今回もとおして弾くだけならひと月もかからなかったんですが
細かいところの詰めや録音失敗の連続でいつの間にかひと月半と言うことになってしまいました
(詰めは甘いままですけど・・・)
そして、今回は新機材の投入も試みました、というより一新!です
メインの録音システムからZoom A3とLexicon LXP-1をとりはずし、
・プリアンプ:ALBIT A1FD aco(真空管プリアンプ)
・リバーブ:Strymon Bluesky
のニュータッグで臨んでおります
写真には濃い青のコンプレッサー(BOSS CP-1X)が間に入っておりますが
このコンプはツボにはまるとすごく良い仕事をしますけど
コンプレッサーとは思えないくらい音に色づけしちゃうというくせ者の面があるので
今回の録音ではバイパスしてあります
またいずれ紹介する機会もあると思うので、詳細はその折におはなししましょう
さて、録音ですが、完成って言うと怒られそう(^_^;)
「ああ、なんとか最後までいけそうだな」って瞬間に左指がオロオロしちゃってます
けどいくら飽きないと言っても、いつまでもこの曲にかかってるわけにもいかないので
いつも通り「見切り発車」!
最後のオロオロだけじゃ無くて、ちゃんと音が出てないところも多いのですが
是非、暖かいお心でお聞きいただければ幸いです
新機材の効果というのは、自分にとっては十分なものでした
アコギの自然さというのはピックアップを使っている以上なかなか難しいものがありますが
気持ちよさという尺度で行けば、わたしとしては十分満足です
Strymon独特の「かなり深めのroomリバーブ」なのですが
プリアンプの特性も手伝って解像感を保ったままの気持ちよいリバーブサウンドです
ちょっと話は変わりますけど、最近何かと出番の多いYokoyamaギター
やっぱりギターはネックやなあと・・・弾きやすいギターです
6 件のコメント:
おお〜っ〜、師匠カッチョえ〜〜
最近、西村さんの曲は聴いてないのですが
師匠のを聴くと弾きたくなってしまいました。
横山くん活躍してるようで嬉しいです。
でもネックだけじゃないですよ、セットアップ完璧に近いです。
何かの機会に他の横山くんと弾き比べて下さい。
イルカさんで自分好みにセットアップしてもらっているのですが
と言うことは、師匠と自分の好みは同じってことですね。
元が良くなければセットアップの範囲も狭くなるのですが、
初期の頃の横山くんはなかなかのものです。
マーチンなんかだと指板のウネリが酷いので弦高調整も限られてきますが
ルシアーさんものは指板も丁寧な作りなので弾いてて滑らかさが
伝わってきて心地いいです。
西原さんのギターもいい感じです、少し弾き込んで木が落ち着いてきたら、
イルカさんに持ち込んでセットアップしなきゃです。
その前に鎌倉に古谷さん持って行かなきゃですけどね〜。
>しばしばさん
どもども、つたないものをお聞きいただいて感謝感謝です
今回で西村さんは一度お休みして
次曲はレギュラーチューニングをやってみようと思ってます
Yokoyama君
もちろんセットアップ込みの「ネック」ということですよ~
モーリス時代から横山さんのネックはとても薄いです
モーリスの時にはそれがメンテ上の弱点でもあったのですが
Yokoyamaくんの薄いネックは割と安定してるようですね
そこが意図したセットアップをやりやすいことにつながるのかもしれません
実は音の方もモーリスのSシリーズとすごく近いものがあります
まあ同じ人の作ったギター(厳密にはモーリスは異なりますが)ですから
当然なのかもしれませんが
最初の頃、Yokoyama君を弾くと「響きの良いS101だな」って
よくそんな風に感じてました
西原ギター、すごく良さそうですね
なんかしばしばさんの喜びがひしひしと伝わってくるような気がします
近々、音の方も聞かせてもらえるものと期待してます!
こっちまでちょっと嬉しくなってしまいます(笑)
こんばんは。
横山くん、ネック薄いんですか?
自分のギターの中ではガッツリ系でした。
杉田さんや増田さんのはもっと薄いです。
>しばしばさん
あはは、その比較は私たち庶民には不可能でありますよ(笑)
でも貴重な情報ですね、ありがとうございました!!
おはようございます
見切り発車と言う割にはうまく弾いてらっしゃいますね。もう今頃は完璧でしょうか(笑)
ハートランドは弾きたいと思う曲がてんこ盛りですが、最初にナミダノアトを選ぶとは難易度が高いですね。
blueskyはroomとplateですか?
>Akiramanさん
コメントありがとうございます!
「もう今頃は・・・・」弾けなくなっております(^_^;)
次の曲に移ってしまうと、弾く時間が激減して、どうしても忘れてしまいますね
今は「FIRST LOVE」を練習してて
ナミダノアトはもうかろうじて指が覚えてる範囲しか弾けない(泣)
そう思うと、録音というのは大事ですね
生きた証、というのも大げさですが
人生も終盤になってくるとなおさら記録というのが大切に思えます
blueskyはほぼroom一本です
他のリバーブエフェクターだとplateを多用するのですが
blueskyのplateはやや硬い印象があるので
roomしか使ってないです
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