弦レビュー


私見に満ちた弦レビューで、私自身の備忘録的なページです
弦の印象はギターとの相性やチューニングによっても変わりますから
あまり参考にはならないかもしれません
リンクは販売サイト(主にサウンドハウス)のページですが、別に回し者って訳じゃありません(笑)

最終更新:2020.09(ERNIEBALLを更新)

ARIAPROⅡ

AGS-203XL

◆ゲージ 011、.015、.023、.030、.039、.050
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴
 3セットパックで600円、しかもフォスファーブロンズ
激安だが、明るく伸びがあって好感触
多少タッチが硬い感じはあるが、まめに張り替えるならこれほど頼もしい弦はないし、耐久性もそれほど悪くない
◆時々買うかもしれない

AGS-203CXL



◆ゲージ 010-014-023-030-039-047
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

3セット1150円のコーティング弦、コーティングだが、耐久性は通常弦程度しかない
【ミニギターTG-2】
弦鳴り感が強く、音量、胴鳴りともに相当弱いです。感触はエリクサーのようなヌルヌル感もないのはいいが、やはりこの音では少し使いづらい
【ZENN ZD100CE】
音が細く音量も控えめだが、ミニギターよりもマシで、使えないことは無い
しかし1週間ほどで6弦のキラキラは消え、倍音が好きな人だとこの時点でダメかもしれない(自分は5日で交換)

◆もう買わない

AGS-203CL



◆ゲージ 011-015-022-032-042-052
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

3セット1150円のコーティング弦、コーティングだが、耐久性は通常弦程度しかない
【ZENN ZD100CE】
XLに比べればやや良い、胴鳴りもまずまず伴って、概ね使える音
コーティングに関しては気休め程度でエリクサーとは比較にならないほど弱い
見た目には1ヶ月程度は持つが、音は1週間程度で倍音が減衰し、2週間経過すると「ボヨーン」とした感じになる(20日程度で音が死んだと判断して張り替えた)

◆もう買わない

US200L



◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.052
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

ライト弦にしては6弦が細いというやや変則ゲージなところに興味があって購入
USというネーミングから「カラッとした明るい音」とイメージしていたものの、意外に上品で柔らかな音で少し驚いた
音の傾向はAGS-203XLともかなり異なっていて、ぎらぎらしたところがない
ただ逆に言えば少しおとなしすぎる印象で、倍音感もやや少ないのだが、落ち着いた音色を好む人には良いかもしれない
良い点は、一瞬「コーティング?」と思うほど巻弦表面のざらざら感が極めて少なく押弦時の指先の感触がすこぶる良いことと、テンションがゆるく感じられること
弾きやすさという意味ではかなりイケテルと思われる
また、調弦の安定は割と早い方だと思う
耐久性も悪くない、落ち着いた音色を好むなら1ヶ月は楽勝、弾く頻度にもよるが、2ヶ月くらいは大丈夫かもしれない(見た目の劣化はあるけど)
値段が600円と悩ましいラインなんだけど、トータルでは意外に良い弦だと思う
◆また買って見るかも

ERNIE BALL


ALUMINIUM BRONZE MEDIUM LIGHT


◆ゲージ 012、016、024、032、044、054
◆材質 アルミニウムブロンズ・ノンコーティング
◆特徴
 アルミニウムということでちょっと異質な音を想像されるかもしれないが、
どちらかと言えばブロンズの音色で、ブロンズよりは倍音が多い感じ
好みも別れそうだし、ギターも選びそうな予感がするが
今のところかなり好みな弦と言えそう
SHなんかでは「高音がすごい」なんて書かれてるが、
全くそんなことはなくかなり落ち着いた1,2弦の音
むしろ低音弦の豊かな倍音とサスティンが私は好きだ
ただし、気のせいかマグネットPUの音がやや硬めになるようにも思う
耐久性も悪くない
ほぼ毎日弾いて約2ヶ月が経つがまだ6弦の音はぼやけてこない
冬場と言うことで多少割り引いて評価しないといけないが素晴らしいと思う
◆また買ってみようと思う

EVERLAST COATED MEDIUM LIGHT


◆ゲージ 012、016、024、032、044、054
◆材質 80/20ブロンズ・コーティング
◆特徴
 まず「どえらく高い!」ことだけは何とかしていただければありがたい(^_^;)

張りたての音は、アルミニウムブロンズよりもキラキラ感が強く
倍音も多いが、やや硬質で金属質な気もする
2,3日すると金属的な部分がかなり減って落ち着いてくる
ただ、このあたりは好みも関わるので何とも言えないが
私には少し「落ち着きすぎる」と感じられる
十分なサスティンもあって音も太いのだが、もう少しだけ華やかさが欲しい
ギターとの相性もあると思うのでマーチンとかだと
また違う印象になるかもしれない
・・1ヶ月経過して
見た目は全く劣化無しなんだが、音が「落ち着きすぎて」どうも気に入らない
結局断腸の思いで弦交換となった
これまであまり経験がない「音が劣化したというより落ち着きすぎ」という状況
不思議な弦だ
ただ、6弦に関してははっきりと輝きを失って、死んだ音になったのはとても残念である
◆値段を考えるともう買わない
 

Paradigm 80/20 Bronze 10-50
◆ゲージ 010、014、020、028、040、050
◆材質 80/20ブロンズ・コーティング
◆特徴
 

◆(未評価) 

Paradigm 80/20 Bronze 11-52

◆ゲージ 011、015、022、030、042、052
◆材質 80/20ブロンズ・コーティング
◆特徴
 【見た目】
ブロンズ弦の金色に近い明るい色というイメージとはやや異なり、少し暗めの色
【触感・テンション】
011ゲージと言うこともあり、テンション感も低く、弾きやすい
驚いたのは触感、とてもなめらかで、まるでコーティング弦のような雰囲気さえある
スライドも滑りすぎない程度の適度な抵抗感で、スキール音も気になるほど大きくない、触感に関しては満点あげても良いかも
【チューニングの安定性】
これはまあ「普通」って感じ・・・別に安定まで時間がかかるってワケでもないが、特に早いわけでも無く、ごく普通
【音の感想】
さすがに011というライトゲージだけに、パワー感はそれほどでもないが、基本的に抜けがよくスッキリとした音
どちらかと言えば、派手系ではなく落ち着いた音だが適度に倍音も乗る
ただ、ブロンズらしい荒削りな雰囲気はあまりないので、ストロークよりもフィンガーピッキングにあいそうな感じ
やや残念なのは、プレーン弦の音がやや固く感じること(特に1弦)
ギターとのなじみが進むと少し改善しますが、張り立てでは弦鳴り感がかなり強い
ギターとの相性もあると思うが、「馴染み」にはちょっと時間がかかる
張り立てだと5,6弦がややこもる感じだが概ね3日程度経過すると、良い感じに鳴り始める
【耐久性】
まだ数日程度の使用なので評価する段階にありませんが・・・
2日目には、右手位置の3弦4弦あたりがちと変色してきた
微妙に暗雲ただよう気もしますが、後は運を天に任せましょう(笑)

◆(未評価)  

Paradigm Phosphor Bronze 11-52

◆ゲージ 011、015、022、030、042、052
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴
 

◆(未評価)  


◆ゲージ 012、016、024、032、044、054
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴
 

◆(未評価)  

D'ADDARIO

EJ16



◆ゲージ 0 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

良く鳴るし、明るい音の優等生な弦だが、
この弦じゃないと!、という特徴はあまりない
また「ご臨終」以降の音の劣化が激しく「粘り腰」という感じの弦ではないが、

逆にここまで!っていう線引きがはっきりしていて
弦交換の良いきっかけをくれる、という見方もできる
とはいえ、短期決戦ならかなり良い弦だと感じます
値段もこなれているし、張り替える手間が苦にならないなら
買って損は無いと言えそうだ
逆に長期間弾かないギターに張ってしまうと

何度も弾かないうちに劣化なんてこともあるので使い方次第かな
◆また買ってみようと思う

EJ26


◆ゲージ 011、015、022、032、042、052
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

EJ16同様、良く鳴るし、明るい音の優等生な弦
「ご臨終」以降の特徴も同様
◆時々は買うかもしれない



EJ11



◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 80/20ブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

 張り替え直後は、張りがあって明るい良い音
しかし、しばらくすると可もなく不可もなく、なのだが・・・
TAYLOR510やMARTIN D-18GEとかに張ると明るく抜けの良い音で
すこぶる相性がよい
マホボディとブロンズって何か赤い糸的なものがあるのでしょうか(笑)
ライトにしてはテンションもゆるめです
ただ、ちょっとタッチノイズが大きいかもしれません
◆もしかするとまた買ってみるかも(Taylor510他マホボディ用)


EXP11



◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.053
◆材質 80/20ブロンズ・コーティング
◆特徴

張りのない音に心底がっかりする
巻き弦の「ビイーーーーン!」じゃなく「ぼよよーーん」という音がダメ
3台ほどに張ってみたが、何に張ってもダメ
◆もう絶対買わない



EXP16




◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.053
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

多少張りのある音だが、基本的にはEXP11とほぼ同様
◆もう絶対買わない




NB1253




◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.053
◆材質 ニッケルブロンズ・コーティング
◆特徴

・チューニングの安定は特に早くも遅くも無く平均的な範囲
 4、5回チューニングしたあとはとりあえず弾けるし、その後の伸びもまあ限定的
・テンション感はそれほど強く感じない
 割と良く滑りもよく、スライド時のスキール音も大きくないので扱いやすい
・音は「やや乾いた雰囲気の音ながら非常にサスティンが長い」と感じる
 「乾いた」という感想は「シルバー」という色から影響を受けている可能性も
 否定できないが、いつものフォスファー弦とは少なくともやや異なる
 しかし、良い響き方をしていて決して悪い印象ではない  
・音量は十分あるといって良さそう
 また、フォスファーに比べると1、2弦が割と太く甘く鳴る感じがある
・良いか悪いかは別として、「いつもと違う音」を体験できることは請け合い
・私感だがマグネットPUの出音はややアタックが弱まるように思う
 フォスファーよりは甘さが強まる感じがする
◆微妙だけどもう買わないかな


Dolphin Original




◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.054
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

 ・テンションがややゆるめに感じられ押弦しやすく感じる
 ・指の触感もあまり固さを感じない⇒私はどちらかといえば好きな部類
 ・チューニングの安定性は、張った直後に少し伸びるが、その後は割と早く安定
 ・音はきらびやかではあるが、エリクサーよりはずっと落ち着いた音と思う
  「良く伸びる品のいい音」という感じで、これはこれであり
 ・総合的には、演奏性に優れて音も良く、値段も800円くらいということで
  優れた弦と言えるのではないだろうか

 ・Yokoyamaに張った限りでは、多少6弦がへたりつつも2か月保った
  まずまずな耐久性と言えると思う
◆もしかするとまた買ってみるかも

DR




◆ゲージ 011、.015、.022、.030、.040、.050
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

思ったよりも音が硬い、その割りにキラキラがすごいと言うこともなく、自分の好みからはちょっほはずれる感じがする
張りたてよりも、若干時間が経過したときの方が音が落ち着いてくるが・・正直、微妙
◆多分もう買わない




◆ゲージ 011、.015、.022、.030、.040、.050
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

「ブラックライトで強く発光する」とあるが、たしかによく光る
ただしこの発光は、「蓄光」ではないので、 ブラックライト無しでも闇夜でぼーっと光るというわけでは無い
音は、「ダメで元々」と思っていたが可も無く不可も無くという程度には鳴ってくれる

カラーコーティングのせいで「ボヨンボヨン」した音なんじゃ無いかと想像していたのだが、そんなことはなかった
「艶やか」という表現はちょっと当てはまらないものの
、輪郭のはっきりした音で、そう嫌いでもないし、マグネットでの拾い方も悪くないと思う
つかい勝手は・・・
ご想像のとおり「目が疲れる」(爆)
テンションは、きつい方ではなく使いやすい、 またカラーコーティングはエリクサーのようなぬるぬる感はないものの、滑りは悪くないと思う

耐久性はまだなんとも言えないが、6弦のへたり方がやけに早い気がする
◆再購入は微妙、頻繁に買うとか常用することはあり得ないが、いつかまた欲しくなるかもしれない


ELIXIR



◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 ブロンズ・コーティング
◆特徴

フォスファーに比べるとややブライトで少々雑味もある
でもそのおかげかマホガニーとの相性が良いと感じる
きらびやかさはフォスファーに譲るがその分やや太い感じの音に聞こえる
フォスファーよりやや安いとは言え値段が高いいのがつらいとこだが、
フォスファーとは異なる独特の音色で手放せない
独特のにゅるにゅる感は、フォスファーよりも少し控えめな気がする

◆また買ってみようと思う


◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

値段は高いが、やはり定番、「これさえ張っとけば・・」という安心感は抜群
きらびやかな倍音と、音圧もそこそこあるし、良い弦と思うのだが、やや線の細い音のようにも感じることがある
ただし、独特のにゅるにゅる感は、好みが分かれそう

張ったままでも緩めてさえおけば1、2年は優に音が保つというのは
私の経験上他の弦では感じたことが無い
ただし頻繁に締める緩めるを繰り返すことへの耐久性はあまり高くないので
やや注意が必要
◆また買ってみようと思う



◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

1,2弦は確かに太い音になるが、同時にきらびやかさが失われた感じで、ちょっと眠い音になる
基本的には期待に反してイマイチという評価
ただし、主旋律が1弦を多用するような曲だと音の太さが生きる場面もあるので、ダメとも言い切れない微妙な弦
1,2弦のテンションがかなり高くて指のダメージはかなりある
◆多分もう買わない

【NANOWEB Light #16052の偽物】


◆ゲージ 013、017、025、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

いやはや、ついに遭遇してしまった、エリクサーの偽物弦
画像を拡大してみるとすぐに異変に気付かれることだと思うが、どうだろう?
逆にここまではっきりとフェイクのしるしがあってくれると、気付くのが早くて助かるってものだけど、ネット通販では当然「正規品の写真」を使ってるので、事前に回避することはほぼ不可能である。極端に安いものは買わないことや、メジャーなネットショップを選ぶことが、せめてもの対策と言えるだろうか・・・
中身の弦もコーティング感は極めて薄いので、普段からエリクサーを使っていればすぐにわかる感触の違いがある。また今回の弦は、弦長もかなり短かった
さて、実際に張ってみた(笑)
弦の色合いからして一応フォスファーらしい、音もフォスファーの雰囲気はある
巻き弦は普通の弦程度には鳴るが、エリクサーとは全く異なる・・・
といっても「使えない!」ってほどには悪くない
プレーンは音の伸びが少し弱く、張りの無い音に聞こえるが、まあこれも使えないほどでは無い・・・のだが、驚くことにこのプレーン弦はマグネットPUにはほとんど反応しない。驚くとともにメッチャ笑えた

◆もう買わない(ことを願う)

GHS


S315


◆ゲージ 011、014、B22、B30、B38、B50
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

張りたては、サスティン、倍音ともに良い感じだが、
やや軽い音で音量もそこそこくらい
しかし、音質の劣化が少し早い感じがするので、頻繁に交換する人向きか
◆多分もう買わない




◆ゲージ 011、014、VN22、VN30、VN38、VN50
◆材質 ビンテージブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

S315と音質、音量とも同じような感じの音と感じるが
ときおりブロンズっぽい金属質な響きもあっておもしろい
テンションはややゆるめ、すべりも悪くなく、弾きやすい弦だと思う
ただやはりもうちょっと音量が欲しいが、テンションとトレードオフなのか・・・
魅力は感じるものの、S315同様「音が薄味」なのがちょっと微妙
あとは耐久性・・・だが、それほど長持ちって雰囲気ではなかった
多分もう買わない




◆ゲージ 012、016、BB24、BB32、BB42、BB54
◆材質 ブライトブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

(未使用)



GIBSON





◆ゲージ 011 .015 .022 .032 .042 .052
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

けっして悪くない弦だと思う
音色も指の感触もやや柔らかく感じるが、きらびやかさがないと言うことではなく
弦鳴りの中の金属質な部分が良く抑えられて、上品な音といった感じがする
音色としてはどちらかと言えば明るめでほどよい倍音感とサスティンもある
弦の滑りもノンコーティングとしては悪くなく、スキール音も控えめである
700円台という価格が微妙と言えば微妙だけど、とりあえず優等生な弦と言えそう
なのだが、これという個性が無いと言えば無いのだな・・・
EJ16の1.5倍は保つというなら値段的にも意義があるのだが
「この弦のここが良いので使ってみたら?」っていうポイントが見つけにくい
しかし繰り返すが「けっして悪い弦ではない」のだ
◆かなり迷うけどもう買わないに近いかな・・・



◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

基本的な部分はMB11とほぼ同様な感想である
 GIBSONのジャキジャキしたギターイメージと違って、意外にも柔らかな音がするが、この弦でなければ!というほどの材料がない
◆多分もう買わない
JOHN PEARSE


600L


 
◆ゲージ 012、.016、 .024、.032、.042、.053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

これまでの経験の中では、ちょっと変わった音色だと思う
張りたては、どちらかというとキラキラ系で倍音が心地よいのだが
ややサスティンが短いような・・・というか共鳴音が少ないというか
とにかく無骨で装飾的な部分がやや少ない気がする
とおもったら、2日後・・良い感じで響いてきた(笑)
良い響きのためには少し強めに弾く必要があるように思うが
強く弾いても破綻しそうにないので、安心感はある
ちなみに指の感触もそれほど硬めには感じず嫌いではないが
スライドしたときは少しスキール音が大きいかもしれない
意外に耐久性もある
1ヶ月ほどで6弦がややぼやけてくるが、他の弦は元気
でもかなり我慢しても1.5ヶ月くらいが限界かなあ

◆たま~~に買ってみるかも

La Bella


VSA1152




◆ゲージ 0 011、015、022、032、042、052
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴(TAYLAR510)

張った直後はとりあえずなかなか良いと思う
全体に音が細くやや堅めに感じるのだが、それが意外にもあまり嫌みではない
音量も普通程度にあるからなのか、細いと言うより「繊細」と表現したくなる
伸びのある音と言うことも好印象だが、ギターとの相性もありそうだ
一般的なコーティングと異なる「イオン蒸着処理弦」なので
エリクサーのようなぬめり感は全くないが、滑りは良い
また押弦時にもあまり堅さは感じない

このままの状態で2ヶ月持ってくれれば悪くないと思ったんだが・・・
音はノンコーティングほどしか保たない
ともかくコーティングという言葉にはだまされてはいけない弦だなあ
それにしちゃ、ちっと高いよね
◆多分もう買わない

VSA1252





◆ゲージ 0.012、016、022、031、041、052
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴(MARTIN D-18GE)

こうしていろんなギターに張りながらの弦レビューというのは
我ながら意味が無いというか(笑)
D-18との相性は悪くは無いと思う
やや整理された倍音感はすっきりと聞こえながらも余韻がある
ただ、弦交換しながら気づいたのだが
上の1152がカスタムライト、この1252がライトという風に信じていたが
6弦は同じ太さだし、4、5弦は1252の方が細いでは無いか・
何でよ~~といいたくなる
さらには、コーティング弦ということであったにもかかわらず
少し酷使すると2ヶ月で変色(^_^;)
耐久性はエリクサーとは比較にならない・・ほどオトル
◆多分もう買わない

7GPCL




◆ゲージ 011、015、022、032、042、052
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴(LOWDEN S-32)

LOWDENに張ったのが良くなかったのか、ややパワー不足感がある
分厚いトップをならすほどの力が無いようで
良く言えば優しい感じ、悪く言えば繊細すぎな気がする
6弦にブライトさがあまりなく、2週間経過時点だとやや籠り感が感じられる
どうやら、現在4種類を使ってみた感じでは
このLabella弦は、悪いと言うことでは無いがギターを選ぶようだ
鳴りすぎなドレッドで雰囲気のあるバラードをやりたいとか
そういうときには活躍の場もあるかなと思うが
どの弦も基本的に「線が細い」
エリクサーのようなオールマイティな感じとは真逆な方向性のように思える
◆多分もう買わない
7ZPS light





◆ゲージ 012、.016、.024、.032、.042、.053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴(Toda Guitars M-cutawai)

最近手に入れたばかりの戸田ギターに張ったので
弦の特徴なのかギターの特徴なのかよく分からない部分はあるが
すっきりと音抜けの良い感じ、ちょっと線の細い感じというのは
LaBellaに共通する特徴なのかと思う
日がたつとともに落ち着いてくるのだが、適度なきらびやかが持続する
サスティンの長さも急激に失われることは無く
今現在23日経過して張り替えようとしているところだが
「まだまだいける」という音に、躊躇マックスである(笑)
このあとダダリオに交換してみようと思うので、
ダダリオを基準にしたときの
この弦の特徴というのが少しつかめるかもしれない
悪くない弦だがMusicLifeさんはなぜこれを取り扱わないのだろう・・
【ダダリオEJ26に交換】
戸田ギターに関する限り、ダダリオの圧勝(^_^;)
7ZPSで気になっていた3弦の突出感が消えて、バランスの良いなり方をする
ダダリオに負けるようでは、ちとつらいかなあ・・・
◆多分もう買わない


40PCL




◆ゲージ 011、.015、.022、.032、.042、.052
◆材質 ゴールデンアロイ・ノンコーティング
◆特徴
(S.Yairi YD-42)
張った直後は「GOLDEN」という名前から来るイメージと異なって
ややしっとり系の音かなと思ったのだが、一夜明けると鳴る鳴る(笑)
ここ最近、弦との巡り合わせが良くなかったS.Yairi YD-42が息を吹き返した
巻き弦の音に張りがあって音量もかなり出る
音色はどちらかというとキラキラ感のある明るい音に感じる
これは意外にも良い弦かもしれない
あとは耐久性、1ヶ月が目処だけどどうなりますか
【参考までに】
使用頻度はきわめて少なかったもののYD-42では3月から11月まで張り続け
多少こもりがちの音になったとはいえ8ヶ月間「まあまあ使える音」が継続
ラベラシリーズの中では最も良い感じと言えそうに思う
◆もしかしたらまた買うかも



MARTIN






◆ゲージ 012、016、025、032、042、054
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

良く鳴るが、リッチと言うよりは「乾いた硬質な音」で、特に張りたては金属音が耳につくし、スキール音も大きめ、同様にタッチも硬質な印象を受ける
音量はそこそこ
あると思う
柔らかな優しい感じの曲にはむかないかもしれないが、ジャキジャキしたストロークが好みなら合うかもしれない
ただ、硬質な音が幸いするのか、時間とともに音がこなれてくるのだが、意外に保ちは良いようだ
◆結構微妙、また欲しくなる可能性はあるw




◆ゲージ 012、016、025、032、042、054
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

金色のプレーン弦はノーマルのSP弦と同じ、チューニングの安定は
ちょっと遅い部類かもしれないが、それほど気になるほどでも無い
数回の調弦でとりあえず弾けるようになる
音はちょっと良い意味で予想が外れた
コーティングの影響なのか、ノンコーティングのSP弦に比べると
金属質な音がやや押さえられて、艶っぽい雰囲気を感じさせる
特にプレーン弦でその傾向が強い
巻弦はほどよいキラキラ感をまとって華やかに鳴ってくれます
いやいや、これは結構良いじゃないか!
そして、極薄コーティングとは言え、右指はコーティングの感触を感じますし
良い感じの滑りもあって、スライド音も大きすぎるということがない
今のところ特に文句を付けるところは無いが
最大の関門は「エリクサーくらい保つのか?」というところ
これについては、また報告してみようと思う

【5か月後】
実使用1か月、放置4か月くらいが経過しました
見た目も音の保ちも十分良いです
エリクサー以外でこれだけ保った弦は他にありません
エリクサーに比べるとややパワー感のある音や300円前後安いことを
考えると、十分にアリな弦です
◆また買ってみる可能性大
 
M170



◆ゲージ 010、014、023、030、039、047
◆材質 80/20ブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

010(エクストラライト)はめったに張らないが、とりあえず買って見た
マーチンの安い弦!といえばこの弦だ(SH価格540円)
張り替え直後は明るくさわやかな音がして、気持ちがよい
重厚さは無いが、これはこれで良い音だと感じる
010というゲージはテンション緩めで押弦にはよいが、少し頼りない感触がする
音の失速はやや速い印象がある
◆多分もう買わない(これならARIAPROⅡAGS-203XLで十分)




◆ゲージ 0115、014、023、028、038、047
◆材質 SILK&STEEL・ノンコーティング
◆特徴

いわゆるコンパウンド弦、低音弦の鳴らないギター用に購入
一定の効果はあり、6弦のハリも感じられるが、音量が小さいのが誤算だった

音はかなり細く、ボディーをがんがん揺さぶるほどのパワーはない
音色も優しい感じでアタック感もやや控えめ
弾いた感触は「低テンション」で柔らい
◆多分もう買わない




◆ゲージ 0115、014、023、028、038、047
◆材質 SILK&STEEL・ノンコーティング
◆特徴

基本的にはM130 SILK&STEELと同じような音に聞こえる
パワー感というのは感じられない
静かな曲にあうのかというとそうともいえず、
自分としてはもう少し音量のある弦を使って、タッチを弱くする方が好みだ
「盛り上げようとしてもなかなか盛り上がらない」弦ともいえる
それとsilk層のせいだろうか、マグネットPUの巻弦への反応が弱い感じがする
メリットは、テンションが緩く、押さえやすく指への負担も少ないこと
◆多分もう買わない
Pyramid


◆ゲージ 012、016、024、032、042、052
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

いろんな購入ルートがあるみたいだが、私はM-Factoryさんで購入
しっとりと落ち着いたというよりは、どっちかというとキラキラ系の音だが
過度に華やかなわけではない
音の延びも良く、豊かな残響感は心地よいが、少し硬めな音質ともいえる
ただし、プレーンは落ち着いた感じで、一定の芯の太さも感じられて好感触
ギターとのなじみによる基本的な音の傾向は変化ない
音量に関してはそれほど大きくないが、まあまあ許容範囲
むしろ、強く弾いても暴れなさそうという安心感の方が強いかもしれない
特にピックアップ経由の1、2弦ではそれが強く感じられる
タッチノイズや音のねじれ感が良く抑えられ芯の強い音が得られる

耐久性は、張った2台ともほぼ1ヶ月で寿命となった
主に5,6弦、特に6弦のボヨ~~んとした音で、もう限界
1~4弦はまだまだ大丈夫なだけにちょっともったいない
長寿命ではあるが、売り文句である「驚異的な長寿命」かといえば微妙
となると・・・
音はそこそこ、寿命もそこそこ、ということで
ちょっと辛口だが、私にとっては1300円の価値は無いかなあ
高音弦は音も保ちも良い感じだけに惜しい弦だと思う
◆多分もう買わない 

SAVAREZ


A140L



◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

・チューニングが安定するまでの時間が比較的短い
・音の方は華美と言うほどのキラキラ感ではないが、
 適度な派手さはちゃんとあるし、太く ふくよかなわりに
 結構エッジの効いた音を聞かせてくれ新品時のリバーブ感は心地よい
 特徴ある音と言うよりは基本的には正統派の音という感想である
・やや値段が高いのが難点
・音の持続は現在照査中
◆音は良いけどそこそこ高い・・・買わないかなあ 

SIRD LAB




◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

鳴らないギターにも低音のハリと輝きを恵んでくれる(あくまで私感)
特徴は低音弦のハリだが、全体としても澄んだ倍音を響かせる
790円と微妙な価格設定だが高くはない

ただ、音量が今ひとつ小さい気がするのだが・・・・
◆時々は買うかもしれない



 ◆ゲージ 0 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

やや暗めの落ち着いた音色で、悪くはないが好みが分かれる弦だと思う
私の好みにはあわなかった
◆多分もう買わない



 ◆ゲージ 012、016、024、032、042、053
◆材質 フォスファーブロンズ・ノンコーティング
◆特徴

悪くない弦だが、それほど特徴的でもない
中の上的優等生かもしれないが、これなら少々硬くてもアリアプロで良いか、ってことになる
◆多分もう買わない(これならARIAPROⅡAGS-203XLで十分)



Wyres





◆ゲージ 013、017、023、032、042、056
◆材質 フォスファーブロンズ・コーティング
◆特徴

以下に記載したとおり、音は悪くないのだが、とにかく音の保ちが短い
コーティング弦ではあっても長期間は使えない
6弦が気持ちよく鳴るのはせいぜい1ヶ月程度なので値段を考えるとコスパ悪し!
(1~4弦は比較的保つのにもったいない)

【音の雰囲気】
 MARTIN 00-15に張ってみた(DADGADではなくCGDGBD)
 基本的には深く落ち着いた音
 キラキラと明るい音とは全く異なるのは
 013-017というプレーンの太さが大きいかと思われるが
 056という未体験の太い6弦のせいもあるかもしれない
・張った直後
 サドルへのなじみが少ないせいか、、
 がっかりと言うほどではないが、あまりに落ち着きすぎて物足りない感じすら覚える
・一夜明けて
 落ち着いた中にも音の伸びが出て、これはこれでありかなと思える
 ただ、落ち着いた深みのある音という部分は変わらず、
 そこに良い感じのサスティンと響きが乗ってきた感じ
・三日目
 やや倍音感が増したような気がする
 馴染みにやや時間がかかったが、良い音だと思う
 同じように1,2弦が太いエリクサーのHDに比べてもこの段階では好印象
 HDは1~6弦のバランスが良くないと感じたが、そんなこともない
 ここまで来ると「良い弦」と言わざるを得ないが(笑)
 「良い音で鳴らそう!」って頑張ると、ちょっと弾き疲れ感がある
【演奏性】
 コーティング弦と言うことだが、エリクサーのようなぬるぬるは皆無
 しかし、滑りも良くスライドもしやすい
 ただし、ライトやカスタムライトに慣れていると
 オープンチューニングでも相当のテンション感がある
 特に6弦は最近西村さんの曲をする上で良く出てくる「親指チャッ」が
 やりにくいくらいに張りが強い
 そして1,2弦も良い響きを出すには右指の力が必要なので
 慣れは必要だと思う

◆音の良い弦だが、値段が値段だし音保ちが悪いので多分買わない
 気分転換には良いかも知れないが、高いので気分転換程度では買えない(笑)