2018年2月24日土曜日

Greven J-Herringbone Deluxe

1970年代というおじいちゃんGREVEN登場!


Top : Solid Spruce
Side & Back : Solid Brazilian Rosewood
Neck : Mahogany
Finger Board : Ebony
Bridge : Ebony
Bracing : Scalloped X Bracing
Neck Width At Nut : 44.5mm
Scale Length : 645mm
Tuning Machine : Grover
Rosette : Abalone
Pick Guard : Tortis Color
Case : Original Hardcase

【ヘッド】

せっかくのインレイがボケてしまった(^_^;)
40年の歳月で結構痛みもありますが、ギターの世界ではこういうのを「貫禄」というらしい(笑)
でも鳥の羽がかけてるわけでもなく、GREVENの「G」がないわけでもなく
無難な貫禄で良かった~
チューナーはGROVER、おそらくオリジナルだとは思うが、
まだまだスムーズに回ってるし、決まり方もそそこそピシッとくる


【指板・ネック】

指板はエボニー、年数の割に綺麗な状態でほとんどダメージのない綺麗な指板だ
ただ、ローフレットのフレット金具はかなりすり減っていて
カポによっては1、2弦でビビる場合がある
ペイジカポのようなタイプだとあまり問題ないので今の時点では支障は無いのだが
そのうち、すりあわせかリフレットが必要になりそうに思う

ネックはマホガニーのワンピースで、これも大きなダメージはない
特筆すべきは、その薄さである
でかいノギスとか持ってないので正確な厚さはわからないが
とにかく誰が持っても薄いと感じてもらえそうな、そんな薄さだ
他のギターに付けていたビクターカポをこのギターに取り付けるとスッカスカ!
といえばイメージしていただける人もいらっしゃるかと思うが
おかげで自分にはとても弾きやすい、ナット幅44.5mmもなんのそのだ(笑)

ネック内にはトラスロッドが仕込んである
一般的な6角レンチではなく、8mmのパイプレンチ仕様だそうだが
あまり使う機会が訪れないことを祈る(笑)


【トップ】

良い具合に飴色になったシトカだ
貝はロゼッタにあるだけで、華美なところは一つも無いが
このギターの名前の由来にもなっているヘリボーンパーフリングがビンテージ感を盛り上げる
それに、トップ一面にはいったさざ波模様のささ杢も自然な装飾になっていて美しい
きっとこういうのを「味」っていうんだろう
でも、綺麗に見えても使用感はある
40年経過ということを考えると、打痕もそれほど多くなくて綺麗な方だが
ウェザーチェックと言われる塗装の割れもそこそこあるし
6弦側のサウンドホール下部にはやや目立つ弾き傷もある
まあしかたない、これも「貫禄」というのだろう(笑)


【サイド・バック】

サイドは板目、バックはほぼ柾目にちかいブラジリアンローズウッド
ちなみに、ハカランダとどう違うのかというお話をしておくと・・・・・
ブラジリアンローズウッド(Brazilian Rosewood)は学名Dalbergia nigraという
1種類の樹木を指す呼び名であるのに対して
ハカランダとは、一般にブラジル原産ノウゼンカズラ科ハカランダ属の
他のいくつかの種の南米産ローズウッドにも用いられている現地通称で
ブラジリアンローズウッドを含む何種類かの樹木の総称といえる
言い換えれば、ハカランダと記載のあるギターが
ブラジリアンローズウッドとは限らないって話でもある
もともとその美しさやギターに用いた場合の音の良さで定評があったのは
ブラジリアンローズウッドであったのだが、
商業的な事情も手伝ってハカランダという幅広な呼称で販売されるようになった、のらしい

いや別に、「こいつはブラジリアンローズウッドですから~~」と自慢したいわけではない(^_^;)
実のところ、イルカさんがそう言っているだけで
ブラジリアンローズウッドを証明するものはなにもない
も一つついでにいえば、このギターにはシリアルもない
さらにも一ついえば、ボディ内にラベルもなければ、サイドの単板を示す割れ止めすらない(爆)

正直、私自身も不安といえば不安なのであるが
そこは「信じるものは救われる」、あまり突き詰めない方がシアワセってものである
ちなみにラベルのないGREVENというのは年代を問わず結構あるのだそうだ
そして、割れ止めのない単板サイド、というのは自分も聴いたことがある
まあ、こういう「気まぐれ仕様」というのがむしろGREVENっぽいのかもしれないが
イルカさんの経験のなかには
ネックにトラスロッドの穴は空いているのにトラスロッドが入ってないという個体もあったそうな
一体どこまで気まぐれなんだ・・・(笑)
まあ、いずれにせよイルカさんが「70年代のブラジリアンGREVEN」だと
自信たっぷりにいうのだから、そこは信用している

なお、上段右側の写真で側板のネックジョイント付近から走る白い線は亀裂である
もちろん、修復及び再塗装の処置をしてもらっている

まあ、色々と書いたけど、少々の傷はあるとは言え
年数を考えると、そこそこ以上に綺麗な状態だと言え、全く不満はない



【その他】

ケースがね~~(笑)
GREVENオリジナルというのは嬉しくもあるけど、いかんせん痛みが激しい
(オリジナルといってもGREVENロゴがあるというわけでも無い)
内部は結構綺麗なんだが、外は概ねこんな風な痛み方になってる
保管だけを考えると問題は無いのだが、外への持ち出しを考えるとちょっとかっこわるい


ならばと、もう「ついでじゃ~~~~!!」って気合いで、ハードケースを買ってあげた
私は、持ち出し時の重さが嫌いでハードケースは滅多に使わないんだが
今回は保管用も兼ねるので仕方なくハードケースを選択
ボブレンのBL-J17という型番のケースだ
なお、このケースの詳細については、後日改めて紹介したい


【音の感想】

40年の歳月ですっかり枯れた音になっている
先日のNISHIHARAギターの若い元気な音とは対極な音といえそうだが
枯れたといっても、結構元気なじいちゃんである(笑)
なにせフルサイズのジャンボボディというだけでも音の迫力はかなりのもので
「朗々と鳴り響く」感じが気持ちよい

まずはいつも通り「Water is wide」の前半部分だけを4カポで弾いたもの
録音も、これまでと同じZOOM Q8の内蔵マイクのみである
さすがにまだピックアップを装着する気にはならないので、
エフェクト無しの生音のみをお聴きください
1弦の音が時々詰まる感じになるのは、
もちろん私のミスもあるが、フレットの減りが少し影響しているかもしれない


さて、いつもならこれで終わりなんだけど
4カポではなんとなく迫力不足で、グレちゃんにちょっと申し分けないので
岸部さんの「花」をほんとは2カポだけどカポ無しで弾いてみた





きっとよい相棒になってくれそうな予感はばっちりなのだが
春まではちょっとケースでお休みしてもらおうと思う
 
暖房が稼働してる環境で加湿器が止まると
すぐに20%台まで湿度が下がってしまうというギターには過酷な状況
去年の失敗があるので注意はしているが、それでもやっぱり心配なためだ
冬期は頑丈そうなギターに頑張ってもらおうと思う(笑)


12 件のコメント:

しばしば さんのコメント...

zizi様
こんにちは。

おじいちゃんギターご購入おめでとうございます。
って、師匠よりずっと若いじゃないですか(°_°)

ハカランダにはいろんな種類があったのですね。
知らんかった(°_°)
ブラジリアンローズウッドの明記がなければブラジリアンローズウッドじゃないこともありそうですね。
昔から某日本メーカーはハカランダの乱用だらけだったのであやしいです。
本物のブラジリアンローズウッドでもピンキリなので仕方ないかもしれませんが。

しかしグレちゃん、乾いた艶のある音で流石はホンマもんのビンテージブラジリアンローズです。
カポ無しもカポ有りもどちらもいい感じじゃないですか〜。
うーむ、冬眠するならしばしばの元で冬眠させといたのに〜〜。

Zi Zi さんのコメント...

>しばしばさん

遅くなりましたけどGREVENじいちゃんのご紹介ですw

実際のところ、何を根拠にブラジリアンと記載したのか
イルカさんにもずいぶん問いただしたのですが(もちろんヤサシク丁寧に)
Tさんの言い分も???なところがかなりありまして(笑)
完全に納得したわけではありませんが
こうなってくれば、信じたほうがシアワセというもの
サイドの単板疑惑も含めて「信じなさい~~」と自己暗示かけております

でも、音が気に入ったのは幸いでした
そしてNISHIHARAとは全く違う音色というのも狙い通り
2台とも良い買物だったと思います

買ってすぐにおねんねというのもちょっとつらいのですが
去年、乾燥割れをやらかしているので・・・
加湿器さえ稼働してれば問題ないのですが
忙しくなると1週間くらい忘れたりするので、とりあえず大事をとっておきます
まあ、グレちゃんには新しい寝床を買ってあげたことだし
今頃すやすやとお休みになってることでしょう(笑)


Akiraman Raman さんのコメント...

待ってました試奏動画
グレーベンで岸部さんはちょっと無いんじゃないかなぁ(笑)
押尾の、あの甘い中高音を期待していただけに…
今度はぜひナユタを聴きたいです(*☻-☻*)

Zi Zi さんのコメント...

>Akiramanさん

がはは、そんなに都合良く試奏用の曲が選べたら
苦労せん!(笑)
ナユタなんかひけんもんね~~~~(泣)
どころか、{FIRST LOVE」すらもう弾けない・認知きた????
でもグレちゃんももう冬眠に入ったことだし
春が来たら何か新曲に挑むことにしましょう
まずはこの年度末を生きて乗り切らないとです~~~!!

匿名 さんのコメント...

ziziさん、こんにちは!

昨日は、つたない練習配信に来ていただいて
本当にありがとうございましたm(__)m
しかも、テンパッテご挨拶もせず、ベラベラ喋ってしまって(;´・ω・)
申し訳ありませんでした…(>_<)
しかも、まさかの内蔵マイクで聞こえちゃっているという衝撃!!
はぁ…(*_*; ziziさんには本当に申し訳なくて…。
これから、少しずつ練習していこうと思っています☆
また、内蔵マイクで不満になる事も出て来るかも知れません。
その時は、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
ありがとうございました♪

追伸…ziziさんのギター演奏聴かせていただきました♬
   とても癒されました(*´▽`*)

林檎より

Zi Zi さんのコメント...

>林檎さん

偶然とは言いながら聞けて良かったです
マイクの音はかなりクリアに入っていて
おしゃべりの音質としてはかなり良かったです
あれなら十分雑談配信できると思いますよ~~!
できれば録画を残しておいて
自分で音を確かめると良いと思います
林檎さんもキャスをずいぶんお聴きになってると思うので
その音と自分の音を比較して判断すると良いですね
でも僕の感想から言えば
クリアでとても聞き取りやすい、音量も十分という
かなり高評価な音でしたよ!!

僕の方は全然気になさらずにです
元々機械が好きでやっていることですから
お役に立てなくても十二分に楽しめておりますよ(笑)


晴走雨楽 風の又三郎 さんのコメント...

グレーベンギター の音、初めて聴きました。
マーチンやギブソンの音と違うような。
それにしても、楽器や機材を沢山所有して
いて、それも使い(演奏)活用して、まさに
人生を謳歌していますね。
私も、欲しいギターを(笑)。
たまに、ブログを拝見していますが、
レベルが、高く、ついていけません(笑)。

Zi Zi さんのコメント...

>風の又三郎さん

コメントありがとうございます!

グレーベンの理想の音が
「チャーリーモンロー氏※の戦前のD45」らしいですから
 ※ アメリカのカントリー&ブルーグラスミュージシャン
そこら辺で何か他のギターとは音作りが異なるのかもしれません
でも自分の耳では「音が大とか小さいとか」それくらいしか
聞き分けもできないのですが・・・(笑)

ギターと機材・・・
楽しくもあり、苦しくもあり
楽園でもあり、泥沼でもあり(爆)
まあでも、もとをとるくらいは満喫したいと思います~~~w

キラキラ45 さんのコメント...

わぁ〜
グレーベン*\(^o^)/*
そして、毎回感じておりますが、すごい解説だ〜
音も本当にNISHIHARAと全く違い、艶っぽく枯れてる〜♪
素敵なおじさまギターです(^-^)
グレーベンのインレイは、奥様が制作しているとギター雑誌で見た事があったような…
気に入るホワイトレディ探しをした事があります(^_^*)
この鳥もなのかなぁ。
ヘッドと指板に入ってて、いい感じですね^_^

Zi Zi さんのコメント...

>キラキラ45さん

コメントありがとうございました!

ホワイトレディは僕も探したことがありました
メイプルのギターをまだ持ってなかったためですが
結局ギター探しもご縁しだいってことなんでしょうか
Jヘリボーンに落ち着いてしましました(笑)

単音も綺麗なギターですけど
音で一番驚いたのはストロークでした
妙にダンゴにならない割と透明感のあるストローク音は
正直初めてです
ただ、指弾き用で買ったギターですから
それを生かす機会はあまり多くないかもしれないのが少し残念です(笑)

今はちょっと忙しいので冬眠中ですが
春になれば毎日だっこしてあげようと思ってますw

Toki さんのコメント...

ZiZiさん こんばんは。

2本同時御購入おめでとう御座います!
御自宅はギター博物館の様相でなによりで御座います^^

僕自身グレーベンのJヘリンボーンハカランダで思い出すのは
わたなべゆう さんです。
今はメインで使用されてないですが、とてもウッディーで張りのある
グッドトーンと記憶してます。
好きなギターのひとつで羨ましいかぎりです。
西原さんのは若い音でこれからの成長が楽しみですね♪

こんなギター達を見てると
ウズウズしてきちゃうな〜〜笑

Zi Zi さんのコメント...

>Tokiさん

ども~~ギター博物館館長ですw

ほんとはギター買うよりもTokiさんのウデが買えるもんなら
そうしたいのですけど・・・(^_^;)
かなわぬ夢なのでギターと機材で憂さ晴らししております(笑)

「ウッディーで張りのある」というのは良い表現ですね
僕は思い付かない言葉でしたが
言われてみればぴったりな感じがします
特にウッディーというのは、ほんとそう!
少し安っぽく聞こえそうなところをギリギリ踏みとどまって「味」にしてる
貧困なボキャブラ辞典に一つ言葉が加わりました(笑)