2019年6月21日金曜日

Source Audio SA170

ソロギのラインシステムにおいてEQはとても重要、ある意味欠かせない機材とも思っております
しかし、プリアンプに付属のEQや、一般的な単独EQペダルでは1種類のEQしか設定できず
ギターやピックアップが変わるたびに設定を変えることになります

何種類かのEQ設定をメモリーできて、使用時に切り替え可能ならどんなに便利か!
と思われたことはないだろうか?
それを可能にするのが「プログラマブルEQ」というわけです
以前その実現のためにFREE THE TONEのPA-1QAを購入したのでしたけど
ノイズが私の許容レベルを上回り、メーカーからは「異常では無い」と言われてしまったため
やむなくお蔵入り・・・・

そんな惨事にも懲りず、今回購入したのが、Source Audio SA170 なのであります


主な仕様


 |◆±18dB 7バンドグラフィックイコライザー
 | 1dBステップで設定可能。5つのLEDの位置と輝度で18段階のレベルを表示します。
 |◆BASSに適した、オクターブ拡張機能(Octave Extension)により62Hzを追加した
 | 8バンドでの使用も可能
 |◆最終的な音量レベルを調整するOUTPUTにより、最大12dB のクリーンブーストが可能
 |◆4つのユーザープリセット機能を搭載しフットスイッチ、もしくはMIDIで選択可能
 | プリセット1~4がMIDIプログラムチェンジナンバー1~4に、またバイパスは
 | MIDIプログラムチェンジナンバー5に固定となります。
 |◆プリセットしたイコライジングパターンを自動的にスクロールする”オートスクロール機能”
 | を搭載しシーケンサーやトレモロのようなスペシャルエフェクトとしても使用可能
 |◆Sourece Audio社独自の56-bit デジタルシグナルプロセッサーと繊細でクリアな
 | オーディオ処理を可能しにした24-bit AD/DAコ ンバータを採用
 |◆オーディオリレーを使用したトゥルーバイパス
 |◆9Vバッテリーもしくはパワーサプライで駆動
 |◆11.4×6.4×5.1(cm)のコンパクトなボディ
 |◆重量260g


各コントロールの働き


中古購入したのでマニュアルも付属しておらず、ネットでも英文マニュアルしかなかったので
各コントロールの操作について翻訳ソフトで翻訳したものを以下に示しておきます

EQディスプレイ
Programmable EQの心臓部は7バンドグラフィックイコライザーディスプレイです。 LEDディスプレイには、アクセス可能な7つの帯域のそれぞれについて、現在アクティブになっているイコライザーの設定が+/- 18デシベル(dB)の範囲で表示されます。
左右の矢印ボタンで調整する周波数帯域を選択し、メインエンコーダノブで選択した帯域のレベルを上下に調整します。
各バンドの中心周波数(Hz)はディスプレイの下部に表示されます。

バンド選択ボタン
バンド選択ボタンはディスプレイの横にあり、左右の矢印で示されます。
対応するボタンを押して、編集する高周波数または低周波数を選択します。
  ※左右の矢印ボタンを同時に押すと、イコライザーをすばやく「ゼロ調整」できます。

エンコーダ
本機のメインノブはエンコーダースタイルのコントロールで、選択した周波数帯を1dBステップで段階的に上下に変更できます。
各周波数帯の最大範囲は+ 18dB、最小範囲は-18dBです。

SELECTボタン
選択ボタンを押すと、4つのユーザープリセットをスクロールします。
ディスプレイが更新され、保存されたイコライザーカーブと各プリセット位置の出力が表示されます。
また、SELECTボタンの上にある4つのLEDは、4つのプリセットのどれが現在選択されているかを示します。

SAVEボタン
プリセットが選択されたら、それを編集することができます。
いずれかのコントロールが保存されている値から変更されると、プリセットLEDが点滅し始め、プリセットが編集されたことを示します。
新しい設定を保存するには、SAVEボタンを2秒間押し続けます。 保存処理が完了すると、プリセットLEDが3回素早く点滅します。

OUTPUTノブ
この小さなノブはイコライザー後の最終出力音量を調整します、
それは、イコライザーでの損失や利得に対して全体の音量を補正するために使用できます。
OUTPUTノブの設定は、プリセットごとのイコライザーカーブとともに保存されます。
OUTPUTノブも青いLEDで点灯し、ノブを上げると明るさが増します。
このように、OUTPUTノブの明るさはプリセットをスクロールするときに出力音量設定のいくらかの指示を与えるでしょう

ON / OFFフットスイッチ:
フットスイッチを押して放すと、ユニットが固定されます。 オンにすると、ON / OFF LEDが点灯します。
オンにすると、オーディオ入力はイコライザーと出力ボリュームノブを通ってルーティングされます。
バイパスすると、オーディオは直接リレー接続を介して出力にルーティングされます。
これは「ハードワイヤ」または「トゥルーバイパス」と呼ばれることがあります。バイパスの入力と出力の間にバッファやコンポーネントはありません。
フットスイッチはSELECTボタンの機能を複製することもできます。
フットスイッチを押したままにすると、ユニットはSELECTボタンを押すのと同じ方法で4つのプリセットをスクロールし始めます。
フットスイッチを放すと、最後に選択したプリセットのスクロールが止まります。
ユニットが現在バイパスされている(OFF)場合、フットスイッチスクロール機能はスイッチが離されたときに作動します。
ペダルが踏み込まれている間にスクロール機能が使用されると、ユニットは4つのプリセットを聞こえるように進み、スイッチが離されても係合したままになります。


バックページモード

Programmable EQには、Backpage Parametersと呼ばれる追加機能があります。
これらの機能はバックページモードでのみアクセスできます。
このモードでは、イコライザー表示はいくつかの二次機能を引き継ぎます。
バックページモードに入るには、左矢印バンド選択ボタンとSAVEボタンを同時に押します。
現在のバックページパラメータ設定を反映して表示が変わります。
イコライザーバンドと同様に、左右のボタンを使用して列を選択し、エンコーダーを使用して値を変更します。
バックページモードは、保存ボタンと左選択ボタンの両方をもう一度同時に押すことで終了できます。

  【OE - オクターブエクステンション】
  このパラメーターは、8番目の帯域をイコライザーに追加することを可能にします。
  8番目の帯域は62 Hzの周波数にあり、通常の125 Hzより1オクターブ低くなります。
  この周波数はベースでの使用に特に役立ちます。
  ディスプレイの一番下の位置は、この機能がオフになっていることを示しています。
  下から上のLEDの位置は、オクターブ拡張が有効になっていることを示します。
  バックページモードを終了した後、125Hzの欄が選択されるまで左側の
  帯域選択ボタンを押すことによって62Hzの帯域にアクセスすることができる。
  もう一度左ボタンを押すと表示がシフトし、62 Hz帯域が表示されてエンコーダーで
  編集できるようになります。
  右のバンド選択ボタンを押すと、通常の7バンド表示に戻ります。

 
   【SW - スイッチング速度】
  フットスイッチを使用してプリセットをスクロールするとき、または自動スクロールモードを

  使用するときのスクロール速度を制御します(下記参照)。
  このパラメータには表示の全範囲が使用されます。
  一番遅い速度は一番下で一番速いのは一番上です。

  【AS - 自動スクロール】
  このパラメータは、自動スクロール機能を有効または無効にします。
  自動スクロールモードでは、フットスイッチを放した後も、
  フットスイッチのプリセットスクロールは自動的にスクロールし続けます。
  これは、ユニットが特定のプログラム可能なレートで4つのイコライザープリセットを

  ステップスルーするときに、ユニークなトレモロまたはシーケンサーサウンドを得るための
  楽しい方法です。
  スクロール速度は、スイッチング速度(SW)パラメータによって制御されます。
  フットスイッチをもう一度押すと自動スクロールは停止します。
  OE機能と同様に、このパラメーターはディスプレイの下部にある2つのLEDを使用して

  オンまたはオフを示します。
 
  【MC - MIDIチャンネル】
  このパラメーターを使用して、Programmable EQのMIDIチャンネルを編集します。
  ディスプレイには現在選択されているチャンネルが1から16までの数字で表示されます。
    ※バックページパラメータは、左右両方のバンド選択ボタンを同時に押すことで
      工場出荷時のデフォルト値にリセットできます。

使用感など


ノイズレベル

ゼロ、とはいえませんが、4k以上のバンドをブーストすれば避けられないですし、
FREE THE TONEに比べれば全然実用レベルです
もしも、4k,8kを少し盛った程度でノイズを感じるなら、
SA170のセルフノイズよりも、ピックアップのノイズを疑った方がよいかもしれません

バンド数

基本的には125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz、4kHz、8kHzの7バンドですが、
上記のオクターブエクステンションで62Hzのバンドを追加可能ですから
実質的には8バンドのグラフィックイコライザーとなります
欲を言えば15kHzの超高域もほしかったですが、
まあ、強めの調整もしないし味付けの範囲なので、全然許せる!(笑)

調整範囲

±18dbというのは、EQとしてはかなり増減幅が広いといえそうです
音作りの自由度も高そう!

メモリー数

もともと3種類くらいのメモリーと切り替えがあればよいなと思ってましたから
4つもあれば私には十分です

操作性

上記の「バックページモード」でちょっとだけハードルあるかもしれませんが
基本的な操作性はとてもわかりやすいです
レベルインジケーターが読みにくいですけど、まあ慣れればなんとかなるレベルです

音質

これまで使ってたMXR M108Sと比べると、
気持ち深みというか厚みが少ないかなと思えなくもないですが、気のせいかもw
1,2時間も使ってるとすぐに気にならなくなります

その他

基本的にオフにすることはあまりなく、かけっぱなしでの使用となりますが
とはいえ、トゥルーバイパス仕様というのは、ワケもなく安心感があってうれしいw


私の評価


最大8バンドのEQ設定を4つまでメモリー可能で、音質もそこそこよいということで
十分満足できるEQだと思います
マグネット、ピエゾ、ミックスと様々なPUにボタン一つで対応可能なのはもう天国でございます
 
ところがであります
 
こんな記事を書いてるというのに悲しい知らせ・・・

BOSS EQ-200という4メモリーEQが夏に発売らしい
 
泣けてくる・・・(笑)

 

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