2020年9月24日木曜日

Paige Capo P-6E 最高のカポ、だった?


Paige Capo P-6E


Paige Capo P-6E(2014.2にamazon購入)

使いやすさでは、ねじ式やバネ式にやや劣りますが
音はほぼ最高クラスなカポダストです
何が最高かといえば、カポにありがちな「音が曇る」ことがほぼ無いこと!
これは弦押さえの部分が細身であることと、
構造的に各弦を均等におさえやすいという部分が大きいのでは、と個人的には思っています
現在、購入可能な高級カポがほとんどこのU型カポであることを見ても
優れた方式であることが分かります
  ・Elliott Capos:カポ界のロールスロイス2万円後半
  ・SHUBB Fine Tune CAPO:11千円前後
  ・D'Addario NS Cradle Capo PW-CP-18 :8千円前後
  ・G7TH HERITAGE CAPO:17千円前後

普段は別のカポを使っていても、ここぞと言うときはこのカポに付け替える・・・
それほど頼りにしていたのですが、
まだ大丈夫とはいえ、最近押さえのゴム部分が少々へたって来たと感じたので
新しい P-6Eをサウンドハウスに注文したのでしたが
これが事件の始まりでありました

ちなみに同じPaige CapoのPC-6というよく似たカポもあるのですが
これは弦おさえバーのリリースが横方向に動く形式になっていて、やたらと使いにくい
クイックリリースボタンというちょっとそそられる機構もついてはいますが
あまりおすすめできません
Paige Capo PC--6


事件とは


写真を残していないのが残念でタマリマセン
SHから届いたカポは、見慣れたP-6Eとはちょっと違ってました、すぐに気がつくのは

 特徴1:弦押さえのゴム部分が黒ではなく透明チューブ

まあ、それはちょっとしたマイナーチェンジ、パッケージにはちゃんと「P-6E」って書いてあるし
問題なかろう、と実際に使ってみたのでしたが

 特徴2:締め付けねじの動きがやたらと悪い

妙に引っかかりがあって、力を入れないと回りません
この時点で嫌な予感はありましたが、それでも使えないわけじゃない
使ってればそのうち動きも良くなるサーと気を取り直し・・・

 特徴3:弦押さえバーが曲面ではなく「への字」に折れてる

かなり閉めても6弦側がかなり浮いてます、なんで???
よく見ると弦おさえバーが曲面ではなく、折れてるようです
しかも折れ点がバーの真ん中ではなく少々ずれて「への字状」、これはあかん!
無理矢理締め付ければ、ネックに傷という事態もあり得ます

というわけで早速SHさんに申し入れ!!

「 商品の不具合」
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ペイジカポ到着しましたが写真のようにR処理というよりは
「への字」に近くしかもへの字の折れ点が真ん中ではないため
均等に弦をおさえられない感じがします
交換か返品をお願いしたいのですがどうしたものでしょうか?
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(この時点では写真を撮ってたのですが・・・残ってないのが残念)

SHさんのお返事は「メーカーに問い合わせたけど問題ない」 

カッチ~~~~ンッ

写真まで付けて状態説明してるのになんて返事でしょう・・・・
このあと、何度かやりとりがあったのですが、結果的には返品となりました


これは単なる不運だったのか


めでたく返品となったのはまあ良かったのですが
これって、単なる不運?それともPaige Capo の品質が落ちたのか???

正直答えはないのですが、amazonのレビューに気になるものを見つけました
要約しますと以下のとおりです(2020.3のレビュー)

 ・品質が大幅に低下
 ・押弦部分が指板のアールに合わず、きちんと押弦しない
 ・可動部分の精度も落ちていて動きが渋く、非常に使いにくい
 ・とても以前と同じ製品とは思えない

いや~これって今回の事件と同じじゃないですか
もちろんこれで最近のPaige Capo P-6Eが全部ダメってことはないでしょうけど
私自身は・・・・

もう怖くて買えません!!

【2020.9.25追記】-----------------------

サウンドハウスのP-6E商品説明に、いつのまにか以下が追加になってます

「※センターが1弦寄りとなりますので取り付けの向きにご注意ください。」

P-6Eの仕様自体が変わったのかも・・・???
「センター」の意味が、ネックおさえ側なのか弦おさえ側なのかも不明ですが
もし弦おさえ側の話なら、それは・・・・「への字」ってことやないですか
そんな需要ってあるのかなあ?

10 件のコメント:

もりそう さんのコメント...

こんにちは!
以前、ziziさんにPaige Capo教えてもらったことあったので、いずれ買う予定でした。
しかし今回の話を聞くとちょっと…
ん〜って感じです(>_<)
サウンドサウス見ると何種類かあるのですが、違いがわかりせん。
簡単に良いので教えてください!

zizi さんのコメント...

>もりそうさん

①P-6E:今回の事件の発端wもしかして仕様変更??(アコギ用)
②P-6N:今年に入っての販売、P-6Eの後継?(アコギ用)
③PC-6:クイックリリース付きの上位機、弦押さえが横に開くので使いにくい(アコギ用)
④PC-6W:PC-6のワイド版
⑤P-6E-Z:エレキ用
⑥P-12E:12弦用
⑦PC-6CL:クラギ用

痛い目に遭ったので①は却下(笑)
 ※これについては記事内にSHの商品説明を追記しています
私的にクイックリリースと横開きがきらいなので③④は却下
アコギに限定すれば⑤エレキ用、⑦クラギ用も却下

残るは②P-6Nと⑥12弦用・・・
おすすめするとすれば②P-6Nなのですが
amazonによれば今年1月の発売のようで、残念ながらまだ入手してません
なので「絶対大丈夫」とは言い切れないのですが・・・
もりそうさんに期待しています(笑)

あ、amazonよりサウンドハウスの方が安いです~~~~w

もりそう さんのコメント...

ありがとうございます!
悩み解決しました。

ではここは私の出番…

…検討します(笑)

zizi さんのコメント...

>もりそうさん

ご検討とご健闘を!そしてご幸運を!!!w

実はP-6Nの「N」が何なのか未だに気になってます
NYLONってことは無いでしょうから
NORMALなのかもなと思いますが
だとしてもP-6EのEの意味も分からない・・・

もしも入手の際は感想聞かせて下さいね

ちなみに私はこの件で怒りに我を忘れw
結局その後、SHUBB Fine Tune CAPOと
D'Addario NS Cradle Capo PW-CP-18
を買っちゃいました(笑)
使いやすさで言えば、PW-CP-18の方が好みです

Toki さんのコメント...

ZiZi さん おはようございます

capoはソロギター弾きには必需品ですから
操作性、安定性に優れたモノが欲しいですよね。
僕は練習用にダダリオを、本番では西村さんと同じ
スタ☆カポを使用してます。

もりそう さんのコメント...

なんと!
高級カポ2つも∑(゚Д゚)
私も欲しい…
いつもziziさんに先を越されてる(笑)
もうロールスロイスいくしかないか!
なかなか手が出ないのが現実です…

zizi さんのコメント...

>tokiさん

こんにちは、お久しぶりです
スタカポも魅力的ですよね~~~
もう少しお安ければ飛びついていたと思います
音のことはよくわかりませんが、
指板Rへの追従性については、写真で見ただけでも「なるほどな~」とw

ただ私には本番ってのが無いので(笑)
今のところは使いやすさ重視
練習中の曲があるときは(旧)P-6Eをつけっぱなしで
弾けるようになればそのまま録音
(そんな使い方だからへたってきたとも言えそうですがw)
頻繁に付け替えする弾き語りの時はダダリオのバネ式です

zizi さんのコメント...

>もりそうさん

そうそう、ロールスロイス!
それはさすがに買えませんでしたので
ぜひぜひ、ご購入して感想を聞かせていただければ!!!!

購入に踏み切れなかったのは値段のこともあるんですが
P-6Eとどこが違うんだろうって疑問が払拭できないといいますか
ハンドメイドとは言え、見た目P-6Eとそう変わらないのに
なぜにお値段10倍???と
でもそんなこともロールス買っちゃえばきっと「なるほど!」って
納得できることでしょう(笑)

bs-guitar-funnypage さんのコメント...

中学生からギターを始めて、
カポの重要性をまざまざと知らされました。
ギターはカポに始まり、カポで終わる
のでしょうかね(笑)
それだけに怖いっすね

zizi さんのコメント...

>bs-guitar-funnypage さん

カポ・・・
決め手がありそうでない、困ったアイテムですね
結局は「○○さんが使ってる」というのが僕の場合多いですがw
このPAGEカポは、自分で見つけた優れものってポジションだっただけに
今回の品質にはかなりショックを受けました
もちろん「仕様」なのかも知れませんが
そうだとしても現実にビビるので、メーカーの意図が??です

それにしても、もう20個近いカポ・・・
お願いだからもうこれ以上増えないで!と願うziziさんです(笑)